自然を愛して

田舎暮らし

国宝出雲大社御本殿特別拝観

2008-07-24 16:57:04 | Weblog
出雲神話の主役大国主大神を祀る出雲大社で、59年ぶりに御遷宮修造が行われ御本殿拝観をすることが出来ました。
壮大な本殿の無数の檜皮(ひわだ)で覆われた大屋根の葺き替えです。5年後の平成25年に出来上がります。
真夏の暑さに大丈夫かしらと思いながら行きましたが、9時前に整理券を頂き、9時30分の予約が取れました。
「10分前までに椅子のあるテントに集合して下さい。」と言う事でしたので、それまで宝物殿を見学したり、境内の遺跡から巨大な柱が発見された説明版を読んだりしていたら調度良い時間になりました。
ご本殿は「大社造り」と呼ばれ日本最古の神社建築です。「心御柱(しんのみはしら)」円柱で高さ24mあり、千木(ちぎ)と三本の勝男(かつをぎ)を持っています。そして高い床下が゛特徴です。
天井に描かれている「八雲乃図(やくものず)」は約250年前に描かれたとそうですが鮮やかで美しい雲でした。見学のとき分かりやすく説明をされて、しおりも頂いたので良く分かりました。
      (御本殿内は写真撮影は出来ません。)


御本殿天井八雲之図
中央が心の御柱、北側は上段、南側が下段部にあたる。北側空白部は御内殿の位置である。八雲は造営遷宮に際して描かれたものであるが、起源については詳らかではない。下段中央にある最も大きい雲は「心の雲」といい、遷都斉行直前の午の刻、黒色の部分に〔心〕入れという秘儀が行われた。これより「天下泰平・国土安穏・朝廷宝位無効・任民護幸給」等が祈られ、子の刻、遷宮が斉行された。雲の配置、配色,逆向の一雲等、秘められたものが多い。(御本殿特別拝観之証より)
(御本殿平面図)の説明はしおりを見ましょう。


平成20年8月1日(金)~8月17日(日)の拝観は往復はがきでの事前申し込みが出来ます。

古代出雲歴史博物館
出雲大社東隣にあり、出雲大社境内から出土した巨大柱(宇豆柱)や古代出雲大社本殿の5メートル近い復元模型が展示されています。
荒神谷遺跡出土の銅剣、加茂岩倉遺跡出土の銅鐸なども展示され、とても見ごたえがあります。
特別展『聖地★巡礼』は7/26~9/26まで開催されます。




大社の帰り道、午後から出雲フィルハーモニー交響楽団の「第10回記念定期演奏会」を聞きに行きました。
プログラムはオールチャイコフスキーで私の好きな曲が3曲もありましたので電話でチケットを予約して当日購入しました。

曲目は
 祝典序曲「1812年」 作品49
 ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 作品23
 交響曲5番ホ短調 作品64

 ピアノ協奏曲は力強くオーケストラと奏でる響きが好きです。

 交響曲5番は
 第一楽章は<ソナタ形式> ホ短調 美しい流れ、
 題2楽章<複合3部形式> ニ短調ゆったりした気分
 第3楽章<ワルツ> イ短調 
 第4楽章<ロンドン・ソナタ形式> ホ長調 トランペットとホルンの華々しいファンファーレで幕が閉じ
 久しぶりの生演奏で充実感を得ました。
 帰りの列車の中でパンフレットを読みましたが、「名曲探訪」「音楽四方山話」は読み応えがありました。





ヤマモモ

2008-07-17 17:59:26 | Weblog
庭のヤマモモの樹が今年初めてたくさん実をつけました。9年前北側の風よけ用に店頭で若木を買って植えたものです。
果実は球状、暗赤色、表面は粒状で甘酸っぱい味です。郷愁を誘うようにお口に次々と入れてしまいます。
加工食品としてジャムか果樹酒を作りますが、夫がシロップ付けにするように言いました。
早速作りましたら液はルビー色で美しいの一言です。
あまりの美しさにジュースにして氷を入れて飲みましたら、まろやかで格別なお味です。
真夏にゼリー、ババロアも作ってみたいと楽しみにしています。
                                   



思い出
小学1年生の夏休み母の実家に行ったとき、従兄弟たちと隣の村の祖母の実家にヤマモモを採りに行くことになりました。
山道を何キロか歩いたところに大木がありました。実が鈴なりになり、果実のなっている光景を見て感激しました。
帰りは疲れてテクテク歩いていると沼にさしかかたとき、従兄に「昔狐が出て人間を化かした。」と言われ走らされたり、
小枝をふりふり大声で唱歌を歌ったりして帰宅しました。
その頃は、子供たちのつながりが強く懐かしいのどかな時代でした。

  




福光海岸のスペシャルライブ

2008-07-07 23:59:13 | Weblog
大田市温泉津町福光海岸でレストラン{RAUT」の1周年記念ライブが7月6日にありました。
開演午後4:30分
出演者は「石見銀山天領太鼓」と独自の世界観で尺八の素晴らしい表現をする尺八奏者「き乃はち」です。
テーマは『命』です。舞台も海をバックに夕日の美しさと微かに聞こえる波の音がマッチする素晴らしい風景です。
石見銀山天領太鼓は石見銀山の歴史物語を創作して和太鼓の響きを表現したものです。『天空の空」「鞆ケ浦」「ソース銀」など説明されました。
演出が良く観客と共鳴できるよう最後は演奏しながら観客の中に入りみんなで楽しみました。ふっとミュージカルの『キャッツ』を思い出しました。(観客の中に野良猫たちが入っていき人気があると言われています。)
真夏のような高温で演奏される人達は大変でしたが、熱心さが心に響き伝わりました。
二部のき乃はちさんの演奏は茜色の空からだんだん夕日が沈む時間帯で最高のライブでした。特に『宙』(そらと読む)の曲はすっと引き込まれるような流れで一番気に入りました。
タイトルが命ですから、命の尊さについて知覧(鹿児島)の特攻隊慰霊で演奏をしたときのお話をされましたが、私も行ったことがあるので共感しました。
CDも販売されていましたので買って帰りましたので、また楽しむことが出来ます。