えっ？タダっ？

こんにちは。

七夕の本日、ちょうど正午に浴衣の着付けのお客様がありました。

あたしがやってもいいのですが、ここは着付けの先生にお願いをしまして、無事着付け完了。

途中、着付けをしながら、お嬢さんとおしゃべりをいたします。

「さえちゃん、今日は何するの？」

「太田川の駅前でイベントがあって、そこのMCをするんです」

「おぉ、それはすごいのねんのねん・・・じゃあ、チョットはお仕事代がもらえますね？」

「それが・・・タダなんでつ・・・」

「エ～っ！タダぁ？」

アタクシ、びっくらこきますた。

実はこのお嬢さん、モデルさんなのよ。

教えていただいて、ご自身が出ているテレビCMも見たことがあります。

一応プロのモデルさん。

が・・・この一応というのも理由があるらしい。

どこの世界も同じかもしれませんが、プロダクションに登録はされていても、人気の度合いで売れるか売れないかがあるらしい。

なかなかお声がかからない人たちは、自らオーディションなどに応募をして、まずは名前を売ることが大切のようです。

そして、それで合格しても、なんと・・・タダ。（無給）

そんなものなんだそうです。

知らぬ世界ながら、厳しい世界です。


それでも着付けを終えて、美しい浴衣美人になりましたさえちゃん。

ふと思いついたように自分の車から冊子を持ってきてくれました。

「この表紙、あたしなんでつ」

さえちゃんは、嬉しそうに話して、あたしにくれました。

「いつか売れっ子になるともらえないから、今のうちに書いてちょ」

とサインを頼むと、サラサラと慣れた手つきで書いてくれました。


何もでけんけど、おじさん、応援するけんね。

ガンバレヨ～！