*藍星集団はシノペック傘下で、米最大のファンドのブラックストーンが20%を所有する、中国企業の買収といっても,世界レベルのソーラ事業の垂直化、今後のM&Rが注目、
【フランクフルト=加藤貴行】欧州太陽電池大手のRECソーラー(ノルウェー)は24日、中国化学大手、中国藍星集団の傘下で香港にある投資会社のブルースター・エルケム・インベストメントに事業を売却することで合意したと発表した。売却額は43億4千万ノルウェークローネ(約750億円)。
ブルースターは、RECがルクセンブルクに設立する新会社の全株を取得し、RECの負債も引き受ける。RECの主要株主も賛同した。
藍星集団は11年に同じノルウェーのシリコン大手エルケムを買収している。藍星集団は競合する中国などの太陽電池メーカーに対抗する。
【大紀元日本1月14日】中国の国有企業、中国藍星集団(チャイナ・ナショナル・ブルースター)が、ノルウェーのシリコン関連事業を20億ドル(約1700億円)で買収することで合意した。英BBCが11日報じた。
買収の対象となるのは、総合企業オルクラ社の傘下にあるエルケム社の事業。買い手の中国藍星は、中国石油化学集団(シノペック)傘下の国有企業で、シノペックが80%を出資しており、残りの20%は米投資会社ブラックストーン・グループが出資している。
オルクラ社(本社・オスロ)が発表した資料によると、中国藍星はエルケムのシリコン素材、ファウンドリー製品、カーボン、ソーラーの各部門を現金で買収し、今年前半に業務移行を完了させる予定。
エルケムは太陽電池用シリコンの製造を主な業務としており、同社が特許権を持つ製造法は、エネルギー消費が従来の製法の4分の1に抑えられるという。
英BBCによると、オルクラ社のハーゲン会長は、今回の事業買収により、エルケムの潜在力と競争力を発揮させることができると前向きの姿勢を示している。
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