教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

pegちゃんのブログ!

2014-02-28 | お店情報

T☆ROCKSスタッフ、裏ボスのpegちゃんのブログ!

ここにだね、私が言いたかったことが全て書いてある!と言っても決して過言ではない!

いや、ホント!

本当にね、ライブハウスを単なる商売として、企業として投資やお金を儲ける手段と

思ってやっている人は少ないかな・・・とも思うけど、いや、それでいいんだけどさ、

やっぱりそれより先に立つものは、「音楽をやっている人、楽しむ人、みんなをつなげたい」

って思いが一番あるね。

よく言っているんだけど、もちろんいい音楽を聞けるとか、才能に会うととても嬉しいし、

人に勧めたくなるし、それと同時にいい環境でなるべく負担をかけずにアーティストさんには

演奏して欲しいと言うのがあるのと、もうひとつは人と人がつながる・・・ってのが

個人的にはとても嬉しい。

T☆ROCKSに出演したのがきっかけでアーティスト同士が仲良くなって、

新しい活動なんかが生まれる・・・「あれ?いつの間に仲良くなったの?」みたいなのが

凄く嬉しいんだよね。

 

アドバイスをして育てたいってのも大きいね。

才能がある人はちょこちょこいるんだ(笑)。でも表現がヘタって人も多い。

いいものを持っているんだけど、経験、修業が圧倒的に足りないので、

生かし切れていないって人は多いね。

 

イベントが終わった後のスタッフとの会話はやっぱりその日に出演したアーティストの

話になることが多い。それもやっぱり「良かった」って話だよね。

「あのバンド、若い子ばかりなのに凄くしっかりしていた」とか「あの曲凄く良かった」とか

「楽器の音が凄く良かった」とか、やっぱり良いうわさはよくするね。

良い曲ならオリジナルなのかチェックするし、いい音なら楽器やペダルをチェックする。

ドラムも同じ店のドラムなのにいい音を出している人はやはりどうしてなのか考えるしね。

アコギもあまりごまかしが効かない楽器で、これも個体差、演奏者の違いが大きいので

うまい人、良い音、良い曲の人のプレイを見ると感動するしね。

そういうのを、俺はカウンターでお金を数えながら、スタッフはテーブル拭きながら、

灰皿片付けながら、ゴミ袋をまとめながら・・・・話すんだよ(笑)。

ま、たまには「あの人、うまかったけど惜しいな・・・」とかもあるけどさ(笑)。

 

あとは反省会な(笑)。「ああいう場合は照明はこうしよう」とか、「何々を忘れるな」とか、

「こうした方が効果的だ」・・・とかさ。

 

いつもいつもそんな感じで、みんなの歌や演奏は、耳をダンボにして聞いてますよ(笑)。

 

それとやはり何回か出演してくれると、変化、成長がわかる。急激に成長する人も

いれば、一時期停滞して、急にグっと上がってくる人もいる。

「あれ?こんな良かったっけ?」って驚く場合もあれば、「こんなだったっけ?」って思うことだって

たまにはある(笑)。この辺は面白いところだ。

 

TOSHIさん及び、T☆ROCKSスタッフはよく見てますよ~!!


カポタスト

2014-02-26 | お店情報

以前、カポをしてチューニングは出来ない・・・って書いちゃった気がする。

カポで押さえられているのに弦を巻けないだろうと勝手に思っていたわけで。

ここ何十年もカポを付けてアコギを弾くなんてしていなかったので忘れてました。

勘違いしていました、ごめんなさい!

カポがきつすぎなければ、普通にチューニング出来ますね。

 

ところで問題なのはやはりカポをしたことによるチューニングの狂い。

人が押さえるわけではないので「ちょうどよく」押さえることが出来ないので、

ある弦ではシャープしたり、押さえが弱い部分ではビビリが出たりすることになる。

指版のRとカポのRも必ずしも一致するとは限らないしね。

なので解放弦でしっかり合わせてもカポをすると狂ってしまうことが多々あるので、

カポをしたあとにもう一度ササっとチューニングをするのがベター。

ソロアーティストで、尚且つ全弦が均一に狂うならそれはそれであまり問題ないとも

言えるけど。大概バラバラにシャープしたりしなかったりだからねえ。

 

=色々なカポタストの種類=

これは画期的だったな。

 

昔はこのタイプが主流だった。あとはネジで締めていくタイプもあったなあ。

 

このタイプも片手で着脱可能で、曲中でもブレイクがあれば転調可能!!


近況・・・

2014-02-20 | 日記

さて今年の成果は・・・(笑)

ありがとうございます!!!!!!!

嬉しいですねえ・・・。くれた方のお顔を思い浮かべながらありがたく

頂きました。いや、まだ少し残ってますけど(笑)。

チョコ大好きなんで、嬉しいですね。お酒飲む人はあんまり甘いものは

食べないんですかね。辛いのも甘いのも両方好きな人もいるのかな。

辛い物ブームみたいだけど、激辛ってやつはさすがにあまり食べないねえ。

少しワサビが効いたくらいの辛さは好きだけどね。唐辛子やマスタード方面の

辛さはちょっと苦手。

 

ところで、ここのところ歩いてT☆ROCKSに通っていたので、駐車場の状況が

全然わからず・・・。先日、ツイッターでつぶやいたのですが、自分の駐車場から

車が出せず、大変な思いをしたので、T☆ROCKSの駐車場にスコップを持って

行ってきました。「いいかげん溶けてるべ」とタカをくくって小さ目の安いスコップを

購入して行ったのですが・・・。

↑これは自分の場所ではないのですが、このくらい、優に20センチは超えて残ってた!

多分、停めていなかったので雪かきの際にここに積んだかな?

いやー、プラスチックの小さいスコップを買わなくて良かった。一応金属製の小さ目の

スコップだったけど、なんとかなった。

↓この辺が限界・・・。

40分くらいやってて大変だったけど、やってるうちに少しだけ楽しくなってきた(笑)。

少しだけね。その後自分のところもやりました。筋肉痛がくるんだろうなあ・・・。


Vanilla Sky RecordsPresents Short Tour 2014

2014-02-18 | お店情報

先日2.16に行われた、

<Vanilla Sky RecordsPresents Short Tour 2014>


「あーた」「勝詩」「ヨシケン」

 

ですが、素晴らしいイベントとなって終了しました!

全国展開しているレーベル主催と言うことで、アコ形態をとっていますが、

さすがのプロアーティストさんのステージでした!そしてそんなアーティストの

対バンとしてT☆ROCKSからも1組出して欲しいと言うことで、現在の

T☆ROCKSに出演し、アコ系、上を目指していて、楽曲、ステージング、年齢、

などなど色々吟味したところ、第一候補「あーた」を推薦することになりました!

 

バニラスカイレコーズ物販!

グッズもたくさん

 

「勝詩」さんは、どこか懐かしい感じのする楽曲もあり、そして何よりも歌声が

素晴らしく、それほど歌の音量を上げていないのに、太く艶のある声が響いて

くる感じ。大きくても全然うるさく感じることなく、艶があって倍音も良く出ているような

声質!本人は意識していないでしょうけど、どことなくホーミーに通ずる発声にも

聞こえます。歌声だけでもお金取れますね。

 

「ヨシケン」さん。

もう圧巻です!アニキ!(笑)

ロックンロールを歌う、かっこよすぎだろって感じのロックスター!

一番わかりやすく例えるとダイヤモンドユカイっぽいかな。

あれよりはもうちょっと硬派っぽいけどさ(笑)。

歌声、パフォーマンス、さすが次元が違いますね。

俺もこんな声してたらいいなあ~!

ステージを終わってもファンに積極的に声をかけて、その立ち振る舞い、

カリスマ性もやっぱり秀でていて、多分声をかけられたらうれしくなってしまって、

またステージを観たいと思ってしまう魔法のようなものがありますね(笑)。

で、これからも地元の若いアーティストさんとやって行きたいと言って下さったので、

T☆ROCKSでも若くて生きのいい連中と対バンしちゃうかもですよ~!

 

「あーた」。

トップバッターで出てもらいました。個人的に、いやほとんどの人が認めているけど、

楽曲が素晴らしいので、そのセンスに惚れ込んでおります。

パフォーマンス的には上記お二人とは異なっていますが、それでも誰からも愛される

人柄、キャラクターもステージからにじみ出ていて、この日のお客さんも気に入って

観てくれていたと思います。

あーたブログにも書いてありますが、1曲目からハプニング発生!

彼女はかなり変わった転調をする人で・・・音楽的にではないですよ。

例えば半音上げる転調がしたい場合、普通はそのままコードに#を付けて

演奏するわけですが、彼女は転調したい部分から(ブレイクがある場合に限ると思うけど)

カポをして転調前のコードで転調する。ローコードを多用する奏法ならではの技だけどね。

で、いつもはそのカポをギターのヘッドに取り付けておくわけですが・・・その日は・・・

忘れちゃったんだね~!大ピンチ!カポを取り損ね、空を切る左手!どうする?あーた!

俺はそのまま転調しないで進めるかなと思ったけど、転調を聞いて欲しいと言うことで

カポを用意し(スタッフ真ちゃんお手柄)、2番からやり直しました。

その間、MCを挟んで自己紹介をすると言う落ち着きぶり!これはなかなか出来ることでは

ないね。よく機転を利かせた!

やっぱり楽曲いいわ~。

 

あーたのなんでもかいてちょ!先日もたくさん書いてくれたようです!

ライブで配られるあーたグッズ!

矢印を引っ張ると・・・

なんとあーたが顔を出す!良く出来ているなあ・・・。

記念写真!

 

改めて、3組とも素晴らしかったです!

ヨシケンさんも「ライブハウスと言えばこういう雰囲気を真っ先に思い出す、最高!」

って言ってくれてとても気に入ってくれたようで、きっとまた来てくれると思うので、

そのときは絶対観た方がいいですよ!

そうそう、「軽音楽倶楽部」で教えてくれている浜田先生はヨシケンさんの

ツアーなどに以前参加していたそうです。知り合いでした。

 

 


星新一

2014-02-15 | 日記

星新一のショートショートは好きで、結構文庫本を持っています。

TVドラマとしてやっているけど、映像にするとあまり面白くないな(苦笑

やっぱり読むことで味わい深くなる作品と、アクション物のような映像にした方が

良くなる(可能性の高い)作品ってあるね。

結構忘れちゃってる作品もあると思うけど、特に気に入っているのは、

「ひとつの装置」「箱」。

他にもたーくさん面白い物があるんだけど、キリがないので印象に残っているのは

この2編かなあ。でも随分忘れちゃっているんだろうけど。

みんなが好きな「おーい、出てこい」もやっぱりいいよね。

 

特に「箱」って言う作品は多分誰も特に取り上げていない作品だろうけど、

非常に味わい深い作品だと思うなあ。

でも映像にしたら物凄く地味なんできっと全然面白くないだろうな。

時間経過が重要な作品なんだけど、読み終わった後、頭がクラクラする(笑)。

 


大人の常識

2014-02-14 | 日記

これ、怒られるかな?勝手に載せちゃダメかな?

ツイッターに載っていたツイート。

------

感情というのは抑えるのが当然なのに、解放するのがいいって風潮になってしまった。素直だとか、子供のような心ってのが誉め言葉になってるしね。でもそれは、単にガキってことだろう。子供らしいなんて、本当はよくないことなんだよ

------

これ、これ!俺もうまく言えなかったけど、ずっと思ってた!思ってる人もきっと多いよね。

TVの影響も大きいとは思うけどね。どうしてもTVってまだ、「ひとつの基準」になりうるよね。

目立つために、その場を面白おかしくするために・・・タレントはバラエティなんかで、

ムキになって怒ったり、脊髄反射的な行動、言動を、する場合がどんどん多くなっている。

小学生がムキになってすぐに言い返す、みたいなね。それが絵的にも面白いからね。

でも「みんなそれ」になっちゃってるのが怖いな。

もちろんほとんどはきちんと、面白おかしくするための演出、ってわかっているだろうけど、

それでも子供はわからないかもしれない。大人が非常に幼稚な言い争いレベル、

相手の話を聞かなで自分の主張のみをする、あるいは冷静に議論をせず、感情をすぐに

表に出す・・・等の演出をしていると、そのうちそれが標準になる危険性が高いよね。

全部TVのせいとは思わないけど、やはり、「それでいいのだ」になってしまう怖さがあると

最近ずっと思っていたんだな。

 

なんでもかんでも我慢するのがいいと言っているのではないし、主張も大事なんだけど、

脊髄反射的に人を攻撃する人って多いなあって思うことも確かにある。

冷静に考えて、「ここはきちんと言っておかないといけない」と言うとき、以外も、

ドカンと感情を爆発させて、相手を攻撃する人も、いい大人なのに結構いたりするんだな。

 

先にツイートで言っているように、「子供らしいなんて、本当はよくないことなんだよ」って、

本当にそうなんだ。成長していく過程で、「感情をすぐに表に出さない」ってことを

学んでいくと思うんだけど、最近はいい大人がすぐに感情を表に出す。

相手の立場をあまり考えないで物を言ってしまう人も多いな。

 

若い子よりも、いい大人が・・・って人も多いのがどうも恐怖を感じる。

 

子どもっぽい魅力を持った人もいるけどさ・・・。

俺は大人の美学を持っている人が好きだね。自分なりの美学やルールを持っている人は

かっこいいと思うけどねえ。小学生みたいにすぐ感情を表に出す大人ってどうよ?(苦笑

 

バランスはもちろん大事で、我慢すりゃいいってもんでもないけどさ。


パクリ

2014-02-09 | お店情報

耳の聞こえない(自称)作曲家が、何やら世間を騒がせていますが・・・。

詐欺かな。ゴーストライターがいたようで、本人は書いていなかったみたいですが、

ま、風貌がね、アレだし、被爆2世とか、途中から耳が聞こえなくなったとか、杖をついているとか、

長髪とか、サングラスとか・・・後半は関係ないか(笑)。なんかこう、「凄いんじゃね?」的な

要素は醸し出してるよね。

 

それにしても、作曲家と言うか、曲を作っている人は、誰でも「この曲、自分が作ったものだったら

なあ・・・」って一度は思ったことがあったはず(笑)。

悔しいなあ・・・いい曲だなあ・・・ってね。

同時に、自分が作った物が他の曲のパクリになっていないか非常に気を使う。

前にも書いたけど、かのポールマッカートニーもイエスタディを書いた後は、あまりの出来のよさに

他のメンバーに「どこかで聞いたことはないか」と聞いて確認している。

それくらい、気にする。

 

まったく新しい曲ってのは正直難しいだろうから、雰囲気が似てる曲ってのは無数に存在する

だろうし、自分も「この曲っぽいやつ書きたい」って思った曲も多い。

ギター弾いていて自然に出来る場合と、意図的に作る場合も両方あったね、自分は。

WILD JAP'Sの代表曲、「Shakin' The Cage」はわかりやすいとは思うけど(笑)、ナイトレンジャーの

「Rock in America」、「Don't tell me you love me」を意識して作った曲。

あくまで意識よ(笑)。だからパクリにはなっていないでしょ?雰囲気は似てるだろうけど。同じメロディは

ない。

 

最近、ほぼ同じメロディを使っちゃう場合も多くて、たまにびっくりする。

ちょっと前に話題になっていたのはNTTドコモのCMソングに起用されたSPICY CHOCOLATEさんの

「ずっと feat. HAN-KUN & TEE」が、オリジナル・ラブさんの「接吻 – KISS -」に似ていると

言う物。俺も普通にカバー曲だと思ってた。それかそこの部分を使った曲・・・とか?

それも納得いかないんだけどさ(笑)。そこの部分、使っちゃダメでしょ。

まさかこれで「真っ新のオリジナルです」って言ったら疑うわな。

 

これとは違うけど、マドンナもアバの曲の印象的なリフをそのまま使って違う曲にしたり(この

場合は借りたと初めから公表)、ポリスの「見つめていたい」をそのまま使ってサビだけ変えて

微妙に違う曲にして発表したり、ラップの合間に有名曲をぶち込んじゃったり、どうもその辺の

モラルと言うか、プライド(?)みたいなものが無いように思われる。

本来ならウエスタンラリアートはスタンハンセンしか使っちゃいけないんだ!(笑)

 

佐村某氏はどうやら元々作ってはいなかったようなので、パクリ云々以前の問題なんで、

本当なら詐欺師に近いだろうけど、ジャンルは違えど、タレント本なんかも誰も本人が、

実際に頭を痛めて、一字一句自分で書いた・・・とは思わないわな。

全部でっちあげるか、話をインタビュー形式で聞いて、まとめる場合がほとんどだろう。

昔、松本伊代が自分の本を「まだ読んでいないんですけど・・・」って言って発売日に宣伝しちゃった

ことがあったけど(実際にTVで生で見た)、そんなもんだろうね。タレント本なんかは。

しかしながら今回はそういう「承知の事実」とは全然違うことだからね。

 

一体、自分で曲を書くとは、どこまでを言うのか・・・ってよく思うんだけど、自分の場合は、

西洋音楽における、いわゆるコード進行、それに伴うメロディライン、この二つが出来ていれば、

作曲に名前が載ってもいいと思うんだな。どちらかだけ・・・の場合はその欠けた方を作ってくれた

人の名前もクレジットするべきではないかと思うね。

メタルの楽曲で、ギタリストがリフ&コード進行のみを作曲、それにボーカリストがメロディを

乗せた場合はボーカリストも作曲の欄に入れてあげるべきなんじゃないかと思うけどね。

また、メロディのみの鼻歌をアレンジャーに渡して曲にしてもらった場合も、鼻歌を作った本人のみが

作曲の欄にクレジットされるのはおかしいかな、とも思うね。まあ、編曲の部分に載るのかも知れない

けど、メロディラインにコードを乗せちゃったら編曲よりは作曲に近いだろう、本来ならば。

ただ、その本人自体を売りたい場合は、その人のみのクレジットにしたいと言うことでしょう。

特にアイドルなんかの場合ね。作詞も同じようなもんだろうね。


ハモリ

2014-02-06 | 音楽的アドバイス

タモリじゃないよ(笑)。

前のブログでレコの際にハモリを入れて・・・って書きましたが、通常はあまり意見は言いませんよ。

あくまで、迷っているときや、明確に良くなるであろうアイデアがあったとき、「こんなアイディアも

あるけど・・・」って提案するだけ。それでも100%クライアントの意見に従います。

 

ところで、主旋律に対してハモリを付ける場合で、バンドで良くありがちなのが、ボーカリストが

気軽に「上でハモって」とか、「3度上でハモって」などと言う場合。

ま、自分の歌っている主旋律がコードに対してどの音を使っているのか、なんかがわかって

言っているならいいんだけど、大体の場合、そんなことはない。

でもメロにたいしてなんでもかんでも3度でハモれると思っている人も多くて、それもちょっと

困るよね。ま、適当に感覚で言っているんだろうからいいんだけど、実際にはメロにたいして

なんでも3度上でハモれるわけではない。(当たり前だ)

 

例えば(ここから先はとても簡単な話を丁寧に説明するので、わかりきっている人は

飛ばしてね)

先のレコの際のハモリは、Gメジャーコードで、主旋律の始まりの音はB(シ)、つまり、Gコードに

対してメジャー3度上のB(シ)から始まっている。ここで考えられるハーモニーの始まりの音としては、

Gのルート音のG(ソ)か、5度上であるD(レ)である。どちらでもいいんだけど、ルートのGだと

主旋律の方がハモリっぽく聞こえてしまう危険もあるし、ちょっとキー的に高いか低いかの微妙な

ところだったので、5度であるD音から始めるのが、音的にもちょうどよく、上でハモってますよ的な

雰囲気が出ていいとの判断でそうした。

ま、一番楽なのはGコードに対して、主旋律がG(ソ)から始まってくれれば、迷わずB(シ)から

ハモれば簡単にハモれる。ハ長調で言うとドミソの和音だ。

 

で、この場合のGメジャーコードに対するB(シ)から始まる主旋律、これに対して「3度上でハモって」

ってなった場合、どうなるか。Bから数えてメジャー3度の音はE♭になる。Gメジャーコードの中のE♭

の音はオーギュメントの音になってしまう。不協和音と言うか、意味のあるテンションノートになってしまう。

Gマイナーではどうか。今度は主旋律の始まりはマイナーコードなのでBではなくB♭になる。そこから

数えてマイナー3度の音はC#、今度はGコードに対してデミニッシュの音になってしまう。

どちらも単純なGコードに対しては使えない音である可能性が非常に高い。

なので、なんでもかんでもメロに対して3度上でハモると言うことは簡単なようで実は難しいわけだ。

 

ま、そうは言っても、いわゆる西洋音楽のルールの中では絶対の正解があるので、ほぼどんな

曲でもコードさえついていれば、その中でハモることは出来る。

効果的かどうかは別として、ハモリを作ることは可能。

ただ難しいのは、以前も某バンドでやったことがあるんだけど、コードに対して、アウトしている音から

始まっている、あるいは音を含んでいる場合だね。

その場合は、これまた安パイな音から始めるしかなく、メロがアウトしても、ハモリパートは

コードから外れないような音使いをした方が間違いがないとは思う。

 

ただ、実際にはここまでいちいち、音を確認しながらハモると言うことは多分ないと思う。

大概は鼻歌で適当にコードを鳴らしながら見つけて行く場合が多いとは思うし、多分それが

一番歌いやすいハモリパートになるとは思う。

ただ、こうやってコードと照らし合わせて考えて作って行くと、アウトした音がわかるので

間違いがないかなとは思う。

 

 


カントリー、ブルース系のレコ

2014-02-05 | お店情報

ちょっと珍しく(?)、カントリー、ブルース系のレコしました。

THE NAOKIさんと言う、ソロのシンガーの方です。

いや~、普通にパっと聞いたら、古き良き時代の南部カントリーミュージシャン?

って感じが漂う歌声と楽曲です。本当。

CCRとかTheBANDとか、ジョン・デンバー・・・なんかのイメージですかねえ・・・。


4曲のうち一曲、UPしました。

そして、NAOKIさんは、インターネットラジオでも聞けるようにしています。

T☆ROCKSのHPではここで、 あるは下でも聞けます。


THE NAOKI(♪Put Them Down On The Ground)


臨場感を出したいとのため、一発録り希望でした。

何回かトライして、いい感じでリラックスしたバージョンが録れました。

始めは主旋律だけだったのですが、コーラスも入れた方が良い感じに

なるかなと思ったので、ちょっとコードを聞いて、その場でコーラスパートを

作って歌ってもらいました。いい感じによりカントリータッチに・・・。


いい曲なんでぜひ聞いて見てください。

そしてこの歌声はなかなか日本人では出せないと思いますねえ・・・素晴らしい。