教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

ワイヤレス事情

2015-03-28 | 音楽的アドバイス

楽器用ワイヤレスシステムはかれこれ20年以上使ってる・・・。

自分が理想とするステージを構築するには欠かせないアイテムでね。

 

始めは多分レクサーのアナログ800MHZ帯のやつ。1Uのやつね。

あ、チャンネルは変えられないやつだったな。

で、次は多分Ex-proのやつ。と言うか2台ベースを使っていたんで、同時に

使っていたな。

で、憶測になるんだけど、これは(当時)中身はほぼ一緒の気がする。

確か作っていたのは東京サウンドと言う日本のメーカー。

実は2台の中身を見たら同じメーカー名が書いてあった。

確かにサウンドは一緒だった気がする。

 

その後、これも安いし、小さく便利なので所有。

REXER RX-300。300MHZ帯。音はちょっとこもった感じだった気がする。

 

あと、これも使ってた。

レシーバーが異常に小さくて便利なので楽だったね。楽器に直接つけるトランスミッターも

画期的だった。ちょっとかっこ悪いけど(笑)。

 

その後、デジタルワイヤレスが出てきて、飛びついたね。

Line6。

これも軽くて小さくて便利。2台所有していた。

 

その後はaudio-technica。

 

そして今・・・。

REXERの800MHZ帯の以前所有していた1Uのやつと多分同じ。

筐体が変わっただけと思われる。

 

 

なぜわざわざ、時代に逆行してデジタルからアナログに戻ったのか・・・。

いや、その前に、楽器の音なんて、命の危険もないし、いい音、悪い音なんてのは

人の感性によるから、どんな音でも自分が気に入ればなんでもいいものだよね。

で、自分はやはりワイヤードで、その楽器本来の音からあまりかけ離れない音を

出したいと思っている。

 

で、ワイヤレス。もちろん当然のことながら音は変わる。多分どんなに高級なものでも

変わると思われる。

逆に言えばたとえ変わったとしても、それを自分が気に入ればそれでいい。

 

自分はまあ、やはりと言うか当然と言うか、ワイヤードの音が一番いいと思っている。

ワイヤレスを使うのは仕方ないからなんだけど、その中でも色々使ううちに機種による

音の違いが随分あるんだなと思って、ここ最近ずっと使っていたデジタルワイヤレスが

どうも「ワイヤレスってこんなに違ったっけ?」と思って、アナログをもう一度試してみたら、

「ああ、こんな感じだったな」って思い直したんだけど、個人的な見解だけど、アナログの

方がワイヤードと音の差が少ないように思う。

ちなみにどんな音の傾向かをちょっと書いてみる。ベースの場合ね。

 

デジタルワイヤレス。

「Line6」

とにかく音が硬くシャープになる。ドンシャリに近い感じになる。

ややレイテンシー(音の遅れ)を感じる。

 

「audio-technica」

Line6ほど音の硬さはないが、やはりシャープになる傾向。

レイテンシーはあまり感じない。

 

で、他もSHURE、SONYも所有はしていないけど、試したときに思ったのは

やはり似たようなイメージだった気がする。

 

多分ワイヤレスと言うのは、音は何かしらの変換作業をされて、飛ばして、

レシーバーで受け取るんじゃないかと思うんだけど、(想像するに)高域と

低域が同じスピードで出てくるので高域が目立つのかな・・・なんて思うんだけど、

どうだろうね。

 

で、デジタルワイヤレスの一番イヤだった点。

音が硬くなる等は、音色の違いだからいったん置いておいて、

音がぼやける、立ち上がりが遅い気がする。ワイヤードに比べてアタックが

弱い気がする。何か芯の部分が弱くなった気がする。

これは自分がピックで弾いた感想。

 

音が硬くなる、シャープになる等は実はエフェクターを噛ますだけでもなる

可能性もある。OFFの状態でも通すだけで硬い音になるEFもある。

 

デジタルワイヤレスの音がぼやける感じがやはり気に入らなくて、アナログに

戻ったというわけ。音色はやはり変わっちゃうけど、デジタルよりはワイヤードに

近いと思う。

そして、音がぼやける感じがない。芯の部分、アタックもワイヤードに近いと

思う。個人的意見だけど。

ただ、デジタルのほうが圧倒的にノイズが少ない。

 

なんてここまで書いて、最近は普段ベースだけ弾く分にはワイヤードでやろうかなあ

なんて思う(笑)。ニテレンみたいなバンドはワイヤレスを使うけど、その際はアナログの

レクサーで行こうと思うよ。デジタル変換しないからその部分での音の遅れはないだろうし。

 

まあ、ギターの人はね、結局エフェクターをたくさん使ったり歪ませたりする場合が多い

かもしれないので、そこまで気にならないかも知れないけどね。

ベースは音のエネルギーも大きいし、EFはあまりかまさない人のほうも多いので

気になる人もいるかもね。

 

もしどこまで違うのか?って思うなら、一度ライン信号を聞ける環境で、試してみると

いいよ。ミキサーとかにつなげてヘッドフォンでモニターすると、驚くほどの音の違いに

愕然とするかもよ(苦笑

特にデジタルワイヤレスね。

その際は、プリアンプとか全部ナシにしてね。通すだけでも音が変わる可能性が

あるからEF類は全部外す。チューナーも通さない。

あくまで、シールド一本と、ワイヤレスのみを聞き比べる。ワイヤレスの方はベース本体

からトランスミッターに行くまでに一本シールドが増えるけど、そこの違いは微々たるもの

だから無視できる。

出来ればワイヤードの際にベースからミキサーに入れるシールドを、ワイヤレスの際に

レシーバーからミキサーに入れる場合も使って、なるべく同じ条件でやるのが望ましい。

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kyo)
2015-03-28 13:05:23
俺は未だに写真1枚目のヤツ愛用ですわ(汗)

アンプで歪ませてるとギターでもワイヤレスの違いはかなり影響がある

あと、ワイヤレスを使うとノイズが減る気がする
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Unknown (TOSHI)
2015-03-29 01:52:00
うん、結局あれが一番しっくり来る。
ギターとベースは違うだろうけど、デジタルは
どうも別人になりすぎる気がする(苦笑
ノイズはワイヤレスの方があると思うぜ。「シー」みたいな。
しかし、昔は必ずKyo-chanとチャンネルがかぶらない
ように選んだもんだよ、ワイヤレス(笑)。
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