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三菱重工、大型客船2隻建造で600億円赤字、受注額発表されない異常性、

2014年03月26日 15時12分09秒 | thinklive

*市場では株価が上昇している、チョットこれも面妖な現象である、普通なら、こんな受注をしていれば、社長以下辞表ものでしょう、赤字の理由がまたスットンキョ-としかイイヨウがない、相手側の言いなりに建造レベルをバンバンあげていった、純金で食堂でも作ってあげた、としかオモエナイ、もう2度と重工では客船をつくれないほどの打撃でしょう、もっとも、できあがった船をみて注文が殺到するかも知れません?

重工株価推移  581前日比+21(+3.75%)

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*ブログ記事、

当該豪華客船の受注額が幾らであるかということに関しては三菱重工は明らかにしていないが、相当以前、1000億円程度ではないかと噂されていたことがある?

三菱重工の発表文、以下

1.損失発生の原因について
 平成23 年11 月に受注したアイーダ・クルーズ向け大型クルーズ客船2隻(注)については、これまでの客船建造実績を踏まえ、必要な対策を迅速に実施するプロジェクト遂行体制を構築して取り組んでまいりました。また、本船はアイーダ・クルーズブランドの1番船(プロトタイプ)となる次世代省エネ客船との認識を持ち、時間をかけて事前検討を進めてまいりました。しかしながら、実際の建造段階における作業進捗に伴い、プロトタイプの客船建造の困難さが顕在化し、またホテルパート等の設計作業が膨大となり、更には大幅な設計変更により、結果として設計作業の遅延が生じました。このことが設計費の増加のみならず、その後の資材調達や建造工程などに悪影響を及ぼし、コスト悪化に繋がりました。

2.損失の計上について
上記のような状況下、多額の工事損失の発生が見込まれることが判明したため、当該損失を「客船事業関連損失引当金」に繰入れ、同繰入額を特別損失として計上することといたしました。金額は現在精査中でありますが、平成26 年3月期連結決算において、2隻合計で600 億円程度の特別損失を計上する予定です。」

 NHKのニュースもご紹介しましょう。

「三菱重工 客船事業で600億円の特別損失」(3月24日付)

 「三菱重工業は、ドイツのクルーズ会社向けの大型客船の建造を巡り、設計の変更などで費用が当初の計画より大幅に膨らむ見通しになったとして、ことし3月期の決算でおよそ600億円の特別損失を計上することになりました。これは三菱重工が24日、都内で会見を開いて明らかにしたものです。

 それによりますと、2隻の大型客船を納入する予定のドイツのクルーズ会社から、客室の内装や空調システムなどについて、より高級なものを使用するよう変更を求められました。このため設計の変更が必要になり、資材の調達などにかかる費用が当初の計画より大幅に膨らむ見通しになったことから、三菱重工はことし3月期の決算でおよそ600億円の特別損失を計上することになりました。

 この大型客船は、三菱重工としては基本的な設計から建造までを行う初めての客船で、去年6月に建造に着手し1隻目は来年3月に引き渡しを予定しています。


  

 



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