自然を愛して

田舎暮らし

ムラサキケマン(春の野草)

2021-04-09 17:38:36 | Weblog
そよ風に揺れながら小さな野草が咲き始めました。
裏庭には自然にフキも増えておりますが、その傍で野草が毎年咲きます。
今年は私が初めて見るムラサキケマンを3月の末に見つけました。
裏庭は山裾の側にあり、木々があって直射日光があまり当たりませんので
生育にするには良い場所です。


ムラサキケマン分類
和名:紫華髪(ムラサキマン)  別名:藪華髪(ヤブケマン) 
学名:Corydalis inoisa ) 英名;Murasaki―Keman
原産地:日本、中国、朝鮮半島
花期:4月~6月 越年草

花は筒状で先が唇形をして距を持っています。茎の上部にびっしり紅紫色の袋状に長さ1,2㎝~1,8㎝
花弁は4個で外側の2個と内側の2個は形は異なり、外側の上の花弁は後ろから袋状で突き出ています。
茎は高さ30㎝~50㎝位、茎には複数の葉がつき、それぞれが斜めに上に伸びて小葉は羽状で
先端は丸い鋸歯があり、葉質は薄くて柔らかいです。
晩春、紅紫色の花を総状につけるそうです。

注意
全草にプロトビンを含み有毒です。
誤食すれば嘔吐、呼吸麻痺、心臓麻痺など引き起こすそうです。

花言葉 
ムラサキケマン(紫華鬘)の花言葉は{喜び}、「あなたの助けになる」。

咲き始めの花を観察しましたが5月頃になると満開になるでしょうから
今から楽しみにしております! 晩春の紅紫色は美しいでしょうね。

ホトケノザ(春の野草)

2021-03-16 16:43:52 | Weblog
三月に入り小さな雑草が様々の場所に(畑、道端、庭)などで可愛く咲き始めました。
1つひとつの花の形を見ると、ヒメオドリコソウにとてもよく似ていますが、
ホトケノザは葉のつき方がまばらで、花の付け根までよくみえるのが特徴だそうです。
春の七草のホトケノザは別種のタビラコ(キク科)のことです。








ホトケノザについて
越年草
分布:本州から九州、四国、沖縄まで
大きさ:10㎝~30㎝
花期:3月~6月
分類:シソ科 オドリコソウ属
学名;Lam ium amplexicaule   
和名:仏の台座(ホトケノザ) 
別名:三階草(サンガイソウ)
  細長い花が丸い葉の上に咲いている姿を仏様の台座にたとえ
ホトケノ台座になりました。

ホトケノザの花言葉  

「調和」「輝く心」


雪景色

2021-02-02 13:53:21 | Weblog
山陰地方では1月7日~11日にかけて大雪になりました。
10年ぶりの豪雪は山間部の奥出雲で100㎝、平野部では松江の積雪は20㎝「西高東低」
島根の西風の場合、西側に日本海がある島根側で発達し、島根の山間部で多くなったと考えられます。
数年に一度という強烈な寒気は平野部では最大でも30㎝前後に留まりました。

 


10日の朝はいつもより障子が明るくなっていましたので雪景色の写真を撮りたいと思って外に出ました。
積雪は10㎝位で遠方の山は真っ白ではなく、樹木も花が咲いているように積もっていませんでした。
外は真白な庭の地面に小雪がちらほら降っている感じでした。
長靴を履いて踏みしめながら進むと靴跡がきれいに付き、後を振り返って眺める景色も美しく好きです。
空がちょっと暗かったので写真は水墨画のように美しく満足でした。



玄関の側にある松は盆栽を外で育てて手入れはあまりしていませんが雪はきれいです 

               

2020-12-03 11:32:00 | Weblog
日本海側の島根県の石見地方では11月28日朝9時半頃、大きなきれいな虹が出ました。
聞きつけてカメラを持って外に出ましたが、色は少し薄くなっていました。副虹も見えて
のどかな田舎の風景を撮影できました。

 
 


虹について

太陽の光が雨粒に差し込み、雨粒の中で反射・屈折して七色に分かれて見えています。
美しく姿を変えた太陽の光が虹として現れるのです。
虹にとって必要な条件は、「晴れ→雨→晴れ」と続く空模様です。
雨と太陽の光が無いと、虹は現れないということで空模様が絶対の条件です。
太陽の光が水平に近い角度で水滴に差し込むと大きな虹が見えて、
虹は太陽とは正反対の位置に現れます。
立派な虹が見る絶好のチャンスは、夕立後の東の空です。 

               

菊芋

2020-11-29 15:17:25 | Weblog

青空に映えて咲く背たけの高い黄色の美しい花を畑で見つけました。
あまり畑に行かない私は初めて知りましたが、夫が4年前に知人から塊茎を頂いて植えたそうです。
菊芋は食べる部分は生姜に似たイモ状の塊根をつけていました。
菊芋はデンプンを主体とするイモ類とは異なり、60%はイヌリンという食物繊維です。
イヌリンは天然のインスリンとも言われているほど血糖値を下げる効果があるそうです。

菊芋について
和名 キクイモ 別名 ブタイモ、カライモ
科名 キク科  属名 ヒマワリ属
原産地 北アメリカ北東部
1600年代にヨーロッパ各地へ伝えられ後、日本に伝わりました。
幕末から明治の初め頃、主に飼料用作物として広まり、食糧して注目を浴びたのは
第二次世界大戦以降のことで繁殖力の強さから貴重な食料になったそうです。

草丈・樹高1~3m
耐寒性 強い、 耐暑性 弱い、 耐陰性 弱い
花色 黄色  開花期 9~11月


花言葉
「気取らぬ愛らしさ」「陰徳」「美徳」「恵み」

栽培はついて
植え付けは関東では3月上旬頃、冷涼地では4月下旬から5月中旬までです。
畑栽培の菊芋は堆肥や元肥を入れ、2週間前位には石灰を入れ耕します。
その後堆肥と元肥を入れ土になじませます。9月以降花が咲き、
その後塊茎(かいけい)が大きく成長するので、それ以降は土寄せ、中耕はしません。
植え付けは晩霜の心配がなくなったたらすぐに植え付けます。
株間は1mほどの余裕を持って植えつけると良いそうです。
収穫は開花後、急に塊茎部分が肥大し、霜が降りるようになったら、
地上部20㎝程残して刈り取り、11月下旬以降に収穫します。
収穫ときに塊茎を土の中に残しておくと翌年また生育します。
増やし方は株分け、挿し木、葉挿しなど菊芋は主に種イモは塊茎で増やします。
菊芋の芽かき、一つの種イモから多数の芽が出ている場合は2~3本程だけ芽を残し
後は取り除いた方が良く菊芋が育つそうです。

菊芋料理


生姜に似ている菊芋は皮をむくとサトイモによく似て真っ白です。
皮むきはさといものように痒くなく楽です。
菊芋の煮付け、きんぴら、イモから揚げ、ツナマヨネーズ和えなど
ポテトチップにする人も多いと聞きます。

しその実の佃煮

2020-10-28 14:37:19 | Weblog

畑に紫蘇の実がたくさん出来ましたので、初めて佃煮を作りました。
紫蘇(しそ)はシソ科 シソ属の1年草です。草丈は1m 葉はギザギザしているのが特徴です
原産地はヒマラヤ、ビルマ、中国 日本には中国から縄文時代の遺跡からシソの種実が出土していますが、
本格的な栽培が始められたのは平安時代とされています。
品種は緑色で縮緬が少ない青じそ(大葉)、赤じそは紅紫色です。
赤じそはシソニンと呼ばれるアントシアンニ色素が存在して、酸と反応すると赤く発色します。
(梅干し、紅しょうが、シバ漬け)などの色付になります。

佃煮の作り方

10月初め、畑のシソの枝を刈り取ってから、自宅に帰ってから軍手をつけて実をはずしました。
実の外し方はシソの枝を左手で持ち、右手の指で挟み、強くこするように動かすと
実は簡単に取れました。 (田舎ではこのやり方をしごくと言います)
実はきれいに洗い、湯通しをしてから水でさっと洗います。
1、 お鍋に湯通しした実を入れ、水は実より5㎝くらい上になるようにして、調味料すべて一緒に入れます。
  砂糖(三温糖)100g  醤油50cc みりん20cc  お酒10cc
2、時間は焦げないようにとろ火で1時間かけて煮ました。途中で味みをしながら自分好みで調味料を調整してください。

  出来立てのご飯にのせて食べましたが、プツプツと小さな音が鳴り、とても美味しくてびっくりしました。
  常備食として佃煮を作るのも良いですね。※2回目に煮た佃煮はタッパーに入れて冷凍室に保存しました。

しその栄養について
 シソはβ‐カロテン、ビタミンB群(B1、B2、B6)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、
 食物繊維やカルシウム、鉄、カリウム、などのミネラルを多く含み、
 特にβカロテン、カルシウム、ビタミンB1の含有量は野菜類の中でも群を抜いて優れています。
 βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。
 脂溶性のビタミンであるビタミンAは油との相性が良く、油と一緒に摂取することで吸収率が上がります。

しその効用
●食欲を促し、消化を促進します
 しそに含まれるペリルアルデヒドは、胃酸の分泌を促します。
  食欲が増し、抗菌作用も発揮されて食中毒などを予防します。
●免疫力増加
 皮膚や粘膜を丈夫にする効果があります。これにより免疫力が高まるため
  ウィルスの進入を防いで風邪の予防効果につながります。
 身体の回復力もあがるため、体調を崩している場合はその改善に効果を発揮します。
 また、眼の健康を保つ効能もあるため、眼精疲労、夜盲症などの改善にも期待できるそうです。
●歯や骨などを丈夫にする効果
歯や骨などを丈夫にする効果があり、骨を構成する栄養素も含まれていますので、骨密度を高める
  効果が期待できます。
●血液をサラサラにし、血行を良くする効果
  血液のサラサラにする効果があって、新陳代謝があがり、免疫力が高まり、健康を保ちます。
また余分な脂肪を落とし、体内の毒素を排出しますので、貧血や高血圧、冷え症などの改善に役立ちます。
●アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症など、アレルギーの改善に効果
  シソに含まれるロズマリン酸が皮膚の炎症やかゆみを抑え、喘息や花粉症などの症状を抑えるそうです。
                                      

ヨズクハデ

2020-09-27 10:36:46 | Weblog
  
お彼岸にお姉さんがお墓参りに来られましたので、夫と三人で大田市温泉津町湯里の西田地区に製作された
無形民俗文化財団に選定されている「ヨズクハデ」を見物に行きました。 
「ヨズクハデ」の稲架けは、稲を架けた姿がヨズク(フクロウ)が羽を休める姿に似ていることから
「ヨズクハデ」と言われています。

丸太四本を四角錐に組み立て、下から順に稲を架けていき、どこの角度からも三角錐に見えることから
地元では三又とも言ってます。
伝説によると近くにある水上神社に祭られている二柱の神が台風の度に稲ハデが倒壊し、
悩んでいる里人に漁網を干す方法を教えたのがはじまりです。
性能として横風に強く、一度にお米五表分の稲が乾燥できるそうです。

10年前頃、見たときは10基近くあったと記憶してますが、初めて見るヨズクハデが青空に映えて
田園風景の美しさに感動して翌年の年賀状はヨズクハデの写真を使いました。

今年は大きなヨズクハデ1基と小さな可愛いヨズクハデを近くでゆっくり眺めていますと
松江から見えたご夫婦の方が「新聞を読み訪れました。そして温泉津の清水大師にも行きましたが、
雲海が見えることもあるそうで、すばらしい景色でした。」と楽しそうに話されました。

今年は「新型コロナウィルス感染症」で全国の行事は中止されることが多かったのですが、
保存会の人々が、がんばって立派なヨズクハデが見ることができ、田舎の行事を大切にされることに
頭が下がりました。    

行き方
JR湯里駅近くの国道9号線の交差点から県道201号南に約4キロあります。
江津方面からは福光から上村を通って西田方向に行くと楽です。

西田地区は石見銀山遺跡の文化的景観で評価されていますのでハイキングにも良いです。
ヨズクハデは9月末頃までです。

ごぼうの種子

2020-08-28 21:30:50 | Weblog
梅雨の頃、畑の片隅にごぼうの花を見つけました。花茎の先にアザミに似た淡紫色の筒状花は
とても綺麗でしたが,今年は長雨続きで花の撮影の機会を逃してしまいました。
その後、初めて見るごぼうの成長は珍しく時々撮影しました。

ごぼう(牛蒡)について

原産地 ヨーロッパ、ヒマラヤ、中国
科・属名:キク科ゴボウ属 多年草
花期 6月~7月  花色:紫、白など
収穫の旬は新牛蒡の初期(6月~7月) 初冬(11月~1月)
茎の高さは1mほどあります。
主根の長さは品種によりますが50cm~1mほどになります。
分枝した茎先には4㎝位の多くの頭花が付きます
葉は根菜から生え、長い柄があつて、葉の長さは30㎝内外、葉の裏には柔らかい綿毛が密生しています。
  
花の後できる実は総苞にトゲがあり衣類に付き大変です。
 
実の中から種子が出てきました。



花言葉 「いじめないで」「私にさわらないで」「用心」
野菜にも花言葉があるのですね。

ゴボウの調理
ゴボウは日本には平安時代中国から薬草として伝わり、江戸時代から明治になって、
ごぼうの根や葉を食用にしました。
野菜の中でも植物繊維が多く、腸の働きが良くて老廃物を排出する低カロリーの食材です。
歯ごたえ良く、ほのかに土の香りがするごぼうは大好きでよく料理します。

料理は、きんぴらごぼうと人参のてんぷら、酢ゴボウ(牛蒡、酢、ゴマ)、
きんぴらのマヨネーズ和え、(ゴボウ、ニンジン、酢を入れて茹でると白くアクがなくなり、冷ましてゴマと和えます)
炊き込みご飯(ごぼう、ニンジン、干しシイタケ、あぶらげ、鶏肉)
炒め煮(牛肉、ゴボウ、糸こんにゃく)
煮しめ(昆布、こんにゃく、厚揚げ、サトイモ、ニンジン、大根、レンコン、ちくわ、)、
豚汁(豚肉、ごぼう、こんにゃく、サトイモ、ニンジン、とうふ、白ネギ、味噌)
のっぺい汁(干しシイタケ、大根、ごぼう、ニンジン。豆腐、カタクリ粉)など

ごぼうにはポリフェノールがあってクロロゲン酸が豊富に含まれています。
クロロゲン酸はごぼうを水にさらしたときに出てくる茶褐色の成分でコーヒーにも含まれて、
抗酸化作用があります。

お料理で残ったゴボウの保存は、泥つきのまま乾燥しないように湿らした新聞紙になどに包んで
日の当たらない風通しの良い所で根元を下にして立てておくと日持ちします。
洗ったごぼうは冷蔵庫にサランラップに包んで保存すると5日ぐらい持ちます。

オリヅルラン

2020-06-30 13:42:17 | Weblog
観葉植物のオリズルランをいつも玄関に飾っていましたが、
今年は根元の先に子株がたくさん付きましたので株分けをして
5月から日光の良く当たる庭に出していましたら、葉のつやがなくなりましたので、
日陰に移動しました。すると小さな花が咲きだし、葉の色もよくなり時々観察しております。

 
最初に買ったオリズルランですが5年以上花は咲きませんでした。
今年初めて小さな白い花が一輪咲き始めたときはとても感激しました。

オリズルラン(折鶴蘭)について
キジカクシ科、 オリズルラン属、 常緑多年草 
原産地:熱帯アフリカから南アフリカ
生育期間:5月~9月
葉は根出状で、細長く大株になると30㎝~60㎝になります。
緑色原種には斑はありませんが、園芸分野では斑入りものが多く栽培されています。
品種によって葉の縁に白い外斑がある植物はソフト斑オリズルランです。
葉の中央に白い中斑があるのはナカフオリズルランです。
ランナーの色は白く、根は太くある程度成長すると細長い花茎を高く伸ばし、
白い花は何か所で可愛く咲きます。その後、花序に不定芽できて、
花柄は栄養繁殖を行うランナー(葡萄茎)となり新しい株を作ります。
水やりは夏は2回、冬は暖かい室内は1回くらい(10月~4月までは室内に置きます)
害虫の注意はカイガラムシ(大きさ2㎜~10㎜)やアブラムシですがカイガラムシは、
気がつくと植物に大量発生していることがよくあるそうです。
私は「植物活力剤」を植物の鉢に差し込んでいますので害虫はつかなく助かっています。


直射日光を避けて日陰の場所に移動しました。


玄関の小窓の日当たりに移動。放射状に延びた花茎のシルエットが美しくしいです。


玄関の左に流れた花径


右側に伸びた花茎に付いた小さな花たち


花びらを中心に撮影




花言葉 「守り抜く愛」「集う祝福」「祝賀」「子孫繁栄」








庭に咲いた春の野草 【2】

2020-06-01 10:56:45 | Weblog
            今年初めて咲いた野草

カタバミ(方喰、酢漿草、傍食)



日本名の地方名には「かがみくさ」「すずめぐさ」「しょっぱぐさ」など方言が沢山あります。
科:カタバミ科 属:カタバミ属 世界の温帯から熱帯にかけて分布
種子植物の多年草、
地下に球根を持ち、その下に大根のような根をおろし、葡萄茎を良く伸ばして地表に広がります。
繁殖が早く、根も深いので駆除に困る雑草の1種です。
葉は球根の先端から束に出ます、ハート形の3枚が尖った先端を寄せ合わした形です。
クローバーと良く間違われますが、クローバーは葉の形状が丸く白い腺がありまったく異なる植物です。
花は黄色の花を咲かせ、花びらは5弁。日向では花を出しますが日陰に咲いてしまうと
花が萎んでしまうのが特徴だそうです。
果実は円柱状で先が尖がり、真直ぐに上を向いて付きますが、成熟時には動物に触れると
自ら赤い種子が勢いよく弾き出し、最大2m程度までの周囲に飛ばすことができて
繁殖していきます。

花言葉:「喜び」「輝く」「母のやさしさ」

お料理
茎や葉はシュウ酸を含んで酸味がありますが、花と葉っぱをサラダにすると、とてもおいしいそうです。

ジシバリ 




別名:イワニガナ(岩苦菜)科名:キク科 属:ノゲシ属 原産地:日本、中国、朝鮮半島
花期:4月~6月 越年生の多年草
空地、道端、庭などにいたるところで生育します。
茎は地面をはって節々から根をおろしそこに株ができ、そこからまた茎が伸びて繁殖するので
短期間に増殖して地面を覆います。
葉には葉柄があり、膜質で円形か、卵状楕円形で柔らく切れ込みがありません。
茎、葉ともに切ると白い乳汁がでます。
4月~6月に葉の間から長さ10㎝位の細長い花茎を出し、その先が分枝して、
それぞれの枝先に黄色の頭上花をつけます。
花の茎は2㎝位です。花はタンポポに似た黄色の花を多数つけます。
コンクリートと土の間の片隅に茎を這わせ今年初めて可憐な花を次々と咲かせました。
頭上に咲いた花は横並びに続き綺麗でした。

花言葉:束縛、人知れぬ努力、いつもと変わらぬ心、忍耐

薬草:バリやニガナは民間療法では、開花期に採取して乾燥した全草が鼻詰まり、
   健胃などに用いられています。


カキドオシ(垣通し)



科目:シソ科 属:カキドオシ属
開花期:4月~5月 アジア原産、日本全土の日の当たる路傍や山野に自生する蔓性の多年草
草丈は5㎝~25㎝、茎は初めにまっすぐに伸びますが、開花すると地表に倒れてつるとなり、
長いものでは1m位になります。
茎には直径1㎝~5㎝の丸い葉があって縁には大きな鋸歯があり、鋸歯状の葉身をもみつぶすと
芳香があります。
薄紫色の花は長さ15㎜~25㎜の唇形花冠です。花が咲く時期には地面を這っていた茎が、
立ち上がり、花が終わると、地面を這いました。
裏庭は山の側で湿っていますが、狭い場所に他の雑草とたくさん咲き綺麗でした。
上品な花で素敵でしたので、白い小さな花器で洗面所に活けましたら素敵でした。

花言葉:「楽しみ」「享楽」

薬効 生薬名:連銭草(れんせんそう)
       糖尿病、膀胱結石、尿路結石、黄疸、虚弱体質児
全草を花の咲いている時期に刈り取り、水洗いして陰干しにします。
料理
やわらかい葉、花を摘んでかき揚げ、天ぷらなどにできるそうです。

夫はこの花を良く知っていました。田舎育ちの人は薬草について詳しいですね


庭に咲いた春の野草 【 1 】

2020-06-01 09:48:19 | Weblog
今年は庭に野草が多く生えて、晴れの日は草取りに追われましたが、
木々の若葉が美しく輝いている中、初めて見る可愛い花も見つけました。
    【1】は毎年咲く野草です。

カラスエンドウ

分類
科:マメ科 属:ソラマメ属 和名:ヤハズノエンドウ
分布:本州から沖縄、ユーラシ大陸に広く分布
開花期:3月~6月 越年生一年草
花の特徴は淡い紫紅色をした蝶形の花をつけ、 花の長さは12mm~18mmくらいです。
植物のタイプはつる性、成長すると60㎝~90㎝位あります。
葉の特徴は羽状の複葉で、8~14枚の小葉が1組です。実の特徴は花の後に
種子の入ったさやをもち、実(豆果)をつけます。若いさやは最初は緑色をしていますが、
熟すと黒くなります。若いさやは食用になるそうです。

花言葉 永遠の悲しみ、絆、小さな恋人、喜びの訪れ

ナガミノヒナゲシ



目:キンポウゲ目 科:ケシ科 属:ケシ属 種:ナガミヒナゲシ
和名:ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)
分布:地中海沿岸の原産でヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、
オセアニア、南北アメリカ、日本
開花期:4月中旬~7月中旬。 一年草、越年生植物、被子植物
オレンジ色の花には花弁が4枚ついていますが、高さは15㎝~60㎝くらいまで成長します。
茎には硬い剛毛がはえて、葉は細かく切れ込み、果実(芥子坊主)は細長く、
果実の中には芥子粒の大きさの種が入っています。種子の一粒の大きさは0,6mmくらいです。
果実が熟して乾くと柱頭との間に隙間が出来、長い茎が風に揺れることで射出部から種を
地面に落とします。庭の花も3年前頃から道路を挟んで飛んできて咲き始めましたが、
綺麗なうちだけ楽しみ、雑草として種が飛ばないうちに抜き取ります。

花言葉
「平静」「慰め」「癒し」

ムラサキカタバミ(紫片喰)



南アメリカ原産の多年草、江戸時代末期に観賞用に導入されたものが
野生化して、関東地方以西に広く分布している帰化植物です。環境省
より要注意外来生物に指定されています。
開花期:5月~7月
花は結実しないで地中の鱗系があって、地上に葉と花柄だけを伸ばし
ます。葉は三出複葉、小葉はハート形、裏面の基部に黄色い腺点があります。
地下の鱗茎の下部から太いやや透明がかった牽引根を出し、この牽引根と鱗茎の間に
木子(微細な小球根)をたくさん付け、旺盛な繁殖をします。
ピンク色の小さな花は可愛くて好きな花です。

花言葉:「輝く心」「心の輝き」「喜び」月~7月

ハルノゲン(野芥子、春の野芥子)ハルノノゲシ

科:キク科  属:ノゲシ属  亜科:タンポポ亜科 
花期:4月~7月 原産地:ヨーロッパ、中国、日本(史前帰化植物)
和名のノゲシはケシの葉に似ているため付きました。
ハルノノゲシは春に開花することからハルノノゲシと言います。頭花は黄色で直径約2cm。
舌状花(小花は多数)あります。春から秋に黄色のタンポポのような花が咲きますが、
稔ると総苞は反り返って綿毛は丸い玉になります。
葉は柔らく長さ15㎝~25㎝幅5㎝~8㎝で、羽状に切り込みが入りふちは不ぞろいの鋸歯ありますが
棘を触っても痛くありません。花柄は総苞には腺毛があり、花のあとは総苞の下部は膨れ、
痩果は褐色に熟と反り、長さ約3mmの狭倒卵形で、縦と横に皺があります。
葉色は少し白い緑、茎を抱き高さは50㎝~100㎝です。
冠毛は白色で長さ約6mm総苞は長さ1,2~1,5㎝。花柄と総苞には腺毛あります。

花言葉:見間違ってはいや、旅人、幼き友、悠久、追憶の日々

スイバ(酸い葉)

和名:スイバ ナデシコ目 タデ科 スイバ属 
花期:5月から8月 多年草 被子植物 
分布:北半球の温帯、ヨーロッパ、フランス、日本(北海道から九州まで)
やや湿った場所を好み、日当たりの良い場所の野原、道端、土手、田畑
などに自生します。
太くて短い根茎があり、冬の間、葉は矢尻型でロゼット状に地面に広がり赤紫色を帯びるものが多く、
春になると赤み帯びていた葉は緑色に変化します。
やがて茎が伸びると、草丈は30㎝~100㎝にもなり、普通は60㎝前後です。
茎は円柱形で赤紫色を帯び直立します。根生葉は5㎝~10㎝の長い前後の長い柄があり、
被針状長楕円形で長さは10㎝上部につく葉は、短い柄があるか無柄で互生し、
広被針形で付け根は矢尻型になり、基部は鞘状で茎をだきます。
花期は初夏から夏にかけて咲き、雌雄異株で、雄株は黄色っぽい淡紫色の小花、
雌は淡紅紫の小花を穂状に咲いて目立ちます。
茎の先の総状花序を円錐状に出して、直径3mmほどの小花が沢山つき、雄株にある雄花は
風で花粉を運ぶ媒花で、大きな雄蕊がぶら下がっていて風に揺れながら花粉を飛ばします。
雌株の雌花に見られる房状ものは柱頭で、花粉を受け止めるため細く分かれていて、
縮れた感じの雌蕊を花の外にだしています。
花が終わると雌株には小さな果実を多数つけます。

花言葉 「愛情」「情愛」「親愛の情」「博愛」

薬草
地上部の茎葉には、シュウ酸や蓚酸カリウムを含み酸味の元になっています。
子供の頃、道端で友達に教わって一度食べたことがありますが、
噛むと酸っぱかったことを想い出しました。
その他に糖、脂肪、アスコルビン酸など含んでいます。
大量に摂取すると、胃腸炎、出血性の下痢、腎炎などを起こす恐れがあります。
古代ギリシャ、古代ローマでは利尿作用ある薬草として胆石を下す効用があると利用されました。
葉のハーブティーは昔から解熱効果があると言われています。
うがい薬、火傷の手当てなどに使われています。
ただしシュウ酸を多く含むので大量に食べると中毒の恐れがあるそうです。
茎が枯れ始めた頃に根茎や根を掘り上げて洗い3mm~5mmの厚さで輪切りしたものが生薬になり、
酸模根と言い昔から根を砕いて庎癬など皮膚病の治療薬に使われました。
便秘には、1日15gを約600㏄で半量になるまでとろ火で煮つめた煎じ汁を
食間3回に分けて服用すると良いです。


可憐な花たち

2020-04-18 15:28:28 | Weblog
麗らかな春の日、可憐な小さな花、スノーフレークが周りの雑草の中でそよ風に揺れながら
美しく咲いていました。

スノーフレーク

     花の先端の緑の斑点は写真より綺麗です


和名:鈴蘭水仙 科名:ヒガンバナ科 属名:スノーフレーク
原産地;中央ヨーロッパ
学名:ギリシャ語で「白いスミレ」

スミレのような芳香を放ち3月~4月に花を咲かせているスノーフレークの花は鈴蘭に似ていますが
花びらの先は小さくて可愛く、釣鐘状の花がスズランように咲いています。
葉は細くて長い水仙のように20㎝~40㎝になりました。
3年前に店頭で買った球根の苗を植えましたが、よく観察してなかったので、
今回、写真を撮っているとき、花びらの先端に緑の水玉のような斑点があることに気が付きました。
純白で清楚な花は緑の斑点があるため可愛さを増します。
植えつけは9月~11月、日当たりのよい場所を好みますが、半日陰でも花は咲きます。
耐久性が強く、数年間植えっぱなしでも大丈夫です。

花言葉
「純粋」「純潔」「汚れなき心」

ハナニラ

               雑草の中


梅の木の下にシラン、ドクダミの芽が出始めた傍に白いハナニラが咲きました。
星のような形の白い小さな花をたくさん付けています。

和名:花韮 科名:ネギ亜科 属名:ハナニラ属 多年草
原産地;アルゼンチン  学名:ギリシャ語で「白いスミレ」
日本では明治時代に園芸植物として導入され帰化しました。
茎や葉を折るとニラやネギ様な匂いがありますが、野菜のニラは同じ亜科に属しますが、別属だそうです。
植えつけは秋に球根を植えると3月~5月まで咲きます。
花はニラのような細い葉の茂みから花茎が立ち上がって、茎の先端に直径3㎝ほどの6弁の花
平らに開くのが特徴です。
ハナニラはとても丈夫で一度植え付けた球根は、放っていても土中でどんどん増えていきます。
耐暑性が強く、初心者でも育てやすく母が昔から植えていいた花だそうです。
私が気づかなかっただけでした。
花色は白以外にピンク、黄色、青があります。

花言葉
「悲しい別れ」「耐える愛」「星に願いを」

}◆フリージア

            咲き始めのフリージア

            庭のサツキの中に咲いたフリージア


            蕾のフリージア


            畑で咲いたフリージア

早春に甘い香りを放って、春の訪れ告げてくれるフリージア、
すっきりとした花茎の先に複数の花が並んで咲きます。
茎に近いほうから咲き始め順次先端に向かって咲き、可憐な花を弓なりにつける美しさが魅力です。
今年は3カ所で花が咲き、あまりにも綺麗なので水仙と一緒にお仏壇にお供えしました。
香りがあるからいけないかしらと思いましたが、花もちも良くて1週間もち、とっても豪華でした。
昨日は少し「花柄摘み」をしました。

科名;アヤメ科の多年草、 属名:フリージア属 原産地:南アフリカ
和名:浅黄水仙(アサギスイセン)、香節蘭(コウセツラン)
開花期:3月中旬~5月上旬
花色:黄、白、赤、ピンク、オレンジ、紫、複色
フリージアは温暖な気候を好み、寒さにはそれほど強くないのが特徴です。
フリージアは球根から育てるのが一般的で、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
害虫は蕾が出た後アブラムシがつきますので、早めに見つけてエアゾール式殺虫剤をかけると
簡単に防虫出来ます。
春に開花したあと、夏に地上部が枯れて休眠します。
球根は9月下旬から11月中旬までに植えつけ、鉢植えの場合は、
9月下旬から植えつけても良いです。
地植えの場合は寒い時期に茎が長く伸びていると寒害を受けやすいため
11月中旬から植えつけた方が良いです。
連作を嫌うので同じアヤメ科の植物を植えた土壌は避けることも大切です。

花言葉
「あどけなさ」「純潔」「親愛の情」
黄色のフリーザア「無邪気」


フキノトウ・ツワブキ

2020-03-20 15:20:46 | Weblog
早春に咲く庭の花木がピンク(桜)桃色(八重桃)、白(ユキノシタ、ハクレン)赤紫(モクレン)
黄色(レンギョ)、赤(ボケ)などが次々と咲き始めています。
裏山のウグイスは地鳴きの「チャッチャッ」から「ホーホケキョ、ホーホケキョ、ケキョケキョと
力強いきれいな声で鳴いて春の訪れを楽しんでいますが、今年は新型コロナウイルスが世界中に広がり
病気になった人、亡くなった人のこと東京オリンピックの開催など心配して、
外出もしないで新聞、テレビばかり見ています。早く安全宣言が出ますようにこれ以上広がらないように
祈っています。

●フキノトウ(蕗の薹)







キク科、フキ属の多年草、雄雌異株
葉が柔らかく、フキの若い花芽は山菜として知られています。
生育地:日本原産(北海道、本州、四国、九州、沖縄県)
北は樺太、朝鮮半島、中国大陸の丘陵地や道端のやや湿ったところに自生します。
根茎は短く、茎は地上には伸びないで地中で地下茎となり、横に長く這って増殖します。
地下茎が地表に剥き出しになると光合成になるため緑色に変色するそうです。
2月頃から葉が地表に出ないうちに花茎(花穂)が伸び出したものをフキノトウとうと言います。
苦みがありますが香りがよくて、天ぷら、おしたし、汁物に使って早春の食事を味わいました。
フキノトウは株が異なるので鱗状の苞葉で包まれており、中に多くの頭花があります。
頭花は筒状花だけでできている頭状花で、花びらのように見えるものはなく、
毛状の突起を持ち、雄株の雄花は花粉をつけるので、花色はやや黄色味かかった白色で、
花茎は20㎝ほどで成長が止まり、花が終わると褐色になって枯れてしまいます。
雌株の雌花は花色が白っぽく受粉後は花茎も高さが40~70㎝ほど伸びて
タンポポのような白い綿毛(冠毛)をつけた果実(種)を風に乗って飛ばし、
果実は痩果で、長さ2mmの細い円柱形で毛もなく、痩果の3倍ほどの長さを持つ冠毛がつきます。
花が終わると花茎とは別に根茎から地表に葉をだし高さ30㎝~60㎝ほどになります。
葉の形は腎臓形をしていて薄く幅15㎝~30㎝あり、灰白色の綿毛が密生しています。
フキの葉は降り注ぐ雨水を効率よく受け取るために、全体が皿状にくぼみ葉の切れ込から
茎を伝わって根元に集めるようになっています。
花言葉
「愛嬌」「真実は一つ」「待望」

●ツワブキ(石蕗)

ツワブキ属 キク科 常緑性の多年草 原産地 日本、朝鮮、中国
開花期10月~12月 花の色黄色
ツワブキは海岸沿いに多く自生し、そのほか低地から山地の日陰などに多く見かけます。
草丈は約50㎝位です。土の下に短い茎があり、土の上には葉だけ出ます。
葉は土の中の根から生える根生葉で、葉身は基部が大きく左右張り出し、腎臓形です。
濃い緑色の葉身は厚く表面につやがあります。
長い葉柄を持ち葉柄は大きく切れ込んだ葉身の中心についています。
フキとよく似ていますが、フキは秋になると葉が落ちる夏緑生の草であり常に緑の葉を
つけているツワブキとは別属の植物です。
ツワブキの若葉は始め内側に巻き灰褐色の長毛が生えていますが、後に無毛になり、
葉の裏は面に毛が多く生えています。
10月頃、葉の間を抜けて長さ60㎝ほどの花茎を伸ばし、その先端が枝分かれした散房花序をつけ
直径5cmほどのキクに似た黄色い頭状花をまとめて咲かせます。
花は、外周に舌状花が並び、中心に密に管状花が集まっていて、どちらの花も結実します。
実には冠毛があり、風を受けて散布します。
我が家の庭には植えていなかったのですが、自然に5カ所ぐらい生えています。
冬になると玄関に一輪差しで良く活けますが、葉っぱの色、固さは他の花と一緒に活けても
収まりやすく、色々考えると面白く、よく使用しています。

花言葉 
「謙虚」「謙遜」「先を見通す能力」「困難に負けない」

島根県津和野(つわの)の地名は「石蕗の野」(ツワの多く生えるところ)が由来となっているそうです。初めて知りました。

冬の庭

2020-02-10 14:41:24 | Weblog
冬の庭は花の色数も少なく寂しい庭になりますが、冬に開花する僅かな花や赤い実をつける植木が
庭を彩っています。そして、水仙は冷たい風に揺れながらもほんのりと漂っています。
そんな静かな庭をたまには楽しむのも良いものです。

 
●南天の木
南天は縁起物として親しまれて、濃い緑の葉に赤い実をつける常緑低木。
江戸時代から人気の古典園芸植物です。
魔除け、厄除け、無病息災を願い多く家庭で栽培していました。
和名の「南天」は難を転じる「難転」や「成天」の意味も持つようになり、不浄をはらうために玄関や
お手洗いに鬼門と呼ばれる方角に方位よけとして植えられるようになりました。
日本では関東以西で自生している植物です。栽培も容易ですが小鳥がやって来て、
毎年全部実を食べられていましたが今年は不思議なことにまだ実は残っています。
科・属  メギ科・ナンテン属
和名 南天 原産地 アジア  開花期 5月~6月
南天の花言葉
  「良い家庭」「福をなす」


●マンリョウ  
つややかな赤い実はお正月の縁起物として、万両、千両は庭木として愛
されています。実は千両より万両の方が大きいです。
手入れは樹高1mほどで葉が落ちると間延びした枝を切り詰めます。
切り落した枝はすぐ芽吹き、湿気を好むので根腐れを起こしにくく育て
やすいです。
年末の玄関に活花に使用しましたので万両の樹高が低くなりました。
科・属 ヤブコウジ科・ヤブコウジ属
和名  万両  原産地 日本、(九州・中国地方)東アジア 
開花期 7月~8月
花言葉
徳のある人、寿ぎ、金満家、財産、慶祝

●ハラン(葉蘭)多年草
ハランは、常緑樹の下や北側の日陰でもよく育ち、庭で親しまれています。
根茎が長く伸び、大きくてつやのある葉を地上に展開します。関東地方
西では放任でもよく育ち、戸外で冬越しが可能です。
花径4cmほどの壺形の花が三月から五月に株もとに咲きますが、葉に
隠れて目立たず、気づかれないことが多いそうです。
活花に緑が少ないときよく利用します。
冬になると床の間にハランだけですっきり飾りたいと思いますが、
昔、習っただけですので活けやすい葉を選ぶのが大変です。
今年は庭の二ヶ所で少しずつ増えてきていますのでそのうち整った葉を見つけたいです。
そして、葉は殺菌作用があるので料理の仕切りになどにも添えることもあります。
 和名:ハラン(葉蘭)
 属名:キジカクシ科 ハラン属
 原産地:日本九州地方、中国
花言葉
「強い心」「強い意志」「健康」「平癒」



寄せ植え
●葉牡丹
ハボタンは日当たりと風通しの良い場所を選び、鉢植え、地植えともに
適しています。
種まきは7月中旬~8月中旬、苗植えは10月~11月です。
寒さに強いのが特徴で秋の低温で発色し始め、冬の寒さに当たる所で
鮮やかさを増していきます。
ハボタンの寄せ植えはカラーリーフとして脇役に使うこともでき
どんな植物とも合わせやすいのが魅力です。
寄せ植えを植えるときはポイントにしたい花の「高低差」「動き」「色」
を色々考えて仕上げると面白いです。ハボタンの種類も多くあります。
科名:アブラナ科 属名:アブラナ属 
別名:ハナキャベツ、オランダナ
原産地:ヨーロッパ 和名:葉牡丹(ハボタン)
開花期:4月~5月  葉の観賞期11月~3月
花言葉
「祝福」「愛を包む」

●プラムラ・ジュリアン
プラムラと呼ばれる花はとても種類が多く一般にサクラ属の花の総
として使われています。
花色は数多くあって元気に色鮮やかに冬の庭を明るくしています。
ある程度の耐寒性があるので冬越しができ軒下に置けます。
長期間、開花する草花ですので咲き終わった花柄はこまめに摘みます。
摘み取ると次々蕾みが出来て楽しいです。
簡単な寄せ植えですが玄関に良く映えました。
科・属名: サクラソウ科 サクラソウ属
和名:プリムラ
原産地:ヨーロッパ、アジア
開花時期:12月~5月 最盛期:12月~3月
花持ち期間:5日~10日程度
花言葉
「青春の喜びと悲しみ」

植木鉢
●ナデシコ(撫子)
ナデシコは世界中に300種は存在していると言われる多年草です。
可憐な花姿が多くの人に愛され、古くから品種改良が続けてきました。
秋の七草に数えられるカワラナデシコは日本に自生して庭植えや
鉢植え、切花と人気があります。耐寒性、耐暑性にも強いので一年中
ナデシコの姿は見ることが出来ます。切花用に畑に植えていましたが、
夫が鉢に植え替えて庭に持ってきました。
科名:ナデシコ 属名:ナデシコ 和名:撫子
原産地:アジア、ヨーロッパ、北米、アフリカ
花言葉 
「無邪気」「純愛」

●水仙
水仙は、花が少ない庭や土手にほのかな甘い香りで春の訪れを知らせてくれます。
花壇の花が少ない12月~4月に花を咲かせる水仙は品種改良が盛んで
現在は1,000を超える品種が存在しているそうです。
ニホンスイセンは白い花の中央に黄色の副花冠がある品種です。
小輪の房咲きですが日本各地で自生しています。
八重咲き水仙は1茎に1花あるいは房状で咲きます。
副花冠、雌蕊、雄蕊とも花弁化して八重咲きになったもので芳香水仙です。
科名:ヒガンバナ科 属名:スイセン属
原産地:ヨーロッパ~北アフリカ  別名:雪中花(セッチュウカ)
開花期:12月~4月 草丈20㎝~40㎝
花言葉
「自己愛」「神秘」。


日本水仙
 
八重咲水仙

水仙の名所
島根県益田市鎌田地区には「唐音水仙公園」があります。
日本海をバックに200万球超える日本スイセンが咲き乱れ絶景の
スポットだそうです。
青々とした日本海の波しぶきが打ち付ける光景はいつ見ても素晴らしです。
公園に隣接して「唐音の蛇岩」(からおとのじゃがん)という岩石でできた海岸が
続いており国の天然記念物です。



咲く如く萎むが如し梅の花 正岡子規
山茶花

山茶花の花や葉の上に散り映える 高浜虚子




椿の実

2019-12-04 21:42:20 | Weblog
師走に入って庭の木々も色付き、木の葉が風に吹かれて美しく舞い上がる姿を窓越しに楽しんでいます。
今年は椿の実が沢山できましたので写真を整理しました。
夏は翠色の鮮やかの固い実をつけ、球状の実はやがて紅色を帯び、秋は褐色となって成熟します。
成熟してくると、殻が3つに割れて種が三個とび出て、三個の種が5個になってそのまま置いていると
自然に種が地面にバラバラに落ちていました。

  
       夏のつばき                                  初秋のつばき
                           
 
       晩秋 殻から実が落ちた所

  
     種と種が落ちた殻の内側            木についていた殻の中の種

 
 きれいなピンクの殻の中は褐色の種が収まっています  


               玄関の飾り 

左は庭の松かさ、畑のいがぐり、道端のどんぐり、5年前フラワーアレンジメントを教わったときのトウモロコシ 

右側はブルーの一輪挿しに庭のハラン、椿の種つき殻を活けました
飾り用のミニカボチャ(夫が作って収穫)
       
      玄関を入ると秋の自然を楽しめるように下駄箱の上に飾りました


種を収穫をしたら、椿油を作り髪用に食用にも使用したいと思っていましたが、量が少ないので今年はやめ、
ドライフラワー用に何か考えたいと思っています。