教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

ゆきだるまつくーろー

2015-02-27 | 日記

と言うわけで、いまさらシリーズは続きます。

この女子のような選択のDVDレンタルですが、お次は

アナと雪の女王~少しも寒くないわ~です。

奇しくも”風立ちぬ”とは正反対のような映画でした。

”風立ちぬ”が一人で拘りまくって、自分の好きなシーンを好きなだけ

緻密に描いた作品だとすると、こっちは多数が頭をひねって、いかに

売れるか、いかにヒットするか、いかに見ている人を退屈させないで

最後までひっぱれるか・・・などエンターテイメント性を重視した作品では

ないかと感じました。

まあ、ややおかしな部分はあるにせよ、退屈しなかったことは確か。

時間が短いことを差し引いても、計算されているなあと思うね。

例えばスティーブンスピルバーグの映画のように、退屈しそうなシーンは

長く続けない・・・みたいな。そろそろアクションが来るかなとか、そろそろ

展開が変わるかな・・・みたいなことを計算して入れていく感じ。

”風~”はそんなことおかまいなしに好きなシーンを好きなだけ入れる・・・

って印象だったんだけど。

感心したのは、ここまでアニメの動きが来ているのかってこと。

表情なんだけど、こんなに生き生きとリアルに細かな表情を出すのかとちょっと

驚いたね。静止画を見ると眉毛は変に八の字だし、目は釣りあがってるし、え?

中国人?って思えそうなんだけど(笑)、動いているのを見たら納得したわ。

こういう作画も計算して作っているんだろうなあ。無味無臭の美人じゃなくて、

覚えてもらえるように特徴のある顔立ちにして、ポスターも表情を作って。

こう言うのはチームでやらないと出来ないだろうな、悔しいけど。

俺だったらこんなおてもやんみたいなほっぺの女の子にしないよな。

でもこれだから人々の心に引っかかって忘れないポスターに仕上がるんだろうな。

比べるわけじゃないけど、最近の人間を主人公にした宮崎アニメの顔ってどれもこれも

おんなじでしょう。性格もほぼ同じだけど、顔立ちはいつも同じ。まあ、それはそれで

安心できるしいいんだけどさ。ちょっと印象が薄い感じがするんだけど。

 

まあ、ストーリーなんかはここまで大ヒットするほどのもんでもないとは思うけど、

結局登場人物が魅力的に描かれていることや、ミュージカル風な歌の部分も

大きいんだろうね。劇中歌って大きいんだな。確かにタイタニックのときも

そうだったし。”風~”に関しては最後に流れる荒井由美のひこうき雲があまりに

素晴らしくて最後まで聞いちゃったよ。もちろんよく知っている曲なのに、ああやって

映画の最後に流れると違う感動があるよね。

 

 

 


風立ちぬ

2015-02-26 | 日記

「風立ちぬ」

松田聖子の歌のほうじゃないですよ。

ジブリ映画のほうなんだけど、全部じゃないけど、結構見てる。

話題になっているのはチェックせねばって感じなんだけど。

いまさらだけどレンタルしてみました。

正直言うと、宮崎映画は特有のくさい演出がちょっと苦手でもあるんだけど、

84年頃のナウシカなんかは映画館まで行って見てました。

当時はまだそんなに大騒ぎしてなかったけどね。まだマニアックな存在で・・・。

 

確かに近年の宮崎映画はねえ、みんな口を揃えて昔のほうがよかったとか、

ナウシカ、トトロ、ラピュタが最高とか、千と千尋まで・・・とか大体みんな同じ感想

だよね。初期作品より最近のほうがいい、って人は聞いたことがない。

 

まあ、同感ですが・・・。

でも確かにラピュタみたいなものが見たいんだ・・・って言われても、作るほうとしては、

冒険活劇ものでラピュタと言う傑作があるんだから、もういいだろって気持ちも

わかる。

それにしてもここ数年はちょっと残念かなってのも多いかもね。

アニメーションの技術は凄く上がってるよねえ。

個人的に思うに、やっぱり制約がなくなってやりたい放題できるようになると

ムダが多くなるってのも少しあるんじゃないかなあと思う。

「この時間内、この予算内で収めてね」的な制約があるほうが、意外と面白い

作品ができる場合もあるんじゃないかなって思うんだけど。

もののけ姫、千と千尋、ハウルの動く城、そして今回の風立ちぬも個人的には

もうちょっとバランスよく凝縮した方がいいんじゃないかなと思ったな。

風立ちぬは前半と後半がサウンド・オブ・ミュージックほどではないけど、テイストが

変わってくるんだけど、前半の話の丁寧な進み方に比べて後半がやや急いだように

感じたなあ。それと焦点が合っていないような印象もあって、何を一番伝えたかったのか

少しぼやけたような気もするんだけど。

まあ、多分、堀越二郎の人生に、戦争と純愛が絡んできますよって解釈でいいと

思うんだけど。戦争の悲惨さを訴えたいわけでもないだろうし、夫婦愛に焦点を

あてたわけでもない気もするしねえ。

各人物の描写が浅い気もして、あんまり感情移入もできなかったけどね。

まあ、宮崎アニメの登場人物なんざ、みんな同じだけどね(笑)。

わかりやすく正義感いっぱいで、純情で清く正しく美しく・・・って感じね。

ま、安心できるけど。コクリコ坂の登場人物のわかりやすさ、底の浅さは閉口したけどね。

個人的にはあれが一番面白くなかった。観てないのはまだあるんだけど。

それにしてもやっぱり皆さんも言っていましたが、庵野 秀明の吹き替えが・・・。

こうもひどいものか・・・。やりすぎのアニメ声もどうかと思うけど、ここまで棒読み

のセリフ回しも初めて聞いた。主人公の性格にあってるとは言え、ここまでひどいと

それが気になって(苦笑)。聞き取りにくいのもあるけど、まるで国語の授業で教科書を

読んでいる小学生みたいなんで、イントネーションが間違っているのも多くて・・・。

糸井 重里もひどかったけどさ。まあ、あれはひどいと言うより、顔が思い浮かんで

きちゃうってのが大きいかもね。ハウルの倍賞 千恵子もそうなんだけどさ。

やっぱりさくらのイメージが強くて。「お兄ちゃん!」ってセリフを入れて欲しかったよ。

 

当然ながら、常に高いアベレージの作品を発表してる一流の会社の作品だから

厳しいことを言われちゃうんだけどね。観てるほうは勝手なこと言うよね(笑)。

 

 


なんちゃってカントリー

2015-02-25 | 日記

カントリー系の曲も結構好きでして・・・。

ほら、一番日本人にないジャンルじゃん?(笑)。あこがれるんだよね。

ヘヴィ・メタルって、演歌と言うジャンルがあるから、

どこか相通じるものがあると思うんだけどさ。

ジャパメタなんて相当演歌だし(笑)。

 

アメリカンポップス、ロック、そしてカントリー・・・。好きなジャンルですな。

まあ、コテコテのカントリーはちょっと微妙だけど、カントリーティストの入った

ポップスはいいね。

 

ふと珍しい曲を思い出したんで、ついでに少し有名なやつも紹介してみる。

 

タニヤ・タッカー「ハロー・ミスター・サンシャイン」

1976年発表。マックスウェルのコーヒーのCMに使われていた。

これを知っている人はあまりいないだろうなあ。

凄くかっこよくて好きな曲で、当時シングルレコード買った。

まだちゃんと持っていると思うけど、簡単にYoutubeで聞けたわ(笑)。

小学校6年生~中学一年くらいだったかなあ。

これ、作曲はかまやつひろしじゃなかったっけ?

まったくの勘違いだったらごめんなさい。

ちなみにCMはピーター・フォンダが出てるな。イージー・ライダーの。

胸キュンする凄くいい曲だと思うんで聞いてみて!

http://www.youtube.com/watch?v=0xQskkENXGM

 

 

オリビア・ニュートン・ジョン「カントリー・ロード」

なにやら、ジブなんとか言う会社が作ったアニメに使われていたようですが(笑)

一本調子の日本語で。ま、あれはわざとな、そんな感じに歌ったんだろうけど。

元はもちろんジョン・デンバーね。

日本発売は1976年だ。朝の番組の、おはよう700(セブンオーオーと読む)の

挿入歌だったね。これもレコード買った。この曲と「そよ風の誘惑」も好きだけど、

オリビアの中では「たそがれの恋」が一番好きだな。

同じようなカントリー女性歌手だとリンダ・ロンシュタットも良かったけどね、

オリビアの方がよく聞いていたな。

http://www.youtube.com/watch?v=geB6pudWpBA

 

 

キッス「ハード・ラック・ウーマン」

これまた1976年だ(笑)。「地獄のロックファイアー(Rock and Roll Over)」に

収録。またアライブ2にも入っているので、そっちの印象が強い人も多いかもね。

まるでキッスらしくないカントリーソングなんだけど、ドラムを叩きながら歌うピーターの

しゃがれ声と、首を振りながら歌うプロモが凄くかっこよくて・・・。ま、ベスも名曲だけど。

個人的にキッスの中でも上位に入る大好きな曲。

プロモは最後までみるとポールとエースの秘密がわかるよ(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=ZaKwIfqbKhM

 

 

ロッド・スチュアート「マギー・メイ」

1971年発表。さすがに発表時は知らない。ロッドはやっぱりセイリング、ホットレッグス、

アイム・セクシー・・・とかの方が記憶にあるからねえ。

でもこの曲もカントリータッチでかっこいいよねえ。髪型にもあこがれたんだけど、

クセっ毛ではだめでねえ(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=_SKD1c2NQdI

 

 

おまけ(笑)

アグネス・チャン「ポケットいっぱいの秘密」

1974年。当時シングルレコード買いました。ファンだったもので・・・。

当時はアグネス、桜田淳子、フィンガー5、キャンディーズ、西城秀樹、沢田研二・・・

なんかが好きでしたね。

youtubeにTV番組で歌ってるのしかなかった。レコード音源はバンジョーなんかが

入っていてもっとカントリーっぽいんだけどね。

http://www.youtube.com/watch?v=n1O22-GZe4U


NHK新撰組血風録

2015-02-23 | 日記

最近、スタッフの一人と新撰組の話で盛り上がっているんですが、

当然、私も好きなんで書籍やTV番組など、見れる場合は見るんだけど、

3年位前かな、NHKで司馬遼太郎の「新撰組血風録」の番組がやっていて、

見ていたんだけど、中身はまあまあと言うか知ってるから、どのくらいアレンジ

されているのか、と、キャスティングが一番気になるところだったんだけど、

沖田総司役の人だけは格別に素晴らしくて、マニアの間でもちょっと話題になった(笑)。

と言っても、これはあくまでイメージよ。色んな人が色んな小説やTV番組の中で、

勝手に、剣の達人、美少年、童顔、無邪気、病弱(労咳が進んでから)・・・などの

イメージで作り上げてきたんだろうけど、まさにそれにぴったりの俳優さんがキャスティング

された・・・と。

結局本人の写真が残っていないので、容姿はわからないんだけど、生き延びた永倉新八の

話や史実によると、剣の達人、子供っぽい、労咳・・・などは合っているけど、美少年で小柄

だったかはどうもちょっと違うかもって感じなんだけどね。

永倉によると、顔は浅黒くヒラメ顔で、肩幅が広く、それほど美少年でもなかったそう。

どちらかと原田左之助、藤堂平助の方がハンサム君だったような・・・。

 

で、そのNHKでやったときの沖田はこちら。

全国の沖田ファンのみなさん、これは今までの中で一番イメージに近いでしょ!

子供のように純真で小柄で、剣の達人、薄命・・・。

 

ちなみに土方とか近藤はダメだね。イメージに遠い。

 

その昔、土方役で有名な栗塚旭もちょっと違うよな・・・。

あんなごつくて男らしい顔してない。役者のような色男だったわけだからさ(笑)。

 

他にイメージに近いなあと思ったのは、芹沢鴨の愛人(?)、お梅。

個人的には確かにこんなイメージ。

 

あと、以外に伊藤甲太郎もちょっとイメージに近いかなと思った。

 

それと、衆道の加納 惣三郎もこれまたイメージにぴったり。

(話の内容はリアレンジされてましたが)

 

 

今までもたくさん新撰組関連は映像にされてきているし、そのつど、イメージに

合っている人選も多かったんだろうけど、今回の沖田だけが特出してイメージに

近いような気がするな。その昔は草刈 正雄もやったりもしてるけど、少し違うよな。

 

 

 

 


コンプレッサーのその後

2015-02-22 | 音楽的アドバイス

だめだ・・・。

やっぱりどうもコンプレッサーとの相性が良くない・・・。

もちろんコンプが悪いわけじゃない。

設定がひどすぎるわけでもない(と思う)。

まあ、当たり前なんだけどさ、薄くかけても「これ以上は出しませんよ」って言う

リミッターがかかるわけで、何かアンプとベースの間に壁があるように感じて

しまう。

「ここぞ!」って言う出したいときにブレーキがかかると言うか・・・。

でも逆に1弦や2弦の「ここ、引っ込み気味なんだよなあ」って部分は補正されて

すごく便利。

いいとこ取りはなかなか出来ないもんだなあ。

 

特にピックで弾くんでアタックがつぶれがちになるねえ・・・。

アタックを逃がせるコンプもなあ・・・。それだと必要ないんじゃないかとも

思っちゃうし(苦笑

この矛盾。

 

レコーディングはまったく問題ないんだけど。

バンドで演奏した際に、ロック系だとガツンとバスドラと一緒に出したいときに

ちょっと気持ちよくないと言うか。

 

結局、今はまたこうなりましたが、わかりません。

こんなことが一生続きます。ミュージシャンは。普通の人からみたらハナクソみたいな

ことで悩んでます。

WildStompはいい感じに音がまとまって前に出てくる感じですね。

入れないでノーエフェクターもありだけどね。

最近、あまり色んなことをしないほうがいいんじゃないかって気がしてきた。

それこそシールド一本とかね。シールド一本ってのは本当に一本ってことで、

間にAB/BOXとかチューナーとか、音を加工しないEFをもかまさない。

これだけでもかなり違うんだよねえ。

もちろんワイヤレスを使っている時点で違っているんで、あまり偉そうなことは

言えないんだけど。

 

ちょっと前のベースマガジンで、岡野ハジメさんの記事があって、

あの人も相当のベースフェチなんだけど(多分)、とどのつまり、抜けてくる

ベースの音ってのは簡単で、倍音やハーモニスクの音があまり出ていないほうが

いいんじゃないかって言っていて、俺も結局それなんじゃないかってずっと思っていて・・・。

ちょっと語弊があるかも知れないけど、なんと言うか440ヘルツのA音を弾いた際に、

倍音の出方とか、同時に5度のE音とか、たくさん鳴っている方がきらびやかで良い音に

聞こえがちなんだけど、それだとバンド演奏などの際に音が散っちゃって、肝心のA音が

聞こえない可能性が高いんじゃないかって言う話をしていて、わかるなあって思ってね。

Aを構成しているたくさんの音より440ヘルツのAしか要らないと言うか。

880ヘルツは出ていないほうがいいんじゃないかと言うか。(不可能だろうけど)

その手の科学的なこと(?)には素人なんで理論的に間違っているかもしれないけど、

なんとなく言っている意味、わかるでしょ?

 

いわゆるハイエンドベースって確かに素晴らしくって、ベースだけで弾いた際に、上から下まで、

しっかり鳴っていていい音に感じるし、実際そうなんだけど、ロックバンドの中だと以外に

散っちゃって音程が聞き取れない場合があると言うか・・・。

 

個人的な意見だけど、オールドのフェンダーベースがいい、と言う都市伝説は

結局そこが大きいんじゃないかと。

枯れた音、とかよく言われるけど、結局のところ、たくさんの情報量と言うわけではなく、

出て欲しいところだけが、年月も経って弾き込んでいくうちに木が鳴ってよく出てきている・・・

んじゃないかと。なぜそうなるかはわからないんだけど・・・。

逆に言うと今の楽器はなぜたくさんの情報量の音になってしまうのかってのもわからないん

だけどさ(笑)。

超低域から超高域までは別に必要ないし、不要なハーモニクス音もあまり無いほうが

いいんじゃないか・・・と。

 

まあ、演奏する音楽にもよるってのも大きいけどね。

情報量が多い楽器ってのは悪いわけでもなく、明らかに素晴らしい音なわけで、それを

きちんと聞こえさせることが出来るかどうかって話なんだけど、爆音のロックバンド、

ディストーションギターのバンドなどでは向いていないんじゃないかと言う話なんだけどさ。

フュージョン系や歌物ではハイエンドベースの情報量の多いベースの、シルクのような

なめらかできらびやかで低音も高音も豊かなベースの音がきちんと聞ける場合が

多いよね。

 

とは言え、どんな音が出る楽器でも弾き手が変わればそれなりにきちんと聞こえるってのも

これまた事実だとは思うけどね。

 

 

 


コンプレッサー

2015-02-20 | 音楽的アドバイス

ギタリストはあんまりね、必需品でもないよね、コンプレッサー。

特に歪み系が主な人は、歪ませている時点でコンプがかかってる

状態に似ているわけだからね。

ば、ベーシストも絶対に使わないといけないわけでもないし、自分も

ほとんど使わずに来た。入れてみて、やっぱり外すんだよね、その繰り返し。

まあ、レコーディングではライン録音の信号には必ずかかっているし、ライブ

ハウスでも卓で必ず薄くはかかっている。ダイナミクスを失わない程度にね。

 

最近、いまさらながらちょっと気になってきて、少しずつ試しているんだけど、

やはりなかなかに深い。未だに入れては外しの繰り返し(笑)。

 

コンプの主な役割は当然、音のデコボコを補正して均等に鳴るように

するわけだけど、その際に、(いい意味でも悪い意味でも)音質が変わって

行くものと、なるべく音質を変わらずに・・・と言う大きく二種類に分けられる

気がする。

ま、大体はちょっと上品と言うか、綺麗に、高級感が増したように変化する場合が

多いように思うね。イナたい、古臭い音色に変化するコンプレッサーはあまり

聞いたことが無い。

 

コンプを使うと本当はいいこと尽くめのはずなんだけど、バンド内においては、

かけすぎると、音が引っ込みすぎたり、音程がわからない音になる危険性もある。

特にベースにおいて一番難しいのは、楽器の構造上、4弦が一番エネルギーが

大きく、一番コンプレッサーにひっかかって来る場合が多い。

その際に低域が失われることがあって、そうなるとバスドラに負けちゃって、

ズドン!と来ない情けない音になってしまいその辺の兼ね合いが実に難しい。

ベース用に特化したコンプの場合はその辺も考慮した製品が多いね。

大体アクティブベースで出力が大きいと、コンプに引っかかりすぎて、

スレッショルドを最低にしてもかかりすぎる嫌いがある。可変幅が大きいと

いいんだけどね。

 

自分がコンプを使おうかなと思っている理由は、いわゆるコンプレッサー効果より、

音質を少し変えたいって部分も大きいなあ。

ちょっとペキっとした音で、アタック感や音圧とか、抜ける感じの音・・・とか。

なので、自分の場合は、薄くかけてアタックはあまりつぶれない程度にしている。

チョッパーもやらないし(笑)。

 

今まで試したコンプの個人的な感想を書いてみるね。忘れちゃったのもあると思うけど。

 

EBS MULTICOMP

ベストセラーですな。コンプを使ってるベーシストの8割はこれ使っているんじゃないかな。

なかなかに強力で、迫力ある音になる。音質は大分変わるね。プリアンプのサンズアンプ

みたいに結構大きく変わるね。簡単に図太くいい音になる感じがするよ。

重心も下がる感じがするのと、どこか湿った印象もある。決して乾いた音ではない。

まあ、間違いないね。ただ、そのベース本来の音と少しかけ離れていく気がしたんで、

ちょっと遠慮した。

 

 

MXR Dynacomp

ギター、ベースともに70年代から定番ですな。当時のフュージョン系のレコードの

弦楽器はみんなこの音がした気がする(笑)。簡単にサスティンの利いた綺麗で

高級感のある音に変化するね。

 

 

MADPROFESSER ForestGreenCompressor(元所有)

これ、手放しちゃったんだけど、今思うと持っておけばよかったな、とちょっと後悔。

そのときは必要ないと思ってもあとでやっぱり・・・ってありがちなんだよね。

これは原音を損なわずに綺麗に自然にコンプ効果が利く感じ。

 

APHEXPunchFACTORY

アタックがかなりベキっとなって迫力がある音になる。やや下品なくらい(笑)。

かっこいいロック向きな音だと思うね。

 

アギュラーTLCコンプレッサー(所有)

ベースアンプ専門のアギュラーだけあって、音は太い。決して音やせしない。

特徴はアタックツマミがあることだね。これにより頭の音を逃がしてから、

圧縮することが出来る。SLOPEってのはレシオのことですな。単純に圧縮率だね。

音の傾向としては太くうねる感じ。綺麗でHifiな方向とはちょっと違うな。

ROSSCOMP

これも有名ですな。温かみがあってなめらかでシルキーな感じ。強烈なクセつけは

ないと思うなあ。ロック系よりは歌物、フュージョン系等のほうが合う気がする。

 

MXR BASS COMPRESSOR

ベース用と言うだけあって、低域も失われない。原音もあまり変えない印象がある。

ただ、素晴らしかった・・・と言う印象もない(笑)。

自分は少し音色の変化も欲しいので、遠慮したけど、そうでない人には

いいんじゃないかな。アタック調整がついているのとかかりがわかるLEDが

ついているのが便利だね。

 

XTIC SP COMPRESSOR

結構好きな音だったね。ベキっとアタックが目立つ。中域が前に出てくるね。

ベース専用ではないと思うので低域はちょっとなくなるな。中古とかで安かったら

欲しい(笑)。

 

アッシュダウン デュアルバンドコンプレッサー

う~ん、イマイチだった印象がある。ローとハイのツマミがあるんだけど、

極端に変わりすぎる気がする。音質も良くなった印象はあまりない。

 

AYA R-Comp(所有)

限定カラー。ま、音は同じだろうけど。非常に綺麗でハッキリと前に出てくる音。

乾いた感じの印象もあるね。立ち上がりも非常に早い。好みですね。

Providence VELVETCOMP

いい印象があるけど、実はそれほど覚えていない。多分大きな音色の変化はなく

自然でナチュラルなコンプ感だったんじゃないかなあ。

 

さて最近のEFボード内は・・・

最近、中古でデメターのコンプを入手しまして・・・。これも限定カラーだそうですが、

人気機種だけあってさすがに綺麗にそつなくまとまっています(笑)。

Hifi感、音の艶、立ち上がり、ペキっと前に出る感じ・・・など、いい具合にどれかが

特出することなく平均的に出ている感じ。ゲイン調整があるので薄くかけられるので

4弦に引っかかりすぎてローがなくなりすぎることもない。

でもこれ、軽音楽倶楽部の浜田先生が手放したものである可能性が高い(笑)。

以前のEQもそうだったし、某ロックバンドのベーシストのROSSCOMPもそう(笑)。

ちなみに真ん中の青いLEDがついているのは、スタッフの秋月に作ってもらった

AB/BOX。ミュート機能と常時信号が出続けるアウト、通常のアウトがある。

ミュートの関係なく常時信号が出続けるアウトがあるのは、音を出しながらも

チューニングが出来るように。ミュート状態でチューニングすると万が一間違った

音で合わせてしまう可能性があるから怖いんだよね。EとかAとかの表記をうっかり

見過ごして、針(LED)が真ん中に来ているのだけを確認して合わせちゃったりして。

視力が悪いんで遠くからだとハッキリ見えなくてねえ。

 

そうそう、最後にIKUOって超絶テクニックベーシストが絶賛しているダイアモンドの

コンプも一回試してみたいんだけどね。これは触ったことないや。


シーナ&ザ・ロケット

2015-02-15 | 日記

まさかのシーナさんが亡くなった。

病気だったことは全然知らなかった。

実はそうは言っても、シーナ&ザ・ロケットの大ファンだったわけではない。

以前、ブログでレモン・ティーはエアロスミスのトレイン・ケプト・ア・ローリンの

パクリじゃね?って書いたことはあったけど、まあサンハウス時代の鮎川さんも

良く知らないし、めんたいロックって音楽も実は好みではないんだ。

正直言うと、あの頃の邦楽ロックはあまり好みではなくて、RC・サクセションも

ハウンド・ドッグもロッカーズもアナーキーも苦手なんだ。唯一甲斐バンドは割りと

好きだったけど・・・。ダウンタウンブギウギバンドも良かったな。

 

で、シーナ&ザ・ロケット。TVでたまに見て、まあ、かっこよかったね。

コテコテのR&Rはあんまり興味ないけど、黒のレスポール、革ジャン、

派手なメイクのVo、サングラス・・・等々、やっぱり筋は通っていて、かっこいいと

思った。

CMのタイアップになった曲があって、それがユー・メイ・ドリームって曲なんだけど、

凄くポップでアメリカンポップスみたいな曲でイカしてて(笑)、シングルレコード買った。

高校生だったなあ。ベースもコピーしたなあ。

確かキーはAメジャーの曲で、サビまでずっとAメジャー支配のコードでF#mだのBm、D、

なんかのお約束なコード進行で凄くポップなメロディが紡がれるんだけど、サビでちょっと

転調してF、G、Aって行くんだよね。ベースも下降して行くラインでかっこよく聞こえたんだ。

ベースを弾き始めたばかりの少年には(笑)。

(コードはうろ覚えなんで違っていたらごめんなさい)

 

同じような時期に横浜銀蝿ってのがいて、高校生はお約束で聞かなきゃいけなかったんだけど、

結構ロックンロールのベースフレーズはそれで練習したよ(笑)。

ツェッペリンより聞きやすかったからね(笑)。

 

でもさ、その頃、シーナお姉さんはずっと年上だと思っていたから、享年を知ってちょっと

驚いたな。凄く年上ってわけでもなかったんだ・・・。

なんにせよ、あそこまでブレずに貫いてずっと同じことを追求していくって凄くかっこいいよね。

鮎川さんもホント、いつまでも「やっぱ、ロックンロールじゃけえ」とかなんとか、いい歳こいて

青臭いこと抜かしてるところが最高にかっこいいよね。

デビッド・ボウイみたいにガラッとイメージごと変えるのもかっこいいけど、俺は何年も変わらず

同じことをやっているバンドが好きだな。

 

来年からは、新年のニュー・イヤー・ロック・フェスティバルで、内田裕也と一緒に、

ジョニー・B・グッドを演奏する二人は見られないんだなあ・・・。

まあ、ホタテマンもセクシャルバイオレット・ナンバーワンもジョー山中もいないけどさ・・・。

ってかニュー・イヤー・・・自体特に見てるわけでも、見に行ってるわけでもないんだけど。

なんか毎年、ああ、やってるなあって思ってて。ジョニー・Bとコミック雑誌なんかいらないを

よく歌ってたなあってね。

 


今昔

2015-02-10 | お店情報

演奏するにあたって、人に習った覚えはない。

いや、100%無いわけではないんだけど、教室に通ったとか、

先生について正式に習った・・・と言うのはない。

そもそもロックなんて教えてくれるところは無かったように思う(笑)。

 

禁じられた遊びも弾きたかったけど、どちらかと言うとサタデー・ナイトを

弾いて歌いたかったし、荒城の月よりはデトロイト・ロック・シティの方が

刺激的だったしねえ。

フォークギターってのもいわゆる教室みたいのはなかったなあ。

中学校は電気ギター禁止なんだよ。学園祭も電気ギター禁止。ドラムはOK。

まあ、さすがに60年代ではないんで、エレキ=不良ってほどでもないけど(笑)、

親が進んで習わせたいってシロモノじゃなかったことは確か。

今は結構、いいギターなんかを買ってもらって、普通に習い事として成立してるよね。

 

初めてのエレキギターはウエストミンスターのレスポールタイプ。

ランナウエイズが好きだったし、当時はフェンダーのストラトやテレキャスなんかは

おっさんくさい気がして、ギブソンのほうが悪そうでかっこよく見えたんだな。

KISSもギブソン派だったし。ボストンも、ピーターフランプトンもチープトリックも

ギブソンが多かった気がする。ジョー・ペリーも両方使っていたけどレスポールの

イメージが強いし、ジミー・ペイジも、ブライアン・メイ・・・はちょっと違うけど、どちらかと

言うとギブソンっぽいよね。

ディープパープルのリッチーが好きだったらフェンダー派になったかも知れないけど。

レインボーは好きだけどリッチーの音はあんまりかな。

 

ところでそのウエストミンスター、ある日、ピックアップを開けてみたらシングルコイルが

入ってた(笑)。凄いでしょ?外見がレスポールでサウンドはストラト!

木材はなんだったんだろう?ボディはメイプルではないだろうけど、今となっては

わからないや。ちゃんとマホバックだったんだろうか・・・?

昔はそういう楽器多くてね。フレッシャーとか、遠めに見るとフェンダーに見えるやつ(笑)。

 

そのあと、無名のプレシジョンベースをプレーヤーの売ります、買います、で購入して、

しばらく弾いていたけど、いかんせん比べるものがないからそれが普通だと思っていたね。

その後、高校2年の頃かな、グレコのリッケンバッカーモデルを中古で新宿のKey楽器で

購入。これは良かったね。これがまともなベースかって思ったよ(笑)。E弦がきちんと鳴る

んだもん。

 

今はyoutubeもあるし、ネットや携帯でも情報がすぐにわかるし、楽器店なんかも

親切に教えてくれるから、初めからレベルが高いものがわかって便利だよね。

(粗悪な楽器もいまだにあるけど)

ただ、その分、想像力ってのが乏しくなってないかなあって危惧もちょっとあるかな。

チョーキングとかどうやるんだろう?って自分で創意工夫しなくても、すぐ動画で

確認できるもんね。

いいんだけどね。いいんだけど、自分なりに工夫して、独自の奏法とか、独自の音とか

が出しにくくなっている気もするかな。

自分はベースをピックで弾くときに、指に近い音を出したくて、ピックの素材を研究したり、

弦にあたる角度、振りぬくスピード、弾く位置、はじく角度なんかを一所懸命考えて、

現在よく言われる、弦に平行に当てる、ななめに振りぬかない、こすらない・・・ってのを

編み出したんだけど、ま、そんなことも今はすぐにわかるよね。

 

ブライアン・メイのピックの代わりに硬貨を使った演奏や、クリス・スクワイヤのティアドロップ

型のピックの持つほうを弦に浅めに当てて、ピッキングハーモニクスも同時に鳴る感じで弾く、

とか個性的な奏法はあまり出ないだろうなあ・・・っても思うな。

 

あと、なんつーか、詳しい人に聞くってのもいいんだけど、まず自分なりに考えてから聞く前に

先に手っ取り早く質問しちゃうのもちょっと気になるかなあ。

自分で研究すると、自分なりの解釈で納得するまでやるけど、簡単に人に聞くと、

意味がわからないまま、それを覚えることになると思うんだよね。

よくあるのは、その曲をギター一本で再現する場合と、バンド単位で再現する場合とで、

コードプログレッションが違ってくる場合ってあるよね。

ベースがこの音を弾いて、ギターはこの音を弾いて始めて成立する・・・みたいな。

そういう場合に、自分で音をとって一所懸命考えてつじつまを合わせて、違和感のない

ようにコードを考えると実になると思うんだけど、その前に簡単に人に聞いちゃうと、

理屈を理解しないまま、丸暗記になるからあまり勉強にならないと言うかね。

そういう人はこっちが一所懸命、理論を教えてもあまり聞いていない場合が多い。

自分で考えてもどうしてもわからなくて、それで初めて聞くってのはいいと思うんだけど。

 

まあ、今と昔は違うからね、どちらがいいとかの話ではないし、どちらも一長一短が

あるんだろうけどね。

今は恵まれている分、逆にやりづらい面もあるのかもしれないなあとは思う。

 


「鳴る、ゆれる、響く。Be my Valentine」ちゃんにこぷりぜんつ!

2015-02-10 | お店情報

T☆ROCKSの新たなブッキング担当「にこ」ちゃんの渾身のブッキング企画!!

 

2015年2月11日(水)(祝)

「鳴る、ゆれる、響く。Be my Valentine」

小田急相模原T☆ROCKS

Secret add9/アノバンド/とっぴんぱらり/アマリリス/プロトミー/

大石悠風也(O.A.) 絵:本吉亜衣

 

新しい音楽が聴ける!

良い音楽が聴ける!

ワインが飲める!白、赤、あります。

 

始めてきた人でもリラックスして楽しめるような空間にします!

始めてきた人でもホームと勘違いしちゃうくらい居心地よくします!(笑)

 

 


T☆ROCKS軽音楽倶楽部=2月=

2015-02-06 | お店情報

「T☆ROCKS軽音楽倶楽部」

 

プロ音楽家(ベーシスト)、浜田”Anikey”敏希さんを講師に直接教えて

もらえます。

隔週の水曜日が主ですが、変更もありますのでHPのスケジュールを確認して

くださいね。

 

2月は以下の通りです。

2月25日(水)。

 

生徒さんによって毎回内容を変えていきますので、自分に合わないんじゃないか?と

言う心配も無用ですよ。

もう簡単に「これがわからないんですけど」とか様々な質問や疑問、それから、現在

練習している楽曲などをその場でアドバイスしてもらうことも可能。

バンドマンも効果的なバンド演奏になるようにコツを教えてもらえますよ。

 

それから何より時間がたっぷりあるのもいいですよ。

40分とかそういった区切りは無いので、3時間もたっぷり出来ます。

セッション的に進めて行くことが多いのでそれだけ反復練習になるので、しっかり

身につきます。

 

また超初心者と言う方もOKです。アコースティックギターなども押え方からお教え

いたします。別室でアコだけ教えることも可能です。

 

ドリンク2杯、あるいは食事とドリンク1杯の組み合わせもOKです。

これで2000円は安すぎですよ!