自然を愛して

田舎暮らし

出雲大社の大注連縄

2019-01-16 15:25:26 | Weblog

 



お正月行事のとんど焼きも終わり、今年初めての書くブログは昨年8月18日に撮影した
出雲大社の大注連縄(おおしめなわ)にしました。
大注連縄は出雲大社の神楽殿に昨年新しく飾られ日本最大とも言われて人気があります。
新しい大注連縄は白くてとても美しく円形の藁の細かさに見とれて下からも撮影しました。
島根県にある出雲大社(いずもおおやしろ)の御祭神は大国主大神(おおくにぬしおおかみ)で、「大黒様」として慕われ
縁結びの神様でもあります。

神楽殿は昭和56年に建て替えられ大広間は270畳の広さを誇り、国造家大広間、並びに出雲大社・出雲大社教の神楽殿として
御祈祷や結婚式はじめ様々な祭事行事を執り行われています。
正面の大注連縄は長さ13,6m、重量5.2t、胴回りは最大8mにおよびます。

この大注連縄は6年ぶりに新しい大注連縄へと懸け替えられました。奉納された大注連縄は島根県飯南町「大しめなわ創作館」です。
制作工房では、強くしなやかに育った飯南町産の稲藁を使ってしめ縄作りにされました。
稲はお米が実る前の青い状態で刈り取り、藁はまっすぐに伸びたものは150㎝位あったそうです。
乾燥させた藁の表面の皮を一本一本、人の手で取り除き青々しく、ほんのりとした藁の香りが漂う縄をしたから風を送って
稲を乾燥し、藁がバラバラにならないように何か所も締めるそうです。
藁の束をいくつも束ねて、下から10人位で動かし茅たたきで叩き、中芯なるコモを丁寧に揃えます。
「コモ」と呼ばれている表面の藁を繋ぎ合わせ、その中にさらに藁を入れて太くして、編む前の縄が完成します。
この縄を2本作り、それを寄り合わせればしめ縄の形になります。
縄の重さは一本50㎏を超えることもあり、大人6人がかりで交互にねじって寄り合わせる作業は重労働ですね。

神楽殿の大注連縄の取り換えの作業は大型クレーン車で作業。シメノコかざり縄(細い縄)は中芯を反側から持ち上げます。
コモをかけ大注連縄をかける木も用意してクレーンで6メートルの高さまでつり上げられ屋根の梁に(はり)にくくり付けられました。
テレビ撮影で知りましたが、2018年7月17日朝8時から夕方4時過ぎまでかかったそうです。

出雲大社の大注連縄の特徴は一般的とは違い古来より逆で、左方を上位、右方を下位にとして綯う習わしがあり、
「大黒じめ」と呼ばれています。

 参拝も一般の神社より丁寧で通常「2礼4拍手1礼」、 例祭「2礼8拍手1礼」です。



神楽殿近くで見たブルーのアサガオの塀が素敵でした。