自然を愛して

田舎暮らし

足立美術館の庭園

2012-01-26 14:36:29 | Weblog

島根県安来市にある足立美術館が米国の日本庭園専門誌「ジャール・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」に
9年連続1位に選ばれました。
昨年、友人と「再興第96回院展」を観に行きましたとき写した庭園の写真です。
11月27日から12月11日まで開催され、庭園の紅葉と「院展」を同時に楽しみたいと願っていましたが、
二人の予定が合わず12月7日〔暦の上では大雪〕になりました。
当日、諦めていたもみじは真紅葉、柿紅葉、散紅葉と様々の趣を見せ楽しむことが出来ました。
5万坪の庭園には「寿立庵の庭」「苔庭」「枯山水庭」「白砂青松庭」「池庭」などあり、
四季折々に趣を変える美しい庭園にたっぷり満喫し、次回は何月に訪れようかなと考えながら、名画の展示室に進みました。

苔庭の紅葉
 

苔庭 
                                                             
苔を主体にした京風の雅な庭園です。緩やかな曲線美を描いた苔の緑と白砂の白の対比が美しい。

枯山水庭
  
自然との調和が美しい主庭です。山水の趣を表す伝統的な手法である遠景、中景、近景の組み合わせを基調にした作庭
中央の立石は険しい山をイメージし、そこから流れる滝水がやがて大河となる雄大な趣を表しています。
遠望の山は戦国時代毛利、尼子の合戦で毛利が本陣を張ったと伝わる勝山です。

白砂青松庭                              寿立庵の紅葉

横山大観の名作「白沙青松」の持つ清澄をイメージされて作られた庭園。
白砂の丘陵には、右に黒松、左に赤松を配置し、対照的な調和美を生み出しています。
石は佐治石(鳥取県産出の名石) 青石(四国産出の名石)
生の掛軸
庭園前の部屋にある床の間の壁をくりぬいて、一幅の山水画が掛かっているように滝を中心した庭園絵画が見られます。
寿立庵の茶室に行くまでの紅葉もすばらしい。

池庭                                   喫茶室「大観」の中から撮影              
 
池は喫茶室の横にあり、お食事が運ばれる間はいつもガラス越しに水面に群遊する鯉たちを眺め風趣を楽しんでいます。


名画の鑑賞は小展示室、大展示室、横山大観展示室、陶芸館(1F河井寛次郎、2F北大路魯山人)童画展示室
工芸展示室(蒔絵濃)、木彫(平櫛田中コーナー、米原雲海コーナー)
新館(日本美術院の画家を中心とした現代日本画の展示)
コレクションは横山大観をはじめとする近代日本が画壇を創り上げたきた巨匠達の作品を主軸に総数1300点あります。


日本庭園ランキング
1位 足立美術館(島根県) 2位 桂離宮(京都)  3位 栗林公園(神奈川県)  4位 養浩館(福井県) 5位 無鄰庵(京都府)


再興第96回 日本美術院展覧会開催日
島根(西)展 平成24年5月11日~5月27日〔日) 今井美術館


            

寄せ植え

2012-01-13 15:02:41 | Weblog


鏡開きも終わり生活も落ち着き始めましたので、12月に教わった「寄せ植え」をまとめてみました。

            《準備するもの》
素焼きの鉢、鉢底用ネット(虫がはいらないため)、鉢底石(軽石)
培養土、チップ材、移植ごて、割り箸、ジョウロ

            《苗》
葉ボタン(2種類)、プラチーナ、ビオラ、アリッサム
           
            《作り方》
◎鉢の底にネットを敷き、鉢底石を1,5cm位の深さに入れます。
◎苗の配置を考える
 ポット苗をそのまま並べて、立体感が出るように全体のバランスを見て配置を決めます。
 花は外に向くようにすると美しく見えるそうです。
 傷んでいる葉や花柄を摘んでおきます。
◎土入れ
 苗をビニールポットから取り出し、小さな花は根元の位置が鉢の縁から2cmほど下になるように
 葉ボタンは茎を深く埋めます。苗が整ったら鉢を回しながら真ん中から土を入れます。
 土が平均になるように鉢を外側から軽く叩き、株と株の間の土は割り箸で詰めます。
 その土の上にチップ材を入れます。
◎水やり
 葉の上からでなく、水差しで根元からたっぷり水を入れます。鉢底から水が流れる位です。
 1週間に1回与えると良いそうです。

            《置き場所》
風が強くなく日当たりの良い場所が良いので軒下で育てます。
ときどき鉢の向きを変えると日光が平均に当たり、よく成長して美しい姿になるそうです。

            《楽しみ方》
季節によってレイアウトを楽しめる寄せ植えは面白いと思いました。
今回はお正月風に庭にある千両の実を差しました。
クリスマスにはサンタークロースの小さな人形を差し込んだらとっても可愛くみえました。
今年は葉ボタンを中心に春にきれいに咲く小さな花を添えましたが、華やかにするには
シクラメンを入れるといいでしょう。
今年の冬は霜に負けないように花が美しく咲く姿を楽しみに春を待ちます。

玄関の花

白菊と松
 秋に咲いた残りの菊
 松は三年前、夫が山から持ち帰り植木鉢で育っています。盆栽にする心算でしょう?
 幹を伸ばすため筒に入れて整えていますが、枝もそのうち剪定などして整えることでしょう。