自然を愛して

田舎暮らし

大豆料理

2009-02-13 16:07:20 | Weblog
今年は大豆が平年より多く収穫できましたので、手作り豆腐、お味噌、うちご汁用の団子作りと夫婦で話し合いながら作りました。(作り方は、夫は母や老人会で教わり、私はお豆腐と味噌を都会の消費センターで習ったのでプリントを参考にしています。)

大豆の栄養成分は、水分、たんぱく質、脂質、炭水化物,灰分、
無機質(ミネラル)<カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、>脂溶性ビタミン<E、K>です。自然のバランスのとれた優れた食品です。

うちご汁

材料
大豆を粉にしたもので作る団子・大根・人参・ごぼう・サトイモ・みそ・お酒少々
作り方
1.大豆をミキサーで粉にします(黄粉より荒く)
2.水を少々入れてよく練り棒状の団子にします。(バサバサするので手に油をつけてこねます)
3.団子をフライパンで焼き、冷めたら5㎜くらいに切ります。(昔は網で焼いていたそうです)
4.野菜を油でいため湯を入れて、出し味とうちご団子を入れます。
5.野菜が煮えたらお味噌とお酒少々を入れて出来上がりです。
    夫が子供の頃食べた懐かしい料理で、母に教わり団子を夫が作り、お汁は私が作りました。初めて作るので美味しいかしらと半信半疑で
     作りましたが、大豆からうま味がでて美味しくて温まりました。

おみその作り方

みそ作り材料と分量
 大豆1kg 米こうじ1kg 塩(自然塩)400g 大豆とこうじは1:1 塩は豆とこうじを合わせた量の2割
用意するもの
 容器(カメまたはホーロー容器)重石(重量は半分程度)押しぶた(容器の口径よりやや小さい平たいもので木ぶたかお皿)ラップ、焼酎少々
作り方
1.大豆を水につける。春から夏は(6時間~10時間)秋から冬(12~15時間)
2.大豆は親指と小指でつまんでつぶれるぐらいに柔らかに煮る(表面に水がかかるように差し水をしながら煮て、浮かんだ豆の皮とアクをすくいとること)
3.煮上がった豆はザルに移し熱いうちにつぶす。煮汁は捨てないこと。
4.こうじをよくほぐし塩を混ぜ合わせる。「塩切こうじ」と言う
5.つぶした豆と「塩切こうじ」と混ぜ、取っていたゆで汁で硬さを調節する。
6.容器の中に熱湯を入れて、全体に回し、お湯を捨て水気が残らないように完全に乾かす。そのとき、雑菌がつかないように使用するまでふせておきます。
7.つぶした豆と塩切こうじの混ぜ合わしたものにおにぎりを作るように丸めて容器に投げつけるように隙間のないようにビチッリ詰め表面を平らにして、
  ふり塩をし、さらに焼酎を吹き付け表面はぴったり覆う。木ぶたをのせ重石をする。
8.ほこりが入らないように容器全体にふたをして、通気性の良い冷暗所に保存する。
     手入れ
2~3ヶ月したら、お味噌の上下をみそだまりごと混ぜ合わせます。「天地返し」
仕込みのときと同じように表面をならして、みそにラップをぴったりかぶせます。「天地返し」は発酵の途中で発生した炭酸ガスを抜いて酸素を補給します。麹菌の活動で新たに生まれた、たくさんの微生物の働きを促進して、さらに美味しいお味噌になります。6ヶ月~8ヶ月ごろには食べられます。
   我が家は大豆を2升使いますので潰すときは、餅つき機を使用して簡単につぶしています。そして重石は使いません。母が忘れているのか?
    重石なしでも美味しくできます。

手作りとうふの作り方
材料(出来上がり760g、2丁分)
 大豆約2カップ(300g) にがり小2強(8g)
使用器具
 流し箱(押し鮨の箱やざる等でよい)・ 布袋・ザル(2個)・サラシまたはガーゼ ・穴あき玉じゃくし・大なべ2つ・木しゃくし・ボール・巻きす・温度計・(100℃)
 ミキサー
作り方
1.大豆は水洗いし、ボールに入れて豆の3倍以上の水を加えて一晩置く。2,5倍の量にふくれる。
2.大豆の水を良く切って同量(ふくれた量)の水を新たに加えて2分間くらいミキーかける。出来たドロドロの水を呉汁という。
3.大なべに水3リットル(200ccのカップで15杯)を入れて煮立て、呉汁を入れる。
4.木しゃくしで鍋底をかき混ぜながら、焦がさないように煮沸。泡がふきこぼれそうになったら一旦火を止めて泡をおさめる。それから弱火で10分間煮る。この間もかき混ぜる。
5.こし袋に入れる。
6.こすときはザルとザルの間に口を折ったこし袋を挟んでこすと速くこせる。
7.凝固剤(にがり)8gを200ccの水で溶く。
8.こした豆乳の入っている鍋を湯煎にする。このとき外側の鍋の湯は80℃~85℃で、豆乳は70~75℃を保つ。
9.豆乳が70~75℃になったら、しゃもじで静かに混ぜながらにがりを少しずつ入れる。澄んできたら(黄色湯と凝固物とに別れる。この間約10分位)ふたをして
 10分間静かに置いておく。この間は混ぜない。しゃもじで静かに凝固物を動かすと、黄色味がかかった透明液がはっきり分離してくる。このとき凝固物を
 なるべく動かさないようにする。
10.流し箱にガーゼまたはさらしをきちっと敷き、凝固物を穴あきお玉じゃくしで静かに移す。
11.ガーゼで包むようにした上から軽くふたをして、そのまま5分位おく。このとき湯飲みで茶碗に水を少々入れたのを上に載せる。
12.水の中で形を崩さないようにガーゼをはずすと、にがり豆腐の出来上がり。
13.数時間、流水にさらすと不要なにがりがとれて味がぐんと良くなる。
   にがりはスーパーに売っています。豆腐作りの木の容器は雑貨屋さんにありますが、100円ショップの角型のプラスチック容器(穴の開いたもの)
    でも間に合います。以外に簡単に出来て豆腐の搾りかす(おから)を使っておから料理も色々出来ます。
    手作りのお味は最高です