教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

ヤツは来ていた・・・

2015-08-30 | 日記

わかった!佐野君はここからパクったな!

ほれ、ここの・・・。

 

これだ!

 

ここにも!

 

ここも!

 

よく見るとバッジのロゴもそっくり。

これは訴えるしかないでしょ(笑)。

 

以前、結局のところ誰でも思いつきやすいデザインではないかと、書いたけど、

そうなんだよね、やっぱり「T」の字は誰でもあんな感じに想像しがち。

まあ、あのときはあれしか出ていなかったから、まさか本当にパクっていたとは

思わなかったけどね。でも基本はそっくりだよね。

あのときはまだ、擁護する雰囲気が結構あって、せっかくの日本のデザインにイチャモン

つけるなよって感じだったので、そろってTVのコメンテーターなんかは「まったく似ているとは

思いませんね」なんて言っていたけど、いや、さすがに無理があるだろとは思っていたわけだけど、

やっぱり似てるよなあ・・・。

 

まあ、色もね、黒だか灰色だかが真ん中にあるから評判はイマイチみたいだけどね。

 

1964年のロゴってかっこいいよね。シンプルイズベスト!


私がデザインしました

2015-08-29 | 日記

おいおい・・・、ますますT☆ROCKSじゃねーか(笑)。

佐野研二郎デザイン、T☆ROCKSロゴってか。


こんなんで流れに乗りたくないわなー(苦笑


話は180度変わるけど、以前、占いについて書いた気がするけど、

古今東西無数に占いは存在すると思うし、言ってもたかが占いなんだけど、

割と有名な占いの2つが正反対の結果になっていて興味深い。

一方では今年は最高の運気なんだよ。もうなんでもやれって感じ。

すべて運気が味方してくれるし新たな展開がたくさん開ける・・・みたいな。

もう一方は、昨年と今年は悪いので何も動くな・・・って書いてある。

まあ、以前も書いたと思うけど、何年周期で運気がこうなる・・・と言う

統計学なんで、10年とか、7年とか30何年とか色々あって、尚且つ

少しずつズレてくるだろうから、今回のように最高と最悪がバッティングしても

おかしくはないよね。

 

誰が正しいんだあー!?

 

いや、運は自分でつかめってことだよねえ。一人一人違う人生なわけだから、

自分で自分なりに好きなように切り開いて行く・・・ってことだよねえ。

 

 


あなたの知らない世界

2015-08-24 | 日記

夏ですねえ。

夏と言えば”あなたの知らない世界”、いわゆる”心霊”ですよねえ(笑)。

 

子供のころは怖かったねえ。夏休みにお昼の番組で特集をやるんだけど、

今見たら大したことない心霊写真でも当時はすごく怖かった。

風景の中に人間の顔に見えなくもない模様が写ってる程度のものばかり

だったと思うけどね。墓石に写ってたりするとそれだけでもね。

マンガも”恐怖新聞”とか”うしろの百太郎”なんかが怖かったなあ。

楳図 かずおとか古賀 新一のへびシリーズなんかはさして恐怖は感じなかったけど、

つのだじろうのやつは本気で怖かったわ・・・。

しんぶ~ん、グワシャーン!!




さて、”あなたの知らない世界”だが、心霊と言うくくりにすると胡散臭くなって、

TVなんかでよくやっている変なバトルみたいになって、バカらしくなってしまう

わけだけど、この3次元の世界のほかに他の世界があるとしても不思議ではない

とも思っている。なので、どういった現象なのか興味はある。

それこそ物理的に、唯物論的にああいった世界の説明がなされないものか、

期待をしているんだけど、TVなどでは大体はいつもふざけた感じになるか、心霊組(?)が

バカにされて終わる(笑)。ま、大体ヤラセの写真や動画が多いのがまずダメなんだけど。

誰がどう見ても作り物ってのもひどすぎるよね。女の子はずっとそこに隠れていたのかよ?

みたいな。パンすると必ずもういないし。

ちなみに私自身はまったく霊感(と言われるもの)がない。と思う。

そこで以前より疑問だったのだが、いわゆるアレを見える人は”目”で見ているだろうか?

と言うことである。自分はすごい近眼で裸眼では30センチ以内でないとピントが合わない。

それ以上は裸眼ではすべてぼやけて、モネの睡蓮とか人物なんかは日傘をさす女みたいに

見える(苦笑)。信号機なんかダブってたくさん見えるので最大公約数の図表みたいに

なってる。赤信号なんか10~20個くらいになってるね。

 

ま、そんなわけなんで、もし就寝中に部屋の片隅にアレが見えたとして、薄暗い部屋の

中だったら裸眼ではにじんでぼやけてまず見えない。なのでせっかく出てきてくれたと

言うのに、認識できずにまた寝入ってしまうと言う残念な結果になってしまう。

幽霊さんには「気づかんか~い!」って突っ込まれてしまう。

しかし、もし”目”で見ていないのなら、何メートル離れていても、”ソレ”だけが見えると

言うことになるんだけど、どうもそれは信じがたいんだよね。

まあ、実際に見たことはないので、なんとも言えないところなんだけど、もし見える人で、

ド近眼の人がいたとしたら、その人は眼鏡を外した状態ではまったく見えないのだろうか?

で、気配を感じて、慌てて眼鏡をかけて「おわ!いた!」なんてなるのだろうか?

いや、ホント、5メートルも離れて薄暗かったらほとんど見えないんで、たとえば物体は

なんとなくわかるとしても”恨めしい表情だった”とか”悲しそうな顔をした女の子だった”とか

そんな細かいところまではまずわからない。

よく心霊番組なんかで、トンネルの中の数十メートル先を指さして、あそこにいる・・・なんて

やってるけど、目がいいなあ・・・と思うけど、そういうことではないのか。

炭鉱の仕事をしている人たちがたくさん見えるとか軍人さんが・・・とか言ってるけど、

視力とは関係ないのかね。





リハについて~3

2015-08-24 | 音楽的アドバイス

さて、またお葉書が届いたので、ご紹介しましょう。

 

”ライブで、外音は大きく変えたりしているのか?モニター環境は

変えることはできないのか?”

 

まず、外音は、もちろん常に最適になるように微妙な調整が続く。

と言いつつ、そうでもない場合もある。

例えば、お客さんがだんだん増えてきて、特定の周波数がお客さんの

洋服などに吸われて、音が変わって聞こえてくる場合。

少しずつ調整して、いい感じに整えていく。と言っても大体はベースやバスドラムの

ロー、それからギターの高域などの耳につく部分が一番変わって来るので、その辺を

調整することが多い。

また、例えば曲によってベースの低域が強く、1曲前より、バスドラがマスキング

されて聞こえてしまう場合、ベースの外音を少し下げて、キックを強めに出したり

して調整する。もちろんVo、他の楽器にしても常にバランスよく聞こえるように

一瞬一瞬調整してる。

一番多いのは、バンド系でAメロのVoが沈んで聞こえづらい場合に、

グっとVoを突いてやるってことだね。サビに向かって下げて行くと(笑)。

ギターもね、意外と難しいのはディストーション系とクリーン系を使い分ける場合に

やはり聞こえ方や音の厚さなどが違ってくるので、これの処理はちょっと難しい

ときもある。ひずみがなくなるとやはり相対的に薄く感じるからね。

ま、初めにも書いたけど、たいして調整をする必要もない場合も多いけどね。

 

ピアノ系に関しては、弾いているポジションによってだいぶ違ってくるので、

例えばバンド内で使う場合、あまりにローに寄っていると抜けない時があるので、

少しローカットして1~4khzあたりを持ち上げる時もある。これで音量を上げなくとも

聞こえやすくなるよね。ギターやアコギもそう。

要はかぶっている周波数をいかに少なくするかなんで、それでだいぶいろんな

音が聞こえやすくなる。不自然にならない程度にね。

 

さて、モニターに関してはどうか。

これは、特に何も問題なく調整することは可能。

なので、よくT☆ROCKSでは始まる前に”ライブ中もモニター環境で要求があれば言って

ください”と言っている。

例えばギターの音量なども、どこか違う場所のモニタースピーカーから返している場合、

もしギターアンプの音量が変わってしまうと、モニターの音量も変わってしまう。

それでもこちらではヘタにモニターのレベルを調整できないので、そのままにしている

場合が多い。リハと本番でアンプの音量が変わってしまった場合に起こりやすいし、

本番中もボリューム操作、あるいはエフェクターの音量ミスなどで急に音が上がったり

下がったりした場合は、それがそのままモニタースピーカーからの音量に影響する。

 

それから、ほとんどの人がモニターをよく聞きたいと思うだろうけど、そのコツとしては、

やはりまずは”たくさんの音を返し過ぎない”、”ステージ内の音量をあまり大きくしない”、

”アンプの向きを考える”・・・等々な感じだと思うんだけど、もう一つね、大事なことに、

”モニタースピーカーの近くに立つ”と言う一番当たり前のことがあって・・・。

ま、結局、これが一番有利かなと思うんだけど、これ、できていない人、多いんだよね。

多いのはステージ奥に引っ込んで歌うクセのある人、必然的にドラムのすぐ前で歌う

ことになるんだけど、そうすると、ドラムの音が自分の声を邪魔するし、ステージ前方に

あるモニターからもどんどん遠ざかってしまう。

どうしてもね、モニターから離れると不利ではある。イヤモニではないので。

それとその他の人もね、自分専用のモニターはいったいどれか、とステージに上がったら

確認するといいよ。自分の立ち位置より少し外れているとか、向きが違う場合もあるかも

知れない。大体のライブハウスは普通にVo,G,B,Dなどの立ち位置に合わせてモニターを

置いていると思うんで、ほぼそのままで大丈夫だと思うんだけど、たまに方向がズレている

かもしれないので、その場合はすぐスタッフに言って”自分の立ち位置はここなんですけど”

って言えばいいと思うよ。特にキーボードの方は多少イレギュラーになる場合が多いから、

気にした方がいいね。

 

それと、わかるかと思うけど、”外音”と”モニター音量”は分離できているから、外音を

上げ下げしてもモニターの音量には影響しない。逆もしかりだけど、物理的にモニターの

音量を上げて、それが外音に漏れてくる場合はお客さんの耳に聞こえる音に影響する。

 

それから”モニターの音質に注文をする人”もたまにいるけど、もちろん極力協力は

するんだけど、やはりどのライブハウスもいかに効率よくモニターから音を返すか、

を念頭に置いていて、まず一番の敵である”ハウリング”がおきないように、ハウリング

しやすい周波数をGEQでカットしていることが多い。

なので、あまり素晴らしい音質で返そうとすると、ハウリングしやすくなって、音量を

上げづらいときがあるかも知れないのでその辺も鑑みた方がいいかもね。

あと余談だけどさ、A.ギターなどで”中域を少し上げてくれますか?”って言われて、それは

いんだけど、これ、”中域”って言う定義はないんだよねえ。法律もないので、一人一人

中域の定義は違っちゃう。たぶんアコギで中域って言ったら、確かに500hzから2khzあたり

を言うとは思うけど、500hzを上げるのと2khzを上げるのとでは全然音が違っちゃうからなあ。

もちろん、”800hzを上げてください”って言ってくれれば、こちらも一番わかりやすいけど、

そう言ってくる人はいないんだな。

まあ、あまり細かく言われても、それなら自分の足元でなんとかしてくれって話になるので、

これまた難しいんだけど。

 

 

あ、今回、リハについて・・・じゃなかったな(笑)。

 

 


おおかみこどもの雨と雪

2015-08-22 | 日記

いまさら、である。

まあ、細田監督が評判が良いので、どんなもんだろうと思って、レンタルしてみた。

バケモノも上映中(?)なことだし。

「サマーウォーズ」は残念ながら見ていないので、これもきちんと見た方がいいかなあと

思っているけど、気が向いたらかな。

 

「アナ雪」とか話題になったやつは全部ではないけど、まあまあ見るようにしている。

「エヴァ」はまだ「Q」を見ていないけど・・・。

「進撃の巨人」はまとめたアニメ(?)の前編を見たけど、イマイチだった・・・。

きっと元のマンガの方は面白いんだろう。

 

宮崎アニメもね、全部ではないけど、ほぼ見ている。

「カリオストロ」「ナウシカ」「ラピュタ」「トトロ」などなどやはりみんな言うけど、初期は

いいよね。もっと言えば「長靴をはいたネコ」とかね。

まあ、あのNHK的な独自のクサイ演出が見ていて恥ずかしい部分もあるけど、

やっぱり独自な世界観やアニメーションの質の高さはすごいよね。

凄いけど、最近はなあ・・・(苦笑)。言っちゃあ悪いけど、ものすごく退屈だよね。

苦行かってくらい、見続けるのがつらい作品ばかりな気がする。(意見には個人差が

あります)もう登場人物もさあ、ありきたりすぎて、全然魅力がなく深みもない人物ばかり

で、ストーリーも驚くほど面白くない。で、こだわりの描写には時間をかけるので、作品

自体が長くなるので、見るのが苦痛になってくる。かなりやりたい放題出来るだろうから、

「この場面必要だったか?」みたいのも多くなるし、大げさに言えば無駄が多い・・・。

いつも登場人物は同じ性格の設定なんで、作品ごとに違う人物のはずなのに、だんだん

同じに見えてくる(笑)。あと糸井重里とか倍賞美津子とかの声はやめて欲しかったなあ。

やっぱり顔が出てきちゃうからねえ。

なんて、観る方は実に勝手なことを言っているわけですが・・・(苦笑

 

そこで、おおかみがなんちゃらかたら・・・なんだけど、まず期待していなかった。

どうしたって子供向けだし、いや、成人向けだろうけど、20代の人も60代の人も同じ

成人だけど感性はずいぶん違うよね。20代の人が”いい”と言っても、自分らの世代は

「わからん」ってなってもおかしくはない。

ま、そんな期待感ゼロで見始めたわけだが、結果的には個人的な意見になるけど、

結構良かった。いい作品だと思った。突っ込みどころはいろいろあるけど、ストーリーは

子供だましでなくしっかりしているし、人物描写も深く、決して薄っぺらくないし、無駄もなく

中だるみすることなく進んでいくので、ちゃんと映画を見ている気になる(笑)。

”リアルな転び方”なんぞに何時間もかけているどこぞのアニメ会社とは大違い(笑)。

いや、それもいいけどさ。気持ちはわかるけどさ。

で、この映画は家族や子供の成長なんかがテーマのひとつにあると思うんだけど、

子供の描写が凄く自然でそれでいてリアル。どこぞのアニメ会社だったら倍かけて、

丁寧に描いて、逆に不自然な子供になるところだけど・・・そう、どこぞのアニメ会社の

子供ってリアルっぽいけど実は不自然なんだ。子供の演技をしているみたいな子供。

大人が期待している子供らしい純真無垢な子供を演じているTV画面の中の子役に

見える。また大人顔負けの正義感などを持っていて、これまた不自然極まりないん

だなあ。子供だって汚いし、ズルイし、卑怯で自分勝手な部分も満載なんだけどねえ。

全部隠しているからね。もともとなかったことにしてるよね。

だけど、こちらの映画はそんなこともなく実にあっさりと実に自然に描いていたな。

まあ、絶賛するわけではないけど、演出もクサくなく、凄くうまいし、ストーリーも

(奇想天外ではないが)しっかりしているし、個人的には心に残ったいい映画だと

思ったな。アニメと言うより普通のいい映画みたいな印象。

 

 

 


リハについて~2

2015-08-20 | 音楽的アドバイス

さて前回の続きですが、店側のサウンド的には短い時間、あるいは

転換時の5分ほどでも最低限のチェックは可能と言うことである、個人的には。

まあ、ただ、当然もっと突っ込んだ要求などがある場合、例えば

”ここでボーカルにディレイをかけてください”とか”いったん暗転してから

曲に入ります”とか、やりたければそこは当然時間が必要になる。

まあ、でもあまりに細かい要求はリハの時間もかかるし、あまりやらない

方が得策かとも思うね。オリジナル曲だとどうしても”Cメロでリバーブを”と

言われてもCメロってどこだ?ってなりがちだしね(笑)。

まあ、大体わかるけど。

 

ちょっと余談になるが、現在はアナログの卓を使っている。

デジタルの卓にすれば大きさも半分になってスペース的にも有利になると

思われるが、できればアナログの方がいいと思っている。

デジタル卓のメリットはメモリー機能があることで、各バンドの設定を1ミリも

狂わず覚えておける。それはいいよねー。

ではデメリットはと言うと、もし画面上に8トラック分が表示されていたとして、

バンド側から表示されていないトラックへの要求があった場合、すぐに

そこに手が触れられないこと。いったんその画面を呼び出して、その後、任意の

ツマミを動かすことになる。そのひと手間が、ステージ進行やバンドの要求に

答えることがとっさに出来ないのが怖いので、アナログにこだわっている。

まさかのフリーズしたりしたら目も当てられない(苦笑)。さすがにないか。

また、贅沢を言えばチャンネル数は多ければ多いほどいい。

うちは通常のバンドなどに使う19ほどのチャンネルのほかに8系統の

ラインを持っているので、例えば8人のアコギを弾く人がいても、同じ

チャンネルを使いまわす必要がない。これのどこがメリットかと言うと、

その人の”諸々の設定をそのままいじらずに本番でも使う”ことができる。

よって、本番のステージ上で”リハと音の聞こえ方が違った”などと言う不具合がない。

リハから設定を触っていないんだから。(ただ、お客さんが入って客席の反響が違う

可能性はあるけど、T☆ROCKSはそんなに大きく影響しない。変わって聞こえたとしたら

自分の耳がリハのときと変わってきているからと言うのも十分あり得る)

これが同じチャンネルを使いまわす場合は、設定をメモっておいて、

その人によってツマミを動かす必要がある。そのため、間違いが起こる可能性も

大きいということだ。

 

あと1で書き忘れたけど、店のバスドラなんだからそんなに大きく変わらない

だろうと書いたけど、まあ、音質は変わるんだけど、MAXの音量はわかって

いるわけだよね。だからそんなに目くじらを立てて音を取っていく必要もないはず。

もちろん細かく取れればそれに越したことはないが、一番有意義なやり方を

模索している場合ね。

ドラムキットをね、全部持ってきて自分が把握していないキットなら綿密に音を取って

いかなければならない。タムがどのくらい共鳴するのかとか、フロアがどのくらいローが

あるのかとかバスドラのミュートは?とか、EQをどうするか・・・とか、そうなったらまた話は

別で、ぶっつけは少し怖い。ま、そうは言ってもドラムはボリュームツマミがないから、

そんなに困ることもないとは思うけど、まあ、ミュートが少ないのが好みの場合は

もしかしたら困ることがあるかもしれない。

 

さて、店側からはこんな感じで、ご質問のおハガキによると”有意義なリハの使い方”

と言うのがあるので、それにお答えしましょう。

やはりいつもスタジオ練習している環境とは違うと思うので、それをまず理解して、

やりにくい場合はなぜかを考えましょう。とにかく頭で考えないとダメです。

”ああ、ギターアンプの向きが良くないからやりにくいのか”とか”キーボードの返しが

大きいから自分の声が聞こえづらいのか”など。

逆に感覚で”やりやすい”と感じたら、それでOKですね。

 

また”ありがちなヘタなリハ進行とは?”も質問にありましたのでお答えします。

逆に言うと、リハでやるべきことは、”なるべく全部の楽器、声、小さい音から大きい

音までまんべんなくやる”と言うのが一番いいわけです。

なので、リハ終了間際に初めてキーボードの音を出すなど(誰かが全曲の中で1か所だけ

キーボードを弾く場合などに多い)は困るわけです。”イントロだけなんで5秒くらいで、すぐ

終わります”なんて言うけど、音を取り、各モニターにキーボードを丁度良い感じに返すと

言う作業はキーボード演奏が5秒だろうが、35分だろうがまったく関係なくかかる。

しかもキーボードは本体にボリュームがついているわけで、いくらでも調整が可能なので、

急に大きくしたり小さくしたりも自由自在に本体で出来てしまうので、PAを扱っている人は

神経質にならざるを得ない。

 

個人的になんだけど、時間の節約のために各楽器を一つ一つ音を取っていかない場合は、

スタジオ練習のように演奏してもらう。大体一つ一つ楽器の音を取っていくのもこっちは

楽だけど、果たして楽器隊が本番と同じニュアンスで音を出せるのか疑問でもある。

キックだけとか、スネアだけって言われても演奏中の叩き方と同じにはなかなかいかないよね。

だから手っ取り早く、”スタジオ練習のように演奏して、アンプの調整なんかも同時におこなって

ください”と言ってやってもらう。出来れば曲の半分くらいまではやって欲しいかな。

単純にこちらはいろんな曲、いろんな歌い方、いろんなソロ、いろんなコーラス、などが

聞きたいわけで、フルで曲を演奏してもいいけど、もしあまり曲数を演奏できない可能性が

ある場合は半分までやって次の曲にいってもいいかなと言うこと。

 

まあ、言うまでもないけど、ソロ演奏の確認とか、ピアノのフレーズの確認とか、個人で

確認すべきところはリハでやってもしょうがないよね。スタジオ練習ならばみんなにも

聞いてもらって判断してもらうのは有意義だけどね。

リハは”自分が問題なく演奏できるかを確認する場”だから、当然練習する場ではない

んだけど、まあ、それでも自信がないブレイク箇所とか、練習不足とかあるようなら、

音の確認がてらやってもいいと思うよ。一石二鳥で考えればいいやね。

 

リハの基本である”自分が問題なく演奏できるかを確認する場”と言う概念から

考えると、”自分が主に何を頼りに演奏しているのか”を把握しているといいかも

知れない。もちろん、全体にきちんと聞こえる環境が一番いいだろうが、もし

主にギターを頼りに演奏しているとか、歌っているとか、それより自分の音さえ

大きく聞こえていれば大丈夫とか、歌をよく聞きながら演奏しているとか、

人によっていろいろあるだろうから、それを優先に構築していくのがいいと思うね。

ボーカルの人で”バスドラをください”って言う人がたまにいるけど、それは、

”自分の声が良く聞こえていて、尚且つバスドラがもっと大きく聞こえた方が気持ちよく

歌えるかな”と言う場合に有意義なモニター環境であって、そもそもバスドラは真後ろに

あるので聞こえないことはあり得ないわけで、何かの音をモニターに入れていけば、

それだけもともと入っていた音はマスキングされていくことも考えなければならない。

バスドラを返したことによって、自分の声が聞きづらくなるなら本末転倒である。

 

大体において、T☆ROCKS程度の大きさのステージなら、楽器の音はアンプからのみが

いいと思う。ドラマーにのみ、アンプの向きから外れている場合が多いので、楽器の音を

軽く返すのがいいかもしれない。それでも漏れてくる音で大丈夫な場合も多いけど。

なのでモニターには声のみの方が良いかもしれないね。

あるいは、どうしても上手と下手が離れていて、アンプの向きがお客さんの方を向いている

ので、聞こえづらい場合は返してもらうのもいいと思う。

 

またリハをやらない場合の”PA表の書き方”

そもそも、この”PA表を必ずリハ前にください”と言っているのにも関わらず”あとで書きます”と

言って出さないアーティストも多いんだけど、まあ、なんというか自分で自分の首を絞めている

ことになっていることに気付いているのだろうか?

こちらは(初めてのバンドなら)、何人編成で、誰がどのアンプを使うのか、コーラスは

何人なのか、ライン系統は必要なのか、などなど、何もわからない状態で始めなくては

ならない。そこでPA表に”おおまか”でいいので書いておいてくれると、リハ及び、本番も

それを頼りにミスがなるべく少なく行うことが出来ると思う。

T☆ROCKSでは原本を私に、コピーしたものをスタッフに渡していて、それをもとに

仕事を進めるようにしている。そして、そのPA表になんでも注意事項を書き込むことに

している。やはり間違いがないようにだね。頭では覚えていてもねえ、複数バンドがいる

場合は忘れちゃうからねえ。しっかり書き込んでおかないと。そういうためにもPA表は

出してほしいよねえ。

決して、あまりにも細かく書きこむ必要はないからね。

なのでリハをやる場合とやらない場合で、書き方に大きくは変わらないけど、例えば

通常の楽器編成(Vo,E.G,B,D)なんかだと想像がつくけど、そこにアコースティック

ギターが加わるとこちらは神経質になる。バラード曲でバックの演奏があまり大きくない

状態で弾くのか、イントロのみで弾くのか、あまり弾かないけど味付け程度で弾くのか、

バックの演奏もガッツリ大きい状態で、アコギもガシガシ弾いて、その音もしっかり

外音に聞かせたいのか・・・。こういうのはリハがないとコミュニケーションが取れない

のでわからない。

 

”PA表の書き方”として、細かい指示がある場合は書けばいいけど、そもそも

複数バンドがいる場合はなかなか完璧にはいかない場合もあるし、あまりミスに

つながりそうな要求はしない方が無難かもしれない。

曲に関しては、”バラード曲、リバーブ系を強め”とか”タイトな感じで”とか、”ベースソロ

あり”とか、”リードボーカルがドラムになる”とか、照明に関しては”赤系の照明を多く”とか、

”曲が終わってすぐ暗転、ドラムのカウントで明るく”とか、まあ、そんな感じがいいかと

思うね。

特になければもちろん”お任せ”で何も書かないでいい。

大体、自分のバンドの場合はいつも”リードボーカルの変更と、バラード曲、それと

照明に関しては、派手にやってください”としか書いていない(笑)。

ヘタに”ここで声にディストーションを”とか書いて間違ったらヤバイからね。

でもちょっと曲を知ってもらったときは”ここで目つぶしを”なんて要求していたけど。

 

それから”リハをやらない場合の本番での注意点”。

サウンドチェックは出来るだろうから、それほどヤバイとはならないだろうけど、

それでもやっぱり全員で合わせたら”あ、ちょっとマズイ”って場合もあるかも

知れない。ま、仕方ないからアンプなんかは調整しつつ、モニター関係に

ついてはMCなどのときに気軽に言えばいいと思うし、演奏中なら、大きく

(小さく)したい楽器を指さして、上にやったり下にやったりすればたぶん

伝わる。結構伝わらないのは、”演奏中にマイクを使って訴えること”。

これね、自分には良く聞こえているんだけどね、自分が一番有利なモニター

環境になっているわけだからね。でもね、外音には全部の楽器がドカンと

出ているんで大きな音の時は単語まで聞き取れない場合も多いんですよ。

これ、気を付けてほしいですね。

 

さて今回はこのくらいで!!

まだ続く!


リハについて~1

2015-08-20 | 音楽的アドバイス

常連のお客様から有意義なご質問をいただきました!

まあ、何度か話したこともあると思いますが、ここまで”知りたい”と

言ってくれた方は初めてなんで。

でもバンドマン側、イベント側は知っていた方がいい案件だよね。

まあ、別段大げさなことではないんだけど、質問は大体以下の通り。

丁寧に書こうと思うのでかなり長くなる可能性あり、なのでごめんねえ~。

 

リハについて
○イベントを組む側からするとリハ時間を省略してでも参加バンド数を増やしたい思いもあり。
○PAさんはいくつものバンドを見られてるのも当然で果たして事前に綿密なリハが必要なのかな?という疑問。
○転換時のサウンドチェックで必要十分ではないものか?
(もちろん第一声からのクオリティを考えるとやらないよりやった方が良いのは当然かとは思いますが)


各メンバーが知っておくべき
①有意義なリハ時間の使い方
②PAさんがリハで把握しておきたいポイント
③ありがちなヘタなリハ進行
④もしリハをやらない場合の注意点(指示書に載せるべきポイント、本番での注意点など)
 
これは主に貸し切り時間で料金が発生する(大部分がそうでしょうけど)場合、
無駄になるスケジュールは組まない方が安く上がるので、それだけ負担も少ないし、
出演者、観客ともにメリットはありますね。
なのでT☆ROCKSのHPには”リハなしもOK”と謳ってあります。
 
さて、リハーサルですが、よくその手の本に書いてあるように、”練習の場ではない”と
言うのがありますね。
まあ、それは後でいいか。
 
たぶん、皆が知りたがっているのは”店側はどうなのか”ってことだと思う。
まあ、極論を言えば店側が一番困るのは”音を制御できない”ことで、それを一番
恐れていると思う。演る側が気持ち良くても聞いている側が気持ち良いバランスで
ないとね。全部、店側のせいにされるからね。そりゃ聞く方はそうだよね。
なので、これまた極論ではあるが、PA屋さんが気にするのは、
”ギターアンプなどの音量を上げすぎてこちらが制御不能に陥らないか”、
”楽器の音に対してボーカルの声量はどのくらいか”。
まずはこの2点である。
リハーサルでは、この2点を確認して、”楽器隊のステージ上での音量”、
それと、もしあまり声量のないボーカルの場合、”モニターの声を大きめに
した方がいいか”、などを気を付ける。(プレーヤーの好みにもよる)
あとバスドラの大きさも気になるんだけど、まずはやはり上記の2点。
そのあと、やっと各楽器の音質にこだわって音を作る。
が、私個人はあまり各楽器の音に極端なEQ処理などはしない。
極端に低域のないベースとか、極端にトレブルがきついギター、アコギで
モコモコ過ぎる音質の場合・・・などに修正することはあるが、音質をいじって
いいか聞いてからにするし、プレーヤー側が”その音を好んで”出していることが
多いわけで、こちらがあまり勝手に修正してもいいものか疑問もあるしね。
 
あとはやはりよくやるように、ギターのエフェクトを踏んでの音質の差、それと音量差
の確認だね。まあ、正直音量差は気になるね。音量差に関しては、声をかけるときがある。
音質については、”その汚い音、どうにかならないの?”とは言えないので、言わない(笑)。
 
さて、このように最低限おさえておくべきところは、上記2点で、それ以外はもちろん
リハーサルの時間が取れればいくらでも詰めていきたい。
詰めていきたいが、上記2点をしっかりおさえられれば、他は致命傷になるほどの
大けがにはならないと思う。
 
そして、この”重要案件”が転換時のサウンドチェックのわずかな時間で可能か?
なのだが、可能である。ただし、ある程度のきちんとした歌と演奏が可能なアーティスト
なら、である。さすがにあまりに素人さんだとそもそもアンプの音量なども適量に
出来ないとか、ボーカルマイクに自分の声をうまく乗せることができない・・・など
基本的な事柄が出来ない人だとそこから修正していかないといかないので、難しいと
思われるね。
 
ちょっと余談になるが、以前、某ライブハウスに出演する際に、よく「バスドラくださーい」と
言われてそこから音を作っていくじゃない?で、まあ、確かにキックペダルによって音質は
違うし、踏む強さによってコンプも変えなければいけないんだけど、言っても自分の店の
バスドラだよね?そこまで大きく音の変化はないだろう・・・と思うんだけど、ゆうに10分
くらいずっとバスドラを踏み続けて、ずっと音を作っているわけ。で、ドラマーが”疲れたー”
と言い出すんだけど、そりゃそうだよね、10分間バスドラだけをリズムも出さず踏み続ける
わけだから。あれ、今考えると様々なリバーブを試していたね。プリセットも外部EFだと
100種類くらいあったりするからね。
時間もお金も今より余裕があった時代かねえ(笑)。
 
うわー、やっぱり長くなった。
続きはWebで!
あ、ここWebか・・・。

Alexandros

2015-08-18 | 日記

控えめな青年が店に入ってきて、「あの~、スタッフの方かオーナーの

TOSHIさんいませんか・・・」とこれまた控えめに聞くので、私が対応したら

10年くらい前によく店に来てくれていたバンドマンの青年だった。

セッションやライブ、あと現在とは違うバンドだけどレコーディングもしたり

してた。

彼は「覚えているかわかりませんが、以前、お店によく来させていただいて・・・」

なんて言っていたんだけど、よく覚えていたし、名前も憶えていたんだけど、彼は

いたく感激してくれた。

 

で、「今度CD作りまして・・・」って言って、一枚のCDをくれたんだけど、

まあ自主制作かなみたいに思って「ありがとう、そうだ、今度ポスターでも

フライヤーでも貼ってあげるから持ってきなよ」って言ったら、「はい、よろしく

お願いいたします」なんて言っていた。

 

バンド名とかメンバーの顔になんか見覚えがあるかも・・・と思って、その場にいた

スタッフに〇〇って有名なの?って聞いたら「ヤバイっすよ、超有名っすよ」って

返ってきたんで、え?マジ?って思ったら、確かに雑誌で見た顔がメンバー写真にある。

ま、そのメンバーはベーシストでちょっと前のベースマガジンの表紙になっていて、

巻頭カラーインタビューが載っていて、しっかり読んだ記憶がある。ドラマーも写って

いたかな。

 

果たしてそのバンド名は・・・

 

「Alexandros」

 

そこの現ギターの白井君だった!

 

よく聞くと、今度、武道館でやるらしいじゃん!

そんな人間に「ポスター持ってきなよ、宣伝してあげるよ」ってギャグ以外の

何物でもない!!(笑)。

彼も彼で普通に「はい、よろしくお願いいたします」なんて言うんだもんな(笑)。

 

 

 「飲みにでも行きません?」なんて言ってくれて、ビビってるスタッフを連れて、

食事に行きました!

ちなみに彼は相模原市出身です。(了解を得ています)

ちなみに、ここで訂正ですが、私は大野小学校、大野台中学出身です。

先日間違えて言ったかも。ま、どうでもいいな。

 

 

本人の了解を得ています。ってか本人のブログから拾いました!

ありがとう!!

 

もちろん彼らのやっている音楽はすごくいい!売れているのがわかる。

食事をしながら色々話したんだけど、(特に一緒に行ったバンドマンには相当

刺激的だったと思うが)やはり歌と演奏がうまく、良い音を出す、のは当たり前で

それプラス、覚えやすい(難解過ぎない、歌える)歌メロ、斬新で新鮮に聞こえる

アレンジ、それとやはりルックスの良さが必要だろうと言うことを話した。

さすがに彼らはすべて満たしているよね。こんなに凝っているのに、しっかり

歌メロだったり歌詞だったり、リフだったりの”主役”がきちんと見える楽曲は

やはりセンスが良くないとできないよね。

CDとは言え、相当演奏がうまくないとここまできっちり演奏できないよなあ。

ま、自分くらいの歳にはめまぐるしいアレンジだな、とちょっぴり疲れるけどね(笑)。

 

でも彼は本当に気さくに、しかも控えめに(笑)、「昔お世話になったから」と言って

わざわざ店まで来てくれて、店のバンドマンにアドバイスもいっぱいしてくれて、

それも最後までまったく偉ぶることなく、彼らにも敬語で話してくれて、人間性が

とてもしっかりしているからこその成功と言う部分もあるだろうなと思った。

もちろん彼は昔から芯が強くて非常にハッキリしている人間と言うことは

わかっていたので、やりたいことやそうでないこと、軽蔑した人間とは絶対仕事を

しないなどと言う部分は強く感じる。それと同時にいくら上に立つ人間になったと

しても周りへの尊敬や心配り、お世話になった人への感謝を絶対に忘れないで

人と接していくことが出来る人間だと思った。

やはりどんな仕事でも結構ものを言うのは「あの人は好きなんで仕事を頼みたいな」

って部分が無視できないと言うこと。損得も考えるけど、やはり人間なのでね、嫌いな

人とはやりたくないのが人情だよね。

きっと彼は「信用できるし誠実だから仕事をしよう」って思われていると思うけどね。

いや、俺よりずっと有名人なんだけど(笑)。

 

それにしてもT☆ROCKSに出ていて、TVに出た、とか、デビューした・・・とかチラホラ

いないこともないけど、武道館クラスは初だな!

いや、当時のバンドではないけどね。まったくノーマークのところから出てきたなあと

思ってびっくりしたなあ。

みんなもどこでどうなるかわからないから「自分が出来る」って思ったら続けることだよ。

話の中にも出てきたんだけどさ、「自分らの音楽は世界一いいって本気で思ってた」って

言ってた。それと、そうは言っても急に出てきたわけでもないし、何年も下積み生活が

あったわけだし簡単にはいかないだろうけど、結局自分を信じるかどうかは大きいよね。

自分は「自分の才能ではデビューは無理だろう」って思ってから、それでもなんとか

この業界にいたいって思って今の居場所を作ったわけで、ここで意外と重要なのは

「自分はプロミュージシャン以外の職業を目指さないと無理だろう」って気づいたこと

じゃないかな。あきらめろって言ってるわけじゃないよ。自分だって30半ばくらいまで

なんとかしがみついていたもん。

ギリギリまでやっていればいいと思うね。誰かの歌に「今の場所が想像していた場所とは

違うかもしれないけど、間違いじゃない・・・」ってのがあった気がするけど、結局そこが

近い場所だったらいいじゃん。180度違う場所だとよほど条件が良くないとイヤだけどさ。

そこはどう考えるかだけどね。たいしてやりたくない仕事だけど素晴らしく条件が良くて

それで生活がハッピーならいいしね。自分ははじめそうしようと思ったんだ。それで音楽は

趣味にした方が気が楽だし。ま、無理だったわけだけど。

 

さて、「Alexandros」

もっともっと大きくなって、また重要なのは10年、20年、30年・・・・続けて欲しいよね。

今がピークじゃなくて、ずっと後世まで続いて名を残していくバンドになって欲しい。

 


人は中身より外見・・・か?

2015-08-16 | 日記

エッセイストの能町みね子さん(と言う人)がTVで「オネエ」と勝手に

紹介されて、抗議をしているようで、まあ、性転換手術もしているようで、

本人が納得いかないならそれも自由だし、いいとは思うけど、ただ、06年に

この方は「オカマだけどOLやってます。」って題名の本を出しちゃているんだよねえ。

 

そうなってくると、そう呼ばれたりそう認識されても仕方ないんじゃ・・・

ってなるよね。それで一時期は食べていたんだから。

まさかオネエはダメでオカマならいいってわけでもないだろうし。

 

この人を批判するわけじゃないし、大体この方を知らないので、この方に向けて

意見を言う気はサラサラないんだけど、最近、「自分の中身はこうなので、見た目で

判断しないでください」って言う感じの若い人をたまに見かける。

刺青してるけどヤクザじゃないんでプールに入れてくれ、とか大衆浴場に入れて

くれとか、髪は長いけど中身は真面目なんでサラリーマンやらせてくれとか、

あご髭伸ばしているけど、セールスやらせてくれとか、金髪だけど教師に

してくれとか・・・ま、極端だけど。

 

人は中身とともに見かけも大事なんだよ(笑)。(あと肩書きな)

金髪にしてるってことは目立ちたいんでしょう?人より優れている部分が

あるんでしょう?「あなたは何が出来るんですか?」って人から注目を

浴びたいんでしょう?

まさか、その髪の色にしておいて、「自信がないので話しかけないでください」

ってわけはないよね?

自分も経験あるけど、金髪などの奇抜な髪形やスタイルはハードル高いぞ。

当然、人からは「あいつは何かに秀でているに違いない」と思われる。

それがそうでもないってことになるとみんなガッカリするからね。

それだけ期待をさせちゃうんだよ。目立つファッションや行動は。

 

つまり何が言いたいかと言うと、自分の外見や、行動などに責任を持ちなさいよ

と言うことなんですよ。(能町さんの場合は過去の出版物ってことだけど)

私は24時間T☆ROCKSのオーナーTOSHIさんをやっているつもりです。

いつ何時、誰の挑戦でも受けます(笑)。日々勉強して音楽について答えられない

ことが無いように努めています。あくまで務めているだけだけど(笑)。

 

また(最近はおとなしくなったとは言え)この髪形やファッションで出歩いて、音楽の話を

振られて、プライベートなんで、とかその音楽は好きではありません、誤解しないで

ください、などとは言わないよね。

この外見じゃ、普通はロックやヘビメタ好きだと思うだろうよ。打ち上げやらパーティが

大好きだと思うだろし、お酒強いと思うだろうよ。冬に革ジャン着ていると、バイク乗るん

ですか?とか聞かれるよ。

それはこっちの責任だよ。「違うよ、ビートルズが好きなんだ、酒もタバコもやらない、

ドンチャン騒ぎも好きじゃない、原付しか持ってない、外見で勝手に想像するな」

って言っても説得力ないよね。そう思われたんならすべて自分の責任だと思うよ。

この外見で「葬儀屋で雇ってください」と言って断られても誰も責められない。

だから外見からくる自分に対する誤解や偏見も決して他人のせいにはしない。

すべて自分の責任だと思ってその覚悟をもって対処をしている。

 

その辺を少しね、考えが及んでないなって人が多いのかなって思う時もある。

 

話は元に戻るけど、オネエでもなんでも話題にしてくれりゃ、おいしいじゃんか

なんて思っちゃうけど、まあ、デリケートな問題だからねえ、自分が一番気にして

いるところだろうから、抗議したんだろうけど、ずっと隠してきたんなら別だけど

それを宣伝材料にしているからなあ。突っ込まれても仕方ないな。

昔はオカマでもよかったけど、今は違うので・・・って言うしかないよなあ。

 

 

 


心理テストと占いとじじい(部屋とワイシャツと私風)

2015-08-14 | 日記

心理テストが流行ってますな。確かになかなか面白い。

まあ、よくネットであふれているやつなんかは、本当の心理学者が

作ったやつなんかあるとは思えないし、みんな遊び半分でやっていて、

本気で信じている人はいい大人はいないだろうけど、自分は昔から

心理テストってのは「ホントかなあ」って思っちゃう方。

ロールシャッハテスト(だっけ?)も別にいつ見てもただのシミにしか

見えないし、せいぜい無理やり蝶の羽・・・?人間が踊っているように

見えるとか、熊の顔に見える・・・とかみんな想像力が凄いな。

いや、そういうテストじゃないか。

他にも、草原に動物がいました、なんの動物?

「オオカミ」。

それはあなた自身を表しています。とか

目の前に塀があります。どのくらいの高さ?

「頭の上くらい」

あなたが越えなければならない壁の高さです。

とか、なんの根拠があるんだろう?(笑)。

あんなもん、誰でもなんだって考え付くわな。

例えば「一人の身近な人物を心に思い描いてください」

「それはあなたがすぐに感謝の念を伝えなければいけない人です」

・・・な~んてな(笑)。

あと、最近よく見るのが、たくさんの漢字が並べてあって

その中から意味の分かる単語を三つ見つけて、それが

あなたに今必要なものです・・・とか言うやつ。

信じる人がいるとは思えん。子供じゃあるまいし。いや子供向けか。

 

まあ、面白いってだけで別にいいとは思うけどね。

それで人の性格を押し付けたりするのはどうもね。

「あなたはこういう人間です」って決めつけられても、そういう

一面もあるかもしれない・・・ってくらいだよね。

 

なんて言いながら占いの類は結構気にするのよねー(苦笑

でやっぱり面白いのは、全然正反対のことが書いてあることも

よくあるってことだよね。

いろんな占いのやり方があるだろうけど、四柱推命とか占星術とかとか・・・。

で、人生を10年周期で区切って占うとか、12年周期で占うなどが

多いんだけど、そうすると当然、ズレてくるわけだよね。

で、片方は今年は最高の運気なので積極的に行った方がいいと書いて

あって、片方は今年は良くないのでガマンの一年・・・などと書いてある。

悪いことが書いてある方は読まなかったことにする(笑)。

いい方の占いばかり読んで、自分に暗示をかける。

女子か!(笑)。

 

でも心理学の話に戻るけど、心理学と言う分野は好きなんだよねー。

なにかと精神的な病が増えてきている日本の昨今、大切な分野だよね。

しっかり研究するならば。

まあ、でも気になるのはさ、例えば若い先生が老人に何をアドバイス出来るよ?

って思う時もあるよ。もっとも鬱症状のような脳の病気ならいざ知らず、

中には単なる人生相談みたいになる場合もたぶんに含まれると思うんだよ、

精神科なんてのは。心療内科っての?

そういった場合に20代の若い医師が何を言ってやれるんだろうって思う時も

あるね。あと、坊主ってのも基本的には信用していない。

社会生活を送っていない坊主がサラリーマンの苦悩はわからんだろう。

逆もまたしかり。キリスト教(?)の神父様が言う「懺悔なさい」って言う

あの小さな部屋に入って自分の罪を懺悔するやつ。海外TVでよく見るやつ。

海外TVの場合は大概神父様が悪い奴なんだけど(笑)、それは偏見として、

ただねえ、ずっとそこにいた人はやっぱりそこのことしかわからないと思うんだな。

ま、神父さんは別に説教はしないんだろうけど神父さんに打ち明けてもなあ。

だからこそ悟りを開く・・・みたいに修行をするんだろうけどね。

坊主の話をあまりにありがたがって聞いている人の気がしれんよ。

そりゃ、厳しい戒律を守って厳しい修行もして毎日お勤めしているだろうけど、

煩悩にまみれてそれを抑えながら必死にサラリーマンやっている人も凄く立派だよ。

何かをもがき苦しみながらやっている人、何かを作り上げている人、子供や

人のために一所懸命になっている人、みんな立派だと思うよね。

坊さんや神父さんだけが特別に偉い人ってのもどうかと思うね。

いや、悪い奴と言っているわけではないよ。自分たちとさして変わらんだろうって

思っちゃう。

 

まあ、それでもひとつ言えるのはやっぱり人生を長く生きた人はそれだけ、経験値が

あるわけでそれは素直に認めないといけないなと思うな。

若い時はじじいが何言ってんだなんて思ったけど、そのじじいも若い時があった

わけで、実は目の前にいる若者の心は見え透いて見えちゃっているんだよな。

昔、若者だったんだから。俺たちのことなんか何にもわかっちゃいないクセにって

思うと思うけど、結構わかって黙っているんだぜ、じじいは(笑)。

 

お盆になんだかバチあたりなTOSHIでした。