降って来るもの

写真と散文とぽえむ

正解

2022-06-19 06:48:06 | si 26

 

     正解

 

22:30+04:30=6

如何やらこの数式と解答が

泰然自若と眠り

悠々自適に目覚める感覚の

最適の正解のようだ

 

僕に纏わりつく

数字の守り本尊「6」

luckyやステキやhappyやの

快哉について回る

縁の数「six」

      Espritの 痛覚

 

この頃,時どき,屡々

時間との諍いが起こる

上手く折合いを付けて

我ながら

上等な関係を保ってきたのに・・

きっと

何方かが劣化したのだ

変質したのだ

けれど

悠然と,泰然と,粛然と

移ろい続ける時に

変化など有ろう筈は無いから

きっと,九分九厘

僕が老化したのだ

少しずつ,知らぬ間に・・

その事実が

無謀な時間との軋轢を引き起こす

その軋みが

espritの痛みを生むのだ

     Plus alpha

 

手を水平に広げた横軸と

足を閉じ

真っ直ぐ伸ばした縦軸とで

ちょうどplusの形に成る

其処に

alphaを促すように

ほんのすこし反動をつけて

重力に抗う戦士のように

颯爽と立ち上がるのだ

そうそう

自分で創造した

plusアルファーのチカラを借りて

僕の一日は

概ね,そんな風に

少しのプラスを身に養って始まる

 

勿論,没我のumiで流浪したいのなら

alphaを解いて

唯の流木のように揺蕩い

夢幻の流離の憂いにも浸れる・・

 

     自己満足

 

面白いなら面白いほど

付け入れれば付け入るほど

可笑しいなら可笑しいほど

 一日の手応えは膨らむ

創造主で在れば有るほど

dreamとhopeに塗れれば塗れるほど

無我と夢中に合えば合うほど

 一日の実りは豊穣に成る

 

時間の長短は同じでも

時間の膨らみの大小は

其々の個の個性によって異なる

同じ生きる期間なら

同じ生と死の間なら

 せめて持ち時間の

その品質と質量で

”佳く生きた!!”という朗らかな

自己満足を獲得したいと・・

      空白地帯

 

する事が見当たらない

する事が浮かばない

たっぷりと

時間は群れているというのに・・

空白地帯は

もしかしたら

幸せという形容詞から

少し隔たっているのかも知れない

 余裕でもなく

 憩いでもなく

もちろん

 癒しでもない

唯,無為の

唯,漠然の

inochiとinochiの間に存在する隙間

 必要悪かも知れぬ

 必須の遊びかも知れぬ

それとも

 其処が虚無の出入り口?

 

何もできぬ

何もせぬ

ただ賢しらに振舞う

雨降る午後の

取り留めない恣意の時間帯よ

 

                                                  SI26 あとがき

 

 SI26「侏儒の言い種」というタイトルで括る心象の物語が、予定のpage数に到達した。用いた言語数135頁で実に「33666」になる。その一つ一つが混ざり,融け合い,沈殿し,醗酵し,それぞれの部分でおのおのの場所でエキスとなって一冊の本として誕生した。

 取り敢えず、この詩集の最後のページに”あとがき”を書き添えたのが、奇しくも六月十七日、自身の誕生日と重なった。この事実も今の僕の支えになっている縁の幾許の成果には違いないと、大いなる自己満足に浸りながら、一先ず此処に読点をひとつ置いて脱稿する。

 けれど僕自身は切れ目ない人生の徒然をこの先も続けるしかない。其れ故、句点はまだまだ先の事として、SI26のペンを置いた瞬間から、再び巡り合うべきSI27の未知の一冊に向かって旅を始めるのだ。

 自身のピリオドまでそのrefrainを続ける。願わくばその時の訪れまで、僕が僕で有るしかない現役のままで居られることを唯一の希としながら・・。

              R4 (2022) 06/17  万甫 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Birthday Eve

2022-06-16 21:21:48 | si 26

     

 

    Birthday Eve

 

生きてさえいれば

その年毎に遣って来る

ひとつの

特別な日付

 

若さというエキスに溢れていた朝は

夜明けの光と同じように

眩い一日だったけれど

 

友情と恋と苦悩の青春時代には

それは何時でも

あらゆる種類のplatinumのカードのように

光彩と喝采の時間だったけれど

 

何時しか

舞台の主役は子どもたちに移り

孫の成長に目を細める記念日になった

 

古希を越えて迎えるその日は

生き抜いてこれた奇蹟の

inochiの一里塚の刻印の日であり

その長い道程の

存在と誇りを胸に

一人静かに

自らに祝杯を挙げる

悔いなき日付になった

 

 

※以降のinochiある日々も、多くのheartに囲まれて暮らせる幸せに恵まれますように・・

 

 

※蕗の葉の虫喰いの柔らかハート

 

 

 

               06/16 09:42 万甫

 

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

変質

2022-06-09 22:19:15 | si 26

     変質

 

無機質の物体に

様々なinochiの元素を注入してゆくように

有機質の身体に

様々なinochiの細胞を附与するように

 少しずつ

無機から有機へと

変質してゆく

 

生かされてきた時の熟成から

生きてきた時間のエキスから

我が身の造形に

何が必要なのか

 吟味し選択し加味しながら

 

何時でもの”私”の始まり・・

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

午睡

2022-06-07 22:00:10 | si 26

      午睡

 

動かずにいる

目蓋を閉じて

微動だにせず

 そうすれば

睡魔が再び誘惑に来る

 

天国の使いのように

極楽浄土の無意識へと

 誘引に来る

桃源郷の幻へと

連れ戻しに来るのに・・

 

嗚呼,既に無我の城壁は壊れた

 

目覚めを促す姦しさが

鼓膜を浸潤し

神経を逆撫でしてゆく

 最早

午睡のtimeは満了したのだ

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝達

2022-06-06 20:40:46 | si 26

 

      伝達

 

健康に関する由無し事は

先ずは

己の身体に尋問してみるのが

最善の処方箋になる

 

それでなくても体調の不備は

骨,血,肉,神経等の

何れかの手先を使って

本人に細やかに

伝達されているに違いないのだから

 

それ故

より綿密に,緻密に,繊細に,或いは詳細に

その暗号を解析したければ

親身一体を感じる境地まで

自ずからの感覚を

真底に磨き上げねばならぬ

 

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝のUta

2022-06-01 05:52:51 | si 26

     朝のUta-Ⅰ-

 

早起きの利得のように

”朝”からの恩賞のように

果たされた約束事のような

開闢の神秘の一端のような

万の幸せを開示する色彩のような

inochiの初めの讃歌のように

網膜を目覚めさせる劇的のような

目の当たりにする分秒の奇蹟の様に

二度とない其々の慶事のような

 

06/01  04:28

 

        朝のUta-Ⅱ-

 

積み重ねてゆく日日の

留まることのない分秒の

捲り続けるStoryの

 唯の一個の

 唯の一枚の

 唯の起点の

其々の始まりのstartに過ぎないけれど

何気なく通過してゆく

inochiの一里塚に過ぎないけれど

各各の人生の

 目眩く輝点になるかも知れぬ

あらゆる哀楽の

 possibleを秘めた

此の朝の静謐が好き!!

 

            2022  06/01 05:50  万甫

 

 

 

 

 

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空海

2022-05-31 22:12:30 | si 26

 

 

     空海

 

蒲団に身体を預けたまま

想念を起立させて

己が空海を飛翔させる

 何処にもotoはない

 何処にも人の気のない

深い静寂の静謐で

僕の半分が目覚め

languageのmoriを彷徨する

言語のumiを漂泊する

 未だ見知らぬ

容姿に出合うために

 未だ出合えぬ

次なる係累を求めて

 

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吃驚仰天

2022-05-30 20:26:21 | si 26

    吃驚仰天

 

何かに熱中していると

有るだけの気と神経を

 一事に注力していると

開け放ったdoorから

 突然の

”おはよう!!”に

吃驚仰天することがある

 けれど

その驚愕は

恐怖や慄きや天変地異やの

 言葉に連なっている

数多のminusのimageではなく

 その驚嘆は

寧ろ,謂わば

歓喜の代名詞のような・・

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

価値

2022-05-27 21:04:09 | si 26

     価値

 

軍事行動か?或いは示威行為か?

又は

チカラの表意か?心情の憑依か?

 

ー事は露西亜に止まらずー

 

何れにせよ僕らは

 生きている

 生きてゆく

その総ての年月日分秒の間中

その現実を危うくすべく

何某かの

侵略や侵攻や浸潤を受け続ける

 

個個人限定の

そのperiodの瞬間まで

それは涯無く続く

 

オオ,それ故

生きる事の

何と希少なる価値の光輝よ

 

 夜明け前に雨は上がったようだ。道路面は少し白さを取り戻し、その間の時間の経過を告げている。昼前から上々の晴れ間になり、湿気の多さと相俟って25℃以上に暑さを感じた午後になった。

※18:30

 日没

 UP

※振り放け身れば、東の黄昏blue◎真ん中に雲の”富士山”

 

             05/27 21:27 万甫

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陽炎

2022-05-26 21:55:15 | si 26

     陽炎

 

光輪のような

光玉のような

 或いは

光りの玉響たまゆらのような

 或いは

光陰の泡あぶくのような

 或いは

分秒の揺らめきのような

 或いは

夢幻の陽炎かげろうのような

 

海のような空と

精霊が屯たむろする森と

 

inichiの陽炎かぎろいのような

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする