土曜のランチは、まったりと

我が家では土曜のランチはたいてい外食
長年住んだ池上線から引っ越した
横浜住人のまったりとした土曜のランチをご紹介

麻布永坂 更科本店(蕎麦) 東京メトロ南北線麻布十番駅

2013-12-28 16:03:34 | その他
昨日が仕事納めで今日からは正月休みの9連休。雲ひとつないいい天気です。年も押し詰まってきて、今日はちょっと早めの年越し蕎麦。東京の蕎麦の三大系統と言えば藪に砂場、更科です。一昨年は神田のやぶで去年は虎の門の砂場。と来れば今年は更科ですね。伺ったのは麻布十番の麻布永坂 更科本店さん。麻布十番に三軒ある更科の老舗の内の一店です。
  
更科と言えば麻布十番ですが、これは江戸時代寛政元年(1789年)に初代布屋太兵衛がこの地に店を構えたことに拠るものだそうです。その店は代替りをして長く営業を続けましたが昭和16年(1941年)に廃業してしまいました。その後、廃業時の当主七代目松之介から許諾を得て戦後に開業したのが今日伺った永坂更科本店です。
 
麻布十番には更科の老舗がもう2軒あります。昭和24年(1949年)に七代目松之介らが再興した永坂更科 布屋太兵衛。もう1軒は八代目松之介が独立して昭和59年(1984年)に開店した総本家 更科堀井。これらのお店はいずれも近くにあり、今日は歩いて3軒とも回りました。胃袋の問題で食べた1件以外は写真のみですが。(^^;
 
今日は開店の11時を30分ほどまわった頃に入店。行列こそありませんが、もう半分以上席は埋まっています。一階はテーブル席のみで40席ほど。見えない所に個室もあるようです。二階もあって座敷とテーブル席、個室となっていて80席以上はあるようです。
      
メニューは豊富で更科を代表する御膳蕎麦以外にもらんぎりや茶そば、柚子そばなどの変りそばもあります。一品料理も色々あって酒肴にも困りません。鍋ものもあって女房はあんこう鍋に食指が動いていました。
     
私がお願いしたのは天御膳\2,310-。天ぷらと御膳蕎麦のセットです。薬味は葱と本山葵。御膳蕎麦は蕎麦の実の中心部のみを引いた一番粉で打った真っ白な蕎麦です。蕎麦の風味は余り感じられませんが腰があっておいしいお蕎麦です。蕎麦つゆはさほど濃くは無く、どちらかと言えば醤油の味が立ったもの。とは言えバランスが悪いわけではありません。甘味もあります。蕎麦湯で割ってもバランスが崩れることなくおいしく頂けます。天ぷらは立派な海老が2尾に獅子唐も2個。これだけ立派な海老が2尾も付くと、この値段も頷けます。天ぷらは蕎麦屋さんの天ぷらというより天ぷら屋さんの天ぷらに近いもの。サックリと非常に軽く揚がっていておいしいです。
   
こちらは女房がお願いした天ぷらそば\2,310-。天ぷらと蕎麦は別々に供されます。かけそばには三つ葉がたっぷり浮いています。かけつゆは色も薄く上品なお味で柚子が効いています。蕎麦は御膳ではなく普通の蕎麦ですが、これも腰があっておいしかったそうです。天ぷらは私のと同じものですが、これもおいしいと女房は大満足です。
老舗の蕎麦に舌鼓を打った後は麻布十番の商店街をのんびりとお散歩。カフェでお茶をしたり今川焼を食べたりまったりと過ごしました。

さて、今年の更新はこれで終了です。次回の更新は年明けになります。

それでは皆様、よいお年を!

店舗情報:
麻布永坂 更科本店
東京都港区麻布十番1-2-7
03-3584-9410
東京メトロ南北線麻布十番駅5a出口から外へ出て、一の橋の交差点の信号を渡った所。改札口から歩いて2,3分。
2013年12月28日(土)
コメント
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