降って来るもの

写真と散文とぽえむ

万甫譚①-序-

2021-06-30 21:04:23 | 詩23 鄙の

万甫譚①-序-

 

哀楽が滴らす日々のsizukuのように

それぞれの情が

 消し難く残してゆく滲みのように

浮き沈みの日常が

 胸に書き付けてゆく一言のように

その日毎のinochiの痕跡を

刹那の欠片として

 書き留めてゆきたい

絶え間なく掻き消えてゆく

膨大な今の亡骸の

 幽けき遺言として・・

 

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紅の朝

2021-06-30 05:50:05 | 

 ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ なかなか見ることが少ない”紅kurenai色”に染まった夜明け前の空に出合いましたよ。毎朝の早起きの御褒美独りで楽しむのは勿体ないのでその雰囲気のお裾分けを

 この間の散歩中に遭遇した”小さな感動!!”と一緒に

北の方角から何時もの東迄、丁度三枚で収まる紅の空。4~5分の間の束の間。

     

              

南には

     

一週間前の散歩時には、何処を探しても見当たらなかった”捩花”を、記憶の場所で発見

良かった!佳かった!

消えたのじゃなくて咲く時期の問題だったのだ。良かった佳かった

右巻きと

左巻きと

真上からと

             06/30 05:50:05 まんぼ

 

 

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反比例

2021-06-29 22:29:20 | 詩23 鄙の

反比例 

 

なかなか前に進まない

動きの鈍い

重苦しい時間の歩みがある

 

そんな時に限って

身体は蜉蝣のように

軽やかだというのに

 

時間の質量や速度は

時間の濃度や密度は

もしかしたら

身の裡の

思惟や思惑の軽重と

反比例するのかも知れぬ

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第三章 再びポエムへ

2021-06-29 05:00:07 | 随想

我が青史~もう一つの道程~

     第三章

   再び,ポエムへ

 

 これから書く今朝のブログ№が、9年前の2月4日-立春-の開設記念日の、初めての記事の投稿から積み重ねた数字が、大好きなシンメトリーで僕には縁起の良い「5115」に到達した。

 単純に365で割ったとして”14”となる。詰まり毎日更新し続けたとして14年間分になる計算だ。我ながら感心するその一区切りの節目で、我が青史の最後の章を書ける偶然をこっそりと喜びながら筆を進める。

 

 気付くと気付かないとに関わらず、或いは、意識するとしないとは別問題に、人は誰でも”今を生きる”inochiのスケジュールの他に意外に”もう一つの道程”を並行して歩いているのかも知れない。

 

 詩集自費出版の其其に付けた№が、この水無月の誕生日の日付に上梓した「ココロの間・下巻」で切りの良い”20”に到達したので、一先ずの忘備録として記録し、その記述をもって己が記憶にインプットする為に、この三章を作成する。

 

 第一章から30年にも亘る不在から再び復活した”鄙のpoet”は、第二章三十一文字の収斂の期間を通り過ぎて、2011 H23 62歳になる 誕生日に合わせて復活の祝砲のようにそのタイトルも※「再甦」とした詩Ⅵを手にした。翌年の秋に※詩Ⅶ「我,生きて在り!」で縁のヒトに宣言を送った。

 2015 ※詩Ⅷ「百年の定理」を。2016※詩Ⅸ「千年の攪乱」を相次いで出版する。

   

2017には※別冊「随想Ⅰ 降って来るもの」※詩Ⅹ「優しい漣」※別冊「心訓抄」の三冊を。

2018※詩Ⅺ「2017-天の巻-」と※詩Ⅻ「2017-地の巻-」を積み重ねた。

 

三十年余の留守居を詫びるように

僕は

たくさんの詩を書いた

それは年月の醸造と

長い秘密の熟成を経て

或る日

本流のように一気に溢れ出す

天然貯蔵庫に貯められた

エキスとエッセンスが

blueblackのペン先に滴る

何という幸せな

天変地異で有ったことか

何という恵まれた

詩魂の噴出だったろう

 

2019 H31 3 ※詩ⅩⅢ「徒然草」 2019 4 ※詩ⅩⅣ「聴心記」5月に”令和”と改元される。

2019 R1 10 ※詩ⅩⅤ「満干のUta」  

2020 R2 2※詩ⅩⅥ「有無の伝言」 R2 5 ※随想Ⅱ「過ってゆくもの」

令和2年には4冊の詩集を。R2 9 ※詩ⅩⅦ「夢幻渡世」R2 11 ※詩ⅩⅧ「夢の段落」

  そうして今年2021 3と6に※詩ⅩⅨ「ココロの間 上巻」と※詩ⅩⅩ「ココロの間 下巻」を出した。

 何かに急かれるように矢継ぎ早に言葉集を冊子にしているが、世に言い習わされる”九十九里が半ば”の面持ちで次の区切りに向かってゆきたいと思う。

 ”鄙のpoet”としての面目躍如の姿と、穏やかに迎えられるperiodが、同価値で同時期に重なる幸運を祈りながら”老いの収斂”に勤しみたい。

 記録と記憶の三ページに!!      2021 06/29 万甫

 

 

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自思伝㈩ 豊潤

2021-06-28 14:26:57 | 詩23 鄙の

自思伝㈩ 豊潤

 

ゆっくり,ゆっくり,ゆっくり

無我の滞留の

弛緩を解してゆく

 

意識が元の自分の

器に

戻り切るまで

時間をかけて

全ての無を解いてゆく

 

新しく生まれてくるものが

その鮮度のまま

出生の祝福を

受けられるように

 

有りの儘の情が

表意させた一行が

幸せな産声を

解き放てるように

 

ゆっくり,ゆっくり

時間を塗して

豊潤の時に馴染んでゆく

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全花集合!!~紫陽花~

2021-06-28 05:50:04 | 

    ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 スッキリしない梅雨空が続いていますが、皆さんの所は如何ですか?

 カーテン越しに差し込む光の中にちょっぴり夏の蠢きが紛れ込んだような、この盆地の朝五時半の風情です。湿度が高いので今日も蒸し暑さをたっぷり含んだ時間が流れるのかも知れません。

 気の持ち様で擦り抜けられるとしても、こう何日も淀んだ空気の中に居ると流石に漂う黴の気配。お互いにもう少しの辛抱。”ケセラセラ”で乗り切りましょう

           

 今朝はそんな季節を代表する我が家の六月の花”紫陽花”に全員集合の号令をかけて

    

    

   

       

みんな鉢植えなので沢山は咲きませんが、やっぱり梅雨に相応しい花ですね”紫陽花”は

庭の片隅の”鼠の額”ほどの菜園に植えた「玉蜀黍」が花を付けましたよ

何本獲れるかな~

               06/28 05:50:05 まんぼ

 

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薔薇の葉とmizutama

2021-06-27 06:06:06 | 水玉

 ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ あまり芳しくない天気予報が出ている日曜日の朝05:40になりました。

 目が覚めたので、ふと思いついて”時刻予報士”に変身してみた。PCを載せた机と椅子が置いてある和室の障子窓を透って入ってくる外の明るさで、この今の時間を当ててみようと画策した。

 う~ん、予報が快晴の朝ならこの濃度の明るさなら丁度寅の刻辺りだが、今日は”曇り時々雨”だからそんなに早い時間ではないな~。

 う~ん、夏至から6日目の朝と云うことも考慮に入れて「04:50」の予想。

 で、枕元のdigital目覚まし時計の”時刻表示”の釦を押す。やったぞ!!当たらずと言えども遠からず・・の「04:47」限りなく正確に近い値だ。

 ほんと、だから?どうした?の他愛ない出来事だが、それでも幸先の良い日曜の朝のstartにはなる

 さてさて、今朝のブログの本題に戻ろう。

 昨日の朝も曇り空だったが、ときおり雲の切れ目から陽射しが届いて、夜の雨で薔薇の葉に停まったmizutama達がキラキラ輝く。

    

まるで生き物みたいでしょ?

キラキラ

     

            06/27 06:06:06 まんぼ

 

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自思伝㈨ 喪失

2021-06-26 15:02:49 | 詩23 鄙の

自思伝㈨ 喪失

 

僕の一部だったものを今日,喪った

それは肉体的と

精神的の相乗の

鋭く尖ったpainを引き連れ,襲来し

その昼と,その夜を

支配した

 僕に抵抗の

 如何なる手段が

 有ったろう?

選択の余地は

慄きながら,唯,静かに

痛苦が免除される時間を

待つのみの

煉獄

 

人間は一人残らず,その様にして

生きる手立ての

一つ一つを

時を跨いで

奪取されてゆくのだ

periodが打たれるその日まで・・

 

anataも,勿論,bokuも

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第二章~三十一文字に惹かれて~

2021-06-26 06:08:21 | 随想

     我が青史~もう一つの道程~

         第二章

      三十一文字に惹かれて

 

 結婚、三人の吾子の誕生、子育て、別離の哀楽・・、仕事優先を貫いた30年余。それでも”詩を書かない事”或いは”詩が書けない事”の虚しさや喪失感を埋めるように、その空白期に短歌に魅せられる。三十一文字の緊張感と文字に含める情感の鋭さに惹かれ、日々の由なし事を”五七五七七”に綴っては新聞の文芸欄への投稿を重ねていた。

 1986 s61 3 大好きだった義父が僅か51歳という若さで急逝した。驚天動地、受け入れられない!その事実から己を奮い立たせる為と、膨大な無念を残して逝っただろう義父の御霊の鎮魂を切に願い、”百箇日”の法要に合わせて※挽歌百首を詠んで歌集「心に」を編み仏前にお供えする。

 平成元年に父が逝き、ふるさとの山中で独り暮らしを選んだ母が、20年というその後の長い年月を生き抜いて89歳の誕生日を目前に、2009 H21 8長く暑かった夏の終わりにこの世を去る。

   

 思えば、詩歌に堪能だったこの母から、僕は書く事書けることのDNAを間違いなく受け継いだのだ。情感が鎮まるのを待って、秋の終わりに”母に捧ぐ”とタイトルして※詩歌集「円ゐ」を編んだ。

    

    喪失

 

どんなに年老いても  

母親の存在が在れば   

僕はいつでも   

子供でいられたのだ

 

還暦を過ぎても

卒寿に近づいてゆく母親が

いつまでも元気で相対してくれると

疑いもなかったのだ

 

子供でいられるということは

何という幸せなことだったのだろう

瀕死の母の傍で

僕は

倖せに溢れていた時間を

反芻している

 

けれど

重く苦しい時間の足取りの

一歩一歩の道行きに

もはや喪失の悲しみが

べっとりと纏わりついて

二度と子供には戻れないという事実が

限りなく僕を項垂れさせる

それは

誰にでも等しく訪れるものだが

透明硝子の胸の中では

途方に暮れる旅人を襲う

行先の見えない絶望感なのだ

 

歩き出すしかない

立ち止まって蹲ってはいられない

 

新しい環境では僕が親なのだ

覚悟を決めて

親としての時間を紡いでゆくしかない

母が僕の支えであったように

これからは僕が子供たちの心に

その存在を定めるしかない

      H二十一年 八月三十日

 

 三人の子供達が無事に成人し、そこそこの安寧を得た2010 H22 6 己が還暦の誕生日を発行日と定めて、30年余の”短歌の成果”を一冊の歌集に纏めることにする。新聞投稿の長い歳月の期間に入選或いは特選として掲載されたUta凡そ200首を網羅して※詩歌集「道、なかば、」として残した。

 両親を見送り、子供たちの自立を見届けた2011 H23の誕生日。僕は再びポエムの世界に回帰して「再甦」とタイトルを付けた詩Ⅵを上梓する。

第三章へ    06/26 06:46 万甫

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間一髪

2021-06-25 21:47:46 | 自然

 こんばんは!

 今日の午後二時半激しい雨に襲われる。俄かに昏くなってきた二時㏘慌てて七人家族分の満艦飾の洗濯物を取り入れる。勝手口を入る直前に顔にポツリと雨粒が。

 殆ど間を置かず雷鳴を伴った激しい降雨に為る。

間一髪」の熟語の意味とは?当に!!を体験した瞬間だった。

茫然と暫く驟雨の有り様を眺める。雨というエネルギーの凄まじさを実感する。

時折り、豪雨のお囃子のように雷鳴が轟く。

如何やら”俄雨”や”夕立”の部類ではなさそうだ。

空に明るさが回復し、小雨になっても、止む気配はない。

但し、

降る前の気温25℃が一時間半後には4℃下がって、如何やら夜の寝苦しさからは少し解放されそうな恩恵を授かる。

毎年のように起こる梅雨末期の水の災害。今年は穏やかに通り過ぎてくれるようにと・・。

             お休みなさい  10:04pm まんぼ

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