自然を愛して

田舎暮らし

アマガエル

2008-06-27 15:39:58 | Weblog
早朝、田んぼの様子を見に行きましたら畑に植えてあるユリの花にアマガエルが三匹とまっていました。
カエルは水辺に住むものと思っていましたが、アマガエルは樹上での生活に適応していて森林などにも生息するそうです。
春から秋まで活動し、冬は地中で冬眠します。最近、両生類全体が減少傾向にあると言われていますが、立体活動が巧みなことと、ある程度乾燥に強いことでで生き延びているのでしょう。食性は肉食性で小さな昆虫類やクモ類を捕食しますので畑も居心地が良いと思います。
繁殖期の春から田んぼでは大合唱が続いておりますが、オスがメスに自分の存在を知らせるためです。喉には鳴嚢(めいのう)という袋があり、声帯で出した声を鳴嚢で共鳴させて大声を生みだしているそうです。
皮膚はつるつるした粘膜におおわれていますが、この粘膜から体を細菌から守るための毒が分泌されているので触ったら必ず手を洗いましょう。

写真はつぼみにとまっている一匹のカエルです。葉っぱにとまっていた三匹のカエルは保護色のため形態がはっきり撮影出来ませんでした。



先日地方のテレビ番組を見ていましたら、出雲地方ではカジカガエルが美声で鳴いていると伝えていました。谷川の岩間などに棲み体色は暗褐色です。
フィーフィーフィーと涼しい鳴き声でした。