トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

集水部の手入れ 

2016-04-23 | 今日は真面目に
 谷止工として一段加え終え、次なる作業が集水路・取水升の補修である。1:集水路に堆積した土砂を取り除き路床を下げる事、2:流路フイルター位置を変更する事、3:取水升フイルターからの排砂環境を向上させる事が目的である。
 取水堰が崩壊してしまった現場では、取水のために河床を取水升水平面と同じにしておきたい。そのため土砂崩落後から四苦八苦してきたのだが、ようやく崩落土砂の流動が安定し谷止工の効果もあるように見えてきた。
 そこで今回の作業は取水升水平面まで河床の傾斜を整える事にした。現場に立てば途方もない作業量と見積もれるけれど「千里の堤防、スコップの一盛りから」と言うではないか…。眺めていたり講釈していたりでは何事も進まない。
  集水路の排砂   フイルター移動   吸水部にエルボ装着

 集水升内にある送水管の一方、小生らのフイールドへ送水する管口にエルボを上向きに装着した。これは隣接する部農会の取水管より吸水面を高くして土砂を吸い込みにくくするためで、部農会の取水口は陰圧が強い。これで升内に沈殿する砂礫を吸い取り排出させようというもくろみだ。
 取水升に入り込む砂泥を減少させる目的でオーバーフローの傾斜を強め堆積し難くしたのに、ここに取水部を設置されプールになってしまい排砂機能が失われてしまったための苦肉の策である。

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