教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

バンドの定義とは?

2018-06-29 | 音楽的アドバイス

いきなりなんだか堅そうなタイトルですが・・・(笑)。

 

自分が常々考えているのは”自由にやりたいからのバンド形態”

ではないかと思っている。

 

「ギターソロ弾きまくりたいんだよねー」

「思い切りシャウトしたいな」

「観客の前で見得を切りたい」

「モテたい」

等々、自分勝手な欲望を叶えるためのバンド活動では

ないかと思うんだよね。ま、最後の願いだけは保障しないけど

音楽的な欲望はバンド活動、あるいはソロなら叶えやすいと

言える。

 

逆に言うと、これが”誰々のバックバンド”とか”サポート”とか、

”スタジオミュージシャン””レコーディングに呼ばれた”などだと

なかなかそうはいかない。

クライアントが「そのフレーズ気に入らない」と言われればカット

するしかない。

 

その辺のわがままを言い合えるのがバンドではないかと思うのだ。

また”自分の感性に合った歌や演奏、ステージングをしてくれる”

”代わりのきかないメンバー”と言うのも大きな要素でもある。

はたまた”存在”だけでも立派な大きな要素になる。

 

最近は演奏技術も大きく進化してきて、かなり”正解”が見える

ようになってきたと思う。

正解とは”クリックによる揺れないテンポ””ピッチ補正による正確な音程”

”スケールアウトすることのない弦楽器のフレーズ””PC同期などによる

人間では演奏のできないフレーズや音色”サンプリングなどの疑似音色”

などなどかなとは思うのだが、限りなくそれに近づけてゆくライブ演奏に

昨今なってきているのではないかと思うのだ。

 

それを目指すのは至極もっともなことだと思うし正解だと思う。

ただしそこに”そのメンバーでなければ出来ない要素”が加わらなければ

”誰が歌って演奏してもいいんじゃん”になってしまい、はたまた口パク

でも構わない、CGでもアニメでもいいかって極端なことになってしまうような

気がする。

 

”バンドならではの正解”があると思うのだ。

 

とどのつまり、

「テンポは揺れるんだけど、ボンゾでなければツェッペリンの音楽は

成り立たない、彼でなければ魅力が半減してしまう」

 

バンドとは結局のところ、こういうことではないかと思う。

 

それを踏まえての歌や演奏の向上、正解を求める作業を進めて

行かなければバンドの楽しみも半減してしまうと思う。

 

もちろん仕事としての歌や演奏は自分の楽しみよりもクライアントの

要望が勝るのは言うまでもなく、自分の何を求められているのか

しっかり見極める必要がある。

そう言うのが向いている人もいると思うので、その場合はとにかく

スキルを上げる、知識を増やす、人間関係を良好に保つ(笑)などを

心がけよう。

 

 

 

 


閃輝暗点

2018-06-20 | 日記

「せんきあんてん」と読む。

 

何やら日本のインディーズパンクバンドの名前のようでもあるが・・・(笑)。

いや実際、バンド名だったらかっこいいよね。でも最近じゃこの言葉も

有名になりすぎたかなー。

かの有名な少女マンガ(バンド物)「愛してナイト」に出てくるバンド

「ビーハイブ」に対抗して「因数分解」ってパンクバンドが出てくるんだけど

この名前もかっこいいと思った。ね、やっこちゃん。

 

昔、知り合いのバンドに「たちくらみ」って名前があってそれもかっこいいと思ったな。

 

さて真面目に(?)「閃輝暗点(せんきあんてん)」のお話。

ちなみにここから音楽とはかけ離れますので、無理に読まなくてもいいと

思います(笑)。あんまり役に立たない。

 

「片頭痛」と言う言葉を聞いたことがあるだろうか。

”頭痛”と付くくらいだから当然頭が痛くなる。

頭痛と一口に行っても色んな種類があって、片頭痛は目の奥とかこめかみなどに

痛みが生じ、血管が波打っているような感覚があり、ひどくなると吐き気を

催し立っていることも座っていることさえもつらくなる。

治る方法は一瞬でもいいから意識を失う、つまり寝ること。

寝なければ治らないのだ。アレは。

 

ま、自分の場合だけどたぶんこれは大体の人の片頭痛の症状

に当てはまると思われる。

 

で「閃輝暗点(せんきあんてん)」って何よ?ってなると思うんだけど、

”片頭痛”が起こる前触れ、前兆として現れる症状のことを指す。

視界の片方に幾何学模様のようなシルバーのギラギラ、チカチカした線が見え出す。

目で追ってもそこに焦点は合わない。逃げてゆく。目を閉じてもヤツは消えない。

どこまででもついてくる。フレディのように・・・。

やがてヤツは30分ほどで綺麗に消えてしまう。

しかしそこからが悪夢の始まりなのだ。

閃輝暗点(せんきあんてん)はただの序章に過ぎない。

ヤツが消えた時が本当の地獄の始まりなのだ。

 

ドクン・・・ドクン・・・。

 

ほうら、こめかみの血管が波打ちだす。

 

カッターで血管を切って血を出したい衝動にかられる。

 

目の奥がえぐられるように痛みだす。主に左目だ。

気持ちが悪い。

吐き気がする。立っていられない・・・。

まぶしい。暗いところに連れて行ってくれ・・・。

俺に光を当てるな!俺を見るな!ギャーーーーッ!!!

 

ドラキュラか。

 

でね、今回言いたかったことは、今でこそ市民権を得た(?)

「片頭痛」「閃輝暗点(せんきあんてん)」だと思うんだけど、

自分がこれのお世話になっていた頃って主に中学生のときで、

誰に話してもわかってもらえず、特に「視線の端に銀色のギザギザが

見える」って話しても怪訝な顔をされるだけで、宇宙人を見たなんて

ウソつくんじゃないみたいな感じだった(笑)。

「片頭痛」と言う言葉もなかった。誰一人としてこの症状を知っていると

言う人はいなかったんだよね。どんだけ田舎だ。

 

どんな薬を飲んでもダメで、眠るまでは治らないってのも厄介だよね。

まるでエルム街の悪夢の逆バージョン(笑)。ナンシー、眠ってはいけない。

 

ちなみに最近はやや形を変えてきている。

以前よりはひどくないし閃輝暗点も見えなくなった。

どうやら加齢とともに変化して症状が現れなくなる傾向にあるらしい。

ただ軽い片頭痛は出るのでその際は早めにイブを飲むと軽減される。

イブがいいのだ。ノーシンではダメ、おそらくイブプロフェンが

いいんじゃないかと思うんだけど・・・。

 

今となっては少し懐かしい”閃輝暗点”でもある気もするけど、もちろん

二度と観たくはない。

 

 

 

 


肉声

2018-06-19 | 日記

最近の文明の利器には目を見張るものがあり・・・。

ネットですぐ色々調べられるし、Youtubeなんてミュージシャンの

動画やライブ演奏なんかが簡単に見られて本当に凄いと思う。

 

以前も書いたけど、いくらKISSが好きでも、スージー・クアトロが

好きでも動いている絵を観ることがなかなか出来なくて。

スージー・クアトロに関しては中野サンプラザでのライブが初めて

だったのかなあ・・・。

”フィルムコンサート”なんていうのもあったんだよ、昔は。

映画館などやファンクラブ主催で会場を借りて海外のミュージシャンの

ライブやプロモーションビデオを流すの。

それしか観ることが出来なかったのよ、来日するまでは。

NHKがヤングミュージックショーって言うタイトルで有名どころは

たまに放送してくれたけどね。

 

さて、今回はミュージシャンのお話ではなく作家のお話。

 

Youtubeで”三島由紀夫”のインタビューがあって興味深いので観ていると

個人的な好きな作家の”谷崎純一郎”まであって。

ま、そりゃ、録音機器がある時代なら有名人なら肉声が残されていても

おかしくはないわな。

谷崎はいいとして(?)、三島は作品もさることながら思想がね、

まちょっと極端なんでアレなんですが(笑)それでも独自の美学、日本男児と

しての理想のありかた、道徳心、日本を愛する心・・・などはいくつか共感

するところがある。

 

行き過ぎて市ヶ谷駐屯地での自決事件はきっといけないことであり間違った

行動であるとは思いますが、根本の考え方はそれほど特異に感じない。

 

ちなみに色々肉声が残されているんだけど、当時の高校生(男女)との

対話があるんだけど、三島はいつも通りだけど、高校生に驚くよ(笑)。

なんと大人びた発言をすることか。

現代の高校生とは段違い。

 

きっと三島が今の高校生、いや日本を観たら落胆することと思う。

 

ま、三島由紀夫の言ってることはあくまで理想で、ダンディズムに

のっとって生きていきたいと思っているだけだとは思うけど。

 

それにしてももっと昔に録音機器があったら・・・。

 

土方歳三の肉声とか近藤勇と伊東甲子太郎との対談とか、

沖田総司の撃剣指南とかあったかもしれない(笑)。

「はい、沖田総司です!今日は長州の浪士が潜伏しているとの

ことで、ここ池田屋に来てま~す!局長も一緒です。登録お願いします!

ゴホゴホ。」みたいな。

 

冗談はさておき、永倉新八は大正時代まで生きたんだから可能では

あったとは思うんだけどね。

 

しかし、晩年の永倉はまだいいとして、果たして土方や近藤の時代は

話し言葉が現代に通じるのか?

大正時代の永倉の文献もかなり厳しい。

「拙者の負傷いまだ癒えもうさざるも幕軍の不利を見てはこうしていられぬ。

拙者に遊撃隊と見廻組を拝借がねがわるれば薩、長の兵を京都まで追いのけ、

きっと大勢を挽回いたすでござろう」

などと言った具合。

もちろんこれはインタビューで語ったことを記者が書き記したもの。

話し言葉でもかなり今とは違う。

 

土方や近藤の生きていた時代は今からおよそ150年前。

たったの150年前なのに、その頃に書かれた文献はほとんど読めない。

余談だが自分が生まれたたった100年前には土方、近藤などが京都で活躍して

いたと思うと感慨深い。

 

 

 

 

 

 

 


KenKen

2018-06-14 | 音楽的アドバイス

RIZEのベーシスト、ドラゴンアッシュもそうかな。

 

”KenKen”

 

に関しては全然詳しくないのですが、音楽的造詣も深く、アグレッシブな

ベースを弾くスキルの高いベーシストですよね。

音楽活動は長いんだけどさすがに若いんで言ってることは

自分から見れば若いなって感じることもあるんだけど、

それでも真剣に純粋に音楽活動とそれを人に見せる仕事として

認識して深く考えていることがよくわかる。

 

最近感心した発言を少し。

 

”今の子が何に時間を割くかは人によって変わってくると思うけど

だからこそちゃんとしたバンドやちゃんとした音楽が流行っていたり

メインストリームにいないと今まで基礎を作ってきてくれた

先人たちに申し訳が立たない”

 

”今の時代、自分が時代の最先端でやっていて、俺たちが発明した、

みたいなみたいな空気を出す人もいるけど(苦笑)、ここに至る

までには、いろんな先人たちの骸の上に立っているっていうこと

に気づけなければいけない時代で”

 

”おじいちゃんになってもその曲やれるのかな?”

 

 

(上から目線みたいに聞こえたら大変申し訳ないんだけど)音楽に

対して非常に美学を持ってプライドを持ってやっているなあと思う。

 

 

もう一つ。

 

”やっぱりアイドルがロックっぽいことをやっても何も言えないし、

俺ら的には、こちらに寄ってきてるなとは思うけど、逆に俺らが

そう言うことをしたら物凄い叩かれるわけじゃない?

世の中不平等だなって凄い思いながら生きてる(笑)。

でも、みんなどのファンも、自分が一番好きなものを守りたいって

言う気持ちなんだと思うしね。

俺はやっぱりBABYMETALとか観てると悔しいよ。手放しに喜んで

いるミュージシャンも多いけど、俺は純粋に超悔しい”

 

 

そうなんだ。自分はプロでも何でもないけど同じように感じて

いて、これが世の中なんだけど(笑)、これが大ヒットしちゃうと

一人の力で頑張っている人たちが報われないと言うか・・・。

ここに悔しいって感情を持ってきた人はこの人が初めてなんじゃ

ないかと思う。

巷では大絶賛しているミュージシャンばかりで、また音楽の

好き嫌いは個人の自由なんだけど、悔しいとかどこか納得いかない

的なことを言っている人は見たことが無い。

スキルが高いのは間違いないと思うけどね、スキルはね。

 

 


彩の酒場3

2018-06-11 | お店情報

かつてオダサガに酒姫と呼ばれた歌うたいがいたそうな。

 

名前は”彩葉永華”

 

T☆ROCKSと言う闇酒を提供するお店でピアノを弾きながら

夜ごと歌い、呑んでいたそうな。

 

そんな彩葉ママの酒場シリーズ、第三弾。

 

 

 

オリジナルがかなり凝っていまして、とても美味しい!

そして和歌山の純米大吟醸「紀土」。


どれも好評でほぼ完売状態でした!

 

これはノンアルカクテル”花売り小娘”

 

闇市で買ってきた食材。

 

もちろん肝心の歌と演奏の方も皆さん気合が入りまくりで

個性的でとても良かったです。

 

お酒に関係する歌を1曲と言う縛りがあったのですがこれがまた

良くて、それぞれにこだわった歌を聞かせてくれて興味深かった

ですね。

 

彩葉ブログはこちら。

 


T☆ROCKS15周年記念企画:TOSHIさん、メンボだってよ!

2018-06-09 | お店情報

T☆ROCKS15周年記念企画

”TOSHIさんと遊ぼう”

 

TOSHIバンドのサポートメンバー募集です。

 

TOSHIメンバー=Bass&Vocal

ジャンル=70年代邦楽カバー

ギター=1名or2名

ドラム=1名

キーボード=1名

練習スタジオ=T☆ROCKS

本番場所=T☆ROCKS

本番日程=9月下旬(土日祝)

かかる費用=無し

ギャラ=ビールとか・・

 

全てTOSHIの指示に従ってもらいますが、
おそらく音楽的には一つも厳しくないと思います(笑)。

我こそはと思う方はぜひご一報ください。
詳細はその後にご説明いたします。
尚、メンバー重複もあり得ます。
(〇〇曲のギターはAさん、〇〇曲はBさんなど)

 

また、対バンも募集しますので、
一緒に出演したいアーティストやバンドさんも
ご一報ください。

条件等、ご説明いたします。

 

 


昨今のエフェクターボード事情

2018-06-06 | 音楽的アドバイス

自分も大概機材は好きな方だと思うけど・・・。

 

最近はついに(?)コンプレッサー一つになってしまった。

 

理由はいくつかある。

 

ま、簡単に言うと二つあって一つは大きくて重く運びづらい

エフェクターボードとかアンプ(ヘッド&キャビ)など

箸より重いものは持ちたくない、蝶よ花よと育てられたんで

そんなのを持ったら手が痛くなっちゃうと言う立派な理由と、

物凄い数のエフェクター類を通して作った音って結局は

一体なんなのだろう?と言う疑問があるからなんだけど、

そうは言いつつ自分も若いころはアンペグのヘッドやでかい

エフェクターケースを持ち歩いていたこともあるにはある。

 

昔はラックに入れるってのがステイタスだったね。

1Uとか2Uのエフェクターをラックに積んでね。

縦にどかんと長いやつ。

足元にEFボードを置くのは素人っぽい感じがして。

プロはラックだよねーみたいな(笑)。

 

昨今、また流行り廃りがあるようで足元に非常に大きな

EFケースを置くケースが(ダジャレではない)ステイタスに

なっているようである。

 

もう尋常じゃないくらいデカい。

 

畳一畳分くらいあるんじゃなかろうかと思うくらい。

よく持ち運べるな。

 

簡単にご紹介しよう。

 

 

ね、全然興味ないでしょう?(笑)。

 

みんなおんなじじゃんと言うのは正常な感想です。

 

これをざっと見て、「おやおや、皆さん、やはりサンズアンプは

お好きなんですねえ、またMXRも人気ありますね。最近はダーク

グラスでしょうか。そして興味深いことに皆さんスイッチャーを

活用してらっしゃる。音楽ジャンルは違えどこれだけ似たような

ボードですといささか妙に感じましてねえ、ええ、細かいことが

気になる僕の悪い癖」とでも言えるのは右京さんくらいの人でしょう。

 

そう、右京さんの指摘通り、これだけEFが多いとさすがに直列で

並べるのは不具合も生じやすいとの判断からか並列に繋がるように

スイッチャーを活用している人がほとんど。全員か。

 

またサンズアンプ、MXR、ダークグラスはかなり強烈なプリアンプで

音を劇的に変えることが出来る。

黒人を白人に・・・まではいかずともアジア人を欧米人にくらいは

化けさせることが出来る・・・かもしれない。例えが不適切な気も

しないではない、ごめんなさい。

 

そうなってくると元の楽器の素の音は一体どれくらい出ているのか。

 

もちろん骨格や性別を変えることは出来ないので元の音もかなり

残るには違いないんだろうけど、ここまで持ち歩かないと自分の

音にはなりません、ってのが大変すぎるんで自分は無理だなあと。

もちろんかっこいい音にするためにこれだけ通しているわけで、

プロなんでこのくらいは当たり前なんだろうけど。

 

で、自分のEFですが・・・。

参考までに紹介しますが、常に生きているのはコンプレッサー

だけです。

他はワイヤレスの受信機、チューナー、それとZOOMは人のサポート

をする時に簡単に「半音下げて」とか「1音下げて」とかカラオケマシン

と勘違いしているんじゃないかと思われる要望もされるので、そのときの

ためにピッチシフトを仕込んでいつでもピッチを変更できるように

入れているだけでこれはループになっているのでいつもは通ってないですね。

楽器はフェンダーのパッシブのジャズベなんで内臓プリもなし。

スペクターやG&Lを使っていた頃と大違い(笑)。