フイールドは濡れているから出かけなかったのだが窓から庭を眺めていたらウマノスズクサで何やら不審な動きをしているチョウがいるではないか。見つめていると腹部末端を葉裏に付ける行動をしていた。それはまさしく産卵行動なのだった。ヤマトシジミと観たのだがヤマトシジミはカタバミが食草ではなかったか。
ウマノスズクサに産卵するのは「ジャコウアゲハ」と相場が決まっているはずなのに何を好んで産卵行為をするのか理解できない。孵化までは出来ても食草では無いし結局は死滅するだろうに。まあ、散乱行為と観れば見えなくも無いけれど世の中には奇抜な行為や行動をする輩もいる訳だからチョウの世界でもそうなのだろうか。
因みに写真では奥側腹部下方の葉に一卵を確認できるのだが分かるだろうか。後日、写真をS先生に見せて疑問を伝えたところ「エラーと言えるような事は稀にでもあるのです」との返答だった。
小生はエラーなのかミスなのか判断つきかねていたのだが冷徹に吟味すれば「既に交尾を果たし産卵したからミスではない!」ときっぱり断定すべきであった。優柔不断はいかん。
思い返すまでも無く現役時代は優従負担ではあったものの歯車とは言えお足を頂くためには已むを得ん事だったかぁ・・・。