降って来るもの

写真と散文とぽえむ

飛鳥~乙巳の変~

2024-03-04 07:03:50 | 飛鳥

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 季節は三寒四温で春に向かっている感じですね。桃の節句も終わり、日増しに”花粉情報”と”桜前線”が話題に為ってゆく時の流れ。何時もの様に平穏に移ろってくれることを・・

 さて、今朝は明日香村飛鳥で1400年以上前に在った国を揺るがす”クーデタ―”の事を。

飛鳥寺の裏門を出ると、菜の花畑の黄色が確かな春の訪れを知らせてくれる。

  

長閑な田園風景の中に

※乙巳の変と大化の改新

 学校で習った記憶によると、飛鳥時代の”645年”に起こった政変が”大化の改新”なのだと理解していたのだが、本当は・・。

「乙巳の変」とは、その645年(乙巳の年)に中大兄皇子や中臣鎌足が中心となり、政権を掌握していた豪族である蘇我氏を滅ぼしたクーデターの事。

「大化の改新」とは、乙巳の変から始まり、新政権が作られるまでの一連の政治改革の事、なのだ。

で、この石塔は日本で最初に建立された「飛鳥寺」を立てた蘇我氏の、その権力の絶頂期に在った「蘇我入鹿」が暗殺された飛鳥板葺宮からその入鹿の首が、600m飛んで飛鳥寺のこの辺りに落ちたと言われる伝承が残る、入鹿の供養塔。

これは、日本の曙を開いて滅んだ蘇我氏一族の、蘇我入鹿の首塚であると今に伝える。

眼前には日本最古の飛鳥寺。後ろには蘇我氏の邸宅があった”甘樫丘”がある。

1400年前の夢の出来事

         蘇我入鹿は何思う哉

  

            飛鳥寺遠景 3/4 07:03 まんぼ

 

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飛鳥大仏~飛鳥寺~

2024-03-02 07:17:58 | 飛鳥

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 先日、明日香村を訪れた際に”キトラ”と”高松塚”の両古墳を見学した後”飛鳥寺”も回る予定でしたが、その日の都合でカットすることに為り帰宅。けれど胸の何処かに”片手落ち”の後悔が残っていたので、閏年、如月最後の一日2/29に改めて日本最古の寺と其処に御坐す日本最古の「飛鳥大仏(釈迦如来坐像)」にお逢いしに行ってきました

 

  

   

   

   

※飛鳥大仏(釈迦如来坐像 銅像 重要文化財) 推古天皇13年(605)、天皇が聖徳太子や蘇我馬子及び各皇子と誓いを立てて発願し、同17年(609)鞍作鳥(止利仏師)によって造られた日本最古の仏像。高さ約3mで、当時銅15t、黄金30㎏を用いて造られた。平安・鎌倉時代の大火災で全身罹災、後補を受ける。しかし概形には飛鳥彫刻らしい形を留め、細部にもかなりはっきりした飛鳥の特色を伝えている。

さて、1400以上に亘って此の同じ場所に御座した釈迦如来様を拝もう

殆どのお寺の本尊は撮影不可だが、此処の住職さんが20分ばかりの寺や大仏の講義の後”ご自由に!”と言ってくれたので・・

 面長の好いお顔だ

  

右側から

右の脇侍は阿弥陀如来

左は聖徳太子像

左から

堂内には、これも日本最古の瓦が展示されている

何れにしろ、日本という国の骨格作りはこの地(明日香村飛鳥)で始まったのだ

 

   

大和は”国のまほろば”と言うが、ここ飛鳥こそは”国の生誕地”と言う訳だ

            3/2 07:15 まんぼ

 

  

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古の飛鳥Ⅱ~高松塚古墳~

2024-02-14 07:00:08 | 飛鳥

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 唯今六時十三分。外はまだ昏いですが、さっき覗いた時は身の引き締まる寒さの中で星が凛と輝いていましたよ。予報ではもう一日て暖かい冬の一日に成ると・・。二月に四月の暖かさも如何かな?って感じですが。

 さて、今朝はキトラ古墳より前に発見された”飛鳥美人”の壁画で有名な「高松塚古墳」を

  

一帯は「国営飛鳥歴史公園」に成っていて、その一画に”公益財団法人・古都飛鳥保存財団”が運営管理する「高松塚壁画館」がある。

中に展示されているのは、原寸・原色で忠実に再現された”飛鳥の秘宝”の数々

 ※人物像群 男子4人、女子4人各一組の群像が東西両壁に2組ずつ(計16人)描かれている。

高松塚古墳の紹介では殆どが上図の”女子群像”が使われるので、人物群像が4点あるというのは初めて知ったことでしたよ。

  

   

※四神の図と日像・月像 

 四神は中国の思想に基づくもので古来天子の象徴として用いられ、四方を鎮護し東西南北の方位を表す。青龍(東)朱雀(南)白虎(西)玄武(北・亀と蛇)は星座の形から具象化されたもの。青龍・白虎の上部にそれぞれ日像・月像が描かれている。

  

   

   

この壁画館から少し離れた場所に発見当時の様子に埋め戻された「高松塚古墳」がある

 

周囲に歩道が設けられ一周できる

まるで古代から宝物を持って飛来したユーフォ―みたいですね

  

             2/14 07:00:07 まんぼ

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古の飛鳥~キトラ古墳~

2024-02-13 07:00:07 | 飛鳥

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 奈良県に住んでいて「国宝 キトラ古墳壁画」を見てなければ話にならないと、遅ればせながら先日「特別史跡 キトラ古墳」を訪ねてきました

 この施設(キトラ古墳壁画保存施設)はH28年9月に開設。当分の間、キトラ古墳の壁画や出土品を保存管理・展示する施設で、文化庁が設置し、奈良文化財研究所が施設の管理・運営と壁画公開事業に協力している。残念ながら壁画を見るには前もっての予約が必要で、当日なら2時間ばかり待てば・・のことで断念。

この施設で我慢。白い壁面に映像で古墳内部に在った「四神」の影像が映し出される。館内は撮影禁止の場所や区域が多くあって、結局のところ興味ある人は直接行ってもらうしかない。

西壁

 南壁

東壁

 北壁

キトラ古墳壁画は、石室内部に塗った漆喰の上に繊細な筆使いで描かれた壁画。壁には、東アジアでも最古の現存例と謂われる本格的な天文図や、方角を司る四神の全て、動物の頭と人間の体を持った十二支などが確認されている。2019年に国宝に指定された。

この四神の館から少し歩いたところに「キトラ古墳」がある。

※キトラ古墳は2段に造られた円墳で、1983年極彩色の壁画が発見され注目を集めた。発掘調査を経て現在は埋め戻され2000年に特別史跡に指定、2015年に古代の大きさに復元された。

  

続きは「飛鳥美人」で一世を風靡した「高松塚古墳」を

 

夜明け前のblue blackの空を快晴の一日に成りそうですね

  

   

                 2/13 06:55 まんぼ

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