明光寺薬師堂の薬師如来のご開帳法要が行われました。
室町時代中期作の木造薬師如来坐像(県重文)です。
5年連続でお参りさせていただきました。
安佐北区深川4丁目です。芸備線中深川駅から徒歩5分の位置にあります。
大きい屋根が明光寺の本堂で、左奥が薬師堂です。前の橋は三篠川に架かる薬師橋です。
年に一度(5月の第2土曜日)のご開帳法要です。今年もたくさんの人がお参りされていました。
像高270㎝、坐像としては広島市内では最も大きな仏像だそうです。
側面から拝観すると多少前倒れ気味でした。これは室町時代以降の傾向だそうです。
平成5年に解体修理が行われ、その際、頭部から墨書が発見されたそうです。
それにより享禄3年(1530)の作と判明したのだそうです。
過去何回も修理はなされているようですが、500年余も、よくぞ守られてきたものです。
左手には薬壺を持たれています。
薬壷の中には、体の病、心の病、社会の病をすべて治してしまう霊妙なる薬が入っているとか。
11:00から法要が始まりました。明光寺住職(左)は第14世だそうです。
薬師堂(市重文)は室町時代末期の建立。薬師堂も平成5年に大修理がなされたそうです。
薬師如来は、仏教が日本に伝えられた最も初期から信仰されている仏様だそうです。
病気を平癒し、身心の健康を守ってくださる現世利益の仏様として、日本中に信仰が広まったそうです。
これからまた1年、家族ともども健康で過ごせるようお祈りしました。
また来年も元気でお参りしたいものです。