降って来るもの

写真と散文とぽえむ

水玉collection~奏~

2019-02-28 06:19:59 | 水玉

      ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます


昨日の予報通り、目覚めた午前五時過ぎにはガラス戸と障子を隔てた外から、はっきりそれとわかる”雨音”が・・。冷たげな雨降る如月の最後の木曜日の朝になりました

それでも、明日には弥生三月が始まると思うと、今までの雨の朝に比べればその気分の有り様は雲泥の差ですよね。

そこで今朝は、撮り置きのコレクションの中から~奏~と題して愛らしい水玉たちを

          

               

           

      

     

                                     2019 02/28 06:35 万甫

       


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谺のように

2019-02-28 05:49:01 | 詩17

           谺のように



ときどきは谺のように

還流してこないと

通じ合った温もりを失くしてしまうのだ


-溶岩の真紅が

-ただの黒い塊になってしまうように

-瑞々しい涙が

-跡形だけ残して干乾びるように

-珠玉の思い出が

-行き暮れて巷で啜り泣くように


余りにも長い時間の不在は

元々から

無かったのだと錯覚させる


この今を辿る自分は

何時でも

昨日に支えられていると

絶えず復唱して生きるように

僕のこの滾る思惑は

やっぱり

輻射熱のように

この胸に還流してこそ

持続を支える明かなエネルギーになる


もしも君が

受け取るだけで沈黙してしまうのなら

どんなに愛しくても

僕はいつか

そこを立ち去ることになる


思う程には

君が安閑としている程には

待てる時間は残されていなくて

僕は他にも

想いを傾注する雑事が山積している


それだから

頃合いの間隔で

君の所在が確かめられないのなら

僕は君の為にこれから

無尽蔵に時間を都合できないのだ


-そんなことを

-君は歯牙にもかけないで

-普通の君で居るだろうけど・・

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半月板損傷.予後

2019-02-27 07:23:45 | 日記

                      半月板損傷.予後



 何かと気ぜわしく、何もかもが慌ただしく感じられる師走も押し詰まった、忘れもしない十二月二十七日の昼下がり。突如なんの予兆もなく僕を襲った右膝の激甚なる痛み。

 因りによって年末に起こってしまった運の悪さの嘆きと、たまたま整形外科の診察終了日の一日前だったと自分を慰める運の良さと、とにかくその夜の痛みを我慢(お風呂もトイレも、それはそれは難儀して)して翌二十八日、夜明けを待ち兼ねて女房に連れられ午前の診察で終了と言う隣の市の整形外科医院に直行した。

 膝に針を突き立てられ、100ccの血液交じりの水溶液を抜いてもらうという初めての体験。年明け直ぐの総合病院での右膝のMRIの初体験を経過して、”半月板損傷”という診察結果をもらう。

 そうして最終的に常時の痛みがなければこのまま”経過観察を”しましょうとの医師の言葉に納得してから、昨日でちょうど二か月が経った。

 膝の痛みはその後も行きつ戻りつで相変わらず小さなストレスを生み続けているし、鎮痛の為の膏薬は既に底をついたが、市販の貼り薬を購入して今も継続中だったが、ちょうど二か月目の記念日(こんな場合記念などとはとても言えないな~)じゃなく、節目となった昨日は妙に具合よく感じたのだ。

 どんな風にと聞かれれば、歩く都度に感じていた痛みが少し間遠になったような、つまりは何事もなかったように歩ける時間と距離が戻ってきたような感覚があるのだ。

 諸手を挙げて全面的に喜ぶのはまだまだ早計だけれど、60日を経過してようように罅割れていた半月板の損傷個所を、自力で修復し始めたのかとの実感が伴う。このまま”九十九里が半ば”の格言を肝に銘じて遵守し、元の状態に近づいてゆくのを気長に待ちたいと思う。

 僕はいろいろな場面で”待つこと”の修業は積んできたと自負しているので、そのことに苦労も焦りもない。ただ、自衛力を信じて日日を過ごしたい。もしかしたら、あと数日で完全復活の烽火を挙げられるかも知れないと、その時を夢想しながら、その瞬間を楽しみの一つに数えながら・・。

2019 02/23 07:23 まんぼ

コメント (12)
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音の出ないpianoは

2019-02-26 13:44:59 | 詩17

          音の出ないpianoは



君になら解ってもらえると思うんだけど

戻ってこない問いかけは

淋しいよね


何度でも何度でも

発信はできるのだけれど

結論が待つことと言うのは

侘しすぎるよね


-闇は何処まで行っても暗いし

-無は何処まで行っても姿を見せない


幾ら鍵盤を叩いたとしても

音の出ないピアノは

もう楽器じゃないもの


君になら知ってもらえるかも知れないけれど

帰ってこない谺は

そのうちに誰も声を出さなくなる


言葉が溢れ出すから

想いが湧き出すから

独りじゃないって感じるんだ


僕は何時でも”おはよう!”と声かける

其処に

独りじゃなく居ることを

確かめるために


いつでも、聞き耳を立てながら・・


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ふるさと行~山茶花と寒椿~

2019-02-26 07:07:08 | ふるさと

 先週の土曜日曜と気温が上がりお天気もまずまずの日和になったので、何十日ぶりかで古里の無人の生家(ちょっとカッコつけてthird-Houseなんて言ってますが・・)の”換気”に行ってきました。

 静寂、ヒトの気配すらない。僕の魂を育んでくれた精神の原点のような、そんな完璧に無我に成れる空間で、誰に見てもらう訳でもなく誰かに愛でてもらう機会もなく、それでも花たちはそれぞれの花として精一杯を実践する。

林間を掻き分けて上ってゆく。第二の故郷から二里。高低差100m、温度差5℃の空間へ。

映画のロケも可能?

曲がりくねった九十九折を抜けると、啄木が歌にしたような”ふるさとの山”が・・。

うさぎ追いし・・の野原

出発する前のFHの気温、14℃。木々の間を縫って登って来ると・・、まだ10℃に届かない。

山茶花の花が、眩し気に春の光を受け止める。

    

昔々、伊勢本街道に面してあった吾が村では、村の中では自然と、大文字屋、梅屋、橘屋などなど旅籠として使われていた”屋号”で呼び合っていたが、我が家は「山の神」と。

すぐ傍にが祀られていたから・・

寒椿が、最後の華麗さで咲く

薔薇のような

二時間ほど、濃密な静寂に塗れて、清々しく空っぽになった心身を抱いて帰宅した。

    

                                     02/26 07:07:07 まんぼ

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温石に

2019-02-26 05:44:24 | 詩17

        温石に



何時もの時刻より

ほんの少しだけれど早く目覚めたので

-それはとても頻繁に起こって

-何時しか

-何時もの時刻の基準さえ

-あやふやになりそうだけど

何時でもそうするように

頭の中を無作為に攪拌する

 

隅から隅まで

-と言っても

-囲いなど無いので

-世界の大きさなど知りようもないが・・

新しい意識のひと滴で浚い、洗滌して回ると

-川砂の中に潜むGOLDのように

偶にキラリと光る物質に出合える

宝石になるかも知れない

”思念の欠片”に遭遇する機会がある

 

そうだよ!!

何よりも必須のことは

巡り会う!!こと

-其処からしか何事も始まらない

 

それは何時だって玉石混淆だけれど

必ず

自他のイノチを慈しみ

誰彼のイノチを愛撫し

彼我のイノチの鮮度を

限りなく愛しんでくれる

僕とanataの”温石に”出逢える

 

約束事のように

何時か、きっと

僕もanata方も

弛まず倦まず諦めず

それを見分けるための

些かの能力を磨きさえすれば・・

 

 

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流星のように

2019-02-25 20:27:15 | 詩17

            流星のように



煌めきの欠片が

僕の宇宙を

流星のように過ったりすると

そうして

その光跡を感じると

如何しても

眠ってなど居られなくなる


流星のように

僕の空間に降って来るものの

正体を暴こうと

如何しても

覚醒を選択してしまうのだ


そうして

その様な絡繰りの末に

手に入れたものの価値については

受け取ったものの重要さについては

些かたりもの保証もない


ただ紛れもなく

その刹那の

その束の間の

その瞬時の

僕の存在を裏書きして

速やかに通過していった

言語の流星群があった

としか言えないが・・

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言伝を-伝ⅩⅩ-

2019-02-25 06:04:54 | 詩17

        伝ⅩⅩ「BUROGUⅡ」



一日一ページの自分の青史を

現在進行形で編纂中だ


 誰の為でもないけれど

強いては

いつの日にかそれを纏めて

膨大な厚みの自叙伝を

出版しようという企ても無いけど

 強いて挙げるとしたら

幸運にも人として在籍できた身分の

 その貴重な一個の

イノチの生き様の日日を 

文章と画像で残してゆく試み

そこに凝縮する

情感の色彩を塗して

 その有り様を記録してゆく

一回限りのliveの物語


もしかして

不特定多数の他人に

 言伝として公開することで

何処かで同じように日日を刻む

 誰かの

援助に成ったり、教訓に成ったり

幾らかの参考に成ったり

幾らかを共有出来たりはしないかと

 細やかな書き物として

僕と其の誰かの為の

必要不可欠で在ればいいと・・


そんな訳で僕は

ほぼ一日に一ページの

inochiの滴の滴る様子を記録し続けている

コメント (2)
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言伝を-伝ⅩⅨ

2019-02-25 05:30:59 | 詩17

           伝ⅩⅨ「period を」



ヒトは流離う ヒトは彷徨う

ヒトは漂う ヒトは流れる

ヒトは 漂泊の日日を捲って

 約束の場所へと向かう


誰も彼も youもmeも

還暦も古希も 赤子でさえ・・

その日までが

それぞれに付与された イノチの受け持ち時間


言伝は そんな巷を

降る星のように 伝聞し

 僕はとうとう

抱えきれなくて punctureする

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言伝を-伝ⅩⅧ-

2019-02-24 21:20:23 | 詩17

          伝ⅩⅧ「言伝を」



言伝が届いたんだけど

確かにさっき

一個の言伝が耳朶を掠めて

通り過ぎたんだけど・・


僕は不覚にも入浴中で

一tの紙も百本のペンの用意も

油断していて皆無だったんだ


ほんとうは僕はporterだから

どんな状況でも

言伝はcatchしなければいけないのに・・


誰から誰へ

どんなに大切な文言だったのかは

もう誰にも解らない


そこら辺り一面に

掴まえ損なった言語の塊りが

怨念と諦念と悲観を纏って

ujiujiと屯している


それだから僕は

百%の確率で履行できない

言伝ポーターとしての任務を

返上しようかと・・

それができないのなら

放棄するしかないと・・

思案中だ

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