ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

一瞬で人間が壊れる瞬間を見た。(メモ)

2024-07-13 17:14:52 | 病気

メモ代わりに、連投。

昨日のこと。

最近救急で運ばれたというおじいちゃん(75歳くらい)。

突然首が痛くなって、歩けなくなってしまい救急車で運ばれたらしい。

それでいったん他病棟にいたのが、4日目くらいにこちらに移ってきたようだ。

何の病気か?あたしは知らないし、お医者との話を耳にするにつけ、首と肩が痛い以外自覚症状がなくて、結構に元気に話すし動く。

で、昨日、担当医師とここまでの経緯を、救急車で運ばれる前から聞かれていて、細かいところまで覚えていることを話してそれに答えていた。

しばらくしてお医者が帰って、多分30分ほど、彼は横になっていたのだと思う。

突然「すみませ~ん」と彼が叫んだ。

しばらくしてもう一度、「すみませ~ん」と聞こえるものだから、あたしがナースコールして看護師さんを呼ぶと、彼は「どうしたんだ?なんだここは?」と一人で不思議がっていた。

どうやら寝ぼけて、一瞬、記憶が飛んだのかとあたしは思った。

が、どうも様子がおかしい。

看護師さんが、「トイレですか?」と聞くと「うん」と行ってトイレに行こうとするが「場所がわからない」と答えて動けない。

その後、「ここは32階だね」とか「工事の音が大きいね」とか、およそ己の別世界にいるようでした。

一旦は再度寝床に着いたようで、また一人になって、食事の時間になってそれが運ばれてくると、また彼が「すみませ~ん」とナースコールを押すこともまた忘れて人を呼んでいる。

そして看護師さんが来て彼が言った。

「ご飯がない」

で、看護師さんが気付くのだが、彼の目の前のテーブルにそのご飯が置かれている。

それがわからない彼でした。

格別暴れるとかそういう事はないので、こちらに大した被害はないのですが、それでも目の前のおじいちゃんが一瞬で壊れるのを見て、これをボケと言っていいのかわかりませんが、こういう形で突然なるということを知りました。

その後も、彼の中の世界に彼はいますが、対人的には看護師さんと普通に話します。

ただ、クスリを飲めと言われれば飲むし、点滴だと言われれば受けるし、体温が高いと言われれば「困ったねぇ」と答えて普通の会話と変わりませんが、元々の自分が今何でここにいるのか?ということを不思議がっている節があります。

元気のいいおじいちゃん、無事に過ごされることを祈っています。
(一人で歩いてはいけません、トイレも呼んでくださいとナースに言われて、今も「おしっこです」とナースコールで答えながら、一人でさっさと歩いて行ってしまいました。まぁ、元気なんだな、きっと)

以上、メモ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする