自然を愛して

田舎暮らし

ハナモモ

2016-03-24 11:34:19 | Weblog
各地では桜の開花が発表されていますが、ハナモモの開花は桜の開花前後に最盛期を迎えます。
我が家にはハナモモの花が二本ありますが、最初に咲いたのは鮮やかな桃色の八重桜に似たハナモモでした。(品種は矢口)


            (3月11日撮影)


もう一本は今つぼみで、花は(品種は源平)
一本の木から、ピンクと白の花が咲きます。
  4月入ってやっと美しく咲きました。          
            (4月3日撮影)


ハナモモについて
原産国:中国 界:被子植物 科名:バラ科 目:バラ目 属:モモ属 
桃の木には食用の実桃と花を楽しむ園芸用のハナモモの2種類に分けられます。
ハナモモも結実しますが、実は梅の実のように小さくて食用には適しません。
樹形は立性、枝垂れ性、ほうき立ち性
モモの歴史
中国から渡来したのは弥生時代と言われています。
『古事記』にもイザナギが黄泉の国から逃げ帰るとき悪鬼に桃を投げつけて退散させたとありますから
古い時代から栽培されていたようです。
その後平安時代には3月3日の桃の節句に祝われ、桃の花が観賞されるようになりました。
江戸時代に入ってからは観賞のハナモモとして改良が行われたそうです。

活け花

12月にハナモモの剪定した枝を夫が庭に放置していました。
もしかしたら蕾が出るのではないかしらと思って枝を壺に活けました。
花は家の庭からハランとピンクの山茶花、市販の黄色の百合とハナワキク。一ヶ月過ぎて百合とハナワキクが枯れたので
その後は庭の山茶花、赤い椿、木蓮、畑の菜の花などを足しています。  
2月初旬に枝から蕾が出て、庭の花より蕾が早く膨らみ始め、今年は春から縁起が良いと喜びました。
室内の花と庭の花の成長を楽しみに観察してきました。

暖かくなった3月は庭の花が早く咲き花径は大きく、美しい桃色の花びらは室内より色は濃く太陽の恵みの偉大さを感じました。
今は庭の花は萎み若芽の葉が出ています。室内の花はまだ蕾もありますのでまだ楽しみがあります。

花言葉:人柄の良さ、恋のとりこ、あなたに夢中です

出雲の音楽祭

2016-03-01 14:23:56 | Weblog

出雲フェスティバル「響け、出雲の音楽」が2月27日に出雲市の市民会館で開催されました。
主催は出雲市芸術振興実行委員会で地元の中学生、高校生の吹奏楽団や合唱団。
AKASAKA木管五重奏団、出雲市出身のオペラ歌手錦織健さんが招かれました。
出雲の中学生、高校生の吹奏楽団、合唱団は全国でもレベルが高く実際に聴きたいと思っていました。
オペラ歌手の錦織健は好きな歌手ですので、公演券はインターネットで2名申し込み夫婦で行って来ました。
期待して出かけましたが期待した以上に素晴らしく魅了しました。まだ余韻があり心豊かに過ごしております。
第1部
 出雲市の中高生による吹奏楽コンサート
 1.出雲市立平田中学、出雲市立湖陵中学校(合同吹奏楽)
    式典のための行進曲「栄光をたたえて」………作曲 内藤淳一
    斐伊川に流れるクシナダ姫の涙 ………………作曲 樽屋雅徳
 2.出雲北陵高等学校吹奏楽部
    「ミス・サイゴン」より …作曲 C.M.シェーンベルク

AKASAKA木管五重奏団
    1.ハイドン(ベリー編曲):ディヴェルティメントより
      第1楽章 第2楽章
    2.イベール:3つの小品
    3.R.ロジャーズ(ホルコンブ編曲):サウンド・オブ・ミュージック・セレクション

AKASAKA木管五重奏団
   出雲北陵高等学校・出雲市立平田中学・出雲市立湖陵中学校合同演奏
    「花は咲く」…………作詞 岩井俊二 作曲 菅野よう子


真っ白な雪道と春風薫る わたしはなつかしいあの街を思い出す・・・

感想
最初に行進曲で始まり、次に神話のふるさとにふさわしい「斐伊川に流れるクシナダ姫の涙」を演奏され、
選曲が良くて演奏する学生の熱心さが伝わってきました。
木管五重奏の演奏を聴いたのは初めてですが、柔らかい音色も良いですね。
「ディヴェルティメントより」はハイドンの曲だそうですが素朴でどこかで聴いたことがあるような気がして
口ずさみたくなりました。
「花は咲く」 平成23年3月11日(2011年)東北地方に太平洋沖地震が発生しました。(東日本大震災)
被災地の物心両面の復興を応援されるために制作されたチャリーティーソングですが、大勢の生徒さんが
吹奏楽に合わせて合唱され心にジーンと響きました。
AKASAKA木管五重奏団が一緒で木管楽器の良さがわかりました。

第2部
出雲市の中学生による合唱コンサート
 1.出雲市立第三中学校合唱部
    女性合唱にのための無伴奏小品集「愛のとき」から
   「いたいな」「霧明け」…………作詞 木島始 作曲 高嶋みどり
   「COSMOS」…………………作詞・作曲 ミマス 編曲 冨澤裕
 2.出雲北陵中学・高等学校合唱部
    北国の春……………作詞 いではく 作曲 遠藤実 編曲 信長貴富
    愛の歌………………作詞・作曲 前川真吾 編曲 井上一平
    こころよ うたえ…作詞 市倉宏 作曲 信長貴富

 3.出雲市立第三中学校・出雲北陵中学・高等学校合唱部(合同合唱)
    未来へ………………作詞 谷川俊太郎 作曲 信長貴富

錦織健リサイタル
 カッチーニ:アヴェ・マリア
 服部良一:蘇州夜曲
 スッベ:恋はやさしい野辺の花よ
 ブッチーニ:「トゥーランドット」より“誰も寝てはならなぬ”
 ラカジェ:アマポーラ
 サルトリ&クァラントット:タイム・トゥ・セイ・グッバイ

錦織健・出雲北陵中学・高等学校・出雲市立第三中学校合同演奏
 愛しきわが出雲……………作詞・作曲 竹内まりや 編曲 相沢直人     

                            
感想
合同合唱「未来へ」は誰もが考える詩ですが、未来のある学生たちが心を込めて
合唱されている様子が伝わりました。
錦織健リサイタルは歌曲、歌謡曲、オペレッタ、オペラ、ラブソング、イタリア民謡など、幅広くどの曲も好きですが
特にオペラ曲が好きで「トゥーランドット」はフィギュアスケートでは編曲したものが良く使われて盛り上がりが良く合いますが
錦織さんの歌は美声で盛り上りが素晴らしくうっとりしました。タイム・トゥ・セイ・グッバイもそうでした。
「恋はやさしい野辺の花よ」浅草オペラの名テノール歌手の田谷力三が歌っておられた懐かしい曲でした。
お話も上手で楽しく盛り上がりました。いつかオペラを観られる機会がありましたら是非鑑賞したいです。
「愛しきわが出雲」を最後に歌われましたが出雲の良さが出ていました。
出雲大社御本殿の60年に一度の御修造「平成の大遷宮」が平成25年行われたとき、
出雲に生まれて育ったシンガーソングライター竹内まりやさんが故郷への想いを綴りできた唱歌です。
You Tubeで「愛しいわが出雲 竹内まりや」をご覧なると出雲の風景と歌詞を観ることが出来ます。
来年も出雲フェスティバルを開催される予定だそうです。楽しみにしております。