自然を愛して

田舎暮らし

ぐるっと三瓶 《くにびきウオーク》

2007-10-27 23:01:31 | Weblog
10月21日三瓶山へ「くにびきウォーキング」に夫婦で参加しました。
主催は三瓶フィールドミュージアム財団・大田圏域健康しまね推進会議です。
内容は一週コース 約15km
   西の原コース 約11km
   東の原コース 約 5kmがありました。                   写真は参加したとき頂いたバッチです
私達は初めての参加ですので11kmのコースを選択しました。
参加者は家族連れ、夫婦、グループ、個人、年齢は1歳から80歳代まで様々です。
最初に主催者から「自分の体力にあわせて景色を楽しんでください。」と挨拶があり、また保健婦さんからも注意事項があって、準備体操をしてから出発です。
先頭と最後にボランティアの人が旗を持って進み、三箇所にチェックポイントがあり、万全態勢で安心して歩きました。
美しい山並を眺め、木の実を拾っている人もいましたが、皆さんは足が速くて80代のお爺さんは腰が曲がっていても私を追い越して行かれびっくりしました。
東の原のチェックのところでは無料の暖かい豚汁が用意されていて持参のお弁当と一緒にゆっくり食べてから出発です。
私達が最後までいたので、中々前の人に追い着きませんでした。坂道になるとさらに遅れ、夫が「前足を引きずらないで後ろの踵をつけてから歩くように・・・」と言いましたが、スポーツ嫌いな私なので急には無理と言うものです。しかし、私のペースに合わせて歩いてくれました。
最後の1km地点で「もう大丈夫だからボランティアの人と一緒に歩くように」と自分のペースで行き20人位追い越したそうです。
私はボランティアの人とお話をしながら楽しく歩きました。
話題は草原の大切なこと、子供たちに地動説を説明するときの方法、大山(鳥取県)が良く見える場所などとっても参考になりました。
最終地点では広大な草原の中にすすきの穂が秋風に靡き、その中を歩くと気分爽快です。
西の原では島根県小学生のクロスカントリーリレー大会もあってとても賑やかでした。
帰りは割引券で三瓶温泉に浸かって筋肉を休めて帰宅しましたが、その日は本当に有意義な一日でした。
また参加したい気持です。               



三瓶山(さんべさん)について
 島根県を代表する山
 標高 1,126m
 位置 北緯35度7分5.38秒 東経132度37分35.8秒
 山系 (独立峰)
 種類 活火山ランクC(成層火山)
大山隠岐国立公園の一部に指定
 女三瓶山(標高957m)
 男三瓶山(1,126m)
 子三瓶山(961m)
 孫三瓶(907m)など6つの峰からなる



三瓶山の楽しみ方
 東の原・スキー場
  リフトがあり女三瓶山の頂上まで登れる。ここから天気の良い日は大山が良く見える。
 西の原
  草原で放牧あり、珍しい草原性植物を見ることが出来る。
 北の原
  「三瓶自然観サヒメル」自然体系博物館で、地学、生物、天文、埋没林など三瓶の自然について詳しく学ぶことが
  出来る。
  プラネタリウムもあり、近くにはキャンプ場、「こもれび館」「木工館}など体験施設がある。
 三瓶小豆原埋没林公園
  縄文時代後期(3,500年)前、三瓶火山の噴火活動によって埋没した巨木が、地下に立ち並ぶ。国の天然記念物に指定
 三瓶温泉
  泉質は含土類食泉で、神経痛・筋肉痛・慢性皮膚病・リウマチ・アレルギー疾患・婦人病などに効能
       
                   家族で自然を楽しみましょう 






白色のキノコ

2007-10-20 15:48:52 | Weblog
行楽の秋、キノコ狩りの便りを聞く昨今ですが、先日、旧県道ゆのつ線を車で走っていたとき、
枯葉のある草むらで白色の綺麗なキノコを見つけました。
早速車から降りて撮影しましたが、名前が判らないけど毒キノコだから採ったらいけないと言われました。
帰宅してから調べてみるとどうもドクツルタケに似ています。そうだとすると1、2本摂取するだけで臓器不全に陥り死に至るそうです。
表面は微紛に覆われ、錐状の落ちやすいいぼを多数付着して、ひだはクリーム色、かさの長さは12~20cm、下部はこん棒状に大きく膨らむと書いてありました。
持ち帰りキノコの傘、ひだ、胞子、柄を観察をしたらはっきり判ったかもしれません。
キノコの種類は4,000~5,000位あると言われていますので判断するのは中々難しいですね。
私が知っているキノコの名前は20種類あるかしら?
さあ食欲の秋!せめていろいろなキノコをお店で求めて美味しいきのこ料理を味わいましょう。









小学生が作ったヨズクハデ

2007-10-08 17:15:27 | Weblog

秋の風物詩と言われているヨズクハデが温泉津町湯里公民館前に今年も立派に建ちました。
制作は湯里小学校の子供達です。
ヨズクハデは大田市有形民族文化財で“古きよき日本の農村風景”を地元の有志の人が伝えております。
子供達は春はワカメ干し、田植え、秋は稲刈り、冬はくず作りを体験学習し、研究発表をして成長しています。
都会とは違って受験勉強をしている子供達もいなくて、逞しく素直に育ち、第17回「バケツ稲つくりコンテスト」には
文部科学賞も受賞しています。
そして、刈り取った稲はもち米ですので文化祭の日にPTAがお餅をついて協力し、地元の人もその日を楽しみに
待っています。


ヨズクハデのことを当地ではふくろうに見立てたと言われていますが、マスコミではミミズクと表現していました。
どちらが正しいのかと思って調べてみましたら、この二つの間には分類上の区別はなく、一般に耳羽を持っているものをミミズクで持たないものをふくろうと言います。


 西田地区にヨズクハデを見学に行きました。先月行ったときは11基建っていましたが、
 もう稲を外しているところもありました。
 見ていると男の人が上に登って、下の人に渡し5人で作業していました。
 瑞泉寺下の田んぼは地元の人が5基建て本格的で一番立派です。最後に建ったので今週が見ごろです。
 行き方は湯里駅を降りて信号を渡り、左側に郵便局があり、すぐそこの橋を渡り右方向に進みます。
 公民館の前の坂道を登っていくと「よずくの里」に出ます。
 今は湯里の土手には真っ赤な彼岸花が所々に咲き、美しい田舎の風景が続いています。
 車ですと福光から上村を通って西田方向に行くと楽です。

             説明板より
西田ヨズクハデ
 ヨズクハデは、かつて西田地区を中心とし、飯原、上村、福光、市地区で盛んに建てられていたが、
 現在西田地区でのみ伝承されている。
 全国的にも温泉津町の一部しか見られない稲掛けである。丸太四本を四角錘に組み稲掛けをした姿を
 ヨズク(ふくろう)に見立てたことが、語源と言われている。どの角度からも三角錐に見えることから、地元では
 三又とも呼ばれている。
 伝説によると、水上神社に祭られている二柱の神が、大風の度に稲ハデが倒壊し悩んでいる里人に、魚網を干す
 方法を伝えてのが始まりと言われている。
 性能としては、横風に強く、一度に米五表分の稲が乾燥できる。
 現在も西田の農業習俗として伝承されていることは希少であり、石見銀山遺跡の文化的景観としても評価されて
 いる。
   総高 約5.0メートル
   幅  約5.0メートル