トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

カツラとユキノシタの芳香蒸留水

2020-06-13 | 何よりの楽しみ
 落葉したカツラの葉に雨が落ちると良い香りがするのだとか、何かの本で知って葉の形もハート形で好まれる事もあり3本植えた。しかし瓦の破砕片を投棄して覆土した原っぱ部はカツラ様にはご機嫌斜めで、その上、猪が根元を荒らされる事度々だったことから昨年、浚渫土を客土して根元の環境を整えておいた。それが功を奏したのかどうか、今期はご機嫌がよく、思い切ってひこばえを切除した。本来、ひこばえは樹勢を弱めると言われているけれど「葉の数を減らしたくなく」て残しておいたのだ。

 その切除した枝は一旦は破棄したのだが「芳香蒸留水」になるやもしれん、と再び手に取ったのだった。まだ葉も縮れていない段階では香りは出なかったのだったが、自宅に持ち帰った枝はごみ収集日まで置く気にはならずフイールドに捨てようと車に積んだ。それでの走行中の、車内に甘い香りが充満するではないか。
 乾燥し始めて縮れた葉をもんでみると香気が出てくる。それで捨てるのは止めまた自宅に持ち帰り葉を外して蒸留水を作ったのだ。時期的に若葉の頃だし香気成分は濃厚では無いのだろう。蒸留水に仕立てたら香気は弱く青臭さも混じっている。それでも秋の紅葉期には現在より香気成分のある蒸留水が得られそうな予想は出来た。
 で、何に使えるか?、さーてどうしよう・・・。(イベントに試供品として出してみたけれど、不人気、これで足を洗ってみるしかない)


 「健康維持の薬草利用」なんてページを見ていてユキノシタやヨモギ、ミョウガなどの入浴剤利用が載っていた。会のイベントで「フイールドの芳香蒸留水」をワークショップでも無いが実演する材料になるから、まだ半干し状態だったユキノシタも蒸留に掛けてみた。ユキノシタ自体、香りの少ない植物なものの腫物や熱取りに貼ったりしたのは記憶にある。それで足浴用に蒸留水を作ってみたのだが夏の足元をすっきりさせるにはミョウガなどの方が良いかもしれない。まあ比較するにしても全て作ってからでないと分からない。結果より過程である。

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