『自己実現欲求を満たす生き方に触れていますか？』

昨晩、「あいつ今何してる？」というテレビ番組で、自己実現欲求を満たす生き方をしている方の存在を知りました。

自己実現欲求というのは、アブラハム・マズローという心理学者が提唱した欲求の五段階説というものの一番高次元欲求になります。
最初は、今を生きるための”生理的欲求”。
その次は、明日以降も生きたいという”安心/安全の欲求”。
そして、人間の本能欲求の一つである、群れたい(=群居本能)に基づいた”愛と所属の欲求”。
四段階目は、人から認められたい”承認欲求”。
これら4つの欲求は、自分に欠乏しているものを補いたいという欠乏欲求とも言われています。

ただ、五段階目の”自己実現欲求”というのは、自分が何かを得るのでなく、周囲に与えたいという欲求というのが特徴なのです。


昨晩のテレビで紹介された方は、駒場東邦高校の歴代卒業生の中で、先生方から奇才と言われた人物でした。
学生時代の文化祭で、プリクラ的なものを自主制作し出展したところ、列が途切れることなく、お客さんが来てくれ、人に喜んでもらうことの喜びに触れたそうです。
同じ時期にバングラディッシュなどの貧困生活/栄養失調の実態を知るや否や、貧困を救う活動に携わるために国連に入ることを決意し、一番国連に入りやすい道として、東京大学進学を決意。

東大の文化系に進学後、国連に入るよりも農業支援で貧困を救う活動をする方が早いと決断し、農学部に転入。
農学部で知り合った友人から、農業よりも栄養豊富なミドリムシ(=ユーグレナ)を培養することの可能性の大きさを教えてもらい、研究に没頭。
学生時代に培養することには至らず、大手都市銀行に就職するも、夢を諦めきれず1年で退職。

無職の状態で研究を続ける若者に、大阪府立大学教授をはじめ全国の教授陣やホリエモンが知恵と資金を援助し、ついにミドリムシの大量培養を成功。
数々の会社がミドリムシを敬遠する中、伊藤忠商事が採用してくれ、現在に至る。


自分の子どもが東大に現役合格後、大手都市銀行に就職したにも関わらず、1年で退職し無職になると言われたら、20年前の私は、受け入れられた自信がありません。
ただ、自己実現欲求の存在を知り、今回紹介された方をはじめ、自己実現欲求を追い求める生き方をしている人の存在を知った今なら、本当に自己実現欲求を追い求めている段階にあるのであれば、心から応援できるように感じた一夜でした。
やっぱり、自分のためでなく、本心から他人のために生きる人の力/エネルギーって大きく、美しいものですね！
一足飛びに高みを目指すのでなく、まずは”愛と所属の欲求”を満たし、”承認欲求”を満たすことに注力してみます！飛び級はできないそうですから。


今朝の投稿を読んで、あなたの周囲に自己実現欲求を満たそうとしている人がいないかどうかを探してみるきっかけになれば嬉しい限りです。

本日も最後まで読んで下さり、有難う御座います。

【しあわせです、感謝！】

<個別セッション>
　傾聴カウンセリング(大丈夫ヒーリング付) 60分：8,000円
　お金の現状把握/整え方のコーチング　60分：10,000円→5,000円<10月までの試行期間>