教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

悲しいときー

2015-10-27 | 日記

”いつもここから”です。

 

あんまりこんなことは書かないんだけどさ・・・。

ちょっと悲しすぎ、やるせなさすぎたので書いちゃう。

 

ブッカーやりたいって言ってくれた人がいて、張り切ってくれて、

店にも来てくれたり、名刺も欲しいと言うからさっそく作ったんだけど、

自分のブッキングの時に来る予定だったのが、来れないと言うことに

なって、その際に自分のギャランティはいつもらえますか?って連絡が来た

んだよね。

その時にまず、ギャランティの話が先ではなく、社会人としては謝罪が先なん

じゃないかってなって、それはすぐわかってもらえたんだけど、結果、もう辞めるって。

まだ名刺は渡してなかったからどうする?って言ったら、捨ててくださいって。

もうやる気がなくなったらしい。

まあ、実際にはブッカーの仕事をやってみて、思ったほど収入が得られないから、

見切りをつけた感じなんだけど、まあ、実績がないとね。顔を売るって言うかね。

そこからコツコツやっていかないとクライアントも信用できないだろうし、「この人が

オススメしているんだから出てみよう」って思ってもらえるまで自分も成長しないとね。

あるいは「面白い企画」とかね。

たぶんもうちょい手軽に楽しく仕事が出来ると思ったんじゃないかな。

濡れ手に粟の仕事はそうそうないよな。でも企画によっては簡単に数秒で一万円以上、

手にすることも可能。

 

名刺代はまあ、いいけどさ、さすがに悲しいのよ。

これを自分で捨てるわけよ、私が。

まあ、物理的にはなんてことないことだけどね。気持ちが残念だよね。

自分の名刺って結構喜んでもらえるのよ。手渡すと。それがないうちにもう捨てるって

言うのも悲しいなってね。

 

まあね、こういう仕事をしていると、よくあるっちゃあよくあるし慣れているはずなんだけど、

それでも今回はずいぶん気が変わるのが早くて、ちょっと閉口した。

 

基本的には、いろいろと信用して人生生きている(笑)。

けど、100%は信用しないって言うか、どんな人でもずっと一緒にいてくれる保証は

ないからね。そういう時に裏切られたとか大騒ぎする人もいるけどね。

まあ、それを言ったらきりがない。でも自分はずいぶんと恵まれていると思う。

素晴らしい人たちに助けてもらっていると感じている。


ばんたまの皆様へ

2015-10-16 | 音楽的アドバイス

ばんたまのギター部、ベース部の皆さん、以下のリンクに「ライオン」及び「ヘビーローティーション」の

コード進行、押さえ方、簡単な説明などを載せています。

とりあえず、押さえやすいパワーコードで説明してありますので、ギターチームは

参考にしてください。

尚、パワーコードは、より簡単な押さえ方、ルートを人差し指、5度の音を小指で

押さえるように統一してあります。

 

 

ライオン

 

ヘビーローティーション

 

 

 

手書きできったないですが(笑)、まあ、愛嬌で・・・。

とにかく音源を聞いて、曲を丸暗記してください。もし譜面とつじつまが合わないところが

あったら、音源をよく聞いて自分なりに合わせてみてください。

質問はまたばんたまの際に受け付けます。あるいはメールでもOKです。


コピーその2

2015-10-13 | 日記

確か小学6年生くらいでアコースティックギターでフォークソングを

弾く・・・と言うことを始めたと思うけど、もちろん最初はチューニングすら

できない。コードもEmとかAmとかCとかなるべくセーハを使わないで

演奏できる曲を選んでいたね。B♭なんかで始まる曲は却下、みたいな。

まあ、そのうちなんとかバレーコードのアレルギーもなくなってくるんだけど(笑)、

でもそのうちにちょっとズルも覚えてくるんだよね。

自分流の”ズル”は、ギターの各弦の関係、音がわかってきて、チューニングを

下げると弾きやすくなることも当然わかるんだけど、そこで、アコギのチューニングを

全弦一音下げにして、カポを2フレットにして、弾く。そうすると当然レギュラー

チューニングと同じ高さになるんで、友達と一緒に演奏しても大丈夫で、尚且つ

弦の張力は弱いわ、カポしてるから弦高は低くなり弾きやすいわで、一石二鳥な

わけね。まあ、ローコード限定にはなるけどね。

結構みんなも自分流にしてもいいと思うんだよね。車なんかと違って、怪我したり

事故になることはないんで、楽器の演奏なんざ、自分流でいいんだけどさ。

音楽(西洋音楽)の基本は押さえておかないといけないけどね。

 

ある程度弾けるようになってからは、楽器の練習と言うより、結局はコピーしながら

覚えていったようなもんだねえ。ベースを弾くようになったのは中学2~3年くらいだった

かな。ちょっとでもベースが面白そうな曲は片っ端からコピった。KISS、ウイングス、ボストン、

チープ・トリック、ポリス、はたまた横浜銀蝿、シーナ&ザ・ロケッツまで(笑)。

銀蠅はロックンロールのフレーズの勉強になったよね。あんな連中に弾けるなら俺も

弾けるだろうってね(笑)。行ってきまーす!

 

当時はポール・マッカートニーやポリスのスティング、KISSのジーン・シモンズなんかの

特徴のあるベーシスト、それも歌も歌うベーシストが多くて、ぜひ自分もやりたかったので、

練習したね。まあ、大体はベースを先にコピーしておいて楽に弾けるように覚えてから

歌と一緒にすれば大概大丈夫。

フレーズが動くやつも指が覚えるまで練習すれば大丈夫。それよりも、ベースはシンコペ

するけど、歌はシンコペしないなどのタイミングが違う方が難しい。

 

たくさんコピーしたけど、ベースフレーズがイカしてて、尚且つ弾きながら歌えるように

よく練習したのは以下の曲。(他にもたくさんあるけど)

 

ポール・マッカートニー&ウイングス

 

心のラブソング

歌メロよりベースラインの方がイカしてるじゃねえかって感じの曲だよね。

8分でスタッカートで軽快に動くラインが秀逸。これぞポール!たまに16分の

ノリも出てきて、かっこいい。ラインは動きまわっているけど、1曲を通してほぼ

同じなのでこの4小節を指が覚えてしまえば、難しくないはず。

歌いながら弾けるようになるようにずいぶん練習したなあ。若かりし頃ね。

 

グッドナイト・トゥ・ナイト

これはいまだに弾きながら歌えない。まあ、歌おうと思うほどポップな曲でもないかなとも

思うんで練習もしていなんだけど、このベースラインを弾くだけでもかなりのテクニックを

要するはず。これ、ポールがマリファナで捕まって武道館公演が出来なかった時の曲なんで、

もし公演が実現していたらやっていたと思うんだよね。ゲッティング・クローサーとこの曲は

生で聴きたかったなあ。

 

ひとりぼっちのあいつ(ビートルズ)

これ、いまだに練習してるわ(笑)。たまにやる機会があるんで。ポールのコーラスパートは

音を取るのはそんなに難しくはないけど高いから男性でもきつい人は多いだろうな。それより

ベースラインだわな。これも8分で動きまくりだからねえ。でも実は高校生の時に、

日本公演の音の悪いライブ録音からベースラインを拾っちゃって、未だにそれを弾いているんで

ちょっと違うラインではある。ま、ポール本人もライブではラインが違っているけどね。

これ、弾きながら歌える人はちょっと少ないと思うよ。自分も苦労したもん。

 

オールマイ・ラビング(ビートルズ)

これはね、有名な曲だし、4ビートのランニングベースも有名だし、シンコペーションなども

少ないので歌と演奏は同時にやりやすいよね。それでもこのフレーズを丸暗記しないと

ちょっとすぐには出来ない。サビ以外は全部フレーズが動いているんで覚えないとダメだね。

コード進行表を見ながら演奏ってわけにはいかない。それにしても高校生のころから不思議

だったんだけど、ギターソロあけの2番目のAメロのミスユーってところ、ベースの音、一音

間違ってない?一瞬不協和音になると思うんだけど。2番からはハモっているんでハーモニーと

ベースがぶつかっているのかな?とも思ったけど、やっぱりベースの音っぽい。

ちなみにライブでは2番でジョージが主旋律を歌って、ポールがハモるんだよね。

それと、この曲は何が一番難しいかってジョンの3連符のギターだよね。これきちんと弾ける人、

少ないんだよ、ホント。みんなきちんと3連符が出来ない。ジャカジャ、ジャカジャジャ!って止まれ

なくてジャカジャ、ジャカジャジャジャって一個多くなっちゃうんだよ(笑)。右手のダウン、アップが

逆になるからね。ポールのベースを弾きながら歌える人はゴマンといるけど、ジョンのギターを再現

できる人が少ないし、たぶん、誰もそこを気にしていない。ひどいのになると3連符じゃなくて、

16分音符になってる(苦笑)。もし機会があったら、このコード進行を全部3連符でやってみると

いいよ。楽にできたら、凄いリズム感の持ち主。まあ、簡単に行っちゃえば、タカタ・タカタ・タカタ・

タカタってダウン・アップ・ダウン、アップ・ダウン・アップって一拍ごとに逆になるストロークが

出来るかどうかってことなんだけど。


コピる

2015-10-10 | 音楽的アドバイス

楽器をやる人で、曲をコピーしたことがない人はおそらくいないだろう。

多かれ少なかれ始めたばかりのころは、好きな曲や簡単な曲、耳に

ついた曲をコピーをしたと思う。

 

自分もコピーばかり・・・ってほどでもないけど、やはりたくさんした。

そうすると、曲のコード感と言うか、法則と言うか、ルールと言うか、

理論的なものも頭に入ってくる。自然とね。

楽器を始めたころはフォークソングから入ったんだけど、まあ、今ほど

アバンギャルドな曲はない時代なんで(笑)、音楽的なルールは把握し

やすいよね。

 

今は曲をコピーしてくれと頼まれて、コピーすることが多いんだけど、

好きで聞いていた曲ではないので、まずは曲を何回か聞くところから

始める。簡単に言うと覚えるところから始める。

コピーするにあたって何が一番大切かと言うと、この”覚える”って

ことだと思う。

ここで、大体の曲の構成と、シンコペショーンの位置やブレイク、

小節数がおかしなところがないかなどを確認する。

ま、ここからおもむろにコピるわけだけど、昔は資料が何もないから、

それこそ一番初めの音から取っていたんだけど、最近は(全部ではないけど)、

ネットで検索して、ざっとコード進行を調べてからコピーにかかれることが多く、

とても助かる。これがあるとないとじゃ大違い!(当たり前だ)

余談だが、資料がないころ、KISSのベースをコピーしたら全部フラットがついて、

ずいぶんやりにくいコード進行だなと思ったら、あのバンドは半音下げチューニング

だったってことがあって、資料や予備知識が何もないころは大変だったんだ。

またカセットテープで曲をもらうと回転数の違いでFmなのかF#mなのか

判断つかないことなんかもあったし・・・。

 

まあ、曲にもよるんだけど、AメジャーとかEマイナーとかキーがわかると、大体の

出てくるコードは予想がつく。だから最近の転調が多い曲なんかはちょっと予想の

斜め上を行くコードが出てきたりして、ええ?ってなることもしばしば(笑)。

 

ルート音はまあ、それほど難しくないとして、フレーズに関しては、やみくもに

探していくのも大変なんで、アタリをつけて行くとわかりやすい。

ルートから始まっていないフレーズなら、次に3度、違うなら5度、マイナーコード

なら7度から始まっていることもある。で、わかりづらかったら一番初めの音と、

最後の音を取ってしまう。それを途中を埋めていくわけだけど、多少理論が

わかっていると取りやすいね。

 

まあ、完コピしなくてはいけないわけでもないので、演奏者が指グセで弾いたなって

部分は、取りづらかったら大体で済ませちゃうんだけど(苦笑

 

わかりづらい音は音源と一緒に音を出すことが大事。不協和音になったら絶対に

違うんだけど、微妙に不協和音ではないっぽいんだけど、それでもどうもこの音じゃ

ないかも・・・って場合は3度か5度の音を弾いている可能性が高い。

 

コピーに関しては、まだいろいろあるので、またの機会に!

 

 


家族になろうよ

2015-10-06 | 日記

福山雅治さん、吹石 一恵さん、ご結婚おめでとうございます!

相模原の片田舎から、お祝いの言葉を!

 

さて、そんなめでたいお話に言わなくてもいい話題を(苦笑

 

以前も書いたんだけど、福山雅治さんの名曲(この人はホントに名曲多いよね。

作曲能力凄いと思うわ)の一つ「家族になろうよ」ですが、この曲のサビ、

♪いつか父さんみたいに大きな背中で、いつか母さんみたいに静かなやさしさで・・・

の部分、カーペンターズの「青春の輝き」のAメロの出だしとかなり似ている。

(意見には個人差があります)。

 

 

福山さんがこの曲を知らなかったとは考えにくい。またもろにパクったとも

考えにくい。う~ん、潜在意識の中にあって偶然似たようなメロディとコード進行が

出来たか・・・。

 

まあ、そもそも似てるって言ってるのは世界中で自分ひとりなんだけどさ。

でもいつ聞いてもやっぱり、カーペンターズを思い出しちゃうんだよね。

自分には同じに聞こえる。

 


七つ道具(?)

2015-10-02 | 音楽的アドバイス

相模原公演の続きですが、もう一ネタ、書きたいことがあったんだけど、

今回、持って行った機材、まあ、普通のライブハウスに出演するのとはちょっと事情が

違うので、かなり余計なものもあるんだけど、ざっと書いてみたいと思う。

 

ベース本体、ストラップ、エフェクトケース、指版潤滑剤、ピック20枚ほど、クロス、

小型ライト、ワイヤレスシステム、衣装、絆創膏、頭痛薬、爪切り、電池、ボールペン、

サインペン、化粧道具(今回はファンデーションのみ)、シールド数本(ワイヤレスが

使えなかった場合の長いもの、パッチケーブル等)、DI(店から)、弦、ワイヤレスの

ケーブルの予備、耳栓、金物定規、六角レンチ(弦高調整用)、ドライバー、ストラップの

ロックピンが万が一ダメになったときのストラップを固定する道具、ガムテープ、ビニール

テープ、メモ用紙、電源の延長用のケーブル(今回は場所が場所だけに)、ハンカチ、

チリ紙、おやつは300円まで、バナナはおやつに入りますか・・・。

 

以前は予備のベースももう一本持って行っていたけど、まあ今回はパッシブベース

だし、電気系統のトラブルもないだろうと言うことで。

 

さて、みんなはこれくらい毎回ライブに持っていくだろうか?

 

よく店で、「ドライバー貸してください」とか、「シールド貸してください」とか聞くけど、

よくそんな無防備で来るなあと思う。無防備と言うか、無用意と言うか・・・。

 

あんまり演奏を安易に戦いに例えたくないんだけど(だから参戦と言う表現は嫌い)、

やはり気持ちとしては戦いに行くのと変わらないと思うのだけど、それにしては、

みんなかなり手軽に軽装、軽装備で来るよね(苦笑

もちろん、用意周到の人も多くいるけど、それが普通だと思う。

 

弦にしても、新しいのに変えてくる人も多いと思うし、自分も数日前に変えて、

なじませてチューニングが狂わない状態にしておく。

もちろん新品なので、まず切れることはない。ないが、万が一のことを考えて、

張り替える前の古い方を捨てずにしっかり持っていく。出来れば、新品を予備に

持っていければ一番いいが、ベース弦の場合、2セット買うと6000円弱とちょいと

お高いので、まあ、古い弦でも最悪、切れた場合、対処できる。

まあ、実際には自分のライブの際の場合で、今回のように短い時間では取り替えて

いるヒマはないので、そのまま弾ききるだろうけどね。

ま、それでもさすがに本番中にベース弦が切れたことは一度もない。

それでも、ベースをもう一本か、予備の弦は必ず持っていくね。

 

先日、正規のライブではないんだけど、ある若いアーティストさんが来たんだけど、

楽器本体とエフェクターをいくつか持ってきて、「(エフェクターをつなぐ)パッチケーブル

貸してください」と言われたんだけど、エフェクターを持ってきて、ケーブルを一本も

持ってこないのもなかなかの勇者だよね(笑)。

もっとひどいのになるとストラップ貸してくださいってのもあるけどね。

まあ、本番のライブではないので、気を抜いて来たんだろうけど、最低限の装備って

あると思うんだけどね。最低限のルールと言うか、道徳と言うか・・・。

いや、でも大丈夫ですよ、そのニーズに答えるのがT☆ROCKSですから(笑)。

シールドもストラップも楽器本体も、弦もドライバーも六角レンチもピックも指版潤滑剤も

爪切りも・・・その他もろもろ、置いてある。

プロが集まるわけじゃないからね、そりゃ、お貸ししますよ、喜んで!

 

でももし、自分がいっぱしのミュージシャンである・・・と思っているのなら、自称ミュージシャン

と名乗っているのなら、会場に行って「アレ貸してください」って言わなくても大丈夫なように

持っていくのは、最低限のマナー、また、そのアーティストの信用に繋がるのではないだろうか。

大体、ものを借りること自体が、少なくとも迷惑をかけているわけで、どうも自分は気軽に

出来ない。ガムテープ一つでもだ。

 

自分はライブ活動しているときは、用意周到に全部持って行っていたし、メンバーもそうだった

から、それが普通に、当たり前のように思っていたんで、この仕事をしてから、あまりにそうで

ない人の多さにびっくりしたんだけどね。いや、時代かな。今はどんなお店もサービスが凄くて

なんでもやってくれたり、貸してくれたり、預かってくれたり・・・至れり尽くせりのお店が多い

からね。仕方ないかな。

 

それこそ、プロは専用の電源ケーブルまで持ち歩いたりするよね。また、大きなライブ用とか、

小さめのセッション用とか、レコーディング用とか、用途によって機材を使い分ける場合も

多いみたいね。うっかり忘れることはあるだろうけど、「現地でストラップ借りればいいや」って

人はさすがにいないだろう。