トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

青リンゴの甘酒コンポート

2011-08-17 | 何よりの楽しみ

Photo_4  着果したリンゴも、殆どが食べられないまま落下して蟻の餌になるか、樹上に留まった果実は冬季のメジロの餌になっていたのが大部分だ。たいがい「実った。熟した!」で満足なのである。

 それでも今回は暇がたっぷりとあるから、「」と着想したスイーツを作ってみた。前日にこしらえて置いた甘酒を使った「青リンゴの甘酒コンポート」だ。これが想ったとおりの美味しい一品だった。江戸時代に甘酒は夏の飲み物で、現代では「飲む点滴」と言われているのは、よく知られている事である。

 蛾に吸われて傷んだ部分を切り取り、八等分したリンゴを煮込み時間を減らすために、レンジで4分ほど加熱し、しんなりとさせた。これに甘酒を加えて弱火で焦げないように煮込んで出来上がりだ。 米の粒粒が目に付くが、気にしなければ酸味の利いた穏やかな甘さで、舌で押し潰すと軟らかい果肉がとろけ出てきた。甘味が不足するかもと考えていたのだが、それほどでもなく酸味が勝って夏向きのコンポートになった。Photo_2

 例えると、ルバーブジャムの酸味に似た味わいだったので、残りはジャム風にパンに挟んで食べてみる。冷凍庫に保存した食パンに、そのまま乗せて食べると、凍ったパンのしっとりした噛みごたえに酸味の勝った穏やかな甘さは、真夏日の昼食に最適だったのだ。

 ギプスをした身体でケンケンをしながらリンゴを採り、台所でもケンケンしながら動いている姿など人に見られたくないが、幸いにも盆休みは終わり、近所のお宅はどこも空っぽなのだ。 

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