THINKING LIVE シンキングライブ

シンキングライブは経済情報サイト
矢野雅雄が運営しています。

米ファンドのKKR、日立国際のTOB、対抗ファンド登場で2度の価格UPで成立、当初2503円、最終3155円で成立、

2017年12月10日 10時11分25秒 | thinklive
×当初の買い付け価格2503円が応募数が不足、2回乗値上げで、最終3155円(26%UP)で2642万件2344株、買い付け代金822億円で計画を達成した、背景に半導体市場の需給環境のタイト化で応募が不足した、
*半導体市況の好調に加え、9月に同株式を5%強保有しているという、米ファンドのエリオットの出現、10月に9%弱まで同株を買い上げた、追随買いを含め株価はUP、エリオットは物言う株主の代表で、割安の市場株に投資、株価を引き上げて売却益を売るタイプ、買い取り価格が安い、と引き上げを策した、今回はKKRが先行きの利益の1/3?100億円ほどをしてやられた格好、KKRの将来得る利益を一部食いちぎった?
 
日立國際電機株価 3,155前日比+25(+0.80%)
1株利益193.76 配当0

チャート画像

米投資ファンドKKRは9日、半導体製造装置などを手掛ける日立国際電気に対する株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。TOB価格を2度引き上げるなど条件変更を経てようやく計画を達成した。

 発表資料によると、TOB期限の8日までに日立国際電の普通株式25.55%(2624万2364株)の応募があった。応募株式の総数は買付予定数の下限(2481万5889株)以上となり、応募株式の全部を買い付ける。買付代金は約822億円で、決済開始日は15日。
  日立国際電の親会社である日立製作所は保有株式の約52%について、TOBの成立後に日立国際電が実施する自社株買いに応じる予定。KKRは残りの全株式を取得するための手続きを進める方針で日立国際電は上場廃止となる見通し。
  KKRは4月、日立国際電の完全子会社化を目指し1株2503円で8月からTOBを実施すると発表。その後、株価が急騰したためTOB実施を見送ったが、10月には1株2900円に設定し再提案したさらに11月には価格を3132円に引き上げ、期限も12月8日に延長していた。日立国際電の8日の株価終値は前日比0.8%高の3155円と最終的なTOB価格3132円を上回っていた。
  日立国際電は、TOB成立を受けて組織再編を行う。主力の半導体事業はKKR傘下のファンドが吸収する。残る映像・通信ソリューション事業は別会社に分割される予定。映像・通信の事業会社には日立と日本産業パートナーズ傘下のファンドがそれぞれ20%ずつ出資し、残り60%をKKRが出資する。

  このTOBについては、米投資ファンドのエリオット・マネジメントが日立国際電株を保有していることが明らかになり、TOB成立の可否に注目が集まっていた。エリオットは9月から市場で日立国際電株を買い増しており、現在は日立に次ぐ第2位株主で8.59%を保有。投資目的は純投資。今回のTOBへの対応は一切表明していない。

*日経 2017年12月9日 12:28 JST

  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿