自然を愛して

田舎暮らし

家庭用シイタケ栽培

2012-12-22 11:46:04 | Weblog
椎茸は食材として料理に幅広く使用されていますが、我が家も生椎茸、干し椎茸を良く使った料理をしますのでシイタケの原木栽培を始めました。
最近は園芸的感覚で栽培する人も増えているそうで、園芸店で原木、種駒も販売しております。

 
ぼた木にシイタケ              干し椎茸作り

11月のある日、まだ今年は出来ないと思っていましたシイタケがぼた木に生えていました。
大きさが直径20cmになっているのもあり、ナメクジでしょうか穴があいているシイタケもありました。
最近は毎日裏庭に出て観察しながら少々ですが収穫しております。

栽培方法
1、原木・樹種
  広葉樹のうちナラ・クヌギ・クリ・シデ・シイなどです。原木の太さは10cm前後、長さ90cm~1m
  ナラがきのこの発生量が多く比較的管理が容易ですので10本ほど購入して、後は山からナラの木を伐採して、
  種駒だけ購入しました。
2、種駒(シイタケの品種)
  にく丸(290号)は菌が強いため栽培が楽で、他の品種に比べて収量が多く、肉厚で大型のシイタケが収穫でき高品種です。
3、種駒の打ち込み作業
  種駒の打ち込み(接種)作業は11月頃から翌年の5月頃までの間にします。
  原木への穴あけ作業は専用キリで深さ25mm~30mm、あけます。1m長さの原木の場合は30個くらい打ち込みます。
4、保湿管理(仮伏せ)
  種駒の菌糸が確実に原木に移ってまん延を始めるように原木にたっぷりと水分を含ませるため散水します。
  その後高さ30cm~50cmの横積みか10本程度を縦積みして、遮光ネット、ブルーシートなどを使って覆います。
  4月下旬には仮伏せを終了します。
5、本伏せ
  シイタケ菌は高温に弱く夏の直射日光に当ててはいけません。
  東南向きの山腹のゆるい傾斜地が最適です。庭先や畑の場合は支柱を立て、遮光ネットやヨシズなどで日影を作ってやります。
  本伏せの方法もよろい伏せ、合掌伏せ、井桁積みがありますが、我が家はよろい伏せにしています。
6、本伏せの管理
  害菌を防いでシイタケ菌を早くまん延させるため、原木の天地返しをして菌糸を上下平均にまん延させます。
7、しいたけの発生
  一般的に夏を2回経過した後の秋からシイタケが収穫できます。
  シイタケが発生するようになった原木はホダ木と言うそうです。

料理
生シイタケは鍋物、お味噌汁の具、てんぷら、炒め物、肉挟み焼、焼肉、網焼き、焼そば、お吸い物、和え物、豚汁
干し椎茸
煮しめ、佃煮、茶碗蒸し、混ぜすし、巻き寿司、釜飯、卵料理、けんちん汁、佃煮など特に精進料理には欠かせません。
中華料理(春巻き、春雨スープ、中華丼、八宝菜、色々な炒め物など)
旨み成分としてグアニル酸やグルタミ酸を豊富に含んでいますので出汁にも良く使います。
出来るだけ良質な香りのいいものを選び道の駅などで購入することもあり、いつも常備しています。