教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

自分が楽しまなければお客さんも楽しめないは本当か

2016-02-26 | 音楽的アドバイス

ほぼ本当でしょう(笑)。実際、演者が楽しそうだと観ている方も

楽しい気分になってくることは多い。間違いない。

間違いない・・・と言うか、一理ある・・・くらいが持論では

ありますが。

 

自分の考えは「自分の楽しみよりお客さんを優先する」だったので、

「自分が楽しければそれでいい」と言うライブはあまり行ったことが

ない。

 

まず一番初めは「自分のやりたい理想を描く」

この時点では完全に自分本位。

で、努力して練習してメンバーの協力も得て、それがどこまで

可能かシミュレーションしてみる。

やや誤差が出てくる(笑)。

こっからのすり合わせが難しいんだ。と言うかセンスを問われる。

大体、「このレベルくらい楽勝だろう」と思っても意外と出来ない。

どうもサマになっていないってことも多い。

ここ大事ですよ。ここで勘違いを起こすから「観ている側からすると

痛いステージ」になるんだ。

 

で、いい線いってる、と言うかこの辺が限界だろうと言うところまで

持ってきて、お客さん側目線で考える。

「この曲はウケないかもな」「この曲はちょっと飽きたけど盛り上がる

曲だしやらないとね」「この曲はがんばって練習したけど、長いので

今回は外そう」

などなど。

 

決して、「さっきアレンジが完成した新曲でまだ演奏があやしいけど、

自分たちが楽しいからやろう」とはならない。

リスクを冒してまでその曲をやる大きな理由があれば考えるけど、

そうでないなら自分たちの感情のみで選曲はしない。

 

最低限、49%は自分たち優先で51%はお客さん優先で初めて

成り立つと思っている。逆転はしない。

もちろん、これは最低に自分たちとお客さん側の好みが別れて

いた場合で、まあ、そんなに一致しないとも思わないけどね。

 

まあ、でもまず初めに「自分のやりたい理想を描く」から

スタートしているわけで、ステージに上がる際に、そこまで

かけ離れているわけもないから、本当は楽しめているんだよ。

同時に緊張感と責任感でプレッシャーとの戦いにもなってるけどさ。

 

気を付けなければいけないことは、「今日は自分が楽しかったので

お客さんも楽しんだだろう。めでたしめでたし」って、「自分が楽しめ

なければお客さんも楽しめない」と言う言葉を免罪符にしてしまうこと。

「自分は楽しかったけど、果たしてお客さんはどうだったかな?」くらいは

終わったあとに考えると、成長すると思う。

 

まあ、そうは言っても、これは一つの考え方に過ぎない。

世の中には自分の好き勝手をやっても人気のあるアーティストさんも

いる。もちろんその人なりにお客さんのことも考えてはいるだろうけども。

だから「自分はあくまで自分の理想ややりたいことに焦点を絞る、周りの

ことはあまり考えない」と言うならそれでいいんだ。

それも一つのやり方。そういうわがままなミュージシャンを好きな人も

たくさんいるし、要は魅力があればなんだっていいんだけどさ。

 

ただ、例の言葉を、自分の甘えのために免罪符に使うことはどうかなと

言うことね。

 

 


もし傷つけられたら

2016-02-19 | 日記

「イジメ克服ベーシストのブン」さんと言う方のブログの一つをご紹介します。

「悪口を言って来るのはいつだってあなたよりも下の人」

いつもとても良いことを書いてくれているので、お時間があるときに

読んでみみるといいと思いますよ。

 

さて、私もこういう仕事をしていると、ごくたまに言われなき、中傷を

されることもあります。滅多にないけどね。

まあ、一番多いのは結局のところ、何もしていないのに、相手が勝手に

勘違いしたか気が変わったかで、急に攻撃してくるってやつ。

これは、こちら側としてはもうどうしようもないんですよね。

何も行動していないんだから(苦笑

こっちが何かあくどいことを考えて陥れようとしたなら話は別だけど、

そうじゃない場合はどうしようもないもんね。

 

まあ、ブンさんの記事は「自分より上の人間は攻撃してこない」って

ことで、下から上を見上げて攻撃してくることが多いんじゃないかって

言っているんだけど、確かに言えてるかもねえ。

自分もうまく行っている人はうらやましく思うわな、確かに。

ただ別段攻撃はしないし、悪口を言ったりすることなんかに

わざわざ時間を割かないわなあ。

ってか逆だな、すり寄って仲良くしてもらうわ(笑)。

またブンさんは「暇だから、満たされない心に帳尻を合わせるために、

あなたという他人を貶めているだけ」とも言っているように、

一所懸命、人のあら捜しをしているのかも知れないね。

それで、人のつぶやきや投稿を見て、勝手に勘違いして勝手に違う方に

解釈したりするのかも知れない。

 

まあ、そんなことを言いつつ、自分も人間なので「あの人のこういう

ところはちょっと・・・」なんて話しはたまにはしちゃうけどさ。

でもよほどのことが無い限り、人の攻撃はしないな。

と言うかたぶんしたことがない。他人に向けてのヘイトスピーチはしない。

誰かに害を加えているなら別だけど。どうも他人には無頓着と言うか、

悪人で無い限り、店に出入りしている人はみんな好きだ(笑)。

俺の方は嫌いになる要素はないんだけどね。

まったくそんなことをする暇はないと言うかもったいないし、それなら

上の人間のマネをした方がいい。いいところはどんどん取り入れた

方がいいよね。

 

みんなも音楽活動をやったりバンドをやったり、人より多少目立つ

ことをするようになると、それをねたんだり、上げ足を取ったり、

難癖をつけてくる人が現れるかも知れない。

目立つ人は、誹謗中傷の的になりやすいんだ。

それでも自分の信念に従って、間違ったことをしていないのならば、

なんら恥じることなく、そんな声に惑わされることなく突き進んで

欲しい。

ブンさんの言うように悪口はあなたより下の人間が言う言葉なんだから。

 

まあ、やらない人は色々言えるからね。アドバイスや意見はために

なるけど、悪口や誹謗中傷は違う。

 

これを読んでくれているアーティストさんに、進んで人を攻撃する人は

いないと思うけど、攻撃する暇があったら練習した方がいいよね。

ってか、そういう人は人のことを気にしすぎだよね(笑)。

 

 


2016.2.14<T☆ROCKSスペシャルブッキング>part2

2016-02-16 | お店情報

さてさて、急遽出演が決まったNITE-RANGER Zですが、今回の

イベントは諸事情により当初の予定からちょいと外れてしまい、

どうしても強力な飛び道具が欲しくてですね(笑)、もう俺が出るしか

ないだろうと言うことで、メンバーに打診したところ、奇跡的に可能に

なりました!いやあ、助かった。

自分ひとりじゃあ、そこまで強力なパフォーマンスは出来ないからなあ。

やはりこの楽曲、このメンツでステージが出来ると結構強力になる・・・

と思う(笑)。

まあ、結局ね、素晴らしく歌がうまいとか、演奏がうまいとかだと、

また違うパフォーマンスでもいいんだけど、自分はそうでもない

んでね。もうパフォーマンスとかキャラクターで持っていかないとね。

演奏中はかっこよく見える(であろう)動きや演奏の仕方、メンバーとの

お約束の動き、楽しいMC・・・などなど、持てる力を振り絞って

全力でウケを狙う(笑)。演奏のテクニック的な見せ場は他のメンバーで

補ってもらう・・・と。

ニテ・レンジャーでの俺の目標は「TOSHIさんってベース弾いていたっけ?」と

思われるほど、歌やパフォーマンスの方が勝っているステージなんだよね。

ずっと指版を見て一所懸命ベースを弾いていますって姿じゃない。

指版を見なくても楽勝に楽器を弾いて、歌って踊って動きまわってるイメージ・・・

にしたい(笑)。ま、その方が観ている方も楽しいでしょ。

ところで、今回、Jeff役のAKIRA、Fits役のMIWAが出演できないので、セッション会の

ホストリーダー、Mako-sanに助っ人として出演してもらいました。

んで、そのせいか、若干トラブルが・・・。いや、そんなトラブルってほどでも

ないんだけど、急きょ出演が決まったので、せいぜい4曲が限度、練習は2回が

限度と言うこと、特にMako-sanはドンテルはコピー済み、ナイトレンジャーの

アルバムは2枚目まではよく聞いていたとは言え、さすがにあと3曲が

いいとこだろうと言うことで、タッチ・オブ・マッドネス、クローズ・ユア・アイズ、

ドンテル、ロック・イン・アメリカで、行こうと言うことになっていたんだけど、

本番当日、ルーマーズ・イン・ジ・エアーも出来ると言うことになり、本番でも

やろうと言うこととなり、TOSHIさん焦る(笑)!

もう何年も演奏していなかったし、やらないと思って油断していたので、

リハで2回ほどやってもらったんだけど、まあ・・・出来ない(俺がね)

いやー、迷ったね。ホントに迷った。決断しなきゃいけなかったんで、

最終的にはOKを出したんだけど、ギリギリまで迷った。

メンバー内でも別れたんだ、意見が。G二人はやりたがってた。

Dのdayuねえさんは自分でも言っていたけど保守派なんで否定派。

俺も初めはやらないと決めていた。

こういう場合ね、バンドにもよるだろうけど、決定権はリーダーでは

なくボーカリストにあると思うね。どんなときでもボーカルが歌えないと

言ったら外すべきなんだ。

なぜかと言うと、ごく普通のお客さんはほぼ歌しか聞かない。

他の楽器隊ももちろん大事だけど、楽器やらない人にとっては

演奏は感じているってのが大げさに言うと近いんじゃないかな。

たまにとんでもなくキーが合っていない曲を無理やり歌わせている

バンドもあるけど、いくらギターがリーダーだとしてもそれは

ご法度だと思うね。

完全に歌に照準を合わせるべきだと思っている。

つまりは”自分が云々”ではなく、”お客さんが聞いて、それがプラスになるのか否か”。

結局はそれが一番の基準なんだよね。自分たちがやりたかろうが、そうでなかろうが、

自分たちが楽しかろうが、飽きてつまらなかろうが、それは判断基準にはならない。

すべては”お客さんが望むか、望まないか”だ。極端に言うとだけどね。

自分たちの楽しみも追及していいんだけど、それよりお客さん目線の方を大きく

持っていた方がいいだろうと言うこと。

それで、最後まで迷ったんだ。これがナイト・レンジャーの代表曲に入る楽曲

でなかったら外していたと思う。

ちなみに、これは3曲目に入れると言うことだと思っていたら、ステージ上で2曲目に

演奏するって言われてあせったけど、まあ、どっちでも大丈夫。

ことナイト・レンジャーに関してはkyo-chanが指針なんだ。一番の大ファンなので、

彼の意見の方が正しいことが多い。

あ、それと、渦中のルーマーズ・イン・ジ・エアーだけど、おかげでノーミスで

演奏は出来た。歌詞はちょっとあやふやだったけど(笑)。

 

それにしても、ニテレンはkyo-chanは動くけど、AKIRAさんはあまりポジション

移動はしない方だったんで、kyo-chanの動きに気を付けていればよかったし、

彼の動きは大体予想がつくと言うか、うまくお互いぶつからないように自然と

ステージ上で動きまくっていたんだけど、Mako-sanの動きはまだイマイチ

把握できていなくて若干の交通渋滞が(笑)。自分の前に出られるのは

自分が下がればいいんで楽なんだけど、真後ろに移動した場合、ぶつかりそうに

なるね。今、どこにいるんだ?って思いながら歌ったりして。

本番中はそんなことも考えながら演奏しているんだよ、企業秘密だけど(笑)。

ギター・ソロもさ、交互にある場合は、まずバッキングをしている方に寄って

行って、ソロが交代になると、逆側に行く・・・と。さすがにソロを取っている

方に絡んで行ったら怒られるからねえ。

そうそう、しょっちゅう言っていると思うけど、B&Voのジャック・ブレイズって

サムピックなんだよ。親指につけるやつ。で、もちろんこれが弾きにくい(苦笑

ジャックのはジムダンロップのやつだったかな。でもそれも鬼のように弾きにくくて、

自分は違うやつを使っているんだけど、それが廃番になっちゃって・・・。

今回、買い占めた。

んで、さすがにこのバンドではフェンダー系は使えない。アイアン・メイデンじゃあるまいし、

フェンダーとかトラディショナルなベースはこれまたご法度だね。

モトリー・クルーやるならサンダー・バードを持つしかないように、ニテレンも、ヘイマーや

星条旗のついたやつとか、”いかにも”なやつしかダメだね。しかもストラップは長めにして、

楽器を低く目に構えてね。

それと、今回なんとステージ上でワイヤレスが5台!

自分はベース2台分で2個、kyo-chanが1台、Mako-sanが1台、そして、dayuねえさんの

ボーカル用にワイヤレスヘッドセットマイクが1台。

始めの練習の時にkyo-chanとMako-sanのワイヤレスの周波数がバッティングした。

Mako-sanが周波数を変えて回避してくれたけどね。

彼らのはアナログで、おそらく800MHZ帯のやつだと思う。自分のとヘッドセットは、

デジタルで2.4GHZ帯だね。

それにしても詳しい人しかわからないだろうけど、Mako-sanは単にジェフのパートやジョエルの

パートだけではなく、キーボードパートも担当!これは笑っちゃうよ、ホント(笑)!

タッピングも駆使して、再現してた。その手があったとはね。

kyo-chanは相変わらずだな。彼がいればナイト・レンジャーの完成度はおそらく世界一上がる。

dayuねえさんのロックドラムは最高に気持ちがいいね。まさにロックなんだな。

腕の立つメンバー(色んな意味もひっくるめて)とやれると楽しいな。疲れるけど、充実度も

凄いな。

 

そして、急ですが、お誕生日おめでとう!TOSHIさん!

みんなに祝ってもらっちゃいました!ありがとうございます!!トシちゃん感激ー!!

そして上のケーキ、間違いを探せ!(1か所)。

 

おまけ:チューニング中。チューニングが合うとサルの手が上がる仕組み。


2016.2.14<T☆ROCKSスペシャルブッキング>part1

2016-02-16 | お店情報

「SEMI-AUTO STRANGERS」

成長著しい3人組バンド。今回、かなりいいパフォーマンスを見せてくれました。

オリジナリティのある楽曲を奏でている若手のバンドですが、正直、以前は歌や

演奏能力がもう少し高ければ・・・と思うことも無きにしも非ずって感じだった

のですが、今回、だいぶ腕を上げてきたと実感しました!

演奏がタイトになって非常に見通しの良い演奏、その分、歌もコーラスも

しっかり聞き取れるようになって来て、これからさらに真価が問われると思います。

タイトなドラム、伸びやかなVoの声質、独自のベースリフのかっこよさ、などが

特徴のバンドです。

 

「華将と真澄」

クオリティの高い楽曲と、これまた非常に綺麗なコーラスワークの兄妹二人組み。

実は昔から(おそらく結成当初の頃から)T☆ROCKSに出演してくれていたんです。

自分も彼らのファンで、より多くの人たちに観て欲しくて今回呼んでみました。

やはり期待通り、いや期待以上の良いパフォーマンスを見せてくれました。

やはり自分たちの世界を作り上げて、一瞬で観客を引き込んでしまう技量は

さすがですね。

本日限定の曲、それと以前もやっていた楽曲もアレンジを少し変えてやって

くれましたね。これは貴重です。

 

今回、諸事情により当初の予定が変更になり、出演バンドさんには、

より多くの素晴らしいお客様の前で、演奏してほしく、色々手を尽くしました。

その甲斐あってか、たくさんの素晴らしいお客様が来店してくださって、

最後までしっかり集中して観てくれました。

皆さん、3アーティストととも全部違っていて個性的で良いブッキング

イベントだったと言ってくれましたよ。うん、そう思う!(笑)

 

さて、全精力をつぎ込んだ「NITE-RANGER-Z」の記事はpart2で!

 

 


MAD MAX FURY ROAD

2016-02-11 | 日記

公開時はタイミングが合わなくて観られなかった・・・。

まあ最近はそんなに観たい映画も無いんだけどねえ。

有名なMAD MAXシリーズの割には、一瞬話題になったけど、

その後、誰も話題にしなくなった・・・。

と言う、不安な要素がある映画だったわけだけど、果たして

不安は的中しました(苦笑

予想通りね、2を踏襲したいんだろうなあと思ってたけど、まあ、そのまんま。

そのまんまなんだけど、どうも肝心なMAXに存在感がない。あまり魅力もない。

最終的には誰が主人公だったっけ?ってくらい、影が薄い。

映画の7~8割はカーアクションシーン、戦闘シーンで迫力はある。

ただ、いいかげん多すぎて飽きる。

ストーリーも悪くはないけど、もうちょっとうまく進めていけたんじゃ

ないかなあ。まあ、1も2もストーリーなんて特にないけどさあ。

なんか色々演出がヘタと言うかわかりづらい気がする。

3のサンダードームは急にゴージャスになっちゃって、ハリウッド映画

みたいになっちゃうけど。ティナ・ターナーなんかも出ちゃうし。

 

ハンニバル・レクターが友情出演↓(笑)

 

それにしても、シャーリーズ・セロンがどこに出ていたんだ?って見終わった

あとに思ったけど、片腕のないボウズ女がそうか!びっくりした!

彼女である必要が全然ないような気が・・・。

 

絵的にはすごくいいけどなあ・・・。いかにもオーストラリアっぽいけど、

今回はどうなのかな。

 

途中、白土三平の忍者映画に出てくるような、一本やぐらの術みたいな

攻撃が出てきて笑った。誰もわからなそうだけど。