降って来るもの

写真と散文とぽえむ

極秘裏・【検証・Ⅳ】

2020-04-22 19:42:43 | 詩20

          極秘裏・【検証・Ⅳ】

 

あれから五日目の朝が来て、それから、更に

八時間が刻まれようとする、午後

 

僕は数輪の散り残った花を抱える

桜の木の下の

虫喰いだらけのログの卓に腰を下ろし

性懲りもなく

実験の続きを始めようと

作為する

 

最初の思惟に戻ってみるのだが

既に、出発点は見定められない

 

そうだそうだ

意志の鑿と金槌で

明日の鉱脈からkotobaの荒金を

掘削できないかと烽火を挙げたのだった

 

然し、実験ⅡとⅢで

完膚なきまでの挫折を味わったのに

ヒトにはdreamやhopeが必須のように

inichiを運ぶ目印として

僕は改めて、一つの結論に達する

 

この壮大な実験の価値は

ピリオドが来る自覚と

其処から取り出せる鉱物の確証と

其処に向かう覚悟を

胸に納めるtravelだったと

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摩崖仏を

2020-04-22 08:10:30 | 自然

~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

雲の切れ目からときどき陽射しが漏れてくる、水曜日の朝八時前デス。

朝刊を取りに外に出て見ると、予報通り吹く風は寒いburu・・という感触。

またちょっと後退りするみたいですね、春の陽気は。

四月の始めの近江の旅の帰り道、大津市富川という在所で見事な「摩崖仏」に出合いましたよ

国道からわき道に逸れ橋を渡ったところに車を止めて

其処から0、1キロ

こんな階段ともつかぬ石段を右に左に迂回しながら百メートルほど上ると

巨大な岸壁の壁面に”摩崖仏”が・・。

      

            

謂れの立て札

     

よくぞ彫ったもの

感嘆驚愕

             04/22 08:10 まんぼ

 

 

コメント (4)
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言海林

2020-04-22 05:24:52 | 詩20

      言海林

 

彫り師に成ったり、考古学者であったり

ときには、作曲家でもあった

けれど

どんなapproachで分け入っても

言海や言林の懐は深くて

密林や深海で

僕はたびたび迷子に成ったりする

そうして

手足に付いた幾筋かの擦過傷に

僅かに言海林の跡を残して帰還する

 

多分、ほんの入り口から

多分、ほんの浅瀬から・・

 

僕の風体は、余りにも幼く

僕の出番は、余りにも短い

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約束

2020-04-22 05:04:22 | 詩20

      約束

 

何の委託もされない、朝もある

何も授与されない、道行もある

 

何ひとつ確約の無い

無との約束手形

 

踠いても、切望しても

喚いても、怒鳴っても

粛々と不渡りになる約束

 

明日の夜明けにこそ

移ろう泰然の中にこそ

兆しは隠されて有る

文言は伏せられて有る

 

そのことに触れるために

その機会の頻度のために

 

僕は蛙kawazuのように大海を揺蕩う

 

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