トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

意地が廃れず我が身は地獄

2017-11-01 | 小人閑居して憮然
 「もうやめた!」固く心に刻んだはずなのに夜中のトイレで目覚めビビビッと来たから更に一日費やした。もう「ギョギョギョ!」どころではないギョーサン作ってしまった。

 睡眠途中の深夜の前頭葉は目覚めているはずもなく、正しい判断が出来ず暴走した事になる。失敗の結果は既に熟知していたはずの経験値が活きなかった事にあった。何体か制作したヘビの蛇行で振り幅を大きくするには回転軸からの距離を大きくとる事に尽きるのだが、尾びれの中に組み込んだ事で回転軸の位置も末端までの寸法も、どちらも不正解だった。

 冷静に考察すれば節々の軸に組み込むべき事だったのを「捲土重来初志貫徹」の余り、客観性が保てなかった。カム車輪の方向は変わるはずだし、それで尾びれを移動させようとの魂胆も混在し腰が据わらなかった。
 結果、関節の構成を変更し組み込んで結果を見ようと思ったものの、これは「アリ地獄」そのものではないかと理解し始め「可愛い系」に宗旨変更した。

 「振って可愛いい」のはアヒルのお尻、とアヒルに組み込んでみた。既に失敗し余っていた大径の車輪カムを使い「はずだ!」の思い込みも空しく機能しない。これらの失敗の源は「カム輪より体高が大きい」事だったに尽きる。カムの作用点が回転中側面に当たっているようでは逃げ場がないから変化は生じない。車輪を回転させようと車輪の間隔をとればカムは作用しなくなる。

 後の祭りだが後の始末は残っている。さて悪戦苦闘の残骸をどう生かそうか、これも新しい地獄への道か…。「遠い遠いはるかな道は 冬の嵐が吹いてるが…」と、もう自嘲的、いやいや自重的かつ自調的であらねばならないのに自蝶的ではなんとも・・・・・。

           もう、役立たず      組み込み部

           芸に病み夢想は前頭野駆け巡る

           浪のまにまに現る富士を追って上がれば沼津の泥地 ハア ユイユイ

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