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武田康男と雲

2017-10-12 23:28:38 | その他
10月9日朝日新聞の天声人語

気象予報士の武田康男さんが登場しています。
武田康男さんについては、当ブログで何度か取り上げています。



「雲と暮らす。~雲と出会い、雲を愛でる~
発行:誠文堂新光社、文・写真:武田康男

雲の写真集がまだありました。



「雲~造形美の競演~」
発行:誠文堂新光社、高橋健司



「雲パート2~造形美の競演~」
発行:誠文堂新光社、高橋健司

北原白秋が雲を詠んだ詩が紹介されています。

雲の歌
   北原白秋

 青空高う散る雲は
 纖(ほそ)い巻雲(まきぐも)、真綿雲(まわたぐも)、
 鳥の羽のやうな靡き雲(なびきぐも)
 白い旗雲(はたぐも)、離れ雲。 (1)

 一刷毛(ひとはけ)、二刷毛まだ寒い
 すうと幕引くレエス雲、
 日暈月暈(ひがさつきがさ)湿らせて、
 春さきの雲、氷雲。 (2)

 水脈(みお)の泡波(あわなみ)、うろこ雲、 (3)
 はるばるつづく日の入りは
 いつも夕焼け、月あかり、
 雁が飛びます、わたります。 (4)

 日の輪月の輪かがやかす
 高い層雲(かさぐも)、帷雲(とばりぐも)、
 灰いろ雲の濃い雲も
 たまには薄(うっ)すり、青の帯。 (5)

 葡萄鼠(ぶどうねずみ)の霧の雲、
 水と天(そら)との間(あい)の雲、 (6)
 風の層雲(かさぐも)、わかれ雲、
 地にはとどかず、棚の雲。 (7)

 寒い黒雲(くろくも)、冬の雲、
 かぶさりかぶさる雲の塊(くれ)、
 時どき、お母さんの眼のやうな
 青いお空を透かしてる。 (8)

 むくりむくりと湧(わ)く峯は、
 雲のヒマラヤ、銀のへり、
 お経もらひか、天竺へ、
 犬、猿、坊さま、豆の馬。 (9)

 雷雲(いかづちぐも)はおそろしい、
 晝(ひる)も神鳴り、旱(ひで)り雲、
 宵には稲妻、朝は虹
 おどろおどろの暴風雨雲(あらしぐも)。 (10)

 迅(はや)い飛び雲、日の光、  (11)
 それでも雨雲、乱れ雲、
 霙(みぞれ)がふります、雪がふる、
 ぱらぱら霰も(あられ)もころげます。  (12)


(1)巻雲(けんうん)。
(2)巻層雲(けんそううん)。
(3)巻積雲(けんせきうん)。
(4)積巻雲(せきけんうん)。
(5)層巻雲(そうけんうん)。
(6)層雲(そううん)。
(7)片層雲(へんそううん)。
(8)層積雲(そうせきうん)。
(9)積雲(せきうん)。
(10)積乱雲(せきらんうん)。
(11)片乱雲(へんらんうん)。
(12)乱雲(らんうん)。
昭和16年発行 白秋詩歌集第五巻童謡集より

10種雲形とは、巻雲、巻積雲、巻層雲、高積雲、高層雲、乱層雲、層積雲、層雲、
積雲、積乱雲と、国際的に取り決められています。


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