富山マネジメント・アカデミー

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日本・EUチームが先頭ランナーになった

2018年09月27日 | Weblog

軍事目的の研究では、青少年の気質をもつ科学者が全知全能を傾けてくれない。小さな小惑星へのピンポイントの観測機器で落とす技術、月の裏側を人的リスクなしに観測するために、月を周回する人工衛星は、超小型化、超精密化の技術の塊である。この平和主義の塊の技術が、アメリカ軍、ロシア軍、中国軍、北朝鮮軍の軍事優先の勢力にたいし、脱力の状態に追い込んだ。僕らの精神基盤は、手塚治虫さんの「鉄腕アトム」にある。さらに、宇宙戦艦ヤマトにある。アニメで形成された日本の少年・少女たちは、EUの科学者と仲が良い。日本の純科学に徹した研究開発は、軍事により利益を得ようとする流れに対し、その知的基盤が前世紀の遺物であることを知らされた。意外にも、トランプは実業家としての勘がよい人材だ。アメリカ軍の陳腐化を知った。中国の習近平も、中国の科学者を敵に回すほど厳しいことを言った。論文の数や役職の経験年数ではないと。金正恩は、バカではない。日本の宇宙航空技術の顕在能力の裏面にあるものが、近未来の地球環境に寄与することを理解したはずだ。江戸時代、「格物致知」から「天下を平らかにす」という「大学八条目」を起点とする日本の理学家が誕生した。社会・人文科学の知の限界を知りぬいている。宇宙空間を知の領域に取り組み緻密に観測することで、「天下を平らかにする」ことに成功したわけである。

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