当社および東横線隣接街区の権利者が推進し、2018年秋の開業を予定している開発事業「渋谷 駅南街区プロジェクト」について、施設名称を「渋谷ストリーム(SHIBUYA STREAM)」に決定しました。 「渋谷ストリーム」は、旧東横線渋谷駅および線路跡地とその周辺敷地に位置する高さ約180m、 延床面積約116,700㎡の大規模複合施設です。事業コンセプトを「クリエイティブワーカーの聖地」 とし、渋谷エリア最大級(総賃貸可能面積約14,000坪)のオフィスや約180室の客室を備えたホテ ル、約900坪の商業施設のほか、最大収容人数約700名規模のホール、12室を備えた渋谷最大級 (約330坪)のカンファレンス、さまざまなプログラムや企業とのコラボレーションの機会を提供するイ ンキュベーションオフィスなどを備え、多様なワークスタイルを創造し、サポートします。 また、渋谷駅南側方面への歩行者ネットワークを整備し、首都高速3号渋谷線・国道246号による 街の分断を解消するとともに、隣接する渋谷川および水辺空間を再生・整備することで、東急東横線 の発着駅であったこの場所から代官山方面まで続く新たなストリートカルチャーの創出を目指します、
【開発テーマ】 ①クリエイティブワーカーに選ばれるビジネス環境をつくる 「渋谷ストリーム」を構成する用途には、オフィスやホテル、商業施設のほか、ホール、カンファレン ス、インキュベーションオフィス、そして自転車通勤者向け施設や保育所など、多様なワークスタイ ルを支援する施設を予定し、仕事と遊びがボーダーレスなクリエイティブワーカーに選ばれる施設 づくりを目指します。 ②歩行者ネットワークを整備して、新たな人の流れをつくる 渋谷駅とつながる2階「国道246号横断デッキ」と、「JR 渋谷駅南改札(仮)(将来予定)※」とつながる 3階「東西自由通路(将来予定)※」、そして、地下2階から2階までつながる吹き抜けの動線空間「アー バン・コア」によって、渋谷特有の谷地形を克服し、地上と地下に分散するすべての渋谷駅へダイレ クトに直結する歩行者ネットワークを整備します。また「国道246号横断デッキ」は、旧東横線渋谷 駅の高架橋を再利用し、旧東横線渋谷駅舎のアイコンであった「かまぼこ屋根」を再現する予定で す。 ( ※ : 渋谷駅中心地区基盤整備方針 より) ③渋谷川を再生し、特徴ある魅力的な都市環境をつくる 「渋谷ストリーム」の正面を流れる渋谷川の水の流れを、官民連携により、清流復活水を活用した 「壁泉」と呼ばれる水景施設の整備により再生します。さらに広場と緑豊かな約600mの遊歩道を 整備し、潤いのある水辺空間を創出します。オープンカフェで食事をしたり、水辺の散策を楽しんだ り、さまざまなアクティビティを誘発することで、川の流れとともに風景が移ろう、賑わいある新しいス トリートが代官山方面までつながります。
これまで渋谷川は降雨時を除いてほとんど水が流れていなかったが、この度、官民連携により清流復活水で水流を取り戻し、「壁泉」とよばれる水景施設を整備する。さらに、並木橋付近までの約600メートルの緑豊かな遊歩道とともに、渋谷川上空に広場を整備することにより、にぎわいと潤いに満ちた空間を取り戻す計画だ。渋谷と代官山、渋谷と恵比寿をつなぐバイパス、結節点としての役割も担い、街と街の連携および相乗効果をより高めていくことになりそうだ。