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エクセディ系ダイナックス北海道に新工場、200億円、ハンガリー既存物流、3倍に100億円、米でも100億円

2016年02月29日 14時51分51秒 | thinklive

*クラッチ板の世界3工場で3割増産、ハンガリーで物流施設、自動運転時代におけるクラッチシステムの変化に対応、4割のシェアをUPを目指す、

*1株利益も200円超、寡占にフサワシイ利益率レベル

エクセディ株価推移 2,251前日比-18(-0.79%)

1株利益218.86 配当70

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 自動車部品製造のエクセディ傘下でAT(自動変速機)用クラッチ板大手のダイナックス(北海道千歳市)は18年度までに、国内外の生産拠点を相次ぎ増強する。約200億円を投じ北海道苫小牧市に工場を新設するほか、約150億円で欧州と米国の工場も拡張。全体の生産能力を年5億5千万枚と3割増やし、現在4割の世界シェアを引き上げる。

 苫小牧市では既存工場に隣接する約6万1千平方メートルの用地を取得し、17年夏ごろまでに3棟を建設する。このうち2棟でクラッチ板を生産、残り1棟は物流施設とする。19年3月までにもう3棟建てて、外注していた金型などの生産や、研究開発の拠点とする。

 ハンガリーでは15年末に約50億円を投じ、既存の物流施設を3倍に広げ製造設備を導入。ドイツの自動車メーカー向けに生産を始めた。米国・バージニア州では18年度までに約100億円を投じ既存工場の生産能力を2倍に高める。

 独米の自動車メーカーから獲得した大型の受注に対応する。従来は上海の工場を増強して欧米に出荷していたが、中国の人件費が上がり、輸送コストもかさむため、出荷先に近い工場で増産することにした。18年度のAT用クラッチ板の売り上げは14年度比2割増の850億円を見込む。

 クラッチ板はエンジンの動力を変速機に伝えたり遮断したりするクラッチ内部の円形の摩擦材。ダイナックスはAT用で約4割の世界シェアを占め、米ボルグワーナーと首位を競う。


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