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自然を愛して

田舎暮らし

石見銀山 仙ノ山”石銀地区”

2012-09-26 22:16:27 | Weblog
お彼岸も過ぎやっとさわやかな秋風を感じる季節になりました。
これからハイキングに出かける方も多いと思いますが、世界遺産石見銀山《仙ノ山》をお奨めします。
夏休みの最後の日に環境にやさしい電気自動車「仙ノ山eビークルツアー」に参加して「石銀(いしがね)集落跡」に行ってきました。
仙ノ山は仙ノ山展望台、清水谷(しみずだに)地区、本谷(ほんだに)地区に行っているので後「石銀集落跡」と「山吹城」(やまぶきじょう)に
行きたいと思って夫を誘っても中々実行できませんでしたが、eビークルが乗れたので一人で参加しました。
ガイドの方が知識が豊富で、山の植物(四方竹、ねむの木、クマササなど)も教えていただきました。
また「東京スカイツリー」の高さが、温泉津町の西田にある矢滝城と同じことなど参加者共仲良く会話を楽しみました。


仙ノ山(標高537m)は、神屋寿禎が日本海沖から光る山を見つけたという『発見伝説』の舞台で、戦国時代から江戸時代にかけて
銀鉱石の採掘や製錬が盛んに行われた地です。
石銀集落跡は仙ノ山山頂の南東、標高470mに位置します。約20ヘクタールの範囲に、坑道や露頭掘りなどの採鉱の跡、住居や精錬所の跡と
思われる平坦地や石垣、さらに池や井戸などがありました。
当時この地区が産業都市として機能していたことを平成8年に行われた発掘調査で分りました。
タガネやツルハシなどの採鉱用品、陶磁器や古銭、キセルといった生活用品などが数多く出土し、職場と住まいが
一帯だったことが証明できます。NO.1番間歩の手前では16世紀代の地層の中から灰吹き精錬用の鉄鍋も発見され、
銀山最盛期の町が地下に眠っていましたが、発掘調査後は埋め戻してありました。
発掘品は石見銀山世界遺産センターに子供と行ったとき展示されていました。

仙の山の行き方(色々コースがあります)
◆石見銀山世界遺産センター→仙の山展望台→石銀集落跡
◆銀山公園→市道仙ノ山(舗装道路)→清水谷地区(しみずだに)→清水口→清水寺跡(せいすいじあと)→
 選鉱場跡→蔵之丞坑(くらのじょうこう)→清水谷精錬所跡→駒沢坑(こまさわこう)
◆佐昆売山神社→石銀集落跡→本谷(ほんだに)地区
◆本谷口→金生鉱(きせいこう)大久保間歩(おおくぶまぶ)釜屋間歩(かまやまぶ)露頭堀り跡(ろとうほりあと)

仙の山に登ると世界遺産になった理由が理解でき良かったと言う声を良く聞きます。
山の注意事項は二人以上で登ること。ガイドさんと御一緒すると内容も良くわかり安心です。

電気自動車                                雨上がり、仙の山展望台から撮影
   


四方竹                       石銀集落跡                            
   


水溜り                                    井戸   
    
山に水溜りがあるのは珍しく鉱石の関係だそうです。

小さな間歩                                間歩1番
      
間歩には全部番号がついていて500余あります。


倒れていた五輪塔                             清水谷精錬所跡
  
                                       清水谷精錬所跡は2011年に撮影




●四方竹
 中国原産多年生常緑竹 タケノコは10~11月に発生し食用としては歯触りが良く癖がありませんが、ゆがき方にコツが必要です。
 観賞用にも植栽されています。
●ねむの木
 皇后美智子様が作詞なさった「ねむの木の子守唄」を合唱で聞いたとき、ねむの木を見たいと思っていましたら
 島根に帰ってからよく見かけます。花は頭状花序的に枝先に集まって夏に咲き、淡紅色のおしべが長く美しく、
 葉は2回偶数羽状複葉です。
●露頭堀り
 鉱石を採掘する手法。坑道を掘らず地表から地下をめがけて掘っていく手法で原始的な採掘方法です。


町田ダリア園

2012-09-01 19:39:11 | Weblog

入口の人形                ダリア園の風景

初夏から秋に咲き誇るダリアが見たくて7月末東京都町田市山崎町の小高い丘にある「町田ダリア園」へ行ってきました。
関東以西では最大級で面積は面積1万5,000平方メートルあり、500品種、4000株あるそうです。
今年の猛暑は格別で熱中症にならないように冷たいお茶を飲みながら見学しました。
ダリアは真夏には元気がなくなると言われていますので枯れている花が多いだろうと思っていましたが、手入れが行き届き想像以上に
きれいに咲いていました。
花たちは二色咲き、絞り咲き、ぼかしなど、また花径は、愛らしい小輪種(3cm)、豪華な大輪種(30cm)を超えるものもあり、写真が多数写せました。

                                  
チェリードロップ  雪てまり      純愛       湖愁       月見手まり    レモンカード    ブルライト

                       
チェルシーペンショーナー  チェリードロップ          ケリー             はやと             つくしんぼ    

                 
サマーパラダイス         老紳士             妖妖               豊国              牧歌


                
大運河             千秋の舞             晴輝               彩乃              光黄蓮 

                 
茜空               リトルバンビ          ミセスハロルドクーパー    マンゴプリン           ポンカ 

                   
ポートライトペア         夢芝居                           花の画面をクリックすると大きくなります
    
ダリア園は町田福祉作業所の障害者が働く場所ですが、職員共々暑さに負けないで頑張っておられ私も英気をいただきました。
園内に花屋さんがありますが、球根は4月29日だけ販売だそうです。
会期は11月3日までです。爽秋に向かいお奨めの場所です。                

 ダリアについて
ダリアの花型
◎フリルド(花弁の先がレース状になったもの)
◎ボール(9cm以上のポンポン咲き)
◎ポンポン(管状の花弁が球状に万重咲きになったもので大きさが5cm程度)
◎インカーブド・カクタス(細花弁が内側に彎曲したもの)
◎ミニチュア・ボール(5から9cmほどのポンポン咲き)
◎アネモネ(丁字咲きのキクに似た花)
◎シングル(一重咲き)
◎オーキッド(一重で花弁が細く丸まったもの)
◎コラレット(花弁のもとに副花弁があるもの)
◎ピオニー(半八重咲き)
◎フリルド(花弁の先がレース状になったもの)
花言葉
華麗、優雅、威厳、不安定、移り気

完成した東京スカイツリー

2012-08-26 21:39:37 | Weblog
東京の新名所になりました東京スカイツリーは2012年春、自立式電波塔として世界一高い634mで開業いたしました。
2010年4月に上京したとき高さは349mでしたので竣工した姿が見たくて夜景は子供と一緒に出かけました。
下町の夜空を彩る照明は心意気の「粋」と美意識の「雅」をテーマにデザインされていますが、2つが一日毎に交互に現れます。
その日の照明は「雅」で優雅で気品あるイメージを表現した江戸紫をテーマカラーとして片方は金箔のような煌めきのある光をバランスよくちりばめていました。
色々な場所で撮影したいと思いましたが、夜景の写真は難しくやっと撮れた写真です。

                                 東京スカイツリーの照明は「雅」
                                                            
また、欲張って都心に出かけたとき一人で地下鉄浅草駅まで足を延ばし、前回アサヒビールの建物に東京スカイツリーの写真を写したので
高さを比べてみたくて浅草橋から撮影いたしました。高さをはっきり比べることができ満足な写真です。
その後、吾妻橋方面から押上駅方面に進み業平橋からもタワー全体の写真と地上350mの『東京スカイツリー天望デッキ』と
地上450mの『東京スカイツリー天望回廊』を一部拡大して撮影しました。


             
         2010年撮影                             2012年撮影          
                                 
        
吾妻橋方面で撮影      東京スカイツリーの展望台  野外彫刻「TO THE SKY」   コウヤマキ 

「とうきょうスカイツリー駅」の側に「すみだ水族館」、東京スカイツリータウンの敷地の中央に「ソラマチひろば」があり、
そこには東京スカイツリーのデザイン監修も担当された澄川喜一氏の作品の屋外彫刻がありました。
1.2メートル角で高さ10メートル、重さ22トンの花こう岩(徳山みかげ)を3本用いた壮大なものです。
広場のシンボル的存在となることでしょう。当日も人々が憩い、写真に人物が入ったので人物を出さないように
土台とともに切取り、写真には雰囲気は出ていませんが楽しい時間を過ごしている様子が伝わっていました。
お話によると「足元を3本の脚で支えるスカイツリーに倣い、3方向から寄り添うように立て、3本の柱の間に入って上を向くと
ちょうどタワーの頂部が望めるように設定したそうで「TO THE SKY」と名付けられ、古代の人々が天に向かって
高い柱を立て、天空の神々の降臨を願った様になぞらえ、未来の安寧を願ったものだそうです。
スカイツリーの三本柱と同じ三本の石柱は、それぞれ、天地人を表しているといわれています。
ソラマチ広場には、澄川氏の故郷の島根県吉賀町からコウヤマキ(吉賀町の町木)を3本移植されたそうです。
友人に会ったときもコウヤマキが話題になりました。
長男夫婦は抽選で入場券が当たり開業当初に全面ガラス張りの回廊も歩き空中散歩を楽しんだそうです。

今度上京するときは一日ゆっくりと妹とコニカミノルタプラネタリウム“展空”やショッピング、グルメを楽しみます


海から見た石見銀山

2012-08-21 15:07:32 | Weblog
世界遺産登録5周年事業の[沖泊-鞆ケ浦]漁船クルーズが6月26日~8月26日(日)曜日まで1日3回温泉津港から出航しています。
休暇で帰省した息子、夫と一緒に鉱山発見の海路を体験しました。
1,526年に博多の商人・神谷寿亭が日本海を航行中、光り輝く仙ノ山を見て銀山を発見したと伝えられている“石見銀山スポット”を
14トンの漁船で温泉津港から巡りました。
爽やかな海風にあたりながら銀の積出港(沖泊、鞆ケ浦)のリアス式海岸の絶景を眺め、また海の彼方の山並みはグラデーションが美しく
仙ノ山、三瓶山が薄く見えたときは感激しました。

◆ライフジャケットを着て乗船                         ◆沖泊                          ◆船旗は石見銀山マスコット「らとちゃん」です


◆紺碧の海に白波、水平線に青空のコントラストが素晴らしい       ◆山並みが美しい仙の山近く           ◆男三瓶(1126m)をはじめいくつかの峰が環状に連なっています。

                              
                            ◆貨物船は温泉津で採掘している珪砂を運ぶため停泊しています。

パンフレットのスポットガイドには三瓶山、仙ノ山、鼻ぐり岩、温泉津、琴ケ浜、鞆ケ浦、沖泊となっていましたが、
ガイドさんが船上から見える景色を全部詳しく説明してくださいました。
《温泉津の櫛島、鵜丸城、日祖の海岸に神様が上陸され西田で落ち着かれヨズクハデを教えたこと、矢滝城山跡、矢筈城跡、
湯里には湯氏の城址があったこと。幻の港町古龍は沖泊が混んでいるとき積み出港に使ったこと。
高い鉄塔が建っている仁摩町馬路の山は高山。鼻ぐり岩は、今は水面に見えているのは1ヶ所だけで多くは海中にあることなど》
また、運の良いときはイルカにも出会えるそうです。
下船するとき皆さんは楽しそうに船首でタイタニックの映画のように両手を挙げて写真を撮っている人もいたり
我が家の親子も満足していました。

5年前制作したホームページですが、各々の場所を簡単に説明しています。
http://www.iwami.or.jp/ken-naka/    

古代出雲歴史博物館

2012-07-17 21:20:49 | Weblog
    

石見銀山の世界遺産登録5周年記念特別展が6月1日~7月8日迄開催されました。
テーマは “その繁栄と文化の継承”ですが、最終日の7月8日にやっと行ってきました。
当館は何回か訪れていますが、この時季は緑が美しく「桂並木」はとてもきれいでした。
特別展示室の入り口でカタログを頂きましたが、丁寧に説明してあってとても判りやすく、また大田市大森町の石見銀山資料室
石見銀山世界遺産センター、温泉津町のゆうゆう館を訪ねたいと思いました。
古代出雲歴史博物館には石見銀山と東南アジア、大航海時代の世界地図、日本地図、オランダ東インド組織図など
丁銀では(石州丁銀、御取納丁銀、御公用丁銀、文禄石州丁銀、戎一文丁銀)など銀山資料があることを知りました。

また特別展で「水木しげると出雲」の原画展もありました。原画は線が細かくて素晴らしいです。

常設展示室には特色ある島根の歴史と文化を一堂にテーマ別に展示してあります。
1.テーマ別展示室「出雲の風土記の世界」「青銅記と金色の太刀」「出雲大社と神々の国まつり」
2.総合展示室島根の人々の生活交流には「四隅突出型墳丘墓」「出雲の玉作」「石見銀山」「たたら製鉄」
3.神話回路には「神話シアター」「神話展示コーナー」「神話探検コーナー」を見学してください。
 大人も子供ゆっくり楽しめる所です。
 最初に見学したときは平安時代の出雲大社本殿(1/10)の古代高層神殿模型や銅鐸、銅剣に驚きました。
 一休みしたくなるとカフェーで風土記の庭を眺めながらコーヒーをいただくのも至福のひとときです。

「神話博しまね」開催
  
会 期 7月21日(土)~11月11日(日)
主会場 出雲大社周辺

 
  神々の国しまね~古事記1300年のメーン企画で島根県の大型観光として準備が進んでいます。
  出雲大社隣の古代出雲歴史博物館駐車場に設ける特設会場には、高さ15mの大型スクリーンで県内の風景や
   神話を紹介する神話映像館を設置するほか、郷土芸能の披露など多彩なイベントが繰り広げられます。

※古事記とは日本最古の歴史書1300年前編さん
  上・中・下の3巻には日本列島の成り立ちや、国造り、国譲りといった神話が登場。
  上巻に素戔鳴尊の八岐大蛇退治など出雲系神話や稻羽之素菟(因幡の白兎)などが占めています。
  石見人は石見神楽からスサノオノミコトのヤマタノオロチを子供の頃から親しんでいます。


フタナミトビヒメシャクの幼虫

2012-07-13 15:46:36 | Weblog

ガラスの花瓶にユリと紫陽花を活け、数日経ったある日ユリの花びらに不思議なものを見つけました。
黄緑の細長い(30mm)ものが真直ぐについているのでちょっと指で触ると動きました。
そのとき初めて幼虫だと解り図鑑で調べましたらフタナミトビヒメシャクの写真に良く似ています。
フタナミトビヒメシャクは別名シャクトリムシです。
シャクトリムシはシャクガ科の蛾で、種類が多く夫の話では茶褐色で昔は多くいたそうです。
食餌植物はバラ、カタバミ、ムクゲ、キクなどです。今年バラを植えたのでそのためいたのかしら
眺めていると体の前後の端にしか足がないので、そのため胸部につく脚を離し、体を真っ直ぐに伸ばし、
その足で基物に掴まり、今度は疣足を離し、体の後端部を歩脚の位置まで引き付けます。
そのとき体はU字型になり、それから再び胸部の足を離し、繰り返して歩くので面白くていくら見ても飽きません。


ユリの花びらが散ったのでプラスチックの容器に茎を入れましたら容器から逃げ出しました。


幼虫が可哀相ですので庭の中で葉っぱの多いギボウシに置いてあげました。U字の形は可愛いでしょう


初夏の花

2012-06-22 21:55:55 | Weblog
爽やかな風に揺れながら白い可憐な花たちが咲き始めると清楚な初夏がやってきます
  
  スズラン                  くちなし                   ドクダミ
◆スズラン(鈴蘭)
北海道の高地に多く自生するスズランは北海道の代表する花です。長さ15cmほどの長楕円形をした二、三枚の葉の間から短い花茎を出して、
その上部に総状に白い小さな風鈴のような花をたれ、清らかな芳香を放します。多年草で今年は随分増えました。
花言葉「幸福が帰る」「幸福の再来」「意識しない美しさ」「純粋」
◆くちなしの花
樹高1~2mほどの低木。葉は対生で、長楕円形、長さ5~12cm、表面に強いつやがあり、筒状の托葉をもっています。
花は葉腋から短い柄を出し、一個ずつ花を咲かせます。花弁は基部が筒状で先に6弁に分かれ、開花当初は白色ですが、徐々に黄色に変わっていきます。
花には強い芳香があり今植木鉢に咲いている花を玄関に飾っていますが、ドアを開けるとプーンと甘い香りが漂い幸せを運んでいる感じです。
食用として乾燥させた果実は黄色の着色料として用いられ、サツマイモ、栗、和菓子、たくわんなどに染めるため購入して使っています。
花言葉 
幸せを運ぶ、清潔、私は幸せ、胸に秘めた愛。
◆ドクダミ
多年草で住宅周辺や道端などに自生し、半日影を好むと言われていますが、我が家は山陰の裏庭に毎年雑草や蕗の中に混じって群生しています。
白い花が咲いていると思っていましたら、4枚の白い花弁に見える部分は総苞です。
本物の花弁と萼は存在しなくて中央の黄色い穂のような部分が本当の花です。
先日、美容院で八重のドクダミがきれいに活けてありました。切った直前は悪臭がしますがその後は臭いもなく生け花に良いそうです。
また薬用として、開花期の地上部を乾燥させたものが十薬と言って利尿作用、動脈硬化の予防作用があるので、煎じて飲用している人も居られます。
消炎、殺菌にも効果があります。
花言葉
「白い追憶、野生」

裏庭に出て山すそに咲く野生の植物を見つけのも楽しみです
         ユキノシタ                                  ホタルブクロ
   
◆ ユキノシタ
寒さに強い常緑多年草で、半日影の少し湿った環境で自生しています。花茎を立ち上げて多数の花をつけ、花弁はダイモンジソウに似て
下の2枚が長く伸びています。
葉は腎臓形(腎臓のような形の葉)で縁にギザギザが入り、葉脈にそって白く斑が入っていて、裏は赤み帯びています。
株はロゼット型でほふくして(地面をはって伸びる)増やしています。
花が咲かないとき葉を山菜として初めて天ぷらにしましたが、少し歯ごたえがあって美味しく、これからは毎年何回か賞味したいと思っています。
花言葉
「愛情、好感、切実な愛情、軽口、無駄」
◆ホタルブクロ
キキョウ科の多年草。お散歩していると道端などに良く見かけますが草本です。(地上の茎は木部があまり発達せず、1年から数年で枯れる植物)
写真は裏山にさいていた野生植物の花です。初夏に花茎をのばし数個の釣鐘型の花を穂状につけ、花は柄があって、うつむいて咲きます。
花色は赤紫とピンクと白があります。
花言葉
「正義、貞節、忠実、愛らしさ」

前庭に毎年増え続ける植物。雨上がりの早朝したたる露を眺めて幸せを感じるひととき
           ムラサキツユクサ                  ギボウシと蝶        かたつむり
  
◆ムラサキツユクサ(紫露草)
耐寒性の常緑多年草です。たくさんの茎が密生していて、それぞれの茎には細長い葉が数枚ついています。
先端と葉腋に花序がつき茎の頂点から3枚の花びらを持ち、花の中心にある雄しべは通常6本で、細かい毛が生えています。
花は朝に咲き午後からしぼんでしまい半日花といいますが数輪ずつ次々と新しい花を咲かせます。
花色は青色が基本ですが、白やピンク、赤紫などもあります。
生物の授業で雄しべに生えている紫色の毛を観察に使い、顕微鏡で拡大して見て数珠玉のような細胞が一列に連なって
とても感動したことがムラサキツユクサの出会いでした。
花言葉 
「愛情、好感、切実な愛情、軽口、無駄」

庭を彩る花たち
          ユリ          
 

     
     月下美人            アマリリス                なでしこ

 
                                                ペチュニア

  
           キンギョソウ                           メランボジウム                            

  
          睡蓮とカエル

昔の陶器の器に睡蓮を咲かせているとカエルが二匹頭を覗かしていました。


再興第96回 日本美術院展覧会 (島根西展)

2012-05-25 21:28:24 | Weblog
島根(西)展が5月11日~5月27日まで石見地方にある小さな町の美術館で知られている今井美術館で開催されています。
作品は日本美術院同人、招待、無鑑査を含む入選作品75点が展示。今回の作品は日展と同じく東日本大震災への復興への祈りと
同時に自然の驚異、偉大さ、生きることの素晴らしさを感じる作品が多いそうです。
昨秋、足立美術館で鑑賞していますので2回観る機会にめぐまれ、心に残っている作品も半数以上あり、島根県の充実した美術館環境に感謝しています。

第一会場に入ると正面に私の一番印象に残った作品の「夢」西田俊之の作品が展示されていました。
幻想の夢の世界を描かれたと言われる絵は星の夜空に浮かぶのは金色の満月。無数の小さな浪の動きに合わせ、水面に落ちたとされた月光も柔らかく揺れている感じです。
眠るラクダの姿は、穏やかな表情で、細かな描写で毛並みの一本一本が柔らかく質感までも精妙に描かれていて、近くにより丁寧に観ました。
離れて見ると画面全体に対象を見つめる画家の優しいまなざしがあふれ出ています。
「山水山」やまみずやま 宮廻正明作品が並んで展示してありました。
水に反射した山と本来の山の二つの山が描かれています。日本の自然は山と水を抜きしては語ることができないと考えて、古里をテーマに描かれた作品だそうです。
離れて椅子に座って観ていると自然の奥深さを感じ前回鑑賞した時よりずっと素晴らしいと思いました。
「初冬」 大野百樹
雄大な山容は画面いっぱいに表現され、前景の老松と共に自然の生動感があります。明確な点描技法が細やかな筆の集積です。
赤と青の中間色を基調に、みずみずしい色彩で幻想的なグラデーションが描き出され、色調が最初に目に付きました。
彩られた雪の山容は堂々と存在感を保ち、冬景色の荘厳を感じる作品です。
「浄池」 松本高明 【一般】日本美術院賞
表情が変わる水面が素晴らしい。チケットを頂いた知人に偶然出会い「この作品は横から眺めると水面の動きが良くわかります。」と説明されました。
確かに絵の鑑賞は位置によって違いがあることを知りました。

記憶していた作品
薫春躍兎(郷倉和子)       日野原先生百壽像(松尾敏男)     新雪大和(後藤純男)   
雪色金閣寺(鎌倉秀雄)      午後の輝き(田淵俊夫)        驟雨(那波多目功一)     
奥入瀬翔流(手塚雄二)      三日月(福王寺一彦)         晨朝(松村公嗣)    
夏の翼(北田克已)        島風(鴈野佳代子)          wipe(染谷香理)      
協和音(藤井聡子)        耀映(前田斉子)           宍道湖朝光(宮武迪子)  
彼岸のことづて(藁谷実)     春の隣(王培)            フロッテの灯(福井沢爽人)   
春ふたたび(伊藤髟耳)      我譜{マヤ・神聖文字階段}(松本哲男)          
せせらぎ(梅原幸雄)       天の浮き橋(菊川三織子)       日本海{明日も陽が昇る}(大矢紀)
弟橘媛(高橋天山)        陽光(吉村誠司)           暉(今井珠泉)
カナリアチューリップのハートにのせて(村上雄二)            道標(倉島重友)     
始動(清水由朗)         柳生道(二)(大野逸男)       停車場(STATION)Ⅱ(浦上義昭)
Far world(大久保智睦)     無花果(鈴木恵麻)          気配(番場三雄)      
深海魚(村岡貴美雄)

記憶している作品は作者の画風が分かっていること、色彩や構図が気に入っていること。
心に訴えたものが理解できたことなどで覚えているのかしら・・・

   美術館入口の竹の子            玄関前の庭
  

帰りは三江線の走っている雄大な江の川や初夏の青々とした山並みを見ながらドライブしました。
景色は田舎風景そのもので絵になります。竹やぶなどは「午後の輝き」田渕俊夫の作品を見ているようでした。


鳥取展は鳥取博物館で開催 6月2日(土)~6月17日(日)
島根県に隣接している県での開催は再度作品をご覧になれる良い機会です。

金環日食

2012-05-22 15:11:08 | Weblog

ベイリービーズ                               金環日食
  
5月21日太平洋側を中心に日本の広い範囲で金環日食が見られました。
◆「金環日食」とは太陽の中心部が月に隠され、細いリングのようになります。
 今回のように広範囲で見られるのは平安時代の1080年ぶりとなり932年ぶりです。
 沖縄では1987年以来で25年ぶりだそうです。

私達は日本海側に住んでいて、部分日食しか見ることが出来ないため夫は子供のいる東京へ行って観察しました。
天候を心配していましたが、金環日食がよく見えたと喜んで電話がありました。
夏の夜空の星を見るのが好きな人ですので、宇宙の神秘を楽しんだことでしょう。
私は朝からテレビの生中継を見ていましたが、ふっと画面を写真に収めるのも悪くないと思い記念にデジカメで写真を撮りました。
「ベイリービーズ」と呼ばれ、ビーズが連なったような珍しい現象ですが長野塩尻で観測された写真も写すことも出来ました。
◆「ベイリービーズ」とはリングの細い部分が月面に凹凸により途絶える。リングの形状は最大5分継続。

自宅庭で撮影

自宅では日食グラスを用意していませんでしたので、庭に出て太陽を見ないで光の方向に写真機を向けましたら、少し部分日食が撮影できました。


今年の主な天文イベント
6月4日    満月の3分の1が影に入る部分月食
6月6日    「金星の太陽面通過」太陽の手前を金星が横切る
8月14日   「金星食」金星が月の後ろに隠れる
8月中旬    ベルセウス座流星群
11月14日  オーストラリアで皆既日食


仁摩サンドミュージアム 企画展

2012-05-20 15:25:34 | Weblog
島根県大田市仁摩町には世界最大の1年計砂時計のある砂博物館があります。
4月26日~5月27日まで開催されている企画展は「時と砂のカタチ展」です。(環境ホール)

砂など使って動く絵画や光などをテーマにした作品が26点展示。
暗くしてある展示室に入るなり、「気泡燈」見て幻想的な世界に吸い込まれ思わず「きれい」とつぶやきました。
◆「気泡燈」は、水の中に生じる気泡のような流動化した粉体層の中に生じる気泡に光を透過させることで幻想的な光の造形を作りだします。
 気泡燈の光には癒しの効果があるそうです。

◆「動く絵画」は色砂を使った動く絵画です。壁面に掛けられた作品の前に立ち、ボタンを押すと絵画はゆっくりと回転し、様々に模様が変化します。
 観客が直接操作するので参加型の作品です。お嫁さんと一緒に楽しみました。

案内文に書いてあった{時は流れているのでしょうか?刻まれているのでしょうか?そして「始まり」と「終わり」あるのでしょうか?
“カタチ”のあるものは全て時と共に変化します。止まっているように見えるものもゆっくりと動いているのです。
変幻自在に姿を変える粒子媒体として“時”という、実は不思議な一次元を浮かび上がらせます}一部抜粋を読み、改めて
作品の動きや時の流れを感じることが出来ました。

◆常設作品から(中央ホール)
 直径1,6メートルのガラスディスクが回転しながらシルエットを変化させ、幾何学模様を形成します。
 降り積もる砂が形成する二等辺三角形の頂点の角はほぼ一定で、この角度はこれ以上鋭角にも、崩れて鈍角にもならず安定する角度として
 「安息角」と呼ばれています。


当日は曇りで写真は撮りませんでしたので以前作ったホームページを閲覧下さいね!

わが町ゆのつホームページ
大田市観光→仁摩町→砂時計
http://www.iwami.or.jp/ken-naka/

松江歴史博物館の日本庭園

2012-05-14 16:54:44 | Weblog
美術館の帰り松江歴史舘の喫茶店へ初めて行きました。長屋門を潜ると眼の前に横のラインが美しい松が植えてありました。


石畳のアプローチを抜けると右側に暮らしの庭があり、松江の花「椿」と島根県の天然記念物の「いづもナンキン」の金魚が鑑賞できました。
出雲の国では寛永期(1748年~1750年)より金魚の飼育がさかんになり、昭和57年島根の天然記念物に指定されました。
きれいな金魚であることは知っていましたが、特徴はわかりませんでした。説明版を読みひらひら泳ぐ金魚をずっと眺めていると美しくて飽きません
【いずもナンキンの特徴】
●四つ尾である。●頭部が小さい。●こぶがない。
●背びれがない。●体色は白がおおめの紅白色
●目先が細長く、目幅が狭い
●口先が小さい、腹部が後方にふくれている。
●全身の容姿は、浮世絵の絵師が描く錦絵美人を思わせる美しさがある。


左手には家老屋敷を思わせる本館があります。有料の基本展示室、企画展示室があり、
無料の本間には約30畳の広間があって、ゆったりと日本庭園を眺めました。
庭園は天守を借景に出雲地方の庭の特色を盛り込んだ枯山水です。
黒松を中心にし、飛び石、短冊石が配置されています。
燈篭は右手に七代藩主松平治郷(不昧公)の奥方が輿入れのとき仙台から運ばれたと伝えられる燈篭を模倣して造った
珠光型燈篭、中央奥の濡鷺型燈篭と左手の太平型燈篭は松江市特産の来待石製です。
   
松江藩家老朝日家長屋も見えます。


本間の隣に喫茶「きはる」がありました。お茶もお煎茶、抹茶など色々ありますが、友人とお煎茶とお菓子を頂きながら
美しいピンクの生菓子「椿」と干菓子の「つくし」の美味しさを褒めながら堪能しました。

写真はお菓子制作
松江は日本三大銘菓の「山川」ある所で茶道が盛んなためお菓子の名店が多くあります。

第43回日展(松江会場)

2012-05-09 21:16:59 | Weblog
現代日本の美を一堂に鑑賞できる日展が4月21日~5月13日まで島根県立美術館で開催されています。
日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門における現代日本美術界を代表する巨匠、中堅、新進作家らの作品と
山陰両県在住、出身者が34人の計302点が展示されています。
松江開催は6年ぶりで待ち望んでいました。最近、院展は毎年鑑賞していますが、洋画を観る機会が
少なくてとても新鮮でした。特に目に付いた作品は人物画でした。

好きな作品(洋画)
◆E・ガレーのある部屋(作家:中山忠彦)
 アール・ヌーヴォーを代表するガラス作家のエミール・ガレーのテーブルランプと同時代の衣装を身にまとい
 女性の永遠性を 謳おうと試みたそうですが、気品あふれる女性美に色調の調和がロマンを感じます。
  (日展の理事長の作品です)

◆チョーク絵のある静物(小野大輔)
 「チョーク絵」という新しい技法を用いた作品だそうです。 黒板に白チョークで描いた女性を背景に手前に
 静物を配置しています。静物は質感、立体感の表現が見事で、ひとつの画面に融合していました。

◆アトリエ・物語(曽 剣雄)
 写実主義のように描写力があって奥の深い作品です。モデルの雰囲気も好きです。
  
◆水無月(佐藤 哲)
 紫陽花に囲まれた庭で静かな時間を過ごす女性の心は潤しており、表情が魅力的です。
 庭の緑に紫陽花の色彩が美しく、白のテーブルにレモンジュースのコップを置き、
 女性の白のブラウスに群青色のスカート、翼の大きな帽子、赤いサンダルも色を添えています。

■その他:工芸美術(人形)蘇れ生命(奥田小由女)
 東日本大震災をテーマにした作品ですが、作者の復興と再生への祈念が伝わりました。

4月末に友人と美術館に行きましたが、彼女が買った絵葉書は日本画が多く、富士(川崎晴彦)、雲龍(土屋禮一)
黒川能「杜」(能島一明)巣立ちを待つ(羽毛田陽吉)芽生え(藤井範子)流れ(山崎啓次)今日、そして明日(福田千恵)などだったと思います?

幸せになれるという美術館の幸運うさぎのストラップ

    
                      宍道湖のうさぎ(作者:薮内佐斗司)
12羽のうさぎがぴょんぴょん跳びはね最後に宍道湖を眺めています。
2番目に触れると幸せが訪れると言ううわさです。
さらに宍道湖の名物”しじみ”を供えると効果がアップすると言われしじみの貝殻がありました。
  (このお話は子供に教わりました)

山里の桜

2012-04-16 15:45:10 | Weblog

春になると桜見物が必ず話題になるほど日本人は桜が好きです。太古の昔から日本各地に自生していた樹木で馴染み深いものです。
久しぶりに近くの桜並木を車で通過しましたら、桜が華麗に咲き誇り思わず見とれてしまいました。
行き方は国道9号線から老人施設「湯の郷苑」の看板がある道に入り温泉津町上村方向に進み、飯原→西田、瑞泉寺に向う途中にあります。
14日に撮影した桜ですので、もう散り始めているかもしれませんが、桜吹雪の中を散策するのも楽しいです。
周囲にはヨモギ、黄水仙、スミレも生えていました。

                                                桜並木


  日本桜                                     スミレと花びら  瑞泉寺と桜


桜と食用
近頃、温泉で桜の花の塩漬けを購入しましたので桜湯にして良く飲みます。独特の香りがして大好きです。
祝い事に良く使われます。
次は桜の塩漬けを使ってアンパンを作ろうと思っています。
我が家の庭には「佐賀錦」の桜を植えていますが、いつも小鳥に食べられて殆んど食することがありません。
今年こそは網を張って食べたいものです。

春の庭

2012-04-13 13:49:25 | Weblog

花の命は短くてと言われているように花嵐によって写したいと思っていた梅、ジンチョウゲ、
さくらんぼの花は散ってしまい、今は蕾だった花が次々に咲き始め庭を彩っています。

パンジープロント・ホワイト  クリスタルオレンジ  クリスタルスカイブルー パンジープリン
      
◆パンジー
 品種改良が盛んに行われたため豊富な花色を持ち、群植するとその美しさが映えます。
 萎んだ花は早めに摘むと次から次と新しい綺麗な花が出てきます。
 中輪系~大輪系はパンジー、小輪~中輪系はビオラと言います。

水仙              ラッパ水仙            キンセンカ           タンポポ  
      
◆水仙
 厳しい寒さの中に咲く水仙は気品があり香気が漂います。土手の群落の水仙は心惹かれる情景です。
 我が家は12月頃から日本水仙が咲き始め玄関、トイレにも良く飾り、今はラッパ水仙、黄色水仙が庭を彩っています。
 水仙は種類が多くて名前を調べるのは大変です。
◆キンセンカ
 仏花として植えましたが、夫が植木鉢で三鉢ほど育てました。
◆タンポポ
 野原に道端によく見かける親しみ深い野草です。葉は根元から幾重にも重なり、薄い緑色で先がぎざぎざに
 切れていて、大地にへばりつくように生えています。 アスファルトの裂け目からでも出てきます。
 花は真中から花茎が伸び、頂に鮮やかな頭状花が開き多弁です。
 花が終わると白色の冠毛のついた種子を作り、風に乗って飛んでいき増えていきます。

ハナニラ           ユキヤナギ        ボケ      チョウセンレンギョウ  はなずおう
        
◆ハナニラ
 明治時代に園芸植物として導入されました。葉からニラのような香りがしますが気になりません。
 星型の白い花は立ち上がって咲き、樹木の下の日陰でもよく毎年増えています。青色の種類もあるそうです。
 ユキヤナギ
 新葉が出ると同時に、米粒ほどの真っ白な5弁の花が群り咲き、可憐で清雅です。
◆木瓜(ぼけ)
 バラ科の落葉小低木、高さ約50センチ。枝には小さな突起があり、葉は倒卵形。
 葉より先に朱赤色の5弁花をつけで鮮やかに咲いています。植木鉢で簡単に挿木して育てたものです。

◆チョウセンレンギョウ
 垂れる枝に十字形の花は、下向きか横向きに開き濃黄色で美しいです。まだ小さな木ですが、
 いつ植えたか記憶がなく図鑑で名前を調べました。
◆はなずおう
 中国原産。葉に先立って枝の節々に小さな紅みがかった紫色の花が群がるようにつきます。

椿                京錦椿          やぶ椿     モクレン   咲き終わったモクレン         
        
◆椿
 茶花として好まれ多くの園芸品種が作られています。ツバキの花は花弁が個々に散るのではなく、
 多くは花弁が基部でつながっていて愕を残して丸ごと落ちるため、地面に良く落ちています。
◆モクレン
 葉より先に紫色や白色の大きな六弁の花がつきます。紫木蓮は低木で、白木蓮は大木になります。
 一晩で花が散った後の枝です。


◆好きな俳句
     古井戸のくらきに落ちる椿かな 蕪村


白モクレン           紅桃の花           桃の蕾         紅白桃の花
        
◆桃の花
 古く中国から渡来し、観賞用、果実用として親しまれています。
 写真の花は観賞用の紅桃で華やかでひな祭りには欠かせません。
 白とピンクの花びらは白からピンクの花に変化します。
 日本の桃源郷と呼ばれ、親しまれている所は山梨県笛吹市にあります。一度訪ねてみたいです。        
                     ※写真をクリックすると大きくなります。


                  活け花

庭のお花を切り玄関用に活けました。
菜の花、木蓮、水仙、きんせんか、ぎぼしの葉、やまぶきの葉



生花コサージュ

2012-03-31 21:18:04 | Weblog
各地から花の便りが届くと桜の下で記念写真を撮った入学式を想い出します。 
今年入学式に参加される人はちょっとおしゃれして手作り「生花コサージュ」を身につけてはいかがですか



◆材料
 ワイヤー、ワイヤーカットバサミ、フローラルテープ、ティシュペーパー、(脱脂綿でも良い)、リボン
 花の材料
 小さなバラ(ピンク1本、赤バラ2本)カスミソウ(2本)ユーカリ(3本)

◆作り方
 1、バラは1本ずつ茎を1cm程度に残してカットしてから水を吸わせます。
 2、子房の中心にワイヤーを軸に対して直角に通してから2つ折にします
   (ガクや子房が丈夫な花が適しております)
   挿し方はワイヤーを少し回転させながら通すときれいに差し込むことが出来ます。
   ワイヤーの長さが左右対称にしてU字になるようにワイヤーを折り曲げます。
 3、フラワーテープを巻く前に1cm幅のティシュペーパーを湿らして花に巻きつけると長持ちします。
   テープの巻き方はワイヤーを通した部分に引き伸ばすように下まで巻きつけ固定します。
   (途中水分が吸えるように巻いた湿ったティシュペーパーを0,5mm位出すと良いです)
     テープの持ち方は左手の小指にテープを引っ掛けて最初に巻いた部分を
     右手の親指と人差し指で回転させながら左手でテープを巻き下ろしていきます。

 4、カスミソウはそれぞれ茎に細いワイヤーをつけテープを巻きます。
 5、ユーカリは1本ずつワイヤーをつけテープを巻いてから茎を3本一緒に巻きます。
 6、花を全部整え形が決まったら最後に細めのワイヤーできつく結束します。
 7、結束したところから5cmぐらい下で全てのワイヤーを切り揃え、1つにまとまった茎はテープを下まで巻き、先端で巻き上げます。
 8、リボンを作り中心に細いワイヤーで結びつけます。

生花コサージュ作りは初めてですが、花をまとめてから茎のワイヤーが太くなり過ぎたと気づきました。
初心者でも簡単に出来ますので、香り漂う庭の美しい花、野の山で摘んだ可愛い花など創意工夫して色々とお楽しみ下さい。
2月に教わったコサージュですが、春うららかな入学式には明るいピンク系にまとめるのも素敵だと思います。


服につけないで木彫りの熊さんにのせて飾り、その後はモダンな陶器のコップに入れて下駄箱に飾りました。
水の吸い込みが良く20日間持ちました。