トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

7月定例会

2021-07-20 | 月例会
2021/07/17(土)9:00~12:00

会員 6名 部外者1名
活動 地盤ごと滑り落ちた倒木。孟宗竹の排除

 辺縁部の刈り払いの予定だったものの、数日前にすり鉢状の竹の谷外壁が崩れ栗の木などを圧している。通路脇だし優先順位を上げ急遽処理となった。生憎男子会員2名が盆の関係でお休み、ついででは無いけれどかの環境破壊教育NPOのメッセンジャーガールが手伝いに来ていた。本人の所為ではないのに一番矢面に立っている当人だから無下に断る事もならず集積などをご婦人たちに混じって行ってもらう。
 この組織の様は腹に据えかね時折記事に入れるのだが、傷めるのは無関心の現場担当、注意を「小うるさい」誹謗中傷とあらぬ場所で拡散する当事者でない年長者メンバー、それを諫めない管理職、少しは緊張を和らげようと手伝いに来るメッセンジャーガール等々、本末転倒の極みなのだがパンフやHPを拝見すれば「素晴らしい!」としか言いようがなく、まあ、裏表はこの国中枢からの得意技だからして、さもありなん。
 アリナン、アリナン、アーリナンよ。アリナン越えてノホホンだ・・・。さてさて愚痴はそれくらいにして作業に戻ると、写真中央部の奥にも同規模の滑りが発生していて、ここは小生が担当した。まさしく有り難。とんと浮世であったとさ。

 崩れた斜面は絞り水の多かった所で、この絞り水を集めて作ったのが「瓢箪池」なのだった。水分が多い部分だった事は間違いないのだ。上部の縁から10m幅程度が滑り落ちたのだが竹林部分の竹は下方に倒れず斜面上部に倒れた状態になっている。ここまでは処理できず、とりあえずは邪魔にもならないので押し出されて混み入った範囲だけを処理集積する。滑った地盤上すべてを処理出来てはいないものの、さしあたりは差し支えなくなったから当座は後回し。

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移植したクチナシ

2021-07-20 | 蝶の食草園
 ここ何年間、食草園のクチナシのご機嫌麗しくない。周囲の木立が大きくなって日照減で葉数も少なくなってしまった。その葉っぱを食い尽くされるのだから元気が出る訳も無いのだった。数年前から「移植しなければ」と思いつつ根の掘り上げを想うとウンザリして手を付けなかったのだが、それではいつまでたっても解決しない。新葉が萌え始めた頃、頃合いと思い思い切って移植に動いた。

 まず背の高さを超えた枝を50cm程度に切り詰めてから掘り上げた。もともとが田圃跡なので根の入っている深さは耕盤を突き抜けてはおらず浅くて楽をした。
 掘り上げた株はトンボ池の堤に移植する。ここなら日当たり良好で地下水位も下がるから元気回復するだろう。仕上げは池の泥土を根元に盛り水決めで活着を良くする手間をかける。動かないように支柱を添えて作業は終わり。梅雨明けの頃には活着して新しい枝を伸ばしてくれるだろう。

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 それから二カ月余り、植え付け後は残った小葉が少しづつ委縮しつつ変色していった。もとより細根の少ないゴボウ根と言うより大根根だけのような有様だったから「移植は嫌う」性質と観ていて半分は諦めていた。ところがである、梅雨の中頃から復活の兆し、小さな萌芽が始まり、ここにきてしっかりした青葉に育ってきた。梅雨が明けて直射光は厳しくなるばかりだろうが何とか生育の方向に復活できそうな気配がある。
 とはいうものの、もとより「食樹」用の植栽なので萌えれば喰われる定めのクチナシなのだ。まあ、どれだけ食害を受けようともクチナシなので文句は言わない。そうは言っても突き放しは非情だから株もとにカサスゲを敷き藁代わりに敷いておく。これで地表の熱から根が守られるだろう。小生に出来るのはこれくらいである。