教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

シャイニング&ゴーストシップ

2019-11-30 | 日記

この二つの映画って結構共通点があると思うんですよね。

年代はずいぶん離れているけど。

ちなみに二つとも血みどろスプラッター系ではないですよ。

いや、血しぶきも飛ぶしグロいシーンもあるんだけど、

そこを強調したい映画ではない。

もっと心理的な心の奥深くに染み込んでいくような恐怖、

人間が持っている根源的な恐怖みたいな・・・。

で、どこが似ているかと言うと”過去にそこに忌まわしい事件が

あって、それが現代とシンクロしている”と言うところ。

 

まあ、確かによくあるんですけどね。

精神的にジワジワ来るこの2作品は良質なホラーと言った感じで

サスペリアやオーメンと言った映画と合わせて好きな映画です。

 


桑山千穂ギャラリー

2019-11-21 | 日記

和泉多摩川駅前のカレー屋さん内のギャラリー。

T☆ROCKSでも歌ってくれているアコースティック系アーティストの「桑山千穂」の絵本や

絵葉書、ステッカー、似顔絵などの作品展です。

たくさん買ってきましたからT☆ROCKSにも少し置いておきますね。

ぜひ手に取ってご覧ください!

いい言葉が書いてあるので、やさしい気持ちになりそして絶対に元気が出てきます。

沁みますよ。

 

私は彼女の楽曲も好きで、良いセンスをしていると個人的には思っています。

そしてこのギャラリーも色んな人が訪れているようですが、それはひとえに

彼女の人柄のせいもあるでしょう。

やはりあまり好きではない人を見に行ったり、応援しに行こうとはあまり

思わないですからね。

テーマがぶれないところも良いですね。

11月いっぱいやっているようです。

 

お土産ももらっちゃいました(笑)。


貞子

2019-11-15 | 日記

「貞子」

リングファンなら観なければなるまい。

と言いつつ劇場には行けずレンタルでごめんなさい。

呪わないで!

VS伽椰子は観に行ったんだけどねえ。あれの続編は作らないのかな。

 

さて今回の「貞子」

なるほど、第1作の「リング」をかなりオマージュしてる。

似たシーンがたくさん。ラストも似てる。

がしかしちょっとバッドエンディングだよねえ。

貞子もあんまり焦点が当てられていないような気も・・・。

それと全体に軽い。白い。明るい。・・・イメージで少し残念。

昼間のシーンや明るく清潔な(精神)病院とかが頻繁に出てくるんで

映画全体のイメージが明るい色彩に彩られてしまっている。

1作目は灰色のイメージ。じめっと暗いイメージに彩られていて、

冷たそうな海の色、どす黒いオイルのような海の波が印象にあって

全体に重くどよんとしていて憂鬱。呪いのビデオの荒いモノクロ感も

凄かったよねえ。

こう言う映画全体のイメージってあるよね。

エクソシストなら寒く乾燥してひび割れた感じ、サスペリアは

狂ったようなどぎつい色彩でなおかつ冒頭の豪雨のシーンが

印象に残っていて全体に濡れているイメージ。プールのシーンとか

シャワー室のシーンとかも印象深くいつもスージーの髪が濡れてる感じ(笑)。

エイリアンはヌメヌメして湿っているね(笑)。マカロニウエスタンは当然

乾燥しているわなあ。

 

1作目は個人的には本当に好きで何回か観たほど。

ヌメっとした昭和感が出ていて(平成だけど)日本のホラーの金字塔ではないかと

思うなあ。

それにしても1作目の無駄遣いは竹内結子、今回はともさかりえか(笑)。

 

 


X-MEN ダーク・フェニックスinT☆ROCKS(?)

2019-11-13 | 日記

安っちぃコスプレ(笑)。急な付け焼刃だったもので・・・。

X-MEN、ウルヴァリン。

ベースを弾くのは1曲が限界でした(笑)。

 

と言うわけで、X-MEN ダーク・フェニックス。

鉤爪男のウルヴァリンは主役ではなくミュータント史上最強では?の呼び声も高いジーンが主役。

「ローガン」があまりにもX-MENシリーズからそれちゃった作品だったのでガッカリ

だったけどこちらは一応正統派のX-MENシリーズと言った感じ。1.2.3に近い感じ。

ウルヴァリンは出ていないけど、ストームやミスティーク、サイクロップス、プロフェッサー、

コグニートーなど主要キャラが出ていてうれしい限り。

しかしミスティークの扱いがちょっと悲しい。

全体的に少年漫画のような展開(笑)。対立するAとB、そこへ共通の敵Cが現れAとBは

協力する・・・みたいな。キン肉マンか(笑)。

だって宇宙人(?)まで出てくるんだもん。

それにしても戦闘シーンが多く派手で飽きないけど、特殊能力が安売りされている

感じは否めず重厚さがあまり感じられないのは残念。

配役も当然違うのでね・・・ストームはどうしてもハル・ベリーの印象が強いし、

ジーンもファムケ・ヤンセンのイメージ、ミスティークも初代の人の印象が良かったので

小粒感があるかなあ・・・。ミスティークはあれだけの特殊メイクなのに、初代の人

(レベッカ・ローミン)がすごく良くてねえ。

まあ、確かに劇場に行くまでもなかったわな・・・。

 

それにしてもX-MEN好きの知人の「ウルヴァリン:SAMURAI」はヒュー・ジャックマンの

プロモーションビデオって論評は射ている(笑)。激しく同意。うっかり劇場まで観に

行っちゃったよ(笑)。


証言:UWF

2019-11-08 | 日記

今更ね・・・。

20~30年前の話を読み返してもアレなんだけど、書店に置いてあって

手に取ったらちょっと面白くて・・・。

 

個人的には新日本プロレスが一番好きで、UWFは新日ファンからすれば

目の上のたん瘤と言うかね、UWFが話題になればなるほど新日のプロレスは

色あせていくというか、次世代のプロレスなんて言われていたし、ガチで

やればU系の方が強いなんて言われていてちょっと癪だったんだけど、前田日明は

好きでね。

高田は嫌いではないけどやっぱり新日でのジュニアヘビーだった頃の面影が

ずっとあるんで何か認められないと言うか・・・。

 

UWFやUインター、リングス、藤原組、パンクラスなどの裏事情はそれほど

詳しくはなかったけど、もちろん週刊プロレスを毎週買っていたくらいなんで

薄々気づいてはいたけど、やっぱりね、まあそういうことだわねー。

リングスでも言われていたしね。

一つだけここでお話しすると、従来のプロレスが嫌で”真剣勝負”を謳う試合を

しようとしてもどうしてもそれは不可能ってことね。

そりゃそうだよね、まず選手がつぶれちゃう、ケガしちゃう、一番大きいのは

前田にしても高田にしても船木にしてもエースが負けちゃうとか、試合に出ないとか

外人がメインイベントになるとかしちゃうと後楽園ならいざ知らず地方じゃお客さんが

入らないって。

なので、どうしても「次の〇〇VS〇〇はお前負けてね」・・・ってのが出てくると。

ただだいぶガチもあったらしいね。シュートって言うんだけど。

でもパンクラスは初めはシュートをやったんで”秒殺”って言葉がプロレス界で

流行ったんだけど。

 

余談だけど、四の字で武藤が勝った、武藤VS高田戦だけど、自分の予想としては

新日がまずは負ける→そのあと武藤が勝つ、って筋書きかなと当時思ったんだけど、

逆だったね。

もう一つネタばらしすると、高田にはそのあとは橋本、佐々木健介、長州なんかとも

対戦して勝ちを上げるって話があったとかないとか(笑)。その代わり初戦は負けてくれと。

でも高田は偉いと思うよ。会社の借金、選手への給料を考えてこの条件を飲んだんだからね。

お互いの会社にはものすごく利益があったということでしょうね。

重ね重ね本当に高田選手の英断はすごいと思う。

 

この本は色んな人の証言なので少しずつズレているかもしれないし、同じ事件でも違う視点から

見ているから見解の相違があって興味深い。人によりとらえ方が違うもんね。

安生の前田襲撃事件や、パンクラスへの前田の暴言、船木や鈴木みのるの人間性、田村の

行動とか批判とか、意外と安生が慕われていたり(笑)、まるで世界は違うけど、

リッチー・ブラックモアとイアン・ギラン、ロニー・ジェイムス・ディオあたりのレインボー

での批判合戦みたい(笑)。

いや、それは冗談として、ここで話している選手たちの何が素晴らしいって、”あの時は

こう思ったけど、あの状況であの立場だったら仕方なかったかなと思います”とか

”自分を育ててくれたんで恩義はずっと感じています”とか”反発していたけど大将に直接

言われたらやるに決まっていますよ”とか、実に清々しく男らしい発言が多くて昭和の

格闘家だなーって思った(笑)。

みんな義理人情が過ぎるよ(笑)。今だったらもっとずっとドライだろうね。

 

立場ってのは本当に難しいんだ。

清廉潔白な人はいないのはわかっているけど、それでも給料を払うために

した行為、会社のイメージを保つためにした行為、その選手の為を思って

した行為、タイミングがズレて不義理になってしまった行動、周りから

吹聴されて誤解からしてしまった行為などなど・・・あれだけの人間、

それも一癖も二癖もある連中で巨額のお金が動き、そこへ各々の理想なんかが

入ってきたらスムーズに運ぶ方が奇跡だと思うよね。

それも20~30代くらいの若者だもんね。

下は下で理想のプロレスをやりたいってのはあるだろうけど、上は理想だけでは

食べていけないってのもあるわけだし。立場ってのは本当に難しい。

 

ちなみに誰が悪くて誰が正しいとか誰が立派で誰が卑怯・・・とかはないですよ、この本。

横領の部分はちとわからないけど、基本、前田にしたって高田にしたって佐山にしたって

クズな部分と筋を通している部分も両方あるわけでね。

 

いいじゃない、人間だもの、ってやつです(笑)。