降って来るもの

写真と散文とぽえむ

言語の巻・Ⅲ章「inochiの痕跡を」

2019-08-31 06:20:06 | 詩18

         

                                       言語の巻・Ⅲ章「inochiの痕跡を」


其処に書かなければならない一行があって

書くべき言葉の筋書きが生まれ

僕はひたすら下部のように(何の?)

僕は忠実な下僕のように(誰の?)

僕は奴隷のように

未知なるものの強靭な意志に捉われて

然るべき必然の此処に居てpenを走らす


勤めのように、義務のように

それが営みの唯一の真実のように

目覚め、覚醒し、書き殴る

数行の

滴るinochiの痕跡


どうしてこの僕が

闇の黒から引き擦り出され

明暗のひと灯りを頼りに

夢中のおさらいをしている?

何ほどのことを言伝たいと・・

(誰の指図で?)

(何の因果で?)

けれど、兎に角

始まってしまった物語の

幾行目かの語り部になって

もはや、道筋の終焉が見えてくるまで

後戻りできない地点でpenを揮っている


ほんとうに書かなければいけないことに

ほんとうに向き合っているのかさえ

(謎の?)

(あやふやの?)

そうなのだが、此の瞬間を

確かに滾らせ、弾ませ、嬉々と移ろう己を

鮮やかに結像しながら・・


それは僕?

それはもう一人いる他人のボク?

 

ほんとうに書くべき筋かどうか

僕には不可能の判断だけれど

書こうとする意欲が

活き活きと僕の束の間の砂をgoldに変えて

明日の希望へ順送りしているのは、明白なこと

                  R1080656


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言語の巻.Ⅱ章「ターゲットは」

2019-08-30 06:19:00 | 詩18

                                言語の巻・Ⅱ章「ターゲットは」


ターゲットは、肥沃なる移ろい

その狭間に生息する落涙と果実

虚無の隙間を埋めて

虚実のStoryを刻んでゆく

TOKIの悪戯と喝采


ターゲットは、幽けき溜息

極小の歓喜

無明に棲む生き物のひと呼吸

inochiの間hazamaの夢現と吐息と

そうして

永遠と刹那の苦悶


ターゲットは

螺旋を上下する運不運の始末記

空無を循環する縁のfantasia

胸の有り様の哀楽の楽章


ターゲットは

細胞を浸潤するもの達の不可思議の存在

端末に命を運ぶ血脈の滾る様

イノチを起立させるwriterの戒律


ターゲットは、玉響の五情五感

刹那の呼吸音、inochiのコンダクター

縁yosugaの絲の光沢

飛翔する想念の物語、意趣尽きぬ言語の軌跡

誘引する言の葉の流星群


targetが其処に在って

targetに真向かう意匠が有って

僕の巻物は

先へ、続きへと、章を結ぶ

              R1083055

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秋霖

2019-08-29 06:55:54 | 自然

 ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

秋雨前線の影響で、夜明け前から午後3時ごろまで”秋霖”が。九州北部のように(被災地にはお見舞いの言葉しかありません。安全な場所に居て、簡単に見舞いの言葉を掛けるのも憚られるところですが・・)酷いことにはなりませんでしたが、暗い空から次々に降って来る雨の糸を見ていると、やっぱり心が沈みがちになりますね。

読んでくれているanataの居る場所は如何でしたか?

夕方前に雨がやんで空を覆う灰色が幾らか明るい色相に変わってきたので、それならば・・と

山際は雨に煙ってぼんやりと

frontガラスを次々に滑り落ちるsuite

飽きもせず、暫く眺めては・・

束の間の雨上がりに

08/29 06:55 まんぼ

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思惟の相関図を

2019-08-29 05:50:04 | 詩18

          

                                   思惟の相関図を


こんな時間に

こんなに冴えわたる空間を設えて

書く衝動を想起させるのは

何故?


毎日のように

それらしきmonoと

それらしきomoiを

それらしきkatachiにくるんで

成果のように綴ってきたのに・・


こんなに無の彼方から

書け!という指令が届くのは

何故?


書き洩らしがあるのか

それとも

ほんとうのものを

何一つ掬えていなかったのか?


汲めども尽きない欲求の壺から

次々と湧き出る

inochiを更新するための

これが僕の契機なのか?


宇宙のように涯無い空間と

惑星のように廻る思惟の体系が動き出すと

僕は忽ち起立して

白髭の天文学者のように

紙上にその相関図を記してゆくのだ


フリーダムのTOKIとTIMEで

日常性から鮮やかに脱皮して・・

               R1082454



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anataのUtaが

2019-08-28 06:28:06 | 詩18

             

            anataのUtaが


何故なんでしょう?

TOKIの流れが暫く閉ざされてしまうと

その空無のなかで熟成された想意が

 自ずと

音の滴を五線譜に並べ

愛しいリズムを奏で

anataのUtaを詠い始めるのです


瞑目し、沈潜し、浄化し、発酵させると

何処かに居るanataが

形状記憶仕様のように

 不思議のサプライズを巻き起こし

ひとつの姿態になって顕ち現れ

その場所で

anataのUtaを披露するのです


何故なんでしょうね

 けれど

その秘密の絡繰りこそが

僕の幸福感という

不確かな思慮を細やかに

けれど強かに支えているのです

                R1082053

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言語の巻.Ⅰ章「想像の傾れ」

2019-08-27 14:55:07 | 詩18

               言語の巻.Ⅰ章「想像の傾れ」


発作のように、衝動が起きると

起因する言語たちが

 想像の傾れのように

ペン先に伝播してくる・・


稲妻のように

平穏を切り裂く雷光が

 胸の空洞を掠めると

その亀裂に向かって

天上天下の周囲から

夥しい種類の、限りない数量の

言語片が降ってくる


僕はただ、黙々とその成り行きを

 電信員のように

メモ用紙にタイプしてゆく

何処に潜んでいるのか行方不明だけれど

どんな奴なのか、正体不明だけれど

 僕の裡なる僕は、唯


僕の右手の指先は

伝令を受け取った一兵卒のように

 些かの戸惑いもなく

無の中に生じる刹那の有を

言語化してゆく・・


その可否の尊卑などお構いなく・・

その言語の有無など有耶無耶に・・

                 R1082752


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月光の誘惑

2019-08-27 05:55:50 | 

~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

明日から4~5日曇り時々雨がベースの曜日が続くという予報なので、今日の昼まではの付いた火曜日の早朝の”月光”を

08/27 04:36

      

deepブルーの空に

PCに一篇の詩をUPしている間に・・

50分が経って、消え入りそうな三日月

右の斜め上に幽かにcrescentが・・

      

05:30の風景

繋がっていてくれるブロ友さんの皆に、いい一日が廻りますように   08/27 05:55 まんぼ



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言語の巻.序章「愛撫」

2019-08-27 05:00:06 | 詩18

        言語の巻.序章「愛撫」


書くことは

書けることと融合し

書きたいものを次々と生み出す

 幸せなシステムが稼働している間は

-それは昼夜を問わず

-それは無尽蔵に

僕はライターとして

もう一人の僕を生きる

僕はpoetとして

もう一つの世界に佇む

 けれど、その幸運の循環は

恐らくは永遠ではない

いつか壊れる

その四六時の暗示が

書ける今を際立て

書くことのスピードをあげる

 僕の中に

円滑な幸福のsystemが構築され

狂いなく作動している間は

僕はもう一人の他者と

もう一つのcosmosを移動して

 その度に

happinessという無形の表裏を慈しみ

五情五感で愛撫してゆく

               R!082751

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美しい夜明け前

2019-08-26 05:31:32 | 風景

~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

美しい、余りにも美しい夜明け前の風景に遭遇したので、予定していたUPを変更して急遽その美しさの披歴を

最初の一枚のシャッターを切った時刻は、08/26、04:58。画面の右上に映り込む三日月と競演の空デス。

因みに昨日の朝の三日月は

             

今朝は少しスリムになって

     

美しい空

                              08/26 05:44 まんぼ

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懺悔の台詞も

2019-08-25 14:03:23 | 詩18

             

                                懺悔の台詞も


幾つの時間が、束になって

逃げて行っても

幾日日が、水面の泡のように

掻き消えて行っても

 きっと

-僕は何も惜しまない

-僕は何も乱しはしない

 それは何時か

姿と形を整えて、必ず

甦って来るもの

 何時か、きっと

時間帯と場所を選定して

僕に戻って来るもの

-その確信に

-些かの揺るぎもない

 由や

その充溢を胸に抱いて

その自負を首に巻いて

野垂れ死ぬことになっても

その結果に、悔恨の欠片もなく

懺悔の台詞も浮かばないだろう

 きっと

-今を悔いなく、生きている

-鮮明な句読点の自覚が有る故に

                  R1082550

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