自然を愛して

田舎暮らし

とんど焼

2008-01-21 15:56:37 | Weblog
今年も自治会主催のとんど焼が13日にふれあい公園でありました。30所帯の小さな地区ですが、40歳から60歳前半の人達がまとまっていて、いろいろな行事が行われています。お正月には集会場に立派な門松を建て、とんど焼の準備も門松を使います。家々からは、しめ飾り、古いお守り、お札を持って来て炎の中で清め無病息災を祈るのです。
始めに氏神様で録音した祝詞のテープを流し、東に向かって礼拝してお神酒で乾杯します。
それから、火を囲み危なくないように2m位の細い笹竹の先にお餅を刺して焼きますが、お餅を食べるときは今年も元気に幸せに暮らせますように願いを込めていただきます。
その後、女性達が先に集会所に行き、とんど焼から火種を取り、炭火でお餅を焼き、お汁粉に入れて皆でお話をしながら楽しくいただきます。
今は田舎のよき伝統が護られていますが、高齢社会に入り過疎地区になるといつまで続くのかしらと思うばかりです。




お正月行事
 七草かゆ
  7日の朝に七草かゆを作ります。邪気を払い万病を除くと中国から伝わったと言われていますが、
  最近はお正月に疲れた胃を休めるため、ビタミンの不足を補うためとも言われています。
  七草は、せり、なずな(ぺんぺん草)、ごぎょう(母子草)、はこべら、ほとけのざ(おおばこ)
  すずしろ(大根)、すずな(かぶ)です。
  都会ではパックや籠に入って販売されていますが、我が家は畑から、大根、かぶ、白菜、青梗菜、みぶな、高菜、
  野沢菜を取って来てから塩味で炊きます。
 鏡開き
  11日は鏡開きで、お正月にお供えしていた鏡餅を手で割り、そのお餅で雑煮、お汁粉を作り、
   一家円満を願う行事です。
  我が家は15日に白かゆに入れます。昔は柿の木に「なるかならぬか、成りましょう。成りましょう。」といって
  柿の幹に鎌で傷つけ白かゆを与えていたそうです。
  核家族のときは、私は11日はお汁粉20日に白かゆを作っていました。