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卒業式

2017-03-13 13:35:00 | ノンジャンル
こんにちは。

卒業式の季節です。

呉服屋ですので、3月に入りまして、朝から袴の着付けを承っております。

見目麗しいお嬢様たちの袴姿を拝見するのも、実は呉服屋の特権です。

晴れやかなお姿を拝見しつつ、ご卒業を祝いながら、なお素晴らしい人生を過ごされますようにと祈るあたしでございます。


ピッチピチのそんなお嬢様を眺めながら、ふと、あたしが22歳で大学を卒業するときのことを思い出した。

1980年3月、東京、三田校舎。

母が出たいというものだから、訪問着を来た母と一緒に上京。

細かいところは、実はあまり覚えていないです。

ただ、謝恩会がありまして、余興に大橋純子さんが出てきた。

あたしも好きな方で、素敵なお歌を披露してくださいましたが、えらく人が多くて、背の低い母がステージを観えないものだから、うしろから母の脇に手を入れて、思いっきり持ち上げた。

・・・ビリッ!

訪問着の脇が、破れますた。

それでも、嬉しそうにしていた母でございました。

その後・・・

二人で銀座の、どこだろう?適当にあった地下のお寿司屋さんで、お寿司食べました。

「好きなものを食べなさい」

と言われ、カウンターの向かいの人に、

「右から順番にください」

と、ケースの中のものを右から順番に、腹が膨れるまで食べた記憶があります。

今だからと思いますが、いくらだったんだ?


早朝の着付けには、お母さんも付き添ってお越しになります。

「よくここまで、お育てになられましたね?」

とねぎらいますと、お母さんは一様に、

「一つ肩の荷がおりました」

とおっしゃいます。

・・・子を育てるということは、そういうことなんだと、改めて感じる瞬間でした。


育てたのではない。

よくぞ無事に育ってくれた。

今のあたしはそう思う。

だが、当時のあの時のあたしを振り返れば、

よく育ててくれました。

ありがとうございます。

・・・と、遅ればせながら、今になって思います。


どうぞ、皆さま。

穏やかで幸せでありますように。

心から、おめでとうございます!





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