こんばんは。
あと1時間もすると閉店です。
本日もゆるゆるとした中、商いをさせていただきました。
この、ゆるゆるという言葉ですが、ヒマであるということとはちょっと意味合いが違います。
本日もお客様に言われましたの。
「ゆっくり相手をしてもらえてよかった」
・・・それだがね!
所詮一人でやっている店ですから、たかが知れている豊坂屋。
それでも来ていただくお客様に何ができるかと言えば、あたしの全力をその方に差し出す以外ありません。
今年は昨年と違う・・・と、年初から感じていました。
昨年は、土日ともなれば、お手伝いをお願いしていてもお相手が足らぬほどのご来客でした。
それが、今年は、あたしにとっては誠にありがたいペースで、お越しいただいております。
商売としてどうなんや?
といわれると、利益を上げるという意味では、たくさんのお客様にご来店いただくことはもちろんありがたいのですが、先日も4組様同時のお越しがありまして、その時一人だったあたしは、その皆様全員に向かって「すみませ~ん。一人しかおりませ~ん。頑張りますので、よろしくお願いしま~す」と大声を張り上げてお客様にご協力を仰いだのでありました。
(完全に、あたしは開き直っておりましたね)
それはそれで事なきを得ましたが、それってどうやねん?
どやねんもクソもないのだよ。
それしかできないんだから。
お手伝いを頼むという手もありますが、実は過去何度か経験をして、結局その方々は、一期一会というよりも、その場しのぎでお相手をしてくださいまして、全くあたしの望む方々ではありませんでしたのよ。(ご縁が悪かったのでしょうね)
古いタイプのあたしです。
だから、今あたし一人が手の届く範囲、出来る範囲で、ご満足を頂いて、なんとか食べるだけをいただける商いができたら、それで良いと思っています。
まもなく54歳を迎えますが、この年になったおかげで、先が読めるから、そんな横柄なことも言えるのかもしれません。
でもね、目の前の一組のお客様に全力を出せることも、それはそれで難しいのだ。
今日も言われましたよ。
「おじさん、着物が好きなんだね」
あたしのどこをご覧いただいたのかわかりませんが、あたしは着物が好きなのではありません。
呉服屋が好きなんです。
呉服屋として、今日出会ったあなたに、「あぁ、よかった」と言っていただけることが何より嬉しい。
それは、今日明日食べるだけを儲けることは大前提ではあるけれど、儲けたらよいというのとは、ちょっと違うんだと思っています。
お金を儲けることは、大切で大変です。
お金を手に入れるのは、本当に難しい。
時には、嘘もついて、お金を得たこともありました。(今はありませんよ)
が、そんなことを経て、今のあたしになりました。
綺麗事を言うつもりは全くなくて、たぶん、間もなく就職をする長男なんぞは、自立する、一人で食べていくという意味を、お金を通じて思い知るのでありましょう。
が、願わくば、その先に、お金と人生の幸せとのバランス感覚みたいなものを、身に付けてもらえたらと思っています。
(男女のバランス感覚は、身につけられないお父さんでしたが)
あたしは手本になりません。
だって、あなたがこれから生きる世の中は、今ではないのだから。
それでも、本当に幸せになるためのお金と仕事の有り様を、知ってもらえたらと思っています。
とりあえずは・・・きっと、がむしゃらに働くことしかないですね。
そして、その先・・・
あたしには想像もできないのだけれど、あなたたちが、幸せだなぁ・・・と言い切れる過ごし方をしていて欲しいと祈っています。
仕事を始めて30年。
ゆるゆるとした商いの中で、これは決して悪くないと思っていたあたしでした。
あと1時間もすると閉店です。
本日もゆるゆるとした中、商いをさせていただきました。
この、ゆるゆるという言葉ですが、ヒマであるということとはちょっと意味合いが違います。
本日もお客様に言われましたの。
「ゆっくり相手をしてもらえてよかった」
・・・それだがね!
所詮一人でやっている店ですから、たかが知れている豊坂屋。
それでも来ていただくお客様に何ができるかと言えば、あたしの全力をその方に差し出す以外ありません。
今年は昨年と違う・・・と、年初から感じていました。
昨年は、土日ともなれば、お手伝いをお願いしていてもお相手が足らぬほどのご来客でした。
それが、今年は、あたしにとっては誠にありがたいペースで、お越しいただいております。
商売としてどうなんや?
といわれると、利益を上げるという意味では、たくさんのお客様にご来店いただくことはもちろんありがたいのですが、先日も4組様同時のお越しがありまして、その時一人だったあたしは、その皆様全員に向かって「すみませ~ん。一人しかおりませ~ん。頑張りますので、よろしくお願いしま~す」と大声を張り上げてお客様にご協力を仰いだのでありました。
(完全に、あたしは開き直っておりましたね)
それはそれで事なきを得ましたが、それってどうやねん?
どやねんもクソもないのだよ。
それしかできないんだから。
お手伝いを頼むという手もありますが、実は過去何度か経験をして、結局その方々は、一期一会というよりも、その場しのぎでお相手をしてくださいまして、全くあたしの望む方々ではありませんでしたのよ。(ご縁が悪かったのでしょうね)
古いタイプのあたしです。
だから、今あたし一人が手の届く範囲、出来る範囲で、ご満足を頂いて、なんとか食べるだけをいただける商いができたら、それで良いと思っています。
まもなく54歳を迎えますが、この年になったおかげで、先が読めるから、そんな横柄なことも言えるのかもしれません。
でもね、目の前の一組のお客様に全力を出せることも、それはそれで難しいのだ。
今日も言われましたよ。
「おじさん、着物が好きなんだね」
あたしのどこをご覧いただいたのかわかりませんが、あたしは着物が好きなのではありません。
呉服屋が好きなんです。
呉服屋として、今日出会ったあなたに、「あぁ、よかった」と言っていただけることが何より嬉しい。
それは、今日明日食べるだけを儲けることは大前提ではあるけれど、儲けたらよいというのとは、ちょっと違うんだと思っています。
お金を儲けることは、大切で大変です。
お金を手に入れるのは、本当に難しい。
時には、嘘もついて、お金を得たこともありました。(今はありませんよ)
が、そんなことを経て、今のあたしになりました。
綺麗事を言うつもりは全くなくて、たぶん、間もなく就職をする長男なんぞは、自立する、一人で食べていくという意味を、お金を通じて思い知るのでありましょう。
が、願わくば、その先に、お金と人生の幸せとのバランス感覚みたいなものを、身に付けてもらえたらと思っています。
(男女のバランス感覚は、身につけられないお父さんでしたが)
あたしは手本になりません。
だって、あなたがこれから生きる世の中は、今ではないのだから。
それでも、本当に幸せになるためのお金と仕事の有り様を、知ってもらえたらと思っています。
とりあえずは・・・きっと、がむしゃらに働くことしかないですね。
そして、その先・・・
あたしには想像もできないのだけれど、あなたたちが、幸せだなぁ・・・と言い切れる過ごし方をしていて欲しいと祈っています。
仕事を始めて30年。
ゆるゆるとした商いの中で、これは決して悪くないと思っていたあたしでした。