教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

ぴよぴよ音楽企画:ネット配信用ブース!

2016-03-29 | お店情報
T☆ROCKSも利用してくださっている、「シューティーズ事務所内:
 
ぴよぴよ音楽企画」と言う後援会の新しい音楽配信、活動内容を
 
お知らせいたします。
 
 
現在所属アーティスト
 
「kyao」「里実さと」「ハチドリ」
 
 
あくまで応援活動ですので、アーティストから大金を取ると言うことは
 
一切ありません。
 
女性スタッフが運営していますので、安心です。
 
 
そして最近、小田急相模原サウザンロード内にて、
 
《ネット配信公開生放送ブース》を開設いたしました!
 
 
さっそく、行って見てきましたよ。
 
現在はまだ中は改装中ですが、配信ブースは以下のようにしっかり
 
出来ています。
 
ここで、ネットラジオなどの生放送が出来ます。
 
ミニライブも出来るようです。あくまでアコースティク系限定です。
 
通りに面しているので、道行く人たちにしっかり宣伝が出来ますよ!
 
実はT☆ROCKSも演奏をネットなどで配信できるように、ネット環境を
 
整えているところです。うちは当然、通りに面していないので、
 
道行く人たちには宣伝効果はないですが、演奏を配信出来るように
 
してみたいと思っています!
 
 
今はお試し期間中なので、無料です!
 
 
現在は女性アーティストのみを募集しています。
 
前途しましたが、応援(プロデュース)するにあたって、アーティスト側から
 
基本的にお金は取らない。スタッフは女性(男性もいますが)、契約云々では
 
ないので、人気が出てきてメジャーに行く場合もなんの束縛もありません。
 
気になるアーティストさんはぜひ行って見て、話だけでもしてみてください。
 
それで、自分に合わないと思ったら、お世話になる必要はないですからね。
 
私、TOSHIの名前を出してください。責任を持って誠意ある対応をしてくれます。
 
 
 
 
~オダサガスタジオについて~
 
レンタルスペース《ネット配信公開生放送ブース》
 
60分2000円(セッティング、撤収時間を含みます)
 
連続2時間以上も可
 
放送後の物販可
 
ご利用可能時間
13:00~21:00まで
 
※爆音禁止(生演奏をする場合は、事前に使用する楽器、音量の確認をお願いしますm(__)m)
 
防音では無いので、周囲の音が入りますがご了承願いますm(__)m
 
※アイドルグループシューティーズのスペースで、控え室等も一つの為、女子限定でお願いします(サポートメンバーは可)
 
公開生放送の為、諸々の誓約が御座います
 
カメラを外に向けたり、通行人が映る事の無い様にお願いしますm(__)m
 
大勢のファンが集まる事が想定される場合は、事前にご相談下さい。
 
氤開生放送ですので、公序良俗に反する言動は厳禁です。
 
21:00までご利用の方は、物販を含め、22:00には完全撤収でお願いします。
 
※ネット配信をしなくても、路上ライブ的な使用や、YouTubeの録画等も可能です
 
…を、4/15~事務所内の配信ブース【オダサガスタジオ】にて開始致します。
 
改装中の4/14までは無料にてお試し使用が出来ます。
 
現在、金曜日の20:00~と3/30  16:00~17:30
4月以降の月曜日20:00~が埋まっています。
 
これ以外の時間で、お試し&見学、詳細を確認したい方、いらっしゃいましたら連絡を下さい。
 
また、ネット配信をしている方、これからやろうと思っている方、お知り合いのアーティストさんをご紹介下さる方は、ご紹介特典も御座いますので、合わせてご連絡下さいm(__)m
 
 
 

沢田聖子

2016-03-18 | 日記

「沢田聖子」1979年デビュー。

「イルカの妹」のキャッチコピーで、イルカ作曲の「キャンパススケッチ」

で、デビュー。

 

いやあ、まさか今頃、この名前を聞くとは。

なんかコンビニのサンクスでキャンペーンやってた。

確か自分が高校一年のとき、コンサートを観に行ったなあ。

と言うことはやっぱり自分よりお姉さんなんですねえ(笑)。

そうそう、T☆ROCKSにもサインが飾ってあるんですよ。

多分、誰も気にも留めていないと思うけど。

 

 で、MEG-CDで何?

この頃自分は、イルカや風、アリスなどのフォークソングやニューミュージック方面の

邦楽とKISSやエアロ、クイーン、チープトリック、ウイングス、スージー・クアトロ

などの洋楽の両方を聴いていて、のちに80年代LAメタル時代に突入して、

さすがに沢田聖子は追いかけなくなるんだけど、彼女が現在も活動しているとは

思わなかった。

 

ちなみにシンガーソングライターで、デビュー当時はピアノを弾いて歌って

ましたね。ギターも弾けるそうだけど。

 

初めの方しか聞いていないんで、あんまり偉そうなことは言えないけど、

やはり代表曲はこの辺で。

「キャンパススケッチ」と「シオン」はイルカ作曲、「雨よ流して」は

本人作詞作曲。たぶん。

 

「キャンパススケッチ」

 

 「シオン」

 

「雨よ流して」

 


365歩のマーチ・・・もとい、紙飛行機

2016-03-16 | 日記

NHKの連続テレビ小説の主題歌ってAKB48だったの?

知らなかった・・・。確信犯だな(笑)。

40代以上の世代の人の心をわしづかみみたいな(笑)。

まるで70年代のフォークソングじゃんねえ。

偶然、レンタルDVD屋さんで聞いて、「あらー随分、懐かしい

メロディ使っているなあ」って思ってたんだけど、TVドラマ全然

観ないのでさっぱりわからなかった。

 

さて、70年代のフォークソングと言いましたが、若い人は

あんまり知らないだろうけど、あの曲を聴いて思わず思い出した曲を

以下に上げてみました。(80年代も入ってるかもしれないけど)

良かったら聞き比べてみてね。

 

「365日の紙飛行機」

こちらがあの曲ですね。

 

 

「あの素晴らしい愛をもう一度」

名曲中の名曲。出だしとか雰囲気が似てるなあって思った。

 

 

「岬めぐり」

これも思い浮かんだ。

 

 

「カントリーガール」

もしマイナー調だったら、こんな感じ?

 

 

「時代遅れの恋人たち」

これはちょっと違うか・・・。(笑)16分のノリしか合ってないか。

サビの出だしがちょっと似てる。「♪人生は~」と「♪恋人よ~」

 


TOSHIさん的PA講座~2~

2016-03-09 | 音楽的アドバイス

”外音と中音をごっちゃにしているアーティストはとても多い”って

書いたけど、そうなんだよ、多いんだよねえ。

 

よくあるのが、PA表に「バラードなのでリバーブをお願いします」って

書いてあるのね。まあ、言われなくてもほぼ全国のライブハウスは、

全曲リバーブがかかっていると思う。ROCK系でもうっすらかけているはず。

余裕のあるところではドラムなんかにはゲートリバーブかけているかも。

あ、それは80年代か(笑)。

 

ま、それで、バラードになったらご要望通り大げさにかけるわけだけど、

これが、外音のみにかけるのが好みなのか、中音もたっぷり聞きたいのか、

その人の好みが別れるんだよねえ。

中音はあまりリバーブが無い方がハッキリ聞こえるので歌いやすいって人も

多いし、気分を出したいのでリバーブたっぷりが好みって人もいる。

ちなみにハウリングはリバーブは無い方が有利。少しだけ。

 

で、リバーブをかけてくれって注文も、外音だけなのか、中音にも欲しいのか

本人もイマイチよくわかっていない場合も多いね。

あと、ステージ内にいる状態で、外音を大きくしてくれって言う人もたまに

いるけど(音源使っている人など)、そこにいてはあまり判断できない

と思うけどね。それ中音と外音をごっちゃにしていないか?

そういう人に限って、中音を大きくすると満足する人が多い。

それ、外音変わっていませんけど大丈夫ですか?って話。中音を上げた

からって外音も連動して上がっていませんよ。もしそうなら、モニターの

音量をうかつにいじれないでしょ。

それと、バンドサウンドと音源の音では”音の大きさ”は同じでも、

”耳に突き刺さってくる音の感じ”はどうしても違うよ。

実際にレベルは同じなんだけど、どうしても音源の方がきちんと整理されて

コンプレッションがかかって聞きやすいし、ザラついたギターアンプの生音や

生のシンバルの金属的な音など、耳に直接飛び込んでこないから、やや

おとなしく聞こえるのは仕方ないだろうね。

それを単純に”同じような音にしたい”と言われても、そういった”耳に突き

刺さってくるやかましい音”や”暴力的な音”は再現するのが難しいんだ。

ただ、低域は意外と音源の方が出てる場合も多い。と言うかシンセや打ち込みの

5弦ベースの音域がコンプレッションされてずっと低域を支配している音源も

多くて、そうすると生演奏よりも100hz以下は音源の方が安定して埋まってる

場合も多くて、バンドサウンドとバランスを取るのに苦労することもある。

その辺も鑑みて音源の音作りやバンドサウンドも作らなければいけないんだけど、

もちろん演者側はそんなことは考えるわけはないし、考える必要もない。

 

ちょっと話がずれたので、元に戻すけど、外音と中音、単純に言えば、

まず、音量は別々にコントロールできる(そりゃ、干渉はしているけど)。

外音はステレオで出力できるけど、中音は基本的にはモノラル。

リバーブは店によって違うだろうけど、T☆ROCKSは別々にコントロール

出来る。リバーブの深さだけだけど。

音質に関する部分、EQについては別々にコントロールできない。中音の

音質を変えてしまえば、外音も同じように変わってしまう。

 

なので、注意点としては、「中音の音質をあまりいじってしまうと、外音も

変わってしまう」と言う点で、ここに関しては、”中音と外音の一番良いと

思われる音をすり合わせて行く”しかないと言うことだろうね。

とはいえ、今までその部分で問題になったことはないので、これからも

大丈夫だろうけど、よほど大きな会場で、モニター用のミキサー卓が

PA用の卓と別個にあるような場所以外は、音質に関しては影響する場合が

ほとんどなので、注文を付ける際には注意が必要と思っておけばいいと思う。

 

 


TOSHIさん的PA講座~1~

2016-03-09 | 音楽的アドバイス

http://pabasic.com/pakouza-musician/

 

フェイスブックでシェアさせていただいたんですが、

こちらでも紹介しますね。(ありがとうございます。)

今まで言っていたことが、すべて書いてある(笑)。

やっぱり共通しているってことですね。

大体はきっと皆さんも、共感し納得できる内容だと思う。

でももしかしたら勘違いしている部分もあるかもしれないので、

今一度目を通しておくといいかもですよ。

 

さて、それとはちょっと別に今回は一番曖昧になりがちな(であると思われる)

「外音」について書いてみたいと思います。

 

「外音」とは、言うまでもなく、ステージ内の音ではなく、お客さんに

向けてのフロア内の音ですね。PAスピーカーから出ている公共の

音ってことです。

 

恐らく通常のアマチュアのライブブッキングや多数出演するイベントなどの

場合、リハが20~30分程度、本番は30~45分程度と思われますが、

そのリハの時にいったいどこまで”外音”に言及することが出来るのか。

ま、時間が極端に短いからって意味も含むけどね。

自分の場合、ライブハウスに出ていた時は、ほぼすべてお任せ状態、

PA表に「全員、歌とコーラスをやるので、バランスよく外に出してください」

ってことと、曲の項目で「ドラムがリードボーカルになります」しか

書かなかった。

なぜか。そりゃあ、1時間くらいゆっくりリハをやりましょうなんて場合なら

まだ外音に注文してもいいかなとも思うけど、やはり中音で精いっぱいだし、

もっと大きな理由は「プロが一番最適と思われる音響を作ってくれるんだから

演者は口を出してもよくないだろう」と思っていたこと。

例えば、今はフロアは人がいないけど、本番ではお客さんが入った状態を

ある程度見越して音を作る、とかバランスの良い音像を作るためにある程度の

EQ処理、リバーブ処理をしているのだろう、とか、信頼するしかない。

まあ、中には「?」と思うこともなかったわけではないけど、ほとんどは

やはりプロに任せるのが一番と思っていたね。

 

ここ、確かに難しいところで、またデリケートな部分と言うか、グレーな

部分と言うか微妙であることは確か。

例えば中音は「ギターの返しをください」って言われれば返すのは当然で

外音に影響しない程度に返すのが一般的だけど、フロアに回って「ギターの

音を上げてください」とか「ボーカルを上げてください」などとPAに言うのは

どうなのか?特にシールドが足りないので、最前列だけで聞いて判断している

場合は危険である。PA側は、色んな場所で音を聞いて一番良いと思われる、

言うなれば”妥協点”で音を作る。言い方は悪いけど、場所によって音が変わる

のはある程度は仕方がないので、それを見越して音を作ったり、またギターが

小さめなのは、ボーカルの声量がそれほどないので、やや引っ込めているの

かもしれない。バスドラの出音に関しても、肝心のドラマーがしっかりバスドラを

踏んでくれないと、ドスっと言うお腹に響く音にはなかなか作れない。アタックが

弱いとボヨンってなっちゃうんだよね。いくらコンプやリミッターでも限界があるからね。

また逆に例えば「ボーカルも楽器と同じように、歌だけ目立つ感じではなく埋もれる

感じにしてください」って言われても、それだと「この店、歌が良く聞こえないね」

などとお客さんに思われるのも良くないので、お店側としては一番良いと思われる

音像にしたいはずなので、敬遠されると思う。

 

まあ、それは極端な例だけど、ある程度の変わった(独自な)音像にしたければ

ワンマンでやるとか、プロになって売れてからやる・・・と言うと反感を買うかも

知れないが、外音に関してはやはりプロに任せておいた方がいいのではないかと

思うね。

それか、自分らがPA表に書いたように例えば「歌メインなので、歌を聞かせる

音作りにしてください」とか「迫力ある感じにしてください」とかそういった

バンドの傾向的なことをお願いするのはアリだとは思うけど。

自分のところだけ爆音にしてください、なんてのもちょっとおかしな話。

それは店側がコントロールする部分ではないかな。まあ、中音と外音を

ごっちゃにしているアーティストさんも多く見受けられるんだけどね。

 

面白いことに、うまくて、音も良く、バランスの取れたバンドさんほど、何も言わない。

何も注文しない。しかもすぐリハが終わる(笑)。そういう傾向にあるってだけだけど。

あれこれと細かく、またちょっと的外れな注文を付けてくるバンドさんはイマイチな

場合が多い。・・・って傾向にあるだけだけど(笑)。

 

でも基本は結局のところ、生のバンドサウンドそのものだと思うよ。

アンプからの弦楽器の音、生ドラムの音、ボーカルに関してはモニター

からの音、それを自分たちの手動でコントロールしてステージ内で歌や演奏が

しやすいように調整し、迫力あるバスドラムにしたければ迫力あるバスドラムに

ステージ内で聞こえるようにキックペダルを踏みなさいよって話。客席側にも

同じように迫力あるバスドラムが響くから。

「タムの音をください」ってギタリストが言ったら、ドラマーの腕が悪いか、

ギタリストがアンプの音量を上げすぎのどちらかだと気づいて欲しい。

だってスネアとバスドラが聞こえてタムが聞こえないっておかしいでしょ。

そこをモニターで補おうとするからステージ内がカオスになってゆく。

「ハイハットください」なんてのもいるけど、ハイハットが聞こえなかったら

耳鼻科に行った方がいい(笑)。あ、ドラムまで2mも離れていない場合よ。

いや、モニターにいろんな音を返すのはいいんだけど、実際何度も書いたけど、

反対側の音は聞こえづらい場合は確かにある。そこを手動で調整した方が

ベターだよって話をしているんだけど、いったん置いておいて、モニターに

色んな音を返すのはいいけど、”デメリット”も当然あるよってことも覚悟してほしい。

大概あれこれ色んな楽器の音を返した後に、最終的に「ボーカルを上げてくれ」

って言う場合が多いんだ。ま、そうなるわな・・・当然。この意味をきちんと

理解して欲しいってことかな。

それでもT☆ROCKSはステージ内はだいぶデッドな音響特性になっているので、

音が大きすぎなければ反響が少ないので聞き取りやすい方だけどね。

 

外音に関して今一度言えば、客席に降りて「ギターを抜ける音にしてください」って

注文つけるなら、抜ける音のアンプサウンドにすればいいって話だし、「ベースライン

を見えるように」ってのも「じゃ、歪みペダル外してくれ」って話になっちゃう(笑)。

ステージ内で起きていることをそのままPAスピーカーで増幅させたいのだけど、

それとは違う音作りをしている場合はPA屋さんにひと手間も二手間もかけさせることに

なるってこと。

 

それでもね、ここまでさんざん書いてきてアレなんだけど、注文や要望は言って

いいんだよ(笑)。ただ、ここまで読んでくれておそらく「言っていることが

おかしい」と思った人はいないと思う。「ああ、なるほど、まあそうだろうねー」

と大体の人は思っていると思うけど(きっと)、「それでも自分はこういう音像で

演奏したい」って明確な要求があれば、それは伝えるべき。「ちょっと変かも

知れませんが、こういう音作りがしたい」と伝えればPAさんも協力してくれる

はず。それが観客席側に不利益な音にならなければの話だけど。ここは

きっとどこの店も譲れないはず。ステージ内だけにとどまる音なら(実際には

ちょっと現実的ではないが)大丈夫。


practice”どういう自分になりたいか”

2016-03-04 | 日記

最近も依頼されてベース演奏をする機会が色々あり、

特に昨年は畑違いの楽曲を弾くことも多く、自然と

勉強にもなったし、練習にもなった(笑)。

 

自分は中学生くらいから楽器を弾いているわけだけど、

始めは当然毎日練習して、まずはギターで言うFコードと

B♭が難関で(笑)、なんとかそれをクリアするまでが大変

だった。

しばらくしてベースにも興味を持ったんで、そっちも弾くように

なったんだけど、その前の初めの目標はまずはフォークソングだったね。

かぐや姫とか風、アリスなんかに憧れて、”弾きながら歌えるように”

なるのが目標。そのあとは、KISSとかベイシティ・ローラーズが

出てきて、”エレキギター”を弾けるようになるのが目標。

フォークソングはローコードが多いんだけど、洋楽ロックってやつは

歪んでいるんであまりローコードは使わずハイコードで弾く。

ちなみにその時点ではギターソロには興味なし。

その後、ジーン・シモンズやポール・マッカートニー、スージー・

クアトロなんかに憧れてベースを手にする。

まあ、ジーンのマネはあんまりしなかったけど、ポールとスージーは

演奏もそうだけど、スタイルなんかで随分影響受けてる。

チープ・トリックのトム・ピーターソンもね。オジーのボブ・ディズリーも

ロックベースでは一番影響を受けているかも。

 

まあ、そうやって、自分のやりたい音楽やなりたいアーティストの

マネをして見よう見まねで自分なりに工夫してやっていたわけだけど。

 

この想像力ってのは凄く大事なんじゃないかと思う。

ジミー・・ペイジが好きなミュージシャンがジミー・ペイジに似てきちゃう

みたいに、自分もポールっぽい弾き方やスージー、ニッキー・シックス

みたいに弾くことが出来る。と言うか自然になってしまう。

何度も映像や写真を見て、脳内で何度も復習しているから、自然にね。

ナイト・レンジャーのジャックは大人になってから真似したんで(笑)、

あんまり焼き付いていないんだ、本当は。

 

さて、高校を卒業してからはライブハウスに出られるようになったんで、

これまた一所懸命に練習した。高円寺のアパートにいたんで、このころは

まだkyo-chanとは知り合っていない。彼はまだ高校生だ。

その頃は週に2回、スタジオで練習していた。バイトの合間をぬってね。

まあ、それから20年もそんな生活をしたわけだけど、特に最後の

バンドのWILD JAP'Sでは10年以上、盆暮れ関係なく、雪が降っても

槍が降っても、毎週金曜日夜11時か12時くらいから3時間、スタジオに

入ったね。勤勉だなあ(笑)。

 

その際は、とにかくバンド力を上げる練習だったなあ。

個人個人はもう限界があるからさあ(笑)。いかにバンドとしてまとまって

いるか。一糸乱れず息の合った強いバンドになりたかったから、必死に

練習したねえ。もちろん楽しいからやっていたんだけど。

 

で、結局ね、”どういう自分になりたいか”って明確にわかっていたんで、

それに向かってひたすら努力したわけなんだ。

今やっているNITE-RANGERのステージをまさにやりたかったわけ。

歌と演奏、パフォーマンスが混然一体となっていて観ている人が

夢中なってあっという間に30分が終わってしまうライブ。

それには自分としては、指版を見ないと弾けないフレーズがてんこ盛り

だったり、胸の位置にベースを構えてチョッパービシビシのプレイを

必死に練習する・・・のはちょっと違う。

何度も言うけど”なりたい自分は明確にわかっていた”んだ。

 

まあ、そっちの練習が忙しかったんで、残念ながらテクニック方面には

あまり行けなかったわけだけど(笑)、それでも例えば、バンドで

息をしっかり合わせる、不要な弦がなってしまう等のタイトさを失う

要因は排除する、リズムを意識する、ミュートをしっかりする、ノイズを

出さない、などの基本は徹底して意識した。

 

たまに店でもベースボーカルとかギターボーカルの人を見るけど(最近は

ギタボ多いね)、まあ、合格点があげられるのは少ないかなあ。

うまいヘタよりも意識だよね。”必死にギター弾いてます、合間に

歌ってます”って人が多くてそれだと、案の定、マイクにあまり声が

乗って来ない。歌の出だしやコードチェンジで指版を見ちゃうんで、

Voの声量が一定しない聞き苦しい音になりがち。

”楽器は楽勝で弾いてます、歌やパフォーマンス、お客さんに意識が

向いています”って意識の人はだいたいしっかり前を向いて歌って

くれるんで大丈夫な場合が多いけど。気持ちも伝わるしね。ここも大事。

 

大体舐めすぎなんだ、楽器&ボーカルを。自分はスージー・クアトロ、

ポール・マッカートニー、ジーン・シモンズ、ポール・スタンレイ、

スティング、もちろんジャック・ブレイズなんかを見てきてお手本に

しているからさ、みんなしっかり前を向いて”お客さんに向かって歌って”いるんだ。

舐めている人は、”指版に向かって”歌っているんだよね。

どこ見て歌っているんだ?ってね。なるわけ。

 

歌っている姿勢や楽器のポジションなんかも一所懸命研究してさ(笑)。

なんにもしないで自然体でかっこいい人はいいけど、やっぱりステージに

立つ人は、”かっこよく”見えないとね。本当にかっこいいかどうかは

さておいて、かっこよく”見える”ってのが大事(笑)。

 

そういう努力や研究を25年以上やっているから、NITEみたいな

ステージが楽勝で出来るわけ(笑)。

いや、自分でも歌や演奏がうまいとは思っていないよ、そのくらいは

わかっているけど、あれだけのパフォーマンスをして、サラッと歌と

演奏を前を見て出来る人は、結構な修練を積まないと出来ないとは

思うなあ。だって見たことないもん、T☆ROCKSで。

いや、少ないってことにしておこう。

 

まあ、でもね、つまりは自分は”そういう自分になりたかった”、あるいは

”そういうライブがやりたかった”と言う明確な目標、要求があったから

それに向かって一所懸命に努力しただけ。最低限の努力をしただけなんだ。

スタジオミュージシャンになりたいわけではなかったんで、そっち方面の

練習は出来ていないので、一ベーシストとしては片手落ちだとは

思うけど、まあ、結局、得意なものがあればね、ステージには立てるって

わけよ。

ちなみに人の後ろでもちゃんと弾きますよ、身分をわきまえて(笑)。

 

最近、たまに思うのは、”何が何でもやりたい”って強い意志を

感じる人が少ないと言うか、”なりたい自分像が明確でない”人をよく

見かける。

「こういうのも弾けた方がいんでしょうか?」とか「こっちの方が自分には

合っているのでしょうか?」とか「今度、この曲をやれって言われたんですけど

自分に出来るでしょうか?」とか「どっちの楽器が自分に合っているでしょうか?」

などなど、初めはよくわからないにしても、その辺は自分の意志で決めようよ。

手が小さい女の子が初めに間違って(?)サンダーバードベースを買っちゃった

としても、その楽器に一目ぼれして買ったんなら大丈夫、難なく弾けるように

なる。ピアノみたいに物理的に指が届かないと絶対に弾けない和音ってのは

ほとんどベースには出てこないから、問題ない。

 

大事なのは”どういう自分になりたいか”だ。

 

フリーみたいになりたければ、親指を下向きにしてスラップの練習をすればいい。

Charみたいになりたかったらムスタング買って、16分のノリのいいカッティングが

出来るようにまずはピッキングの練習もいいよね。

自分独自のスタイルを築き上げたければ、想像力で補えばいいし、スタイル

よりも良い楽曲を書きたければ、毎月1曲完成させるくらい曲を書くのも

いいと思う。

 

同じようにアイドルなんてのもね、今は百花繚乱状態なんで、よほど

優れているか個性があるか、独自か・・・じゃないと目立たないかも

知れないけど、自分なりの努力はしないとダメだろうね。楽しいだけじゃ

まず無理でしょう。飽きてしょうがないってくらい同じ曲を練習しないとね。

こっちは20年もおんなじ曲やってるんだから。あ、アイドルはそんなに

寿命長くないか(笑)。


JASRAC(ジャスラック)

2016-03-01 | 日記

日本音楽著作権協会。


公共の場で、著作権がある音楽を使用する(生演奏含む)を場合は、

一定の著作権料を払わなければないらない・・・そうだ。NHKみたいね。

 

音楽CDや映画作品など、著作権が発生する作品は守られていいと

思う。確かに。

 

まあでもね~、こういった小さなライブハウスや喫茶店、ジャズ喫茶など、

何百人も集客が見込めるわけでもない場所からでもお金を徴収するのも

どうかと思うけどねえ。そしたら学園祭もコピーバンドは出てはいけない

ことになる。

 

さて、T☆ROCKSは営業当初から毎月年貢を払っているので、出演

してくれるみんなは安心してカバー曲を演奏してもOK。

まあ、本来なら、「完全オリジナル曲を演奏するバンド」と「カバー

曲を含む演奏曲のあるバンド」と出演ノルマを変えなければならない。

しかしそんなことを言っていては、気軽に「今回カバー曲を一曲入れよう」

などと言えなくなるし、カバーバンドは損している感じになってしまう

危険性もあるので、店が著作権は全部持っているから大丈夫ですよと

言う体でやっているわけですね。

 

んで、最近、ハガキなどで「無作為に選んだあなたの店で調査をさせて

くれ」と言う依頼が来ていて(以前から、一か月に演奏された著作権の

発生する楽曲を書いて提出してくれとの依頼も数か月に一回ほどあり)、

まあ面倒なので放っておいたんだけど、電話がかかってきて直々にお願い

されたんだけど、丁重にお断りした。

 

映画などをデジタルコピーして上映して収益を上げるのと、曲を

カバーして生演奏するのとでは随分違うと思うんだけど、それも

一緒になって著作権が発生するのもどうかね。生バンドでカバー

する時点で随分劣化しているはずだけど(笑)。

 

まあ、難しいのが、例えばNITE-RANGERでNIGHT-RANGERの

カバーをやって、NIGHT-RANGERファンが大勢詰めかけ、それで

NITE-RANGERのメンバーが生活できるほど収益が出た場合は

確かにNIGHT-RANGER(ややこしいな)のメンバーにお金が行くように

すべきとは思うけど、ライブハウスに出演しているバンドでセットリストに

東京事変とかGO!GO!7188などの楽曲が並んでいたとしても、その

楽曲を目的に見に来たりはしないでしょ、友達だから見に来るだけでしょ、

普通は。

 

その辺の線引きが出来ていないと言うか、まあ、非常に難しいことに

なるわけだけど、うまくやってくれないものかね。

 

店をやっていると、本当に「あれ払え、これ払え」って毎月お金が必要に

なる。こっちだってモグリでやっているわけではないから、払うべきものは

しっかり払っているが、突き詰めるとそれは出演者にも関係してくるわけで、

なるべく出演者に負担をかけさせないで演奏をしてもらい、尚且つ、いい

環境、いい音響、いい機材で歌ってもらいたいので、かけるお金は

すべて機材方面にかけたいのだがね。著作権料のために機材が買えない

では本末転倒。

 

それでも出演者はそんなことはまったく関係なく、良い機材、良い環境を

望む。当然のことだ。

 

JASRACだけではないが、音楽業界全体が自分で自分の首を絞めている

ような、それも真綿で絞めているような、縮小していくような流れになること

だけは避けて欲しいよね。