降って来るもの

写真と散文とぽえむ

丑の存念ⅩⅨ~あとがき㈠~

2024-01-21 06:46:51 | 詩29

     丑の存念ⅩⅨ~あとがき㈠~

 

 R5 8/8 に一先ずSI28の”あとがき”を書いて終止符を打ち、その翌日の8/9から再びpenを握って書き始めたSI29の原稿が、今日算段していた140頁を越えた。

 五ヶ月に及ぶ日時と4万語に亘る単語を意図する形式に納めて書き綴った日々の、降って来る、掠めてゆく、湧いてくる、過ってゆく思惟の数々と、彷徨える丑の存念と時々の意識の変遷の叙述。

 僕にとってそれはperiodの無い取り組み。天啓の成すべき行為。そんな認識を元手に直ぐにSI30に向かって歩き始める。書けなくなるまで、天恵の種が尽きるまで・・、anata方の存在を道連れに。

 

     丑の存念ⅩⅩ~あとがき㈡~

 

 勝手な思い付きだけれど、140頁4万語に達したこのSI29を此の「丑の存念ⅩⅩ~あとがき㈡~」で閉じたいと思う。もともと自由自在に想を練り、思いつくまま原稿用紙を埋め、期日も成り行き任せにしてきた此のSI29。

 12年でひと廻りする干支の七廻り目に入った丑の、年月を重ねて今抱く存念を吐露した140頁。

 肯定否定、賛否両論、或いは好悪まちまち、熟読積読いろいろの現実が有るだろうが、僕は相変わらず倦まず弛まず諦めず”anataに届ける!!”を第一義の目的にして前を向き、休みない日時と連動して続きのSI30の”まえがき” の一頁目に向けて今から歩き始める。

      2024 1/21 06:44 万甫

 

PS もしも読んで見たいと・・、カテゴリーに在る其其の数字をクリックしてくださいね

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丑の存念ⅩⅧ~言伝~

2024-01-20 21:23:33 | 詩29

     丑の存念ⅩⅧ~言伝~

 

存命のことも

筆力のことも

勿論

幸不幸の巡り合わせも

運不運の糾える縄具合も

何一つ

鮮明な結節点は無いけれど

附与されているのは

今、在り!!の

些かな安堵だけだけれど

inochiは必然として

有ると思う未来へしか

来ると思う明日へしか

繋いではゆけないから

僕は今日

絶えず過去へと様変わりしてゆく

僕のlanguage worldから離脱して

新しいpassionの僕のcosmosへと

歩き始めるのだ

 

その決意の言伝に

細やかに”あとがき”を置いてゆく

     2023 1/20 21:21 万甫

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丑の存念ⅩⅦ~Inspiration~

2024-01-19 20:49:06 | 詩29

      丑の存念ⅩⅦ~Inspiration~

 

降る、湧く、掠める、過る

主力は他動的な動詞だが

注力はインスピレーション

活力は天啓の閃き

 なかなか

磨こうにも研ごうにも

自動的には

作用しきれない授かりものだが

 それでも

気息を調え、静謐を選び

集中力の練度をあげれば

時偶に掌中にできる

 

まるで神懸かり的な解説だが・・

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丑の存念ⅩⅤ~Wait~

2024-01-18 20:50:10 | 詩29

     丑の存念ⅩⅤ~Wait~

 

待つこと=wait

待てること=watch

それが明日を呼び込む

必須の項目になるかも知れぬ

 

つまり

開運の時を待てる

開花の時期を待つ

結実の時を待てる

成就の時期を待つ

 

何事も、難儀に滞る時は

想いが行き惑う時は

渾沌の渕に嵌った時は

些かの明りも見えぬ時は

僅かの灯火も感じられぬ時は

etc・・

 

待つこと、待てることが大事

長い長い時間を費やして

身に沁みて学んだこと

 

僕には最早、そんなに潤沢に

時が残されている訳じゃないけれど・・

 

 

     丑の存念ⅩⅥ~ぐるぐる~

 

田圃をぐるりと囲うようにある

一周3百m程の細い道を

ぐるぐる、グルグル歩いた

人生と表記される人の一生も

若しかしたら

そんな具合なのかも知れぬと

妙に納得しながら・・

 

何処かに起点が在って

後は、半径幾十、幾百㌔の範疇を

それぞれの目的と歩幅で

ぐるグルguruと・・

 

握ればサラサラ啄木の砂で

けれど、時たま砂上の楼閣を創る

 

我等、一蓮托生

この水の惑星の住人

この蒼い星の運命共同体

 

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突然考

2024-01-17 20:31:39 | 詩29

 

     突然考

 

突然の不幸は

数多の人に、多量に齎される

阪神然り、東日本然り、

熊本然り、能登然り、

不幸は

その様に不意に訪れるのに

幸福や、幸運は、

その恩恵は、僅かな者にしか届かない

 

 それは若しかして

 不幸でない事の有幸なのかも知れない

 

何と云うunbalance

何と云う不手際

其処に神や仏の関与が有るとしたら

信じる対象さえ失う

 

如何いう力学でそれは生まれる?

選びようのない不幸は

如何いう手順で繰り出される?

 

ああ、突然の明暗

ああ、突然の雲泥

ああ、突然の哀楽

 

偶々の安寧に居て

掛けるべき言葉を模索するけれど

・・・・

明日は我が身!だと、慄くしかないのだ

 

 

     丑の存念ⅩⅢ~兎に角~

 

兎に角、先ず、望むことだ

どんなに遥かな希求でも

どんなに場違いな夢でも

どんなに嘲笑の標的でも

兎に角

先ず

望むことだ

それだけでも

その対象に幾らか

近づける

例えそれが

僅か一mmの前進だとしても

 

その昔から

万里の道も六十センチの一歩から・・と

 

  

  2024 1/17 20:30 まんぼ

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丑の存念Ⅻ~標語~

2024-01-16 20:51:03 | 詩29

     丑の存念Ⅻ~標語~

 

斜度15度ほどの坂道を

後ろ向きで上る

 恐る恐る

ゆっくりゆっくり

一歩ずつ、慎重に、確実に

僅か20cm程の進み具合だけれど

 それでも

目的の高みまで

その内に辿り着く

 

未だ見ぬ

明日へ向かうのと一緒だ

 恐れず、怠けず、倦まず、諦めず

単純だけれど

信ずるに足る標語だ

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丑の存念Ⅺ~領分~

2024-01-14 21:02:11 | 詩29

     丑の存念Ⅺ~領分~

 

ヒト其其は

与えられた独自の領分で

その寿命を全うする

 

与えられた拡がりの、奥行きの、空間の、

その領域の中で

生滅する人生

 

けれど

その桁を、その柵を、その境界を、

その自由度を、その豊穣さを、

その住み心地を、その生き心地を、

より向上させるために

与えられた日日は現存するのだ

 

それでも

忘れてはいけない

自分の領域より他に何人も

その各各の領域は越えられぬことを

 

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丑の存念Ⅹ~正比例~

2024-01-14 06:17:31 | 詩29

     丑の存念Ⅹ~正比例~

 

体の衰えと気の緩みは

如何やら

正比例するらしいのだ

 

そう言えば、晩年、我が母は

何をするにも

よく”うたて”と呟いたものだ

(うたて=面倒)

つまり

inochiの生計を維持する為の

細やかな運動や、日常茶飯の動作や、

食事の用意や、様々な気遣いや、思慮分別や、

なかんづく、その内

三度の食べることさえ

”うたて”になって・・

それだから

健康寿命を長く保つには

そんな母の様子を

反面教師として行えばいいのだ・・

 

僕は全然

必要以上に生き永らえたいとは

思わないけれど・・

もしかしたら

強がり・・?

 

2024 1/14 6:30 今朝の、美しい究極の「lapis lazuli」

            

      

        どんな日曜日に成るのかな~ 06:47 まんぼ

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丑の存念Ⅷ~自由自在~

2024-01-13 21:04:31 | 詩29

     丑の存念Ⅷ~自由自在~

 

眠りを自在にcontrolできたら

どんなにステキだろう

己が宇宙の支配者という訳だ

 

見たいときに夢遊で憩い

書きたいときにpenを取る

泣きたいときに目蓋を閉じ

笑いたいときに昇竜を呼ぶ

 

自由に三世の往来が可能なら

どんなにステキだろう

 

大望でしかないけれど・・

 

 

     丑の存念Ⅸ~Stoic~

 

ブッダの足跡を

辿れる筈も無いけれど

八百万の仲間に

加われるとは思わないけれど

Jesusのように

溢れる愛の持ち合わせは無理だけれど

僕は、唯

その日、その時

stoicに生きたい

本心に沈殿させた

鋭く、澄んで、深く、鮮やかな

凍れる性根をひとつ

それで

真っ直ぐな姿勢を維持したい

せめて

刹那の主是だとしても・・

 

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出逢い

2024-01-12 05:51:07 | 詩29

     出逢い

 

アノ人は、如何してる?

 

心交の有ったあの人は今

長い日々の哀楽を無事に熟して

もう、優しいbaabaaに・・?

 

遠いあの日、大劇場で並んでみた映画は

何だったっけ?

もう思い出せないけれど

青春の一時期、言葉を交換し合ったよね

 

あの日、駅のコンコースで

待ち合わせた、anata

今頃は、本当の幸せを見付けて

その意味を実感している頃でしょうか?

 

おお、そうしてアナタよ

大きな心で

僕の才能を肯定してくれた恩人よ

旅立って最早幾年

けれど、気が付けば、何時でも

光背のように

寄り添ってくれているアナタよ

僕の人生で出逢えた

紛う事無き

一本のplatinumの糸だったと

今、改めてそう思う

 

僕は、縁の幸運に恵まれたのだと

人は、必然の人に出逢って

自分の必然を生き抜いてゆくのだと

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