東海大学山形サッカー部 活動報告

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県総体 第1週結果  鶴岡南-東 海  山中央-鶴中央

2009-06-01 16:19:27 | 大会報告
先週末より始まった県高校総体も2回戦が終了し、今週の金曜日からベスト8の激突になります。そこで、今回は私が直接関わった2試合について報告します。

2回戦 鶴岡南 対 東海大山形

苦しい試合でした。内容というよりその試合展開が「ホントにシンドイ」この一言でした。周りで見ていられたギャラリーの方からは、「ドキドキの展開で楽しませてもらいました」なんて言われ…
内容としては、前日からの雨でピッチはスリッピー、ボコボコ、芝が長いと言うコンディションのために「自陣内では安全にプレーすること」「中盤でのセカンドボールを先に拾いできる限り前にプレーすること」を確認して臨みました。

前半。心配された緊張もなく入りから良い動きで、溌溂とプレーしておりました。得点機も何回かありましたが、鶴南さんの粘り強いプレーにことごとく阻まれ無得点のまま時間が過ぎました。「自陣内では安全にプレーすること」を確認したせいか、相手陣内でも相変わらず同サイド突破を狙いすぎて、ボールを失う場面も出てきました。それでも途中から、相手陣内で効果的なサイドチェンジが見られるようになりサイドを突破できました。が、クロスの精度が悪くゴールに結びつかず。しかも、前半終了間際にミスから失点してしまい、0-1でハーフタイム。



ハーフタイムでは、「ミスを全員でカバーして絶対に逆転しよう!」と逆に結束し後半に突入しました。具体的な修正点としては、「攻め急がずに、相手陣内でのサイドチェンジ」「クロスの精度にこだわる」の2点のみ。自分達のストロングポイントを活かすためにみパワープレーの指示は出さずに送り込みました。



さて、後半。左サイドで起点をつくり、そこから何度となく斜めにボールを運び、右サイドから突破を繰り返す。徐々に、シュートを打てる場面が増え得点のにおいが… その繰り返しが効いたせいかサイドチェンジから右サイドを突破し、クロスから得点! ゆさぶった結果ゴール前はフリーの選手が2人いたうちの1人にビダリ。鮮やかでした。選手達はベンチ以上に慌てていたと思いますが、焦れずにじっくりできることをやり続けた結果だと思います。成長を感じました。



延長に入り、追いついた精神的優位さが動きとパス交換の質を高め、相手ゴールに迫れるようになりました。その結果何とか逆転し突き放すことができました。



やはり、鶴南さんの3年生にとっては最後の大会、期するものがあったと思います。集中力が全く切れず、かつ体を張るプレーは本当に脅威で、素晴らしかったです。


2回戦 山形中央 対 鶴岡中央

お互い1-4-4-2で、山形中央さん(以下山中)は両SBや2ボランチからFWに供給して相手を収縮させてから、サイド突破を狙う色が濃い、外-内-外と言う感じ。対する鶴岡中央(以下鶴中)は、攻守の切り替え時(特に攻⇒守)にブロック(4人の2ライン)を素早く形成してバイタルエリアをに蓋をして迎え撃つ構え。奪った後も簡単にロングボールを蹴らずになんとかカウンターを構築しようと粘り強くプレーしていました。それでも、スピードに勝る山中は左サイドを突破し先制。その後も素早いボール回しからチャンスを演出していました。結局は、延長の末山中が勝利しましたが鶴中の集中した守備に苦労していました。「ボールを奪うところから臨んだ鶴中央のプレー」に、「ゴールキックからの攻撃の構築の仕方」に勉強させられました。何よりもその喰らいついていく溌溂プレーに感銘を受けました。

でも、それ以上に鶴中の駆け引きあふれるベンチワークに驚きと、飽くなき情熱を感じることができました。
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