トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*牽牛、織女の世界

2010-07-07 | 温故痴新

 相触れて帰りきたりし日のまひる天の怒りか春雷ふるふ      川田 順

   会い折れて帰りきたりし火のあたま浮世哀しき驟雨にふるふ

 幾山河越え去り行かば寂しさの果てなむ国ぞ今日も旅ゆく     若山牧水

   幾山河越え去り来ても寂しさと果てなむ苦忍今日も暮れ行く

 わが盛りまたおちめやもほとほとに寧楽の京を見ずかなりなむ  大伴旅人

   わが盛りもう落ち目やかとほとほと奈落の今日を見て哀しやむ

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