教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

るろFEST2018~The 5th Rolling~

2018-03-27 | お店情報

 

るろFEST2018~The 5th Rolling

ってなわけで、OZZフェスの次に暑い、もとい熱い企画、るろフェス。

今回は主催者のるろ兄さんがいつも以上に大活躍!

色んなアーティストとコラボしてお客さんも出演者も大盛り上がりでした。

 

言うはやすし、小野ヤスシってわけで、色んなステージに出るのは

本当に大変。体力より集中力ね。

だんだん今何やっているのかわからなくなったりしてくる。経験あるけど(笑)。

でもどれも流浪流のアレンジで楽曲がかっこよくなっていて

良かった。

 

 

詳しい流浪ブログはこちら。

 

 

で、詳細は流浪ブログに譲るとして、終演後やはり

色々アドバイス的な話になるんだけど、やはり一番大事なのは

”正しい気持ち”

なんか八正道みたいだけど、これがひしひし感じるのがるろフェス。

ここでブッダに変わって”正しい気持ち”を説明しましょう。

 

「自分だけの気持ちではなく、お客様も含め良い気分にすること。

またはそれを心がける行い」

 

 

確かに自分が楽しむのは大事である。苦しいだけではさすがに

続かない。

しかし”自分のみが楽しい”と言うだけでは、演者失格である。

 

この辺がるろフェス出演者はよくわかっている方が多いと感じる。

 

自分のしたい表現を思う存分ステージで発揮して、尚且つ、

その前にきちんと”これでお客さんが楽しんでくれるか?”を

しっかり考えておく。

 

この両方が大事。

 

それはサウンドであっても良いし、楽曲であっても良い。

パフォーマンスでも歌声でも、演奏能力でもなんなら話術でも

ルックスでも衣装でもいいと思う。

 

そこを考えられるかはステージに立つ人間か、あるいはただのちょっとうまい

素人さんが事故的にステージ上がっちゃったねになるかの大きな違いでは

ないかと思うのだ。

 

最近事故も多いからさ(内緒

 

 

で、次はテクニック的な話にもなるんだけど、まあ昨今録音技術が

凄いからさ。もうCDなんて普通のバンドは再現不可能でしょって

くらい多重録音や修正が施されているわけで。

そこにフォーカスしちゃってるから生歌生演奏は分が悪いわな。

リズムはクリックが当たり前になっちゃっているので、少しの

揺れやズレも許されないのでリズム隊は大変(笑)。

70年代なんてひどいよ(笑)。イントロとアウトロでテンポ違うのは

当たり前。

今は歌もピッチ修正してるからステージでもピッチを気にしないと

いけないしね。

本来、ライブなんて多少粗くてもいいのだ。

”迫力があって、説得力があって勢いがあって、お客さんが気持ちよく

騙されれば”それでいいんだ。

それが正解だと思うし、実際、いつもそう言っている。

ライブは流れや盛り上がり、起承転結なども大事。全体を通して

いい感じで流れていれば演奏技術がどうのって言うのは

ことライブに関しては二の次でいいと思っている。

でもテクニカルなことを聞きたいのが人情だよね。

なので、もっとピッチを正確に、とか、リズムが悪いとか

言っているけど、まず全体が良いライブだったのか、それとも

歌や演奏はきちんと出来ていたけどちょっと退屈だったとか、

魅力に欠けた・・・とかそっちの方が一大事なんじゃないかと

思うんだよね。

まあ、でも限度はあるけどね(笑)。いくらなんでも元気よく

歌えばいいってもんじゃねーだろってくらいひどいのもいるし(笑)。

まずはチューニングしろとか、右手と左手をシンクロさせてくれとか

スネアの位置にバスドラ踏むなよ・・・とかもいるから色々言わなければ

いけない場合も多々あるわけなんだけど・・・。

 

それと難しいのがそこそこうまい人、そこそこテクニックがある人が

陥りがちなミステイクに”出来ないことをやろうとする”現象がある。

これは大いにその人の性格に起因する場合が多いかなと思うんだけど、

まあ自分なら案パイを取る(笑)。確実に出来る方を取る。ライブなんだから。

レコなら録り直しが利くからチャレンジしてもいいと思うけど、ライブだと

人に迷惑かけるからね。

失敗しても自分だけ損するような小さなチャレンジならいいと思うけどね。

 

 

 

 

 

 

 


スピード

2018-03-19 | お店情報

99.9%と言う番組を数話見たんですが、この手のギャグが

入っていての推理ものは割と好きですね。

「TRICK」っぽいやつ。う、うえだ!

ただちょっと気になったのが、いや、”これはやめて欲しいな”と

思ったのが「コマ割りの速さ」。

コマ割りで言葉合っているのかな。いや、カット割りかな。

登場人物が話していたりすると互いの顔のアップが結構な速さで

切り替わる。

随分見にくいと言うかうっとうしいんだけどな。

印象的にするためにわざとだろうけどこれは個人的にはつらい。

 

で、思ったんだけど、今の若者はこのくらいでも

見にくいと思わないのか?

以前、これまた見にくいと思った映像にKISSのライブ版の

DVDがあって、もう1小節ごとに客席が写るんだよ。

うざいのなんのって。誰も客なんか見たくないよね。

KISSのメンバーが観たいのにちょいちょい大騒ぎしてる

客が写るんでちょっとうんざりだったのを覚えている。

 

そして映像だけにとどまらず音に関してもやはり

スピードアップしていると思う。

最近の日本の若者バンドなんかでも顕著で(笑)、テンポが

速いのもそうだけど、コードの移り変わりも早い。

テンポBPM125くらいで、/ Dm Bm7-5 / B♭ Am /  Gm  /

など1小節に2個コードが、それもややこしいのが入ってくると

左手はかなり忙しい。

 

自分が子供の頃、世の大人たちが「最近の曲は速くてよくわからない」

的なことを言っていて、おそらくTVで流れる歌謡曲、ジュリーや

ヒデキの曲のことなんかを言っていたのではないかと思っているん

だけど、それを聞いて「この曲のどこが速いんだろう?」って不思議に

思ったものだけど、もしかしてその症状が自分にも表れているのか?(笑)

若者にはまったく速く感じていないのか?

まあ、アニソンなど、”速い、複雑、転調だらけ”、と随分解せない

楽曲が多いなあとは感じていたのだが・・・。

メタル系もそうかな。そうそう、メタリカの一番新しいアルバムの

一曲目なんかファンの人には申し訳ないんだけど、何かギャクかな?

と思ってしまった。いや凄くかっこいいんだけど、滑稽と言えば

滑稽にも聞こえなくもないんだよなあ。アスリート的な楽曲にも聞こえる。

あんな複雑怪奇な曲を4人の人間が一糸乱れずに奏でるってのは

もうシンクロナイズドスイミング的な芸術的な側面があるよね。

メタル系の、全員でビシっと合わせる演奏は独自の凄さがあると思う。

まあ、それが必ずしも音楽性につながるとは限らずアスリート的な

凄さにも繋がるなあと言うのが正直な感想なんだけど。

 

速さとは関係ないんだけど、昔の曲を今聞くと、古いと言うのは

まあ仕方ないとして、えてして演歌調に聞こえる場合がある。

例えば名曲だと思っている沢田研二のヒット曲「時の過ぎゆくままに」

を聞くと、まずこんなに遅い曲だったかと言うのと、こんなに演歌調

だったっけ?って思う。

当時はまったく演歌とは無縁の曲だと思っていたのに今聞くと

ちょっと演歌にも通ずるものがある気がするんだ。

 

 

 

 

 

 


ニューウェイブ

2018-03-15 | 音楽的アドバイス

洋楽ロック、ポップス、70年代歌謡曲、70年代フォークソング、

ニューミュージック・・・等々、好きな私ですが、70年代後半から

80年代初頭に登場したニューウェイブと呼ばれた音楽も割と

好きです。

 

個人的にざっくり、音楽をカテゴライズしてみますと・・・、

60年代アメリカンポップス、ロカビリー、ロックンロール、

ブルース、カントリー、サイケデリックロック、70年代ロック、

ポップス、プログレッシブロック、レゲエ、テクノ、パンク、

ニューウェイブオブブリティッシュヘヴィメタル・・・その先は

皆さんの方が詳しいと思うので省略。色々あると思うのですが、

自分がリアルタイムに影響を受けたのはやはり70年代後半~80年代初頭の

ロックで、スージークアトロ、ウイングス、ランナウエイズ、チープトリック、

ベイシティローラーズ、ボストン、キッス、エアロスミス、クイーン、

カーペンターズ、ブロンディ、プリテンダーズ、ブームタウンラッツ、

ポリス・・・等々、それとさかのぼってビートルズなんかなんだけど、

やっぱりギターロックが好きでファッション的にも長髪でタイトな

衣装的なイメージなアーティストが好きで、まあ今も変わらない(笑)。

いくら曲がかっこよくてもアースウインド&ファイヤーのLPを買いたい

とはあまり思わなかったんだな。

テクノミュージックやあの手のファッションも当時は苦手だったな。

YMOは良かったけどやりたいとは思わなかったよね。

 

で、そのニューウェイブね。

もちろん単なるカテゴライズに過ぎないので、やっている方は

どう思っていたかはわからないけど、例えばあのスティング率いる

ポリスやブームタウンラッツなんかもパンクとニューウェイブの

両方で紹介されてたね。

自分は天才ボブゲルドフ率いるブームタウンラッツが大好きで

ライブも行ったりしたけどそれは以前紹介したことがあった気が

するので今日は違うバンドを。

 

TALKING HEADS(トーキングヘッズ)

 

これまたリーダーのデヴィッド・バーンが個性的で良い曲を

書いていて、また紅一点のべースのティナ・ウェイマスが

いい演奏をしていて好きだった。

ただファッションはねえ(笑)。所謂ロックスター的なイメージが

きっと大嫌いだったんだろうな。

あくまでイメージは普通で、音楽で勝負すると。(右端がデヴィット・バーン)

ま、ステージングは結構変わっていて、演劇もやっていたようなんで、

ロックのカテゴライズには入りきらなかったのもわかるけどね。

始めはギターロック的な曲が多かったけど、徐々にリズムを強調した

楽曲作りへと変化していく。

当時はなぜか世界的にリズムとかビートを強調するのが流行って(?)

トーキングヘッズはアフリカンポリリズムな感じ、ブームタウンラッツは

南米系、クラッシュやポリスはレゲエを取り入れて個性的な楽曲を

発表していたんだけど、個人的にはやりすぎると飽きる(笑)。

飽きると言うかリズムを強調するとどうしてもコードは少ない方が

やりやすいでしょう。ワンコードとか。若干苦手なのだ。

レゲエの頭抜きのリズムも個人的にはあまりかっこよく聞こえない。

 

個人的に好きな曲を2曲ほど。

 

サイコキラー


ヘブン

 

 

ニューウェイブはニューヨークパンクとも呼ばれていて、

それまでのブルースなどを基調としたロックとはだいぶ違って、

斬新なコード進行、それとキーボードを多用するのも特徴のひとつ。

大好きなブロンディも当時はそっちのカテゴリー。

ひとことで言うと”ヘンテコ”って言葉が合うバンドが多いかも(笑)。

 

 


ステージに上がるときの気持ち

2018-03-15 | 音楽的アドバイス

皆さんはステージに上がるときどんな気持ちで上がるだろうか?

まあ大体は緊張してるよね。

楽しみでワクワクしながら上がる人はなかなか少ないかも

知れないし、もしその感情だけだとしたら天才かあるいは

ちょっとアーティストには向いていない人かも知れない。

 

常に称賛されるような素晴らしいステージを出来る人は

そりゃステージが楽しみだろう。

(その人なりの苦労もあるだろうけども)

そうでない実力の持ち主でステージが楽しいってのは

少し考えた方がいい。

 

大体は緊張して怖いよね。

自分は自分がセンターの場合のステージは(その日の気分にも

よるけど)緊張や怖さなどのマイナス面が49%で”面白いものを

見せてやるぞ”ってプラス面のが51%・・・みたいな感じかなあ。

そりゃ、ある程度の自信があるからステージに上がるわけで、

自分の場合は、なんでもいいから”お客さんが楽しめること”が

確信できるようにならないとステージには上がりたくない。

いや、こんなこと書くとさぞかし素晴らしいステージなのかと

思うかもしれないけど(笑)そういう心構えってことですよ。

でも実際、NITE-RANGERや紅白などの企画ものでの自分の

パフォーマンスは技術云々はアレとして、少なくともお客さんが

退屈するようなものでは決してないと言える。

逆に自分がセンターでない場合、バックバンドの場合は、

もうセンターの人に任せるしかないのでこれはセンターの

人次第になるなあ。

自分がセンターの人をイマイチと思っていれば不安だし、

そうでなければ自信をもってステージに上がれる。

 

自分が一番怖いのはお客さんが”退屈”してしまうことなんだ。

イージーリスニングなどで”心地よくて眠くなった”などは別として、

退屈で早く終わってくれと思われるのが怖いね。

 

技術はやはり最低限は必要で、何の苦労もなくサラリと歌や

演奏、両方が出来るようにならないとステージに上がるのは

厳しいと思っている。

昨今、敷居が低くなっているのも確かだと思うけど。

 

発表会のような性質の場合は別として、所謂アーティストが

ステージでお客さんに向かって何かを提供すると言う形を

取る以上、その何かはステージでしっかり見せなくてはダメだと

思うし、それがあれば”自信”に繋がるのかなと思っている。

 

随分昔だけど、自分のバンドのドラマーが本番を待っているとき、

他のバンドのステージを観て「早く俺たちにやらせろよ、面白い

もん見せるから」って言ったことがあるんだけど、このように

思うのが本来のアーティストと言うものではないだろうか。

 


ちょこざいな小僧、名を名乗れ!

2018-03-06 | 音楽的アドバイス

赤胴鈴之助だ!!

♪け~んをとってはにっぽんいちの~・・・by赤胴鈴之助オープニング。

はい、すいません。懐かしのTVアニメ赤胴鈴之助のお話ではありません。

そのお話もしたいんですが、おそらくあんまり興味がないと思うんで。

 

「〇月〇日出演希望です」

ほぼこれだけのメールがたまに来る。

先日は「集客はあまり出来ないんですけど出演できますか?」

だけのメールとかね。

 

もうね、それこそ”ちょこざいな小僧、名を名乗れ!”だよ(笑)。

貴殿は男?女?年齢は?16歳?55歳?音楽的にはどんな感じ?

オリジナル?カバー?バンド?アコ系?・・・もう何もわからない。

ひょっとしたら宇宙人かも知れないし。まったく楽器が弾けないかも

知れない。ステージで手品やるかも知れないし。

 

うちはそれほど歌や楽器の腕前、それと集客は(大変なの知ってるから)

あまり問わないからよほど基準から外れていない限り出ることは出来るけどさ。

 

初めてのメールで自分のプロフィールを一切明かさない、あるいは

相手に提示しないとわかってもらえないんじゃないか?と言う想像に

及ばない人はどうなんだろうって思うよね。

どんだけゆとりだ?って思われちゃうでしょ。

でも結構年齢をいっている人でもたまにいるんですよ。

芸名のみでメールをくれるんだけど、一応、本名と年齢くらいは

書いておいてほしいよねえ。

本当に男女の違い、国籍もわからないんだから。

お店に来たらコップンカーって言われるかもしれないでしょ。

 

百歩譲ってうちはまだいいよ。お店側は。

対バンの人たちに対する責任もあるんだよね、こっちは。

よく「対バンはどんなバンドですか?」って気にする人も

いるんだけど、それも”そんなのいちいち気にしてんなよ”って思うけど(笑)、

それでも「あ~、それがよくわからないんだよねえ」って答えざるを得ない

アーティストがいるのも確か。

 

頼むから自分の側だけでなく、相手側の気持ちも少し考えて(想像して)

メールして欲しいんだ。

 

おそらくこれを読んでいる人の99.9%は「非常識な奴だな」って思うと

思うけど、いるんですよ、0.1%くらい(笑)。

 

「失礼ですが貴殿の本名、年齢、音楽性を教えてください」ってメールする

ときの情けなさ(苦笑

 

 


PA

2018-03-05 | 音楽的アドバイス

PA。

パブリックアドレスの略(だったと思う)。

 

自分は何はともあれ、

”ステージ上の全部の音をお届けする”

これに付きますね。

 

いい音、大きさ、なども重要だがまず全部の音が聞こえるように

お客さんのもとへ調整して出す。

弾いているのに聞こえないとか歌っているのに聞こえないってのが

一番嫌なので。

 

例えばボーカルに関しては曲によるけど、Aメロは控えめに歌って

やはりサビで爆発・・・ってパターンが一番多いと思うんだけど、

フェーダーを突く(上げる)って作業はやはりAメロが多くなるよね。

だんだんと下げて行く場合が多い。

サビではちょい下げ、とかね。

まあ、ほとんど触らなくてもいい人もいればひっきりなしに

調整してあげなければいけない人もいる。

マイクの使い方が下手な人もなかなかに忙しい。

 

キーボードなんかもピアノなどのアタックが強い音は聞こえやすいけど、

ストリングス系などは中音域になると抜けにくい。他の楽器とも

被るしね。ま、その辺は強弱をつけていますよって本人がやって

いるわけでそのままのバランスで出せば楽なんだけど、控えめすぎて

聞こえなければあまりおよろしくないのでこちらで調整することに

なる。少し2~4khzを立たせちゃうこともある。音量をあまり

変えずに音が通るからね。

 

ま、さすがにドラムのスネアを調整・・・なんてのはそれほどないけど

あまりに小さすぎたりムラがありすぎる場合はまあ、なんとかする。

 

ギターも同様、クリーン、歪、ソロなど多少大小が目立つ場合は

卓で調整する。音色はあまりいじらない。よほどモコモコだったりすると

変えるか、直接アンプのEQをいじってくれと言う場合もあるけど

滅多にないな。

 

もちろんPAですべての音を制御できるわけがないので、バンドが

出している音が大部分で、音量を増幅できない楽器や声、生音が

決して大きくない楽器などがPAに頼ることになる。

 

さて、このようにきちんと一瞬たりとも”あれが聞こえない”などと

言われないためにも細かく調整したり注意をしているんだけど、

当然人間がいなければ出来ない。

卓を調整する人がいなければ大雑把に合わせて”大体このくらいで

大丈夫だろう”と言うレベルで固定して放っておくしかない。

 

NITE-RANGERがそれ。

なのでおそらく”あそこが聞こえずらかった”とか”あの曲のバランスが”

とか多々あったのではないかと思うんだけど、卓に誰もいないん

だもん、どうしようもないやね。

Aメロで埋もれても、Gソロで聞こえずらい時があっても普段なら

職人がすぐフェーダーを調整すると言う対処をして、正常な

音場にしてくれるんだけど、誰もいないので不可能なので、あれが

バンドの素の実力です。

普段みんなが聞いているのはバンドの音+ヘルパーが手助けを

してくれている音なのです。


羽生結弦選手を見て感じたこと

2018-03-03 | 日記

羽生結弦選手、本当に凄いですね。

まったくもって非の打ちどころがない素晴らしい偉業!

今回のオリンピックで一回目の演技を終えて、

それも完璧に出来たときは唸りましたね(笑)。

 

元々の実力があったのは確かにその通りだとしても、

あれだけのケガ、それとそのあといくら元に戻して

来たとしても体調的には不利だったと思う。

また、「負ける気がしない」「絶好調です」と

言うほど自分にプレッシャーがかかる。

凄く勇気があるなあと思ったね。

もし自分だったら負けた時のことも考えてもっと

ダメージがかからないような逃げの発言するわ(笑)。

 

それだけの不利を跳ね返しての大成功。

演技を終えての”どうだ”と言わんばかりのドヤ顔は、

全く持って理解できる。得意の絶頂にいてもなんら

おかしくないよね。

 

そこで、日本国民の大部分は(笑)感動して拍手喝采

だと思うし、大変幸せな気分に浸れたと思う。

もちろん自分もその一人。

若いのに全く持って誇らしい人物、選手である。

 

 

しかし、同時にもう一つの感情も生まれていたのも事実。

一体どのくらいの人がこのような感情を持ったかわからないけど、

もしそれを感じたならアーティスト気質がある方かも知れない。

 

”嫉妬”。

 

軽い嫉妬を覚えたのだ。

 

”大会前の大きなケガ””練習不足””大きなプレッシャー”等々を

乗り越えての本番での大成功。

こんな美味しいシチュエーション、憧れないわけがない(笑)。

”それ、俺がやりたかったんだけど”ってなもんで(笑)。

 

あの演技を終えての”まだ足痛いけど全力でやり切りました”って

言う悲壮感と達成感が入り混じった感慨深い表情、”日本のためにも

がんばりました”って言う忠義みたいなものも感じられる佇まい。

もうかっこよすぎですね。出木杉君か!

 

”演技で人々を感動させて、尚且つ自分も超ヒーローになりたい”。

 

もしかしてそんな感情を覚えたのはほんの一握りかも知れない。

でもそんな風に思った人は表現者に向いているのかも知れないね。